英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」

TOEIC

TOEIC参考書・問題集おすすめ20冊|レベル別の選び方【2026年】

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

TOEIC参考書・問題集のおすすめ20冊を、出版社とIIBCの公式情報で発売日・価格・音声を確認して比較。今のスコア別の早見表、選び方6つ、公式問題集・模試・文法・リスニング・リーディングの役割、使う順番の4STEPまで紹介します。

まとめ記事TOEICに強い塾・スクールおすすめ12選|料金・保証を比較【2026年最新】
結論

TOEIC参考書は、今のスコアに合う「解き方を学ぶ1冊」と「本番形式で解く1冊」の2冊から始め、単語に不安があれば単語帳を加えるのが近道です。初受験なら全パート対策本と「公式TOEIC Listening & Reading 500+」、600〜800点なら弱いセクション別の参考書と模試、800点以上なら難問対策と模試の演習量が目安です。

この記事でわかること

  • TOEIC参考書は、全パート対策本などの「解き方を学ぶ1冊」と、公式問題集などの「本番形式で解く1冊」を組み合わせて使います。

  • IIBCは2026年10月に「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13」を発売し、朝日新聞出版は2026年1月に「総合対策特急 絶対ハイスコア」(990円)を出しました。

  • 参考書は、弱点の確認→単語と文法の土台→弱いセクションの補強→模試と復習の4STEPの順に使うと、冊数を増やさずに済みます。

要点データ

TOEIC L&Rの問題数と時間200問・約2時間リスニング約45分・リーディング75分(IIBC)
公式問題集の最新刊問題集 13(2026年10月発売)テスト2回分・計400問
紹介した参考書の価格帯935円〜3,300円(税込)価格を公式で確認できた19冊
紹介した参考書・問題集20冊公式4・総合5・文法4・リスニング2・リーディング2・模試3

※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。書籍の発売日・価格・音声などは各出版社とIIBCの公式サイトで確認した情報です。

TOEIC参考書は、初受験向けの全パート対策本から、900点を狙う模試・文法問題集まで、出版社ごとに数多く発売されています。同じ書名でも改訂版や新装版があり、公式問題集も13冊目まで出ています。

今のスコア・弱いPart・解説の詳しさ・音声の4点を把握すると、自分に合ったTOEIC参考書を迷わず選択可能です。参考書は冊数を増やすより、役割の違う数冊をやり切るほうがスコアにつながります。

本記事では、TOEIC参考書・問題集の選び方、種類ごとの役割、出版社とIIBCの公式情報で確認した20冊の特徴をまとめています。さらに、スコア別の組み合わせ、編集部が考えた使う順番、よくある失敗も紹介します。

TOEIC参考書・問題集のおすすめ早見表|今のスコア別に最初の2冊を選ぶ

TOEIC参考書は、今のスコアに合う「解き方を学ぶ1冊」と「本番形式で解く1冊」の2冊から始めるのが近道です。解き方を知らないまま問題集だけを解くと、間違えた理由が分からず、同じミスを繰り返しやすいからです。

ここでは、出版社とIIBCが公式ページで示している対象レベルや内容をもとに、今のスコア別に最初の2冊の候補を表にまとめます。

今のスコア別の最初の2冊の候補は、以下のとおりです。

今のスコア

解き方を学ぶ1冊

本番形式で解く1冊

初受験・400点台

はじめから超特急 金のパッケージ/TOEIC テスト 中学英文法で600点!

公式TOEIC Listening & Reading 500+

500〜600点

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略/はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート徹底攻略

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13

600〜800点

総合対策特急 絶対ハイスコア/ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義・リーディング講義

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13/究極の模試600問+

800点以上

全パート完全攻略800点+/文法・語彙・語法 あがる1000問

公式TOEIC Listening & Reading 800+/精選模試[新装版]

※2026年10月時点・各出版社とIIBCの公式サイトより編集部が整理。並び順は優劣や売れ行きを示すものではありません

上記の表は最初の2冊の目安です。単語に不安がある方は、2冊に単語帳を1冊加えた3冊で始めましょう。

TOEIC参考書の選び方6つ

TOEIC参考書の選び方は、今のスコアと弱点によって大きく変わります。同じ「おすすめ」の1冊でも、500点を目指す方と900点を目指す方では、必要な解説の量も問題の難しさも違うためです。

ここでは、書店やネット書店で参考書を選ぶ際に確認したいポイントを6つ紹介します。

今のスコアより少し上を目標にした1冊を選ぶ

TOEIC参考書は、今のスコアより少し上を目標にした1冊を選ぶのが基本です。簡単すぎる参考書は新しく学ぶことが少なく、難しすぎる参考書は解説を読んでも理解できずに止まりやすいからです。

たとえば、IIBCの公式教材は「500+」が初めて受験する方やまず500点に到達したい方、「800+」が800点以上を目指す方向けと、対象を分けています。ジャパンタイムズ出版の「ゼロから」シリーズのリスニング講義・リーディング講義は、600〜800点を目指す方を対象にしています。

ただし、書名や紹介文のスコアは出版社が設定した目安です。購入前に試し読みで数ページを開き、解説を読めば理解できる難しさかを確認しましょう。

全パート対応かPart別かを決める

TOEIC参考書は、全パートを1冊で扱う総合対策本と、特定のPartやセクションに絞った参考書の2種類に分かれます。TOEIC L&Rはリスニング4パート・リーディング3パートの計200問で構成され、Partごとに解き方が異なるためです。

確認したいポイントは、以下のとおりです。

  • 初受験か、試験の形式をまだ知らないか(全パート対応の総合対策本から)
  • 公式問題集で正答率の低いPartがはっきりしているか(Part別の参考書で補う)
  • リスニングとリーディングのどちらの点数が低いか(セクション別の参考書を選ぶ)

全パート対応の1冊で試験の全体像をつかみ、弱点が分かってからPart別の参考書を足すと、買った参考書を無駄にしにくくなります。

解説の詳しさと模試の有無を確認する

TOEIC参考書は、正解の根拠だけでなく、不正解の選択肢が誤りである理由まで書かれた1冊を選びましょう。TOEICは選択肢の言い換えやひっかけで差がつく試験のため、間違えた理由が分からないと次の問題で同じミスをするからです。

たとえば、アルクの「究極の模試600問+」は模試3回分の全600問に著者の解説動画が付いています。IIBCの「公式TOEIC Listening & Reading 問題集」は、日本語訳と正答・正誤の解説、重要語句を別冊にまとめています。

ただし、解説が詳しい参考書はページ数が多く、1周に時間がかかります。試験までの期間が短い場合は、模試が1回分付いた総合対策本を選び、解説を読み込む範囲を絞ってください。

音声の入手方法を確認する

TOEIC参考書は、リスニングの問題だけでなく例文や英文の音声も付いた1冊を選ぶのが基本です。問題の半分がリスニングで、リーディングの英文も音声で聞き直すと、読む速さと聞き取りの両方の練習になるためです。

たとえば、IIBCの公式問題集はリスニングの音声に加えて、リーディングセクションの一部の音声も特典としてダウンロードできます。朝日新聞出版の「特急」シリーズは、無料ダウンロードとスマホアプリの両方で音声を聞けます。

ただし、ジャパンタイムズ出版の「精選模試 リーディング[新装版]」のようにダウンロード特典がない参考書もあります。CD付きの古い版とダウンロード版が並んでいる場合は、使う端末で音声を再生できるかを確認しましょう。

公式問題集と出版社の参考書の違いを知る

公式問題集は「本番と同じ形式・音声で解く」ための教材で、出版社の参考書は「解き方を学ぶ」ための教材です。IIBCの公式問題集はテスト開発機関のETSが制作した問題で、本番と同じ公式スピーカーの音声を使っているためです。

公式問題集と出版社の参考書を、内容と向いている使い方で比較します。

項目

公式問題集(IIBC)

出版社の参考書・模試

問題の作成者

ETS(本番と同じ制作元)

著者・出版社が作成したオリジナル問題

音声

本番と同じ公式スピーカー

出版社が手配したナレーター

解説

正答・正誤の解説と日本語訳

解き方のコツや、間違える理由の説明が中心のものが多い

向いている使い方

本番形式での実力確認、時間配分の練習

Partごとの解き方の習得、問題量の確保

※2026年10月時点・IIBC公式サイトと各出版社の書籍紹介より編集部が整理

上記の違いから、出版社の参考書で解き方を学び、公式問題集で本番形式に慣れる組み合わせが効率的です。

発売日と版を確認する

TOEIC参考書は、発売日と「改訂版」「新装版」などの版を確認してから購入しましょう。TOEIC L&Rは2016年に出題形式が変わっており、古い版の参考書は現在の形式に対応していないことがあるからです。

たとえば、ジャパンタイムズ出版の「精選模試 リスニング[新装版]」は2017年発行のCD-ROM付きの本の新装版で、本文の内容や音声に変更はないと案内しています。朝日新聞出版の「総合対策特急 絶対ハイスコア」は、2013年に刊行された「新TOEIC TEST 全力特急 絶対ハイスコア」のアップグレード版です。

ただし、発売日が古い参考書でも、現在の形式に対応していれば使えます。新装版の場合は、旧版を持っていないかを確認してから買うと、同じ内容の本を2冊買う失敗を防げます。

種類別に見るTOEIC参考書・問題集の役割

TOEIC参考書は、種類ごとに学習の中で果たす役割が異なります。同じ種類の参考書を何冊も買うより、役割の違う参考書を組み合わせたほうが、弱点を残さずに対策できるためです。

ここでは、TOEIC参考書を6種類に分け、役割と使う時期を表で比較します。

種類

役割

使う時期

本記事で紹介する例

公式問題集

本番と同じ形式・音声で実力を確認する

学習の最初と、試験の前

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13

全パート総合対策

7つのPartの解き方を1冊で学ぶ

学習の最初

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略、金のパッケージ

文法・Part5

文法と語法の知識を固め、Part5・6を速く解く

学習の前半から継続して

1駅1題 文法特急、文法問題 でる1000問

リスニング

Part1〜4の聞き方と先読みを学ぶ

弱点が分かった後

ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義

リーディング

Part7を時間内に読み切る力をつける

弱点が分かった後

金の読解、公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習

模試

200問を通して解き、時間配分を確認する

試験の1〜2ヶ月前から

究極の模試600問+、精選模試[新装版]

※英語の窓口編集部が作成した整理です

単語帳も欠かせない種類ですが、本記事では扱いません。スコア別の単語帳は、TOEIC単語帳おすすめ16冊|スコア別の選び方と覚え方で比較しています。

TOEIC参考書・問題集おすすめ20冊【出版社・IIBCの公式情報で確認】

TOEIC参考書は、同じシリーズの中にもスコア別やPart別の本があるため、書名と版を正確に確認して選ぶことが重要です。価格や音声の受け取り方も、出版社と版によって変わります。

ここでは、出版社またはIIBCの公式ページで書名・著者・発売日・価格・音声を確認できたTOEIC L&R専用の参考書・問題集20冊を、種類ごとに紹介します。選んだ基準は、上位の比較記事で取り上げられていること、2016年以降の出題形式に対応していること、公式ページで基本情報を確認できることの3つです。

20冊の基本情報を、出版社・発売日・価格・種類で比較します。

書名

出版社

発売日

価格(税込)

種類

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13

IIBC

2026年10月

公式サイトで確認できず

公式問題集

公式TOEIC Listening & Reading 500+

IIBC

2022年8月

3,300円

公式問題集

公式TOEIC Listening & Reading 800+

IIBC

2021年12月

3,300円

公式問題集

公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習

IIBC

2022年12月

3,300円

公式・リーディング

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略

アルク

2018年3月7日

1,980円

全パート総合

はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート徹底攻略

ジャパンタイムズ出版

2024年4月5日

2,200円

全パート総合

TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ

朝日新聞出版

2024年1月19日

1,980円

全パート総合

TOEIC L&R TEST 総合対策特急 絶対ハイスコア

朝日新聞出版

2026年1月7日

990円

全パート総合

TOEIC L&Rテスト 全パート完全攻略800点+

アルク

2022年11月17日

2,200円

全パート総合

TOEIC テスト 中学英文法で600点!

アルク

2016年5月19日

1,760円

文法

1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急

朝日新聞出版

2021年3月5日

935円

文法・Part5

TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

アスク出版

2017年6月

2,530円

文法・Part5

TOEIC L&Rテスト 文法・語彙・語法 あがる1000問

アルク

2025年4月22日

3,080円

文法・Part5

ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義

ジャパンタイムズ出版

2023年5月5日

1,870円

リスニング

TOEIC L&Rテスト リスニング出るとこだけ!

アルク

2022年9月26日

1,760円

リスニング

ゼロからのTOEIC L&Rテスト リーディング講義

ジャパンタイムズ出版

2021年9月20日

1,980円

リーディング

TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解

朝日新聞出版

2024年9月6日

2,640円

リーディング

TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+

アルク

2020年3月12日

3,300円

模試

TOEIC L&Rテスト精選模試 リスニング[新装版]

ジャパンタイムズ出版

2026年3月5日

2,200円

模試

TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング[新装版]

ジャパンタイムズ出版

2026年5月20日

2,200円

模試

※2026年10月時点・各出版社とIIBCの公式サイトより。並び順は種類ごとに整理したもので、優劣や売れ行きを示すものではありません

以下では、20冊の内容・向いている方・購入前の注意を1冊ずつ解説します。

【公式問題集】公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13

  • 編集・出版:一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)
  • 発売:2026年10月/価格:IIBCの公式サイトで確認できず
  • 収録:テスト2回分(計400問)/音声:リスニング音声とリーディングの一部の音声をダウンロード/アプリ版あり

「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13」は、ETSが制作した本番と同じ品質の問題を2回分収録した、公式問題集の最新刊です。問題用紙は本番と同じサイズ・レイアウトで、別冊に日本語訳・正答と正誤の解説・重要語句をまとめています。

正答数から参考スコアの範囲が分かる換算表も付いています。ただし、解説は正答の根拠の確認が中心で、Partごとの解き方を一から学ぶ構成ではありません。初受験の方は、総合対策本で解き方を学んでから使うと復習しやすくなります。

【向いている方】本番形式で今の実力を確かめたい方、試験前に時間配分を練習したい方

【公式問題集】公式TOEIC Listening & Reading 500+

  • 編集・出版:IIBC
  • 発売:2022年8月/価格:3,300円(税込)/B5判・本誌312ページ
  • 収録:パート別の問題とテスト1回分(200問)、別冊「文法ドリル&音ドリル」/音声:CD-ROM(音声ダウンロード可)

「公式TOEIC Listening & Reading 500+」は、TOEIC L&Rを初めて受験する方や、まず500点に到達したい方向けの公式教材です。過去のテストの正答率をもとに、500点を超えるために必ず正解したい問題に「基本の問題」のアイコンを付けています。

別冊のドリルでは、品詞や文の要素の見分けと、似た音のペアの聞き分けを練習できます。ただし、IIBCは650点に届かない方向けに「650+」(2023年8月発売)も出しているため、500点を超えている方は上のレベルと比べて選んでください。

【向いている方】初めて受験する方、基本的な問題を確実に解けるようにしたい方

【公式問題集】公式TOEIC Listening & Reading 800+

  • 編集・出版:IIBC
  • 発売:2021年12月/価格:3,300円(税込)/B5判・本誌376ページ
  • 収録:Part1〜7の難問100問とテスト1回分(200問)、別冊「単語集」(220語句)/音声:CD-ROM(音声ダウンロード可)

「公式TOEIC Listening & Reading 800+」は、過去のテストで正答率が低かった問題を「難問」として選び、800点以上を目指す方向けにまとめた公式教材です。難問には専用のアイコンと解説が付き、何を問う問題か・誤答の判断ポイントまで説明しています。

難問は「問題別」と「Partごと」の2通りで演習できます。ただし、難問に絞った構成のため、700点前後で基本の問題の取りこぼしが多い段階では、先に公式問題集や総合対策本で正答率を安定させる必要があります。

【向いている方】800点以上を目指す方、難問だけを集中して解きたい方

【公式・リーディング】公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習

  • 編集・出版:IIBC
  • 発売:2022年12月/価格:3,300円(税込)/B5判・本誌300ページ
  • 構成:3部構成(訳さず読む・効率的に解答する・時間内に解き終える)/音声:すべてダウンロード可

「公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習」は、読解問題のPart7を全問解き切るための速読力をつける公式教材です。Chapter 1・2の音声に加え、Chapter 3の実践テストの読み上げ音声も復習用に収録しています。

英文を聞きながら読む練習で、立ち止まらずに読む感覚をつかめる点が特徴です。ただし、文法の基礎が固まっていない段階では文の構造を取れずに止まりやすいため、Part5の正答率がある程度安定してから使うと効果を感じやすくなります。

【向いている方】Part7で毎回時間が足りなくなる方、公式の英文で速読を練習したい方

【全パート総合】はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略

  • 著者:小石裕子/出版社:アルク
  • 発売日:2018年3月7日/価格:1,980円(税込)/A5・395ページ
  • 収録:パート別攻略・解法テクニック27・200問の完全模試/音声:CD-ROM(MP3)と特典の無料ダウンロード

「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」は、パート別の攻略・勉強法・200問の模試を1冊にまとめた総合対策本です。アルクの紹介では全レベル対応とし、攻略ポイントを「600点クリア(必須)」と「730点以上狙い(高得点)」の2段階で示しています。

模試で間違えた問題は、パート別攻略の章に戻って復習できる構成です。ただし、付属の音声はMP3を収録したCD-ROMのため、音楽用CDプレーヤーでは再生できません。パソコンを使わない方は、特典の無料ダウンロード音声の範囲も確認してください。

【向いている方】何から始めればよいか分からない初受験の方、1冊で全パートの解き方を学びたい方

【全パート総合】はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート徹底攻略

  • 著者:関正生、桑原雅弘/出版社:ジャパンタイムズ出版(神速シリーズ)
  • 発売日:2024年4月5日/価格:2,200円(税込)/A5・488ページ
  • 収録:各パートの解答プロセス・例題と実戦問題・完全模試・別冊/音声:問題音声と特典をダウンロード

「はじめてのTOEIC L&Rテスト 全パート徹底攻略」は、攻略法・重要語彙・演習・模試を1冊で扱う全パートの総合対策本です。ジャパンタイムズ出版の紹介では、スコア600〜800に必要な最新・頻出のパターンをカバーしています。

別冊には本番への準備・直前攻略ポイント・超重要多義語30を収録し、試験会場で見直せる形にしています。ただし、488ページと分量が多いため、試験まで1ヶ月を切っている場合は、例題と模試に絞って進める方法も検討してください。

【向いている方】初受験から600〜800点を目指す方、2024年以降に出た総合対策本を選びたい方

【全パート総合】TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ

  • 著者:TEX加藤/出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2024年1月19日/価格:1,980円(税込)/A5判並製・480ページ
  • 収録:全パート総合対策・頻出単語・実戦模試/音声:全問朗読音声(無料ダウンロード)/スマホアプリ対応

「はじめから超特急 金のパッケージ」は、全パートの対策・頻出単語・実戦模試を1冊にまとめた、TEX加藤氏による総合対策本です。朝日新聞出版の紹介では、全パートのポイント対策に加え、時間配分の感覚も養う構成としています。

音声は1冊まるごとのダウンロードのほか、和訳から英文の順に読み上げる基礎版も用意されています。ただし、単語のページは総合対策の一部のため、語彙を本格的に増やしたい方は単語帳を別に用意する必要があります。

【向いている方】初受験の方、全パートの対策と模試を1冊で済ませたい方

【全パート総合】TOEIC L&R TEST 総合対策特急 絶対ハイスコア

  • 著者:濱崎潤之輔/出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2026年1月7日/価格:990円(税込)/新書判並製・300ページ
  • 収録:全パートの解答法/音声:全問題音声付き(無料ダウンロード)/スマホアプリ対応

「総合対策特急 絶対ハイスコア」は、700点超・800点超を目指す方向けに全パートの解答法をまとめた総合対策本です。2013年発売の「新TOEIC TEST 全力特急 絶対ハイスコア」のアップグレード版として、2026年1月に発売されました。

新書判で持ち運びやすく、価格も本記事の20冊の中で低い部類に入ります。ただし、紹介文は高スコアを目指す方向けの内容で、初受験の方には解説の前提が高く感じられる可能性があります。

【向いている方】600点台から700点・800点を目指す方、通勤中にも全パートの解き方を確認したい方

【全パート総合】TOEIC L&Rテスト 全パート完全攻略800点+

  • 著者:小石裕子、花田七星/出版社:アルク
  • 発売日:2022年11月17日/価格:2,200円(税込)/A5・436ページ
  • 収録:パート別難問攻略・実力UP勉強法・難問だけの模試200問/音声:無料ダウンロード(アプリbooco対応)

「全パート完全攻略800点+」は、「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」の続編で、800点超えを阻む難問の攻略法をまとめた上級編です。アルクの紹介では、700点前後で伸び悩んでいる方や、800点の壁を超えられない方を対象にしています。

最初の「基礎力チェック」で700点前後の実力があるかを確認してから、難問の特徴と攻略法に進む構成です。ただし、模試は難問だけで構成されているため、本番の難易度の目安にするより、難問への慣れを作る教材として使いましょう。

【向いている方】700点前後で伸び悩んでいる方、前作を終えて800点以上を目指す方

【文法】TOEIC テスト 中学英文法で600点!

  • 著者:小石裕子/出版社:アルク
  • 発売日:2016年5月19日/価格:1,760円(税込)/A5・240ページ
  • 収録:中学英文法のレッスン・実践問題・ミニ模試/音声:重要語彙・構文の特典音声をダウンロード

「TOEIC テスト 中学英文法で600点!」は、中学で学ぶ英文法を、TOEICでの出題のされ方に合わせて復習する参考書です。アルクの紹介では、問題集の解説を読むために必要な基礎文法の力を補うことを目的としています。

2016年5月からの新形式に対応しており、実践問題とミニ模試でリーディングの対策もできます。ただし、TOEIC形式の問題量は多くないため、文法を一通り復習した後は、Part5の問題集で演習量を増やす必要があります。

【向いている方】「前置詞の後は名詞」などの解説の意味が分からない方、600点を目指して文法から立て直したい方

【文法・Part5】1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急

  • 著者:花田徹也/出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2021年3月5日/価格:935円(税込)/新書判並製・336ページ
  • 収録:Part5形式の文法問題/音声:全問の英文朗読(英・米)と著者による解説音声/スマホアプリ対応

「1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急」は、2009年発売の「1駅1題 新TOEIC TEST 文法特急」を新形式に合わせて改訂した、Part5対策の問題集です。新書判のため、書名どおり通勤電車の1駅ごとに1問ずつ解く使い方ができます。

全問の英文朗読に加え、著者の花田徹也氏による解説音声も無料でダウンロードできます。ただし、文法の基礎を一から説明する参考書ではないため、品詞や文型の知識に不安がある方は、文法の参考書と組み合わせてください。

【向いている方】スキマ時間にPart5を解きたい方、解説を音声でも聞きたい方

【文法・Part5】TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問

  • 著者:TEX加藤/出版社:アスク出版
  • 発売日:2017年6月/価格:2,530円(税込)
  • 収録:1,049問、別冊「文法問題1000本ノック!」/音声:あり(アスク出版のサイトからダウンロード)

「文法問題 でる1000問」は、Part5で出題される文法事項を1,049問で網羅した文法問題集です。左ページに問題、右ページに解説を置いた見開き構成で、解いた直後に正解と解説を確認できます。

アスク出版の書籍ページでは「中級」のタグが付いており、間違いの選択肢がなぜ誤りかまで説明しています。ただし、1,049問を1周するにはまとまった時間が必要なため、試験日から逆算して1日に解く問題数を決めてから始めましょう。

【向いている方】Part5の文法問題を大量に解きたい方、中級レベルから文法を得点源にしたい方

【文法・Part5】TOEIC L&Rテスト 文法・語彙・語法 あがる1000問

  • 著者:花田徹也、ヒロ前田/出版社:アルク
  • 発売日:2025年4月22日/価格:3,080円(税込)/A5・704ページ
  • 収録:Part5形式の1,000問、別冊の語句リスト約2,300語/解説動画:全1,000問/アプリ:「Santaアルク」で1年間解ける(書籍購入者限定のクーポン)

「文法・語彙・語法 あがる1000問」は、5,173人のモニターテストで算出した正答率をもとに、易しい問題から難しい問題の順に並べたPart5の問題集です。不正解の選択肢の選択率や平均解答時間も掲載し、受験者が迷う理由を解説しています。

全問に著者による解説動画が付き、書籍購入者はスマホアプリでも1,000問を解けます。ただし、アルクは動画とアプリのサービスは予告なく変更される場合があると案内しているため、購入時点の提供状況を確認してください。

【向いている方】Part5で800点以上を狙う方、語彙・語法問題まで含めて仕上げたい方

【リスニング】ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義

  • 著者:和久健司/出版社:ジャパンタイムズ出版
  • 発売日:2023年5月5日/価格:1,870円(税込)/A5・272ページ
  • 収録:練習問題100問超と実践問題1回分(100問)/音声:特典ダウンロード約1時間23分(アプリOTO Navi対応)

「ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義」は、リスニングセクション(Part1〜4)だけを集中して対策する参考書です。ジャパンタイムズ出版の紹介では、目標スコアを600〜800点としています。

先読みで「聞きどころ」を絞り、狙って聞く3ステップで解き方を説明しています。音声はアメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダの英語で、英文のみの収録です。ただし、日本語の解説音声はないため、解説は本で読む必要があります。

【向いている方】リスニングを得点源にしたい方、聞きながら選択肢を読む方法が分からない方

【リスニング】TOEIC L&Rテスト リスニング出るとこだけ!

  • 著者:小石裕子/出版社:アルク
  • 発売日:2022年9月26日/価格:1,760円(税込)/A5・176ページ
  • 収録:5日間のプログラム・19の鉄則・演習問題と模試/音声:無料スマホアプリで再生(本書記載のパスワードが必要)

「TOEIC L&Rテスト リスニング出るとこだけ!」は、リスニングの解答のコツを「19の鉄則」にまとめ、5日間で学ぶ構成の参考書です。2017年に出た「TOEIC TEST リスニング 出るとこだけ!」を最新の傾向に合わせて見直し、アプリに対応させた本です。

無料のスマホアプリでは、音声を聞くだけでなく、問題を解いたりディクテーションやシャドーイングをしたりできます。ただし、アプリはパソコンからは使えないため、スマートフォンを持っていない方には向きません。

【向いている方】試験まで時間が少なく、リスニングのコツを短期間で押さえたい方

【リーディング】ゼロからのTOEIC L&Rテスト リーディング講義

  • 著者:和久健司/出版社:ジャパンタイムズ出版
  • 発売日:2021年9月20日/価格:1,980円(税込)/A5・408ページ
  • 収録:Part5〜7の超基礎問題・基本問題・実践問題/音声:特典ダウンロード61分(アプリOTO Navi対応)

「ゼロからのTOEIC L&Rテスト リーディング講義」は、Part5→6→7の順に文法力と読む力を積み上げる、リーディングセクションの参考書です。ジャパンタイムズ出版の紹介では、600〜800点を目指す方を対象にしています。

簡単な語句を使った「超基礎問題」から本番レベルの「実践問題」へ、3段階で難しさを上げていく構成です。ただし、リーディング3パートを1冊で扱うため、Part7の演習量を増やしたい方は、Part7専用の問題集を追加する必要があります。

【向いている方】文法と読解をつなげて学びたい方、リーディングの点数がリスニングより低い方

【リーディング】TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解

  • 著者:TEX加藤/出版社:朝日新聞出版
  • 発売日:2024年9月6日/価格:2,640円(税込)/A5判並製・608ページ
  • 収録:Part7対策の問題と実戦模試3セット/音声:全問無料音声/スマホアプリ対応

「TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解」は、Part7対策の問題と実戦模試3セットを収録した読解の問題集です。朝日新聞出版の紹介では、「金のフレーズ」の全見出し語を問題の中に入れていると説明しています。

全問に無料の音声が付いているため、解き終えた英文を聞き直して復習できます。ただし、608ページと分量が多く、1冊を終えるには時間がかかります。Part7の時間不足に悩んでいる方は、1日に解く文書の数を決めて進めてください。

【向いている方】Part7の問題量を確保したい方、金のフレーズで覚えた単語を読解で確認したい方

【模試】TOEIC L&Rテスト 究極の模試600問+

  • 著者:ヒロ前田/出版社:アルク
  • 発売日:2020年3月12日/価格:3,300円(税込)/A4変・528ページ
  • 収録:模試3回分(600問)と復習用の模試1回分/解説動画:600問すべて/自動採点:アルクテストセンター

「究極の模試600問+」は、200問の模試3回分に、Test 1〜3の問題を組み直した復習用の模試1回分を加えた模試集です。1,500人以上のモニターテストをもとに換算スコアを算出し、問題タイプ別に弱点を診断できます。

600問すべてに著者による解説動画があり、解答を入力すると自動で採点される仕組みも用意されています。ただし、音声の入手方法はアルクの書籍紹介ページで確認できなかったため、購入前に書籍内や出版社の案内で確認してください。

【向いている方】模試を解いた後の復習を動画で深めたい方、問題タイプ別に弱点を診断したい方

【模試】TOEIC L&Rテスト精選模試 リスニング[新装版]

  • 監修:中村紳一郎、Susan Anderton/著者:加藤優、野村知也、小林美和、Bradley Towle/出版社:ジャパンタイムズ出版
  • 発売日:2026年3月5日/価格:2,200円(税込)/B5変・298ページ
  • 収録:リスニングの模試5回分(500問)/音声:MP3無料ダウンロード(アプリOTO Navi対応)・米英豪加の4カ国の英語

「精選模試 リスニング[新装版]」は、リスニングセクションの模試5回分を収録した模試集です。ジャパンタイムズ出版の書籍ページでは「上級者向け」「TOEIC 800~」に分類されています。

1回ごとに本番でのスコアを予測できるスコア算出表が付き、自動採点・分析アプリ「abceed analytics」にも対応しています。ただし、2017年に発行されたCD-ROM付きの本の新装版で、本文の内容と音声に変更はありません。旧版を持っている方は、同じ内容であることを確認してから購入してください。

【向いている方】リスニングで高得点を狙う方、リスニングの模試を数多く解きたい方

【模試】TOEIC L&Rテスト精選模試 リーディング[新装版]

  • 監修:中村紳一郎、Susan Anderton/著者:加藤優、野村知也、Paul McConnell/出版社:ジャパンタイムズ出版
  • 発売日:2026年5月20日/価格:2,200円(税込)/B5変・460ページ
  • 収録:リーディングの模試5回分(500問)/ダウンロード特典:なし

「精選模試 リーディング[新装版]」は、リーディングセクションの模試5回分を収録した模試集です。リスニング編と同じく、書籍ページでは「上級者向け」「TOEIC 800~」に分類されています。

すべての設問に、正解を導く手順と考え方の解説が付いています。ただし、「TOEICテスト 新形式精選模試 リーディング」の新装版で本文に変更はなく、ダウンロード特典もありません。英文の音声で復習したい方には向きません。

【向いている方】800点以上を目指してリーディングの演習量を増やしたい方、75分で100問を解き切る練習を重ねたい方

スコア別のおすすめ参考書の組み合わせ(初心者〜900点)

TOEIC参考書の組み合わせは、今のスコアによって優先する種類が変わります。初心者は試験の形式と基礎の文法から、上級者は難問と時間配分の精度を上げる段階に移るためです。

ここでは、今のスコア帯ごとに、本記事の20冊から組み合わせの例を表にまとめ、段階ごとの考え方を解説します。

今のスコア

組み合わせの例

優先すること

初受験・400点台

金のパッケージ+中学英文法で600点!+公式500+

試験の形式を知り、中学英文法を固める

500〜600点

はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略+文法特急+公式問題集 13

全パートの解き方を覚え、Part5を安定させる

600〜800点

絶対ハイスコア+リスニング講義またはリーディング講義+究極の模試600問+

弱いセクションを補い、模試で時間配分を確認する

800〜900点以上

全パート完全攻略800点++あがる1000問+公式800+・精選模試

難問の取りこぼしを減らし、演習量を増やす

※英語の窓口編集部が、各出版社とIIBCの書籍紹介の対象レベルをもとに作成した例です

初受験・400点台は総合対策本と中学英文法から始める

初受験・400点台の段階では、全パートの総合対策本で試験の形式を知り、中学英文法を復習することが優先です。7つのPartの問題形式を知らないまま問題集を解くと、問題の指示を読むだけで時間がかかり、実力を測れないからです。

たとえば、「金のパッケージ」で全パートの解き方を確認し、「中学英文法で600点!」で文法を復習した後に、「公式500+」の実践テストで今の位置を確かめる流れがあります。初めて受ける方が最初にやることは、TOEIC初心者がまずやること3つで詳しく解説しています。

ただし、3冊を同時に始めると、どれも途中で止まりやすくなります。総合対策本を1周してから、文法書と公式問題集に進んでください。

500〜600点は全パートの解き方とPart5を固める

500〜600点を目指す段階では、全パートの解き方を一通り身につけ、Part5の正答率を安定させることが重要です。Part5は1問あたりの英文が短く、文法と語彙の知識がそのまま得点に表れやすいためです。

たとえば、「はじめて受けるTOEIC L&Rテスト全パート完全攻略」で解き方を学び、「文法特急」を通勤時間に解く組み合わせがあります。公式問題集13は、総合対策本を1周した後の実力確認に使います。

ただし、600点前後では単語の不足が原因で間違えることも多くなります。参考書で知らなかった単語は、単語帳と同じ方法でまとめて覚えましょう。

600〜800点は弱いセクションに絞って補う

600〜800点を目指す段階では、公式問題集や模試の結果から弱いセクションを特定し、セクション別の参考書で補うことが効率的です。600点を超えると、全パートを均等に学ぶより、点数の低いセクションを伸ばすほうが合計点を上げやすいからです。

たとえば、リスニングの点数が低い方は「ゼロからのTOEIC L&Rテスト リスニング講義」、リーディングで時間が足りない方は「リーディング講義」や「金の読解」を選びます。総合的な解き方の確認には「絶対ハイスコア」が使えます。

ただし、セクション別の参考書を増やしすぎると、模試で時間配分を練習する時間が残りません。参考書は弱いセクションの1冊に絞り、残りの時間を模試と復習に回してください。

800〜900点以上は難問と演習量で差をつける

800〜900点以上を目指す段階では、難問の解き方を学び、模試の演習量を増やすことが中心になります。800点を超えると、基本の問題はほぼ正解できる状態から、正答率の低い問題を何問取れるかで点数が決まるためです。

たとえば、「全パート完全攻略800点+」と「公式800+」で難問の傾向を知り、「あがる1000問」でPart5の語彙・語法まで仕上げます。演習量は「精選模試」のリスニング・リーディング各5回分で確保できます。

ただし、新しい模試を解くだけで復習しないと、同じタイプの問題で失点が続きます。模試は1回解くごとに、間違えた問題と迷った問題の解説を読み直してから次の回に進みましょう。

TOEIC参考書を使う順番【編集部の4STEP】

TOEIC参考書は、使う順番を決めてから買うと、冊数を増やさずにスコアにつなげられます。順番を決めずに買うと、似た役割の参考書が重なり、苦手な分野の対策が抜けやすいためです。

ここでは、英語の窓口編集部が考えた参考書を使う順番を、4つのステップで紹介します。

  1. STEP1:公式問題集か模試を1回解き、弱点を知る
  2. STEP2:単語帳と文法の参考書で土台を作る
  3. STEP3:Part別・セクション別の参考書で弱点を補う
  4. STEP4:模試で時間配分を確認し、間違えた問題を復習する

※英語の窓口編集部が作成した順番です。スコアや試験日までの期間に合わせて調整してください

STEP1:公式問題集か模試を1回解き、弱点を知る

最初のステップは、公式問題集か模試を時間を計って1回解き、Partごとの正答率を確認することです。弱点が分からないまま参考書を選ぶと、すでにできるPartの対策に時間を使ってしまうからです。

たとえば、公式問題集13の換算表で参考スコアの範囲を確かめ、Partごとに正解した数を書き出します。初受験で200問を解き切れない場合は、解けたところまでの正答率を記録すれば十分です。

ただし、1回目の結果で落ち込む必要はありません。STEP1の目的は点数を取ることではなく、次に買う参考書を決める材料を集めることです。

STEP2:単語帳と文法の参考書で土台を作る

2つ目のステップは、単語帳と文法の参考書で、すべてのPartに共通する土台を作ることです。単語と文法が分からないと、Part別の解き方を学んでも英文の意味を取れず、得点につながらないためです。

たとえば、500点未満の方は「中学英文法で600点!」、500点以上の方は「文法特急」や「でる1000問」でPart5形式の問題を解きます。Part5の問題タイプ別の解き方は、TOEIC Part5の解き方と対策で解説しています。

ただし、文法の参考書を完璧に仕上げてから次に進む必要はありません。1周した段階でSTEP3に進み、STEP3と並行して文法の復習を続けると、学習が止まりにくくなります。

STEP3:Part別・セクション別の参考書で弱点を補う

3つ目のステップは、STEP1で分かった弱いセクションに絞って、Part別・セクション別の参考書で対策することです。正答率の低いPartほど伸びる余地が大きく、同じ学習時間でも点数が上がりやすいからです。

たとえば、Part3・4で設問を読む時間が足りない方は「リスニング講義」で先読みを練習し、Part7で時間切れになる方は「Part 7 速読演習」や「金の読解」を使います。リスニングの練習方法はTOEICリスニングの勉強法、時間配分はTOEICリーディングの対策と時間配分で確認できます。

ただし、弱いセクションが両方ある場合は、点数の低いほうから1冊ずつ進めてください。2冊を同時に始めると、どちらも途中で止まりやすくなります。

STEP4:模試で時間配分を確認し、間違えた問題を復習する

最後のステップは、模試を本番と同じ時間で解き、時間配分を確認しながら間違えた問題を復習することです。TOEIC L&Rはリスニング約45分・リーディング75分で合計200問を解く試験で、知識があっても時間内に解き切れなければ点数にならないためです。

たとえば、リーディングの模試では、Part5・6とPart7のそれぞれに使った時間を記録し、Part7に残せた時間を確認します。間違えた問題は、STEP2・3の参考書の該当する章に戻って解き直しましょう。

ただし、同じ模試を何度も解くと答えを覚えてしまい、本番より高い正答率になります。実力の確認には、まだ解いていない回を使ってください。全体の学習計画は、TOEIC勉強法|スコア別の独学のやり方とPart別の対策で解説しています。

TOEIC参考書選びと使い方でよくある失敗4つ

TOEIC参考書は、選び方と使い方の両方でつまずきやすいポイントがあります。参考書を買ったことで満足してしまい、1冊を終える前に次の参考書に移ると、どの参考書の内容も定着しないためです。

ここでは、よくある失敗を、原因と対処法とあわせて表にまとめます。

よくある失敗

原因

対処法

参考書を何冊も買って、どれも途中で止まる

役割を決めずに買い、同じ種類の本が重なる

種類ごとに1冊に決め、1冊を終えてから次を買う

難しすぎる参考書を選んで続かない

目標スコアだけで選び、今の実力と離れている

試し読みで、解説を読めば理解できるかを確認する

問題を解くだけで点数が伸びない

答え合わせで終わり、間違えた理由を確認していない

間違えた問題と迷った問題の解説を読み、数日後に解き直す

音声を使わずにリスニングを対策する

音声の入手方法を確認せず、問題だけ解いている

購入時にダウンロード方法を確認し、英文を聞き直して復習する

※英語の窓口編集部が作成した整理です

上記の失敗は、使う順番と冊数を最初に決めておくと防ぎやすくなります。参考書を買う前に、STEP1〜4のどの段階で使う1冊かを決めましょう。

参考書だけで伸び悩む場合の選択肢

TOEIC参考書での独学は、学習時間を確保でき、復習まで自分で進められる方であれば、目標スコアに届く方法の1つです。一方で、同じ参考書を使っても、学習計画の立て方や弱点の見つけ方でスコアの伸び方は変わります。

ここでは、参考書の独学で足りる方と、スクールなど別の方法を検討したほうがよい場面を整理します。

状況

考え方

毎日の学習時間を確保でき、模試の結果からPartごとの弱点を自分で分析できる

参考書の独学で十分に対策できる

参考書を何冊も終えたのに、数回の受験でスコアが変わらない

学習方法そのものを見直す段階。第三者に弱点を診断してもらう方法がある

昇進・転職などで、期限までに目標スコアが必要

学習計画の管理やPart別の指導があるTOEICスクールも選択肢になる

※英語の窓口編集部が作成した整理です

スクールを検討する場合は、料金・期間・保証の条件を比べてから選ぶことが大切です。TOEIC対策のコースがあるスクールは、TOEICに強い塾・スクールおすすめ12選|料金・保証を比較で紹介しています。

まとめ

  • TOEIC参考書は、今のスコアに合う「解き方を学ぶ1冊」と「本番形式で解く1冊」の2冊から始め、単語に不安があれば単語帳を加える
  • 公式問題集は本番と同じ形式・音声で実力を確かめる教材、出版社の参考書は解き方を学ぶ教材と、役割を分けて使う
  • 購入前に、対象レベル・解説の詳しさ・音声の入手方法・発売日と版の4点を確認する
  • 使う順番は、弱点の確認→単語と文法の土台→弱いセクションの補強→模試と復習の4STEPが目安

まずは公式問題集か模試を1回解いてPartごとの正答率を書き出し、本記事の早見表から今のスコアに合う1冊を選びましょう。

よくある質問

TOEICの参考書は何冊あればいいですか?

TOEICの参考書は、解き方を学ぶ1冊と本番形式で解く1冊の2冊から始めるのが目安です。単語に不安があれば単語帳を加え、弱点が分かった段階でPart別の参考書を1冊ずつ足します。

公式問題集だけでTOEIC対策はできますか?

公式問題集は本番と同じ形式・音声で実力を確かめるのに向いていますが、解説は正答の根拠の確認が中心です。Partごとの解き方を一から学びたい方は、出版社の総合対策本と組み合わせると復習しやすくなります。

古いTOEIC参考書でも使えますか?

TOEIC L&Rは2016年に出題形式が変わったため、2016年以降の形式に対応した参考書を選ぶ必要があります。発売日が古くても新形式に対応していれば使えるので、紹介文で対応状況と版を確認してください。

TOEICの参考書は紙と電子書籍のどちらがいいですか?

書き込みや見開きで問題と解説を見比べたい方は紙、持ち運びやすさを重視する方は電子書籍が向いています。電子書籍版がある参考書も多いため、出版社の書籍ページで電子版の有無と音声の受け取り方を確認しましょう。

出典・参考

  1. TOEIC Listening & Reading Test 出題形式(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  2. 公式教材・問題集(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  3. 【特集】公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  4. 公式TOEIC Listening & Reading 500+(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  5. 公式TOEIC Listening & Reading 800+(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  6. 公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  7. TOEIC Program 公式教材ラインアップ(PDF)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  8. はじめて受けるTOEIC(R) L&Rテスト全パート完全攻略(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  9. TOEIC(R) L&Rテスト 全パート完全攻略800点+(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  10. TOEIC(R) テスト 中学英文法で600点!(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  11. TOEIC® L&Rテスト 文法・語彙・語法 あがる1000問(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  12. TOEIC(R) L&Rテスト リスニング出るとこだけ!(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  13. TOEIC(R) L&Rテスト 究極の模試600問+(株式会社アルク) 2026年10月11日参照
  14. はじめてのTOEIC® L&Rテスト 全パート徹底攻略(神速シリーズ)(株式会社ジャパンタイムズ出版) 2026年10月11日参照
  15. ゼロからのTOEIC® L&Rテスト リスニング講義(株式会社ジャパンタイムズ出版) 2026年10月11日参照
  16. ゼロからのTOEIC® L&Rテスト リーディング講義(株式会社ジャパンタイムズ出版) 2026年10月11日参照
  17. TOEIC®L&Rテスト精選模試 リスニング[新装版](株式会社ジャパンタイムズ出版) 2026年10月11日参照
  18. TOEIC® L&Rテスト精選模試 リーディング[新装版](株式会社ジャパンタイムズ出版) 2026年10月11日参照
  19. TOEIC L&R TEST はじめから超特急 金のパッケージ(朝日新聞出版) 2026年10月11日参照
  20. TOEIC L&R TEST 総合対策特急 絶対ハイスコア(朝日新聞出版) 2026年10月11日参照
  21. 1駅1題 TOEIC L&R TEST 文法特急(朝日新聞出版) 2026年10月11日参照
  22. TOEIC L&R TEST 出る問超特急 金の読解(朝日新聞出版) 2026年10月11日参照
  23. TOEIC特急シリーズ 書籍リスト(朝日新聞出版) 2026年10月11日参照
  24. TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問(株式会社アスク) 2026年10月11日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

まとめ記事TOEICに強い塾・スクールおすすめ12選|料金・保証を比較【2026年最新】

TOEICの記事

TOEICコーチングおすすめ12選|料金・保証を比較【2026年最新】2026.10.12TOEICの点数を上げる方法|伸び悩みの原因別にやることと本番のコツ2026.10.12TOEIC単語帳おすすめ16冊|スコア別の選び方と覚え方【2026年】2026.10.12TOEIC Speakingテストとは?S&Wの内容・スコア目安・対策2026.10.12TOEIC初心者がまずやること3つ|何から始めるかと最初の1ヶ月の進め方2026.10.12TOEIC初心者の参考書おすすめ16冊|選び方と使う順番【2026年】2026.10.12TOEICの面接での答え方|昇進・転職で求められるスコアの調べ方2026.10.12TOEICリーディングの対策と時間配分|最後まで解くための勉強法2026.10.12TOEIC Part7の解き方と対策|時間配分・設問タイプ別のコツ2026.10.12