TOEIC 800点のレベルと勉強法|730点から上げる方法
TOEIC 800点のレベルを、IIBCの相関表・CEFR対照表で解説し、受験者の中での位置や企業の期待スコアの確認先も紹介。730点との差、勉強時間の見積もり方、Part7の時間配分や模試の使い方、2ヶ月・3ヶ月の学習スケジュール例まで紹介します。
TOEIC 800点は、IIBCの相関表でレベルB(730〜855点)、CEFRではB2(リスニング400点・リーディング385点以上)が目安の上級スコアです。730点から800点を超えるには、リーディングを時間内に解き切る処理速度と、Part7で複数の文書をまたいで情報をつなぐ力を優先して伸ばします。
この記事でわかること
TOEIC 800点は相関表でレベルB(730〜855点)、CEFRではB2が目安で、受験者全体の中での位置はIIBCが公開するスコア分布(DATA & ANALYSIS)で確認できます。
IIBCのレベル別評価では、リーディング425点以上で「2つの文章のつながりを理解できる」とされ、730点から800点への分かれ目は文書をまたいで情報をつなぐ力です。
800点までの勉強時間は公式の統計がないため、公式問題集で今の差を測り、4週間ごとに伸び方を見て見積もり直します。
要点データ
| 相関表のレベル | レベルB(730〜855点)IIBC 相関表 |
|---|---|
| CEFR B2の目安 | L400点・R385点以上IIBC CEFR対照表 |
TOEIC 800点は、IIBCの相関表でレベルB(730〜855点)、CEFRとの対照表ではB2が目安になるスコアです。730点を超えた方が次に目標にすることが多く、昇進や転職の書類でも英語力を示しやすい点数です。
800点の位置づけと730点との差を把握すると、残りの期間で何を優先すべきかを迷わず決められます。730点から800点までの70点は、単語を増やすだけでなく、リーディングを最後まで解き切る速さと、複数の文書をまたいで情報をつなぐ力で決まるためです。
本記事では、IIBCの公式資料をもとに、TOEIC 800点のレベル・730点との差・勉強時間の見積もり方・勉強法・2ヶ月/3ヶ月の学習スケジュール例をまとめています。TOEIC全体の勉強の進め方は、TOEIC勉強法|スコア別の独学のやり方で解説しています。
TOEIC 800点のレベル|公式資料で見る早見表
TOEIC 800点は、IIBCの相関表でレベルB(730〜855点)の上半分に入り、CEFRとの対照表ではB2が目安になる上級のスコアです。相関表とCEFR対照表のどちらで見ても、800点は上級の入り口に位置します。
ここでは、相関表・CEFR・受験者の分布・企業が期待するスコアの4つの公式資料から、800点の位置づけと確認先を紹介します。
TOEIC 800点の位置づけと確認先を、資料ごとに以下の表にまとめます。
見る角度 | TOEIC 800点の位置づけ | 出典 |
|---|---|---|
相関表のレベル | レベルB(730〜855点)。「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」 | IIBC 相関表 |
CEFR | B2の目安はリスニング400点以上・リーディング385点以上。両方を満たすと合計785点以上 | IIBC CEFR対照表 |
受験者の中での位置 | 公開テストのスコア分布で確認できる | |
企業が期待するスコア | 部門ごとに確認できる | |
730点との差 | リーディングで「広い範囲の情報を関連付ける力」が分かれ目 | IIBC レベル別評価の一覧表 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイトと公式資料より。受験者数・平均スコア・企業調査の数値は、IIBCの各資料で確認してください
TOEIC 800点は、相関表でもCEFRでも上級の入り口にあたるスコアです。以下では、4つの資料を1つずつ解説します。
相関表ではレベルB(730〜855点)の上半分
TOEIC 800点は、IIBCの「TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表」でレベルBに入ります。レベルBは730〜855点で、800点はレベルBの上半分にあたります。
レベルBの評価は「どんな状況でも適切なコミュニケーションができる素地を備えている」です。相関表では、通常会話は完全に理解でき、応答もはやく、業務上も大きな支障はないレベルとされています。
ただし、相関表はETSの検証調査から作られた目安で、実際のスコアの解釈は企業や学校が決めるとIIBCは説明しています。800点を取っても、話す・書く力は別に測られる点に注意が必要です。
CEFRではB2が目安|リスニング400点・リーディング385点
TOEIC 800点は、CEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)ではB2が目安です。IIBCの対照表では、B2はリスニング400点以上・リーディング385点以上とされています。
TOEIC L&RのCEFR対照表は、以下のとおりです。
CEFRレベル | リスニング | リーディング |
|---|---|---|
C1 | 490点以上 | 455点以上 |
B2 | 400点以上 | 385点以上 |
B1 | 275点以上 | 275点以上 |
A2 | 110点以上 | 115点以上 |
A1 | 60点以上 | 60点以上 |
※2026年10月時点・IIBC「TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表」より。数字は各レベルに対応する最低スコア
CEFRはセクションごとに判定するため、合計800点でもリーディングが385点未満ならリーディングはB1の範囲です。800点を目指す際は、合計点だけでなく両セクションがB2の目安に届いているかを確認しましょう。
受験者の中での位置はスコア分布で確認する
受験者全体の中でのTOEIC 800点の位置は、IIBCが公開している公開テストのスコア分布(DATA & ANALYSIS)で確認できます。DATA & ANALYSISには、年度ごとの受験者数・平均スコア・スコア帯ごとの分布が掲載されています。IIBCはデータの転用・掲載を問い合わせ制にしているため、本記事では数値を転載していません。
DATA & ANALYSISで確認したい項目は、以下のとおりです。
- 公開テスト全体の平均スコアと、800点との差
- 795点以上のスコア帯にいる受験者の割合
- 社会人・学生など受験者の区分ごとの平均スコア
スコア分布は50点ごとの集計のため、800点ちょうどの順位は分かりません。800点の位置は、795点以上の帯を合わせた割合で読み取りましょう。
企業が期待するスコアとの比較
企業が社員に期待するTOEIC L&Rのスコアは、IIBCの英語活用実態調査で確認できます。英語活用実態調査は東証上場企業を対象にした調査で、新入社員・中途社員・技術部門・営業部門・海外部門の区分ごとに期待スコアが公開されています。
英語活用実態調査で確認したい項目は、以下のとおりです。
- 部門ごとに企業が社員に期待するスコア
- 海外出張者・海外赴任者の選抜で要件・参考とされるスコア
- 採用・昇進で要件・参考とされるスコア
英語活用実態調査の数字は回答企業の平均で、個別の企業の基準ではありません。昇進や応募の要件がある方は、提出先の基準を確認してください。
730点と800点の差|公式の評価で見る2つの分かれ目
730点と800点の差は、リスニングとリーディングの両方で「言い換えや広い範囲の情報に対応できるか」にあります。IIBCのレベル別評価(Score Descriptor)は、スコア帯ごとに長所と弱点を公開しており、800点前後で評価の帯が切り替わるためです。
ここでは、レベル別評価の一覧表をもとに、リスニング・リーディングの分かれ目と、800点のセクション別の配分例を3つに分けて解説します。
リスニングは375点を境に評価が変わる
リスニングの評価は、375点を境に「間接的な応答や言い換えにも対応できる」水準に変わります。レベル別評価の一覧表では、リスニングが375〜495点と275〜370点で長所・弱点の記述が分かれているからです。
2つのスコア帯の違いは、以下のとおりです。
スコア帯 | 長所 | 弱点 |
|---|---|---|
375〜495点 | 応答が間接的でも主旨が推測できる。言い換えや否定構文があっても詳細が理解できる | あまり使われない文法や語彙が出たときのみ |
275〜370点 | 情報の繰り返しや言い換えがあるときは主旨が理解できる | 応答が間接的なとき、広い範囲の情報を関連付ける必要があるときは理解が難しい |
※2026年10月時点・IIBC「レベル別評価の一覧表」より要約
たとえば、Part2で「会議は何時からですか」に「予定表がメールで届いています」と答えるような間接的な応答(編集部の例)は、275〜370点の帯で弱点とされる問題です。リスニングが370点以下の方は、間接的な応答と言い換えへの対応を優先しましょう。
リーディングは425点を境に「文書をまたぐ力」が分かれる
リーディングの評価は、425点を境に「文章全体や2つの文書にわたって情報を関連付けられる」水準に変わります。レベル別評価の一覧表では、325〜420点の弱点に「文章内の広い範囲にわたる情報を関連付けることができない」と書かれているためです。
リーディングのスコア帯ごとの違いは、以下のとおりです。
スコア帯 | 長所 | 弱点 |
|---|---|---|
425〜495点 | 文章全体の情報を関連付けられる。関連する2つの文章のつながりを理解できる。似た意味の単語を区別できる | 複雑な考えが少ない語で表現されている場合や、難解な語彙が出た場合のみ |
325〜420点 | 言い換えがあっても事実に基づく情報が理解できる。限られた範囲内では情報を関連付けられる | 広い範囲の情報を関連付けられない。似た意味の単語を区別できないことが多い |
※2026年10月時点・IIBC「レベル別評価の一覧表」より要約
Part7の複数の文書の問題(25問)は、2〜3つの文書をまたいで答えを探す設問を含みます。リーディングを400点台に乗せる鍵は、文書をまたいで情報をつなぐ練習です。
800点のセクション別の配分例
800点のセクション別の配分は、自分の得意なセクションに合わせて決めます。TOEICはリスニング・リーディングとも5〜495点で、合計が800点になる組み合わせは1つではないからです。
800点になる配分の例と、目標の立て方は以下のとおりです。
タイプ | 配分の例(合計800点) | 伸ばす方向 |
|---|---|---|
リスニングが得意 | リスニング430点・リーディング370点 | リーディングの処理速度とPart7の時間配分 |
バランス型 | リスニング410点・リーディング390点 | 両方をB2の目安(400点・385点)以上で安定させる |
リーディングが得意 | リスニング380点・リーディング420点 | Part3・Part4の先読みと言い換えの聞き取り |
※配分は合計800点になる組み合わせの例として編集部が作成。公式の推奨配分ではありません
受験者全体のセクション別の平均スコアは、IIBCのDATA & ANALYSISで確認できます。自分の直近のスコアで低いほうのセクションに、学習時間を多く割り当ててください。
TOEIC 800点に必要な勉強時間の考え方
TOEIC 800点に必要な勉強時間は、IIBCなどの公式機関から統計が公表されていません。必要な時間は今のスコア・セクションの差・使える時間によって変わるため、自分の数字で見積もる方法が確実です。
ここでは、勉強時間を見積もる手順と、800点以上の方の学習時間の確認先を2つに分けて解説します。
自分に必要な勉強時間を見積もる4つの手順
800点までの勉強時間は、模試で今の差を測り、1ヶ月ごとに伸び方を見て見積もり直す方法で決めます。最初に出した時間数は仮の数字で、1回目の測定のあとに修正したほうが現実に合うためです。
見積もりの手順は、以下のとおりです。
- 公式問題集の1回分を約2時間で解き、リスニング・リーディングの正答数を記録する
- 直近の公式スコアと比べ、800点まで各セクションであと何点必要かを書き出す
- 平日と休日に使える時間から、受験日までの合計時間を出す
- 4週間後に別の回を解き、正答数の伸びを見て1日の量と受験日を見直す
たとえば、4週間で正答数が伸びていない場合は、時間の不足より勉強の中身が原因の可能性があります。時間を増やす前に、誤答の原因(語彙・時間切れ・言い換え)を分類してください。
800点以上の方の学習時間(IIBCの調査)
TOEIC 800点以上のビジネスパーソンの1週間の英語学習時間は、IIBCの英語活用実態調査のビジネスパーソン調査で確認できます。英語活用実態調査では、普段から英語を学習している回答者の学習時間が、TOEIC L&Rのスコア帯ごとにまとめられています。
調査の数字を読む際のポイントは、以下のとおりです。
- 対象は日経ビジネスオンラインの登録者で、全体の傾向を示す調査
- すでに800点以上を持つ方の学習時間で、800点を取るまでの時間ではない
- 自分の今の学習時間と比べ、上積みできる時間を見積もる材料にする
800点を目指す期間は、試験の前だけでなく、毎日の学習時間を固定することが重要です。
730点から800点を超える勉強法5つ
730点から800点を超える勉強法は、リーディングの処理速度・Part7の時間配分・語彙の質・リスニングの言い換え対策・模試の使い方の5つです。730点に届いた方は基本の文法と頻出語彙を身につけているため、残りの70点は解き切る速さと取りこぼしの削減で決まります。
ここでは、730〜795点の方が優先したい5つの勉強法を、編集部が作った例とあわせて解説します。
リーディングの処理速度を上げる
730点台からの最優先は、リーディングを時間内に解き切る処理速度を上げることです。TOEICのリーディングは75分で100問あり、最後まで解けずに塗りつぶす問題が残ると、正答できたはずの問題を失うからです。
処理速度を上げる練習は、以下のとおりです。
- 返り読みをしない:英文を前から意味のかたまりごとに区切って読む
- 音読:一度解いたPart7の文書を、意味を取りながら声に出して読む
- 時間を計って読む:文書1つあたりの読み終わりの時間を毎回記録する
- Part7速読用の教材を使う:公式の『Part 7 速読演習』など、速く読む練習に特化した教材で量をこなす
ただし、速く読もうとして内容を取り違えると正答率が下がります。読み終わりの時間と正答数を両方記録し、正答数を保ったまま時間が縮んでいるかを確認しましょう。
Part7の時間配分を決めて解く
Part7は、解き始める前に時間配分を決めておくと、最後の文書まで手が届きます。Part7は54問でリーディングの半分以上を占め、Part5・Part6で時間を使いすぎると、問題数の多いPart7の後半が残るためです。
編集部が作ったリーディング75分の配分例は、以下のとおりです。
Part | 問題数 | 配分の例 | 考え方 |
|---|---|---|---|
Part5 | 30問 | 10分 | 1問20秒を目安に、迷った問題は印を付けて進む |
Part6 | 16問 | 8分 | 1文書2分。文を入れる問題は前後の文の流れで判断する |
Part7 1つの文書 | 29問 | 27分 | 1問1分弱。設問を先に読み、答えの場所を探す |
Part7 複数の文書 | 25問 | 30分 | 1セット(5問)6分。文書をまたぐ設問に時間を残す |
※問題数は2026年10月時点・IIBC公式サイト「テストの形式と構成」より。配分は編集部の例で、公式の推奨ではありません
まずは配分の例どおりに模試を解き、時間が余るPartと足りないPartを記録してください。自分の結果に合わせて配分を1〜2分ずつ調整すると、本番でも同じペースで解けます。
800点向けの語彙は「言い換え」で覚える
800点を目指す語彙の学習は、単語の数を増やすより、同じ意味の言い換えを覚えることが重要です。レベル別評価の一覧表でも、425点以上の長所に「似たような意味で使われる複数の単語を区別できる」ことが挙げられているからです。
たとえば、編集部が作った例で、本文と正解の選択肢の言い換えを確認します。
本文の表現(自作) | 正解の選択肢の表現(自作) | 言い換えのポイント |
|---|---|---|
The shipment has been postponed until next Monday. | An order will arrive later than planned. | postponed を later than planned で言い換える |
Attendance at the workshop is mandatory for all new hires. | New employees are required to participate. | mandatory を required、new hires を new employees で言い換える |
The store will remain closed during the renovation. | The store is being remodeled. | renovation を remodeled で言い換える |
※例文は編集部が作成したもので、公式の問題ではありません
800点に必要な語彙数は、公式の基準が公表されていません。IIBCが2026年1月に発売した『公式TOEIC Listening & Reading 英単語』は過去のテストから選んだ1,800語を収録しているため、収録語を言い換えとセットで覚える使い方が効率的です。
リスニングは設問の言い換えと先読みで取りこぼしを減らす
730点台のリスニングでは、Part3・Part4の先読みを安定させ、設問の言い換えに気づけるようにすると取りこぼしが減ります。Part3・Part4は合わせて69問あり、設問と選択肢が問題用紙に印刷されているため、音声が流れる前に何を聞くかを準備できるからです。
リスニングで取りこぼしを減らす練習は、以下のとおりです。
- 音声が流れる前に、設問3問の疑問詞と主語だけを先に読む
- 間違えた問題は、スクリプトのどの文が正解の根拠かに線を引く
- 根拠の文と選択肢の言い換えを書き出す
- スクリプトを見ずにシャドーイングし、聞き取れない箇所を確認する
ただし、先読みに気を取られて音声の冒頭を聞き逃すと、かえって失点します。先読みが間に合わない設問は、選択肢を見ずに音声に集中して構いません。
模試は「解く・分析する・解き直す」の3回で使う
800点を目指す模試は、1回分を3回使うと弱点が具体的になります。1回解いて答え合わせをするだけでは、時間切れ・語彙・言い換えのどれで失点したかが分からず、次の模試でも同じ失点を繰り返すためです。
模試の使い方の手順は、以下のとおりです。
- 本番と同じ約2時間で通して解き、時間切れになった問題に印を付ける
- 誤答と時間切れの問題を「語彙」「文法」「言い換え」「時間」の4つに分類する
- 1週間以内に同じ回を時間を計って解き直し、正答数と読み終わりの時間を比べる
模試の正答数は本番のスコアそのものではありません。正答数の推移は伸び方を確かめる材料として使い、実力の確認は公開テストのスコアと項目別正答率で行ってください。
TOEIC 800点を目指す方向けの公式教材
800点を目指す教材は、IIBCが販売する公式教材から、弱点に合う1〜2冊を選ぶのが基本です。公式教材はテスト開発機関のETSが実際のテストと同じプロセスで作った問題を収録しており、本番と同じ難易度で練習できるためです。
ここでは、IIBC公式サイトに掲載されている公式教材のうち、730点から800点を目指す方に合う5冊を紹介します。
弱点別の公式教材
公式教材は、模試で分かった弱点に合わせて選びます。弱点と関係のない教材を増やすと、1冊を最後まで終えられず、復習の時間も足りなくなるからです。
弱点ごとの公式教材は、以下のとおりです。
教材名 | 発売時期 | 向いている方 |
|---|---|---|
公式TOEIC Listening & Reading 問題集 13 | 2026年10月 | 本番と同じ形式の模試で、時間配分と実力を確認したい方 |
公式TOEIC Listening & Reading 800+ | 2021年12月 | 過去のテストの正答率をもとに選ばれた難問で、800点以上を目指す方 |
公式TOEIC Listening & Reading Part 7 速読演習 | 2022年12月 | Part7を全問解き切る速読の力を付けたい方 |
公式TOEIC Listening & Reading Part 3 & 4 音声速解 | 2024年12月 | Part3・Part4の音声についていけず、内容をつかみ損ねる方 |
公式TOEIC Listening & Reading 英単語 | 2026年1月 | 過去のテストから選ばれた1,800語で語彙を固めたい方 |
※2026年10月時点・IIBC公式サイト「公式教材・問題集」より
模試用の問題集を1冊と、弱点に合う教材を1冊の組み合わせが、800点を目指す期間の目安です。問題集は新しい号から使い、古い号は解き直しの練習に回すと、教材を無駄にせずに済みます。
730点から800点を目指す学習スケジュール例【2ヶ月・3ヶ月】
730点から800点を目指すスケジュールは、受験日から逆算し、前半で処理速度と語彙、後半で模試と時間配分に重点を移します。公開テストのスコアは試験日から17日後にインターネットで表示されるため、提出期限がある方は結果が出るまでの日数も計画に入れる必要があります。
ここでは、編集部が作った2ヶ月プランと3ヶ月プラン、平日と休日の時間の使い方の例を紹介します。いずれも自作の例で、公式の推奨や到達を約束するものではありません。
2ヶ月で800点を目指すプランの例
2ヶ月プランは、すでに730〜780点台のスコアがあり、弱点が1つのセクションに偏っている方向けの計画です。期間が短いため、両方のセクションを同じ配分で伸ばすより、低いほうに時間を集中したほうが合計点を動かしやすいからです。
2ヶ月プランの例は、以下のとおりです。
時期 | 重点 | やること |
|---|---|---|
1〜2週目 | 弱点の特定 | 模試を1回解き、誤答を4つに分類する。Part7の文書ごとの時間を記録する |
3〜5週目 | 処理速度と語彙 | Part7の音読と速読練習を毎日。公式単語集を言い換えとセットで覚える |
6〜7週目 | 時間配分 | 週1回模試を解き、Partごとの配分を調整する |
8週目 | 本番の準備 | 解いた模試の解き直しと、間違えた言い換えの確認に絞る |
※編集部が作成したスケジュール例
2ヶ月で模試の正答数が伸びない場合は、受験日を1回後ろにずらすことも選択肢です。短期間で無理に詰め込むより、3ヶ月プランに切り替えたほうが復習の時間を確保できます。
3ヶ月で800点を目指すプランの例
3ヶ月プランは、730点前後のスコアで、リスニング・リーディングの両方を伸ばしたい方向けの計画です。1ヶ月ごとに重点を変え、毎月の模試で伸び方を確認できるため、途中で計画を直しやすくなります。
3ヶ月プランの例は、以下のとおりです。
時期 | 重点 | やること | 月末の確認 |
|---|---|---|---|
1ヶ月目 | 語彙と言い換え | 公式単語集と、間違えた問題の言い換えの書き出し。Part3・Part4の先読み練習 | 模試1回分の正答数を記録 |
2ヶ月目 | 処理速度 | Part7の音読・速読練習と、複数の文書の問題の演習 | Part7の読み終わり時間を1ヶ月目と比較 |
3ヶ月目 | 模試と時間配分 | 週1回の模試と3回の使い方。配分の調整 | 本番と同じ時間で模試を通して解く |
※編集部が作成したスケジュール例
3ヶ月の途中で公開テストを1回受けておくと、本番の時間感覚と項目別正答率で計画を直せます。受験料と日程は、IIBC公式サイトで確認してください。
平日と休日の時間の使い方の例
平日は短い練習を毎日続け、休日に模試や長い演習をまとめると、2〜3ヶ月の計画を崩さずに進められます。単語や音読は間を空けずに繰り返すほうが覚えやすく、模試は約2時間のまとまった時間が必要だからです。
平日と休日の使い方の例は、以下のとおりです。
時間帯 | 平日の例 | 休日の例 |
|---|---|---|
朝・通勤 | 公式単語集と言い換えの確認 | 単語の復習 |
昼休み | Part5を10問、時間を計って解く | Part3・Part4のシャドーイング |
夜 | Part7の文書を2〜3つ、時間を計って解き音読する | 模試を約2時間で解き、誤答を分類する |
※編集部が作成した例。使える時間に合わせて量を調整してください
平日に時間が取れない日も、単語とPart5だけは続けると、学習の間隔が空きません。続けられる量に減らしてでも、毎日学習することを優先しましょう。
730点台から伸び悩むポイントと独学で詰まりやすい場面
730点台からの伸び悩みは、勉強量よりも、失点の原因を特定できていないことから起こります。730点を超えると明らかな苦手が減り、何を直せば点数が上がるのかが自分では見えにくくなるためです。
ここでは、730〜795点で起こりやすい伸び悩みのパターンと対処法、独学で足りる方と外部の力を借りたほうがよい方の目安を紹介します。
伸び悩みのパターンと対処法
730点台の伸び悩みは、つまずき方ごとに原因と対処法が決まっています。同じ「点数が伸びない」でも、時間切れが原因の方と言い換えが原因の方では、必要な練習が異なるからです。
730点台で起こりやすいつまずきと対処法は、以下のとおりです。
つまずき | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
Part7の最後の数問が解けない | Part5・Part6で時間を使いすぎている | Partごとの配分を決め、模試で時間を記録する |
複数の文書の問題で間違える | 1つの文書だけを読んで答えている | 設問が求める情報がどの文書にあるかを書き出してから解く |
選択肢を2つに絞ってから外す | 似た意味の単語の区別がついていない | 本文と正解の言い換えを書き出して覚える |
リスニングの後半で集中が切れる | 約45分を通して聞く練習が足りない | 週1回、リスニングを通しで解く |
受験しても点数が動かない | 模試を解きっぱなしにしている | 1回分を3回使い、誤答を原因別に分類する |
上記の対処法を試しても原因が分からない場合は、自分の解き方を第三者に見てもらう方法もあります。独学で続けるか、外部の力を借りるかは、次の目安で判断してください。
独学で足りる方・足りない方の目安
TOEIC 800点は、独学で足りる方には独学で十分に目指せるスコアです。公式問題集と公式教材で、形式・語彙・演習に必要な材料はそろうため、誤答を分析して計画を直せる方は独学で進められます。
独学で足りる方と、外部の力を借りたほうがよい方の目安は、以下のとおりです。
独学で足りる方 | 外部の力を借りたほうがよい方 |
|---|---|
模試の誤答を自分で原因別に分類できる | 間違えた原因が自分では分からない |
受験のたびにスコアが少しずつ伸びている | 2回以上受験しても730点台から動かない |
受験日までに計画を立て直す余裕がある | 昇進・転職などの期限が近い |
1人で毎日の学習を続けられる | 1人では学習が続かない |
右の列に当てはまる方は、学習計画の作成や弱点の分析をコーチや講師に任せる方法もあります。独学で詰まった場合の選択肢として、TOEICに強い塾・スクールのおすすめで選び方と料金を比較しています。
英語の窓口に掲載しているTOEICコーチングのうち、対象レベルに上級者(750点以上が目安)を含むスクールは以下のとおりです。並びは順位ではなく、掲載順です。
スコア保証や返金保証には、学習時間や受講の条件があります。申し込む前に、各スクールの公式サイトで条件を確認してください。
まとめ|TOEIC 800点はリーディングを解き切る力で決まる
本記事の要点は、以下のとおりです。
- TOEIC 800点は相関表でレベルB(730〜855点)、CEFRではB2(リスニング400点・リーディング385点以上)が目安
- 受験者の中での位置はIIBCのDATA & ANALYSIS、企業が期待するスコアは英語活用実態調査で確認できる
- 730点との差は、言い換えへの対応と、文書をまたいで情報をつなぐリーディングの力
- 勉強時間の公式統計はないため、模試で今の差を測り、4週間ごとに見積もり直す
- Part7の時間配分を決め、模試は「解く・分析する・解き直す」の3回で使う
まずは公式問題集の1回分を約2時間で解き、リスニング・リーディングの正答数とPart7の時間を記録するところから始めましょう。
よくある質問
TOEIC 800点はどのくらいすごいですか?
TOEIC 800点は、IIBCの相関表でレベルB(730〜855点)、CEFRではB2が目安になる上級のスコアです。受験者全体の中での位置はIIBCのDATA & ANALYSISで、企業が社員に期待するスコアは英語活用実態調査で確認できます。
TOEIC 800点の勉強時間はどのくらい必要ですか?
TOEIC 800点までの勉強時間は、IIBCなどの公式機関から統計が公表されていません。公式問題集で今の正答数を測り、4週間ごとに伸び方を見て1日の量と受験日を見直す方法で見積もります。
TOEIC 800点はCEFRでどのレベルですか?
IIBCの対照表では、TOEIC 800点前後はCEFRのB2が目安です。B2はリスニング400点以上・リーディング385点以上とされ、セクションごとに判定するため両方が目安に届いているかを確認します。
TOEIC 730点から800点に上げる勉強法は何ですか?
730点から800点を目指す場合は、リーディングの処理速度、Part7の時間配分、言い換えを意識した語彙の学習を優先します。模試は1回分を「解く・分析する・解き直す」の3回で使い、誤答を原因別に分類します。
TOEIC 800点は独学で取れますか?
TOEIC 800点は、誤答を自分で分析して計画を直せる方なら独学で目指せるスコアです。2回以上受験しても730点台から動かない場合や期限が近い場合は、TOEICコーチングなどに計画づくりを任せる方法もあります。
出典・参考
- TOEICスコアとコミュニケーション能力レベルとの相関表(PDF)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- TOEIC Program各テストスコアとCEFRとの対照表(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- TOEIC Program DATA & ANALYSIS 2026(受験者数・平均スコア・スコア分布・PDF)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- 英語活用実態調査【企業・団体】【ビジネスパーソン】2022(PDF)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- TOEIC Listening & Reading Test レベル別評価の一覧表(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- TOEIC Listening & Reading Test テスト結果について(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- 公式教材・問題集(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
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英語の窓口編集部
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