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TOEIC初心者がまずやること3つ|何から始めるかと最初の1ヶ月の進め方

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

TOEIC初心者がまずやることは、公式サンプル問題で形式を知る・公式問題集で今の実力を測る・単語と中学文法を始めるの3つです。受験料や申込締切など申込から結果までの流れ、最初の1ヶ月のスケジュール例、つまずきやすいことの対処法まで解説します。

まとめ記事TOEICに強い塾・スクールおすすめ12選|料金・保証を比較【2026年最新】
結論

TOEIC初心者がまずやることは、IIBC公式サイトのサンプル問題で形式を知り、公式問題集の1回分を約2時間で解いて今の実力を測り、TOEICに出る単語と中学文法から勉強を始めることです。あわせて最初の1週間で公開テストに申し込み、受験日から1ヶ月目の計画を逆算します。

この記事でわかること

  • TOEIC初心者がまずやることは、公式サンプル問題で形式を知る・公式問題集の1回分で今の実力を測る・単語と中学文法を始める、の3つです。

  • TOEIC L&R公開テストは約2時間で200問、受験料は7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円)で、2026年12月実施の回の申込締切は試験日の5〜6週間前です。

  • 最初の1ヶ月は単語と中学文法を毎日続けてPart1・Part2・Part5から慣れ、4週目に公式問題集の同じ回を解き直して2ヶ月目の重点を決めます。

要点データ

試験時間・問題数約2時間・200問リスニング約45分100問、リーディング75分100問
スコアの範囲10〜990点(5点刻み)リスニング・リーディング各5〜495点。誤答の減点なし
公開テストの受験料7,810円(税込)紙の公式認定証なしは7,700円
スコアの表示試験日から17日後TOEIC申込サイトで表示
受付時間午前9:25〜9:55/午後14:05〜14:35受付終了までに来場しないと受験不可

TOEICの勉強は、単語帳・文法書・アプリ・問題集と選択肢が多く、初心者ほど最初の一歩で迷いやすい試験です。何から始めるかが決まらないまま教材を買い足すと、試験の形式も今の実力も分からないまま時間だけが過ぎてしまいます。

初日にやること・最初の1週間・1ヶ月目の進め方を先に決めておくと、受験日までの勉強を迷わず続けられます。

本記事では、TOEIC初心者がまずやること3つ(形式を知る・今の実力を測る・単語と中学文法)と、受験申込から結果までの流れをまとめています。さらに、編集部が作成した最初の1ヶ月のスケジュール例と、初心者がつまずきやすいことの対処法も紹介します。

※本記事の「TOEIC」は、TOEIC Listening & Reading Test(TOEIC L&R)を指します。試験の形式・受験料・日程は、2026年10月時点のIIBC(国際ビジネスコミュニケーション協会)公式サイトで確認しています。

TOEIC初心者がまずやること|最初の1ヶ月の早見表

TOEIC初心者がまずやることは、公式のサンプル問題で形式を知り、公式問題集で今の実力を測り、単語と中学文法から勉強を始めることです。順番を決めずに勉強を始めると、自分に合わない教材を選んだり、苦手なPartに気づかないまま受験したりしやすくなります。

ここでは、初日から1ヶ月目までにやることを早見表にまとめ、本記事で「初心者」として想定している方を説明します。

初日から1ヶ月目までにやることの早見表

TOEIC初心者が最初の1ヶ月でやることは、時期ごとに以下の表のとおりです。

時期

やること

終わったときの状態

初日

IIBC公式サイトのサンプル問題で、Part1〜Part7の問題を1問ずつ見る

7つのPartの違いが分かる

1週目

公式問題集の1回分を、本番と同じ約2時間で解く

リスニング・リーディングとPartごとの正答数が分かる

1週目

目標スコアと受験日を決め、公開テストに申し込む

受験日と1日の学習時間が決まっている

2〜4週目

単語帳と中学文法の復習を毎日続け、Part1・Part2・Part5に慣れる

単語帳の1周目と中学文法の総復習が終わる

4週目の終わり

公式問題集の同じ回を解き直し、正答数を比べる

2ヶ月目に重点を置くPartが決まる

※英語の窓口編集部が作成した進め方の例です。2026年12月実施の公開テストは申込締切が試験日の5〜6週間前のため、1週目のうちに申し込むと受験日を逃しにくくなります

上記の順で進めると、1ヶ月目の終わりには「どのPartで点を落としているか」が自分で分かるようになります。以下では、1つずつの進め方を具体的に解説します。

本記事で想定している「TOEIC初心者」

本記事のTOEIC初心者は、TOEICをまだ受けたことがない方と、受けたことはあっても勉強の進め方が決まっていない方です。TOEICは英検のような級ではなく、全員が同じ問題を解いてスコアで結果が出る試験のため、受験経験の有無で最初にやることが変わるからです。

本記事の内容が向いている方は、以下のとおりです。

  • TOEICを初めて受ける予定の方
  • 学生時代以来、英語の勉強から離れていた社会人の方
  • 会社や学校でスコアの提出を求められ、何から始めるか決まっていない方
  • 1回受験したものの、問題形式に戸惑って時間が足りなかった方

すでに公式問題集を解いていて、スコア帯ごとの勉強法やPart別の対策を知りたい方は、TOEIC勉強法|スコア別の独学のやり方とPart別の対策を参考にしてください。

勉強を始める前に知っておくTOEIC L&Rの基本

TOEIC L&Rは、リスニングとリーディングの2つのセクションで、約2時間に200問を解くマークシート方式の試験です。試験時間・Partの構成・スコアの出方を知っておくと、勉強のどこに時間を使うかを決めやすくなります。

ここでは、初心者が最初に押さえておきたい試験の基本を、受けるテストの選び方・形式・スコア・受験料の4つに分けて紹介します。

TOEIC L&R・TOEIC S&W・TOEIC Bridgeのどれを受けるか決める

TOEIC初心者が会社や学校にスコアを提出する場合は、求められているテストがTOEIC L&Rかを要項で確認してから申し込みます。TOEIC Programには聞く・読む力を測るテストと、話す・書く力を測るテストがあり、さらに初級者〜中級者向けのTOEIC Bridgeもあるため、申し込む前に提出先が求めるテストを確認する必要があります。

初心者が迷いやすい3つのテストを、以下の表で比較します。

テスト

測る力・対象

試験時間と形式

スコア

TOEIC L&R

聞く・読む力

リスニング約45分・リーディング75分、200問のマークシート方式

10〜990点(5点刻み)

TOEIC S&W

話す・書く力

スピーキング約20分・ライティング約60分、パソコンとヘッドセットを使用

各0〜200点(10点刻み)

TOEIC Bridge L&R

英語学習初級者〜中級者を対象に、日常生活で使う聞く・読む力

リスニング約25分・リーディング35分、100問のマークシート方式

30〜100点

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「TOEIC Programとは」「TOEIC Bridge Listening & Reading Tests」より。TOEIC Bridge L&R公開テストの受験料は4,950円(税込)で、年6回・全国23受験地で実施

TOEIC Bridge L&Rは初級者向けで試験時間も約1時間と短いものの、スコアの尺度がTOEIC L&Rとは異なります。提出先がTOEIC L&Rのスコアを求めている場合は、初心者でも最初からTOEIC L&Rを受けましょう。

試験時間・問題数・Part構成

TOEIC L&Rは、リスニングが約45分で100問、リーディングが75分で100問の構成です。リスニングは音声が流れる速さで進むのに対し、リーディングは75分の中で自分で時間を配分する点が大きな違いです。

Partごとの問題形式と問題数は、以下の表のとおりです。

セクション

Part

問題形式

問題数

リスニング(約45分・100問)

Part1

写真描写問題

6問

Part2

応答問題

25問

Part3

会話問題

39問

Part4

説明文問題

30問

リーディング(75分・100問)

Part5

短文穴埋め問題

30問

Part6

長文穴埋め問題

16問

Part7

読解問題

54問

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テストの形式と構成」より

リスニングの約7割(Part3・Part4の69問)と、リーディングの半分以上(Part7の54問)は、まとまった英文を聞く・読む問題です。初心者が最初に単語と文法を固めるのは、Part3・Part4・Part7の長い英文を理解する土台になるためです。

スコアの出方と採点のルール

TOEIC L&Rのスコアは、リスニング5〜495点、リーディング5〜495点、トータル10〜990点の範囲で、5点刻みで表示されます。合格・不合格はなく、全員が同じ形式の問題を解いてスコアで英語力を示す仕組みです。

初心者が知っておきたい採点のルールは、以下のとおりです。

  • スコアは正答数そのものではない:統計処理(Equating)で算出した換算点で表示される
  • 誤った解答は減点されない:採点は正解数に基づいて行われる
  • 項目別の正答率も確認できる:Abilities Measured(項目別正答率)で、どの力が弱いかを見られる

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テスト結果について」より

誤答で減点されないため、時間が足りなくなっても全問にマークすることが大切です。初めての受験では最後まで解き終わらないことも想定し、残り時間でマークだけは済ませるようにしましょう。

受験料とリピート受験割引

TOEIC L&R公開テストの受験料は、紙の公式認定証の発行を希望する場合7,810円(税込)、希望しない場合7,700円(税込)です。デジタル公式認定証は、紙の認定証の希望にかかわらず全受験者に発行されます。

受験料と割引の条件は、以下の表のとおりです。

区分

紙の公式認定証あり

紙の公式認定証なし

通常の受験料

7,810円

7,700円

リピート受験割引(2026年12月までの試験)

6,710円

6,600円

リピート受験割引(2027年1月以降の試験)

7,150円

7,040円

※金額はすべて税込。2026年10月時点・IIBC公式サイト「受験申込から結果までの流れ」より

リピート受験割引は、受験した回の半年後から翌年同月までに実施される公開テストのうち1回が対象です。同じアカウントで申し込む必要があり、団体バウチャーや振替受験バウチャーの利用者は対象外のため、条件は申込前に公式サイトで確認してください。

TOEIC初心者がまずやること3つ

TOEIC初心者が最初にやることは、形式を知る・今の実力を測る・単語と中学文法を始める、の3つです。3つの順番を守ると、教材選びや勉強時間の配分を、自分の結果を基に決められるようになります。

ここでは、TOEIC初心者がまずやること3つを、具体的な進め方と注意点に分けて紹介します。

公式サンプル問題で試験の形式を知る

TOEICの形式を知るには、IIBC公式サイトの「サンプル問題」でPart1〜Part7を1問ずつ見るのが最初の一歩です。サンプル問題は無料で、音声と問題文を本番と同じ形式で確認できるからです。

たとえば、Part2は写真も選択肢の文字もなく、質問と3つの応答を音声だけで聞いて答える形式です。問題の形式を事前に知らないまま受験すると、指示文の音声を聞いている間に戸惑い、最初のPartで集中が切れやすくなります。

サンプル問題を見る際に確認したい点は、以下のとおりです。

  • 各Partで、音声が何回流れるか
  • 問題用紙に英文や選択肢が印刷されているPartはどれか
  • 1つの英文に設問がいくつ付いているか
  • Part7で、文書が1つのものと複数のものがあること

ただし、サンプル問題は各Part数問ずつのため、時間配分の感覚までは分かりません。時間の感覚は、次の手順で公式問題集を解いてつかみます。

公式問題集を1回分解き、今の実力を測る

今の実力を測るには、公式問題集の1回分(200問)を本番と同じ約2時間で通して解き、Partごとの正答数を記録します。公式問題集は、TOEICを開発するETSが本番と同じプロセスで作った問題を収録しているため、本番に近い条件で今の実力を確かめられるからです。

たとえば、リスニングとリーディングの正答数、Partごとの正答数、リーディングで解き終わらなかった問題数を記録しておくと、1ヶ月後に同じ回を解き直したときに伸びを比べられます。正答数の記録は、以下の形で残すと比べやすくなります。

記録する項目

記録の例(自作)

分かること

リスニングの正答数

100問中◯問

リスニングとリーディングのどちらが苦手か

Partごとの正答数

Part1:6問中◯問、Part2:25問中◯問など

重点を置くPart

リーディングで解き終わらなかった問題数

Part7の残り◯問

時間配分と読む速さの課題

知らない単語の数

Part5の30問で◯語

単語の勉強にかける時間

※記録の例は編集部が作成した書き方の見本です

ただし、公式問題集に付いている「参考スコア範囲の換算表」は目安で、本番のスコアは統計処理(Equating)で算出されるため、正答数から本番のスコアを正確に出すことはできません。正答数は「自分の伸びを比べる物差し」として使い、スコアの予想には使わないようにしましょう。

TOEICに出る単語と中学文法から始める

実力を測ったあとに最初に始める勉強は、TOEICに出る単語と中学文法の復習です。単語と文法は、リスニングの全Partとリーディングの全Partに共通する土台で、どのPartの対策を始める前にも必要になるからです。

たとえば、Part5のような短文穴埋め問題は、文法の知識があれば英文をすべて訳さなくても解ける問題があります。編集部が作成した例題は、以下のとおりです。

  • 例題(自作):The meeting has been ------- until next Monday.
  • 選択肢:(A) postpone (B) postponed (C) postponing (D) postpones
  • 正解:(B) postponed
  • 解説:has been の後ろに過去分詞を置くと、「延期された」という受け身の現在完了になる

上記の例題は、中学で習う受け身と現在完了の組み合わせで解けます。ただし、文法書を最初から最後まで読み込む必要はなく、品詞・時制・受け身・関係代名詞など、TOEICで問われやすい中学〜高校の基本文法から確認すると効率的です。

TOEICの受験申込から結果までの流れ【5STEP】

TOEIC L&R公開テストは、IIBCのTOEIC申込サイトで会員登録をし、試験日と受験地を選んで申し込みます。2026年12月実施の回では申込締切が試験日の5〜6週間前のため、受けたい試験日が決まったら早めに手続きを進める必要があります。

ここでは、初めて受験する方向けに、会員登録から結果の確認までを5つのSTEPで紹介します。

【STEP1】TOEIC申込サイトで会員登録する

TOEIC L&R公開テストに申し込むには、最初にTOEIC申込サイトの会員登録(無料)が必要です。申込・支払い・受験票の情報確認・スコアの確認まで、すべて申込サイトのアカウントで行うからです。

たとえば、リピート受験割引は申込時と同じアカウントを使うことが条件になっています。アカウントは1つに決めて使い続けると、割引や過去のスコアの確認で困りません。

なお、最終ログインから10年以上経過したアカウントはログインできず、再度の会員登録が必要です。

【STEP2】試験日と受験地を選び、申し込んで支払う

会員登録が済んだら、申込サイトで試験日と受験地を選び、受験要領に同意したうえで受験料を支払うと申し込みが完了します。支払方法は、クレジットカード・コンビニエンスストアなどから選べます。

2026年10月時点で申込を受け付けている試験日と締切は、以下のとおりです。

試験日

申込締切

実施

2026年12月6日(日)

2026年10月26日(月)15:00

1日2回(午前・午後)

2026年12月19日(土)

2026年11月11日(水)15:00

1日2回(午前・午後)

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テスト申込」より。2027年1月10日(日)実施の回は2026年10月27日(火)に申込開始予定です。実施回数は受験地ごとに異なります

注意したいのは、申込後に試験日時の変更・受験者の変更・受験料の返金ができない点です。受験地の変更は申込期間内に限りでき、試験会場は選んだ受験地の中からIIBCが指定するため、会場を自分で選ぶことはできません。

【STEP3】受験票を受け取り、証明写真を用意する

受験票は、試験日の約1週間前までに発送されます。試験会場などの受験に必要な情報は、受験票が届く前でも申込サイト内の「受験票情報詳細」で確認できます。

受験票が届いたら準備するものは、以下のとおりです。

  • 受験票に貼る証明写真1枚(裏面に氏名と受験番号を書く)
  • 有効期限内の写真付き本人確認書類(原本)
  • HBの鉛筆またはシャープペンシルと消しゴム
  • 腕時計(スマートウォッチなどは時計として使えない)

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テスト当日のご案内」「受験要領」より

証明写真と本人確認書類のどちらかを持っていないと受験できず、受験料も返金されません。証明写真の規定と認められる本人確認書類の種類は、公式サイトの「テスト当日のご案内」で必ず確認しておきましょう。

【STEP4】試験当日の流れを確認して受験する

TOEIC L&R公開テストは1日に午前と午後の2回実施され、受付から解散まで約3時間かかります。受付時間の終了までに受付に来られない場合は受験できないため、当日のスケジュールは事前に確認が必要です。

当日のスケジュールを、午前実施と午後実施で比較します。

内容

午前実施

午後実施

受付

9:25〜9:55

14:05〜14:35

試験の説明・音テスト

9:55〜10:20

14:35〜15:00

試験開始〜試験終了

10:20〜12:20

15:00〜17:00

問題用紙・解答用紙の回収

12:20〜12:35

17:00〜17:15

解散

12:35(予定)

17:15(予定)

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テスト当日のご案内」より

受付時間の終了後は休憩がなく、退室も認められていません。試験中に時刻のアナウンスはないため、リーディングの時間配分は自分の腕時計で管理する必要があります。

【STEP5】17日後にスコアを確認する

TOEIC L&R公開テストのスコアは、試験日から17日後にTOEIC申込サイトで表示されます。スコアが表示されると、登録したメールアドレスに知らせが届きます。

スコアと一緒に確認しておきたい項目は、以下のとおりです。

  • リスニングとリーディングのスコアの差
  • Abilities Measured(項目別正答率)で低かった項目
  • 受験前に解いた公式問題集のPartごとの正答数との比較

紙の公式認定証は、申込時に希望した方にだけ試験日から30日以内に発送されます。スコアを確認したら、次の受験日と2ヶ月目に重点を置く項目を決めましょう。

TOEIC初心者の目標スコアと受験日の決め方

TOEIC初心者の目標スコアは、提出先が求めるスコアがあればそのスコアを、なければ公式問題集の結果から少し上を目標にします。目標と受験日が決まると、1日に必要な勉強量を逆算でき、勉強を先送りしにくくなります。

ここでは、目標スコアと受験日の決め方、勉強時間の見積もり方を紹介します。

目標スコアを決める

目標スコアは、スコアを使う目的から決めるのが基本です。会社の昇進要件や大学の単位認定など、提出先が求めるスコアがはっきりしている場合は、そのスコアがそのまま目標になるからです。

状況ごとの目標スコアの決め方は、以下の表のとおりです。

状況

目標スコアの決め方

会社・学校が求めるスコアがある

求められるスコアと提出期限を、そのまま目標と期限にする

就職・転職で履歴書に書きたい

応募先の募集要項に書かれたスコアを確認して目標にする

提出先はなく、英語力の確認が目的

1回目は今の実力を知る受験と位置づけ、2回目以降の目標を結果から決める

※英語の窓口編集部が作成した決め方の例です

1回目の結果が出たあとに次の目標を600点に置く場合は、TOEIC 600点のレベルと勉強法で、600点の位置づけと3ヶ月の計画を確認できます。

受験日を先に申し込む

受験日は、勉強を始めてから決めるのではなく、最初の1週間のうちに申し込むのがおすすめです。2026年12月実施の回では申込締切が試験日の5〜6週間前のため、勉強が進んでから申し込もうとすると、受けたい回の締切を過ぎてしまうことがあるからです。

たとえば、2026年10月12日に勉強を始めた場合、10月26日の締切に間に合えば12月6日の回を受けられ、勉強期間は約8週間になります。受験日を決める際に確認したい点は、以下のとおりです。

  • 提出先の期限に間に合うか(スコア表示は試験日から17日後)
  • 受験地で希望の試験日が実施されるか
  • 試験日の前後に仕事や学校の予定が重なっていないか

ただし、提出期限が迫っている場合は、1回目の受験を「形式に慣れる回」と割り切り、2回目で目標を狙う計画も現実的です。

勉強時間を自分の記録から見積もる

目標スコアまでの勉強時間は、IIBCが公式に公表している目安がないため、自分の記録から見積もります。今の実力・使える時間・目標との差は人によって大きく異なり、一律の時間を当てはめても計画どおりに進まないからです。

勉強時間を見積もる手順は、以下のとおりです。

  1. 平日と休日に確保できる勉強時間を、1週間分書き出す
  2. 受験日までの週数を掛けて、合計の勉強時間を出す
  3. 4週間後に公式問題集の同じ回を解き直し、正答数の伸びを確かめる
  4. 伸びが小さい場合は、1日の時間を増やすか、受験日を1回後ろにする

上記の手順で見積もると、ほかの方の体験談に左右されず、自分のペースに合った計画を立てられます。

TOEIC初心者の最初の1ヶ月のスケジュール例

TOEIC初心者の最初の1ヶ月は、単語と中学文法を毎日続けながら、Part1・Part2・Part5のように1問が短いPartから慣れていく進め方が取り組みやすい方法です。1ヶ月目から長文や模試ばかりに取り組むと、分からない単語が多すぎて復習に時間がかかり、勉強が続きにくくなります。

ここでは、編集部が作成した1ヶ月のスケジュール例を、週ごとの進め方と1日の進め方に分けて紹介します。

【1週目〜4週目】週ごとの進め方

最初の1ヶ月は、1週目で現状を把握し、2〜4週目で単語と文法の土台を作る流れで進めます。土台ができる前に解き方のテクニックを覚えても、英文の意味が取れなければ正答数につながらないからです。

週ごとの進め方の例は、以下の表のとおりです。

週

単語・文法

問題演習

週末に確認すること

1週目

単語帳と文法書を1冊ずつ決め、単語帳の最初の範囲を始める

サンプル問題を見たあと、公式問題集の1回分を約2時間で解く

Partごとの正答数、目標スコア、受験日

2週目

単語帳を毎日進め、中学文法の品詞・時制を復習する

公式問題集のPart1・Part2を解き直し、音声を聞き直す

単語帳の進み具合

3週目

単語帳を毎日進め、受け身・関係代名詞・比較を復習する

公式問題集のPart5を解き直し、間違えた理由を書き出す

Part5で間違えた理由が単語か文法か

4週目

単語帳の1周目を終え、間違えた単語だけを見直す

週末に公式問題集の同じ回を通して解き直す

1週目からの正答数の変化

※英語の窓口編集部が作成したスケジュールの例です。単語帳・文法書の範囲は、使う教材の分量に合わせて調整してください

4週目に同じ回を解き直すと、1ヶ月で伸びたPartと伸びなかったPartが分かります。伸びなかったPartを2ヶ月目の重点にすると、勉強の配分を結果から決められます。

1ヶ月目に慣れるPartの順番

1ヶ月目は、1問が短く、単語と文法の知識がそのまま点数につながりやすいPart1・Part2・Part5から慣れていきます。Part3・Part4・Part7は英文が長く、単語と文法の土台がないうちに取り組むと、分からない部分が多すぎて復習に時間がかかるからです。

Partごとの1ヶ月目の取り組み方の例は、以下の表のとおりです。

Part

問題の特徴(公式の形式)

1ヶ月目の取り組み方の例

Part1(6問)

写真を見て、流れる4つの説明から合うものを選ぶ

公式問題集の写真に出てくる人の動作・物の名前を英語で言えるか確認する

Part2(25問)

質問と3つの応答を音声だけで聞いて選ぶ

質問の最初の疑問詞(What・Where・Whenなど)を聞き取る練習をする

Part3・Part4(69問)

会話や説明文を聞き、印刷された設問に答える

1ヶ月目は解き直しの際に音声とスクリプトを見比べる程度にとどめる

Part5(30問)

短い文の空所に入る語句を選ぶ

間違えた問題を、単語が分からなかったのか文法が分からなかったのかに分ける

Part6(16問)

長めの文書の空所に入る語句や文を選ぶ

Part5の文法の復習が進んでから、解き直しで取り組む

Part7(54問)

1つまたは複数の文書を読み、設問に答える

1ヶ月目は短い文書(メールやお知らせ)だけを時間を気にせず読む

※問題の特徴は2026年10月時点・IIBC公式サイト「テストの形式と構成」「サンプル問題」より。取り組み方は英語の窓口編集部が作成した例です

Part3・Part4・Part7を後回しにするのは、1ヶ月目に限った配分です。2ヶ月目以降は、問題数の多いPart3・Part4・Part7に使う時間を増やしていきます。

平日と休日の1日の進め方

平日は短い時間を複数に分け、休日はまとまった時間で問題演習と復習をするのが、社会人や学生が続けやすい1日の組み方です。単語の暗記は短い時間を何度も繰り返すほうが向いており、問題演習は解いたあとの復習まで一続きで行う必要があるからです。

平日と休日の1日の進め方の例を、以下の表で比較します。

時間帯

平日の例

休日の例

朝

単語帳を15分

文法書を30分

移動中・休憩中

公式問題集のPart2の音声を聞き直す

単語帳を15分

夜

文法書を15分、その日の単語を見直す

Part1・Part2・Part5を解き、間違えた問題を復習する(60分)

※英語の窓口編集部が作成した例です。合格や特定のスコアに必要な時間を示すものではありません

ただし、表の時間はあくまで組み方の見本で、平日に30分しか取れない日があっても問題ありません。毎日同じ時間帯に単語帳を開く習慣を先に作ると、忙しい週でも勉強がゼロの日を減らせます。

リスニングとリーディングの練習を1つずつ加える

単語と文法の勉強に慣れてきたら、リスニングとリーディングの練習を1つずつ加えます。単語と文法の知識があっても、英語の音の速さや、英文を前から読む読み方に慣れていないと、本番の速さについていけないからです。

初心者が1ヶ月目から取り入れやすい練習は、以下の表のとおりです。

練習

やり方

1ヶ月目の使い方の例

音声を聞きながらスクリプトを読む

公式問題集の音声を流し、スクリプトの英文を目で追う

Part2の解き直しのあと、間違えた問題の音声とスクリプトを見比べる

音読

意味を確認した英文を、声に出して読む

Part2やPart5の英文を1日数文、意味を思い浮かべながら読む

前から区切って読む

英文を意味のかたまりごとに区切り、前から順に意味を取る

Part7の短い文書を、戻り読みをしないように読む

※英語の窓口編集部が作成した例です。教材は公式問題集の英文を使うと、本番の英文の長さや話す速さに慣れられます

3つの練習を同時に始める必要はなく、毎日続けられる1つから加えるのが続けるコツです。シャドーイングなどの負荷が高い練習や、Part別の詳しい解き方は、2ヶ月目以降に取り入れても遅くありません。

1ヶ月後に確認すること

1ヶ月目の終わりには、正答数の変化と勉強の続け方を振り返り、2ヶ月目の計画を立て直します。1ヶ月目の計画は、自分の実力も勉強のペースも分からない状態で立てたもののため、実際の記録に合わせて直す必要があるからです。

1ヶ月後に確認したい項目は、以下のとおりです。

  • 公式問題集の正答数は、1週目と比べてどのPartで増えたか
  • 単語帳の1周目が終わったか
  • 平日に勉強できなかった日は何日あったか
  • 受験日までに必要な勉強量に対して、ペースは足りているか

上記の確認で伸びたPartと伸びなかったPartがはっきりしたら、2ヶ月目からPart3・Part4・Part7の長い英文にも取り組み始めましょう。

TOEIC初心者が最初に使う教材の選び方

TOEIC初心者が最初にそろえる教材は、公式問題集・単語帳・文法書の3つで足ります。最初から教材を増やすと、どれも途中で止まり、何が身についたかを確かめにくくなります。

ここでは、公式教材から始める理由と、単語帳・文法書・アプリを選ぶ基準を紹介します。

公式教材から始める

TOEIC初心者の問題演習には、IIBCが案内している公式教材を使うのが確実です。公式教材はTOEICを開発するETSが制作・監修しており、本番と同じ品質の問題で練習できるからです。

初心者に関係が深い公式教材は、以下の表のとおりです。

教材

内容

使い方の例

公式TOEIC Listening & Reading 問題集

本番のテストと同じプロセスで作った問題を、テスト2回分(計400問)収録

1週目と4週目に同じ回を解き、正答数を比べる

公式TOEIC Listening & Reading 500+

2022年8月発売。TOEIC L&Rを初めて受験する方や、まず500点に到達したい方向けの教材

問題集の正答数が少なく、解説から基本を確認したいときに使う

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「公式教材・問題集」より

公式問題集は1冊に2回分しか入っていないため、2回分を解き直しながら復習に使うのが基本です。新しい回を次々に解くより、間違えた問題の根拠を説明できるまで解き直すほうが、初心者には伸びを確かめやすい使い方です。

単語帳・文法書・アプリを選ぶ基準

単語帳・文法書・アプリは、書店やストアで中身を確かめ、今のレベルで大半を理解できるものを選びます。難しすぎる教材は、分からない部分を調べる時間が増え、1周目を終える前に止まりやすいからです。

教材を選ぶ際に確認したい基準は、以下のとおりです。

  • TOEICに出る単語・文法に絞った内容か
  • 音声が付いていて、単語や例文を耳でも確認できるか
  • 1日に進める範囲を決めやすい構成か
  • 例文や解説が、今のレベルで読める日本語・英語か

アプリは移動中の単語学習やリスニングに向いていますが、料金や機能はアプリごとに異なり、変更もあります。アプリを使う場合は、公式サイトで料金と無料で使える範囲を確認してから申し込みましょう。

TOEIC初心者がつまずきやすいこと5つと対処法

TOEIC初心者がつまずきやすいのは、勉強の中身よりも、教材の選び方・時間配分・続け方です。つまずく原因を先に知っておくと、1ヶ月目に勉強が止まる前に手を打てます。

ここでは、初心者がつまずきやすいこと5つを原因と対処法の表で整理し、独学で足りない場合の選択肢を紹介します。

つまずきやすいことと原因・対処法

初心者のつまずきは、教材や受験日を決めずに勉強を始めたときに起こりやすくなります。最初の1週間で教材と受験日を決めておくと、表のつまずきを防ぎやすくなります。

つまずきやすいことと原因・対処法を、以下の表にまとめます。

つまずきやすいこと

主な原因

対処法

教材を何冊も買い、どれも途中で止まる

今の実力を測る前に教材を選んでいる

公式問題集を先に解き、単語帳・文法書を1冊ずつに絞る

リスニングで1問聞き逃すと、次の問題も聞き逃す

聞き取れなかった問題を考え続けている

分からない問題はすぐにマークし、次の問題の準備に切り替える

リーディングが最後まで終わらない

Part5・Part6に時間を使いすぎている

腕時計でPart7に入った時刻を記録し、毎回比べる

単語を覚えても、すぐに忘れる

1回で覚えようとし、見直しの間隔が空いている

毎日同じ範囲を短時間で繰り返し、週末に間違えた単語だけを見直す

受験日が決まらず、勉強を先送りする

締切がなく、1日の学習量があいまい

1週目のうちに公開テストを申し込み、受験日から逆算する

※英語の窓口編集部が作成した整理です

表の対処法を1ヶ月続けても正答数が変わらない場合は、勉強法か教材が今のレベルに合っていない可能性があります。原因を1人で特定できないときは、次の選択肢も検討しましょう。

独学で足りない場合の選択肢

TOEIC初心者は、公式教材と単語帳・文法書を使えば独学でも勉強を始められます。独学で足りる方には足りますが、計画の立て方や続け方でつまずき続ける場合は、TOEIC対策の塾・スクールやTOEICコーチングで学習計画と学習管理を任せる方法があります。

独学とスクールの向き不向きは、以下のとおりです。

  • 独学が向いている方:正答数を記録し、弱点に合わせて自分で計画を直せる方
  • スクールが向いている方:提出期限が決まっていて、計画づくりと毎日の学習管理を任せたい方

料金や期間、サポートの内容はスクールによって異なります。スクールを検討する場合は、TOEICに強い塾・スクールおすすめ12選で料金・期間・保証を比べてから、無料カウンセリングで自分に合うかを確かめてください。

まとめ|TOEIC初心者は形式・実力・単語と文法の順に始める

  • TOEIC初心者がまずやることは、公式サンプル問題で形式を知る・公式問題集で今の実力を測る・単語と中学文法を始めるの3つ
  • TOEIC L&Rは約2時間で200問、スコアは10〜990点の5点刻みで、誤答は減点されない
  • 公開テストの受験料は7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円)で、申込締切は試験日の5〜6週間前(2026年12月実施の回)
  • 最初の1ヶ月は単語と中学文法を毎日続け、Part1・Part2・Part5から慣れ、4週目に公式問題集の同じ回を解き直す
  • 勉強時間に公式の目安はないため、正答数の記録から自分のペースを見積もる

まずはIIBC公式サイトのサンプル問題を開き、今週中に公式問題集の1回分を解いて受験日を申し込みましょう。

よくある質問

TOEIC初心者は何から始めればいいですか?

IIBC公式サイトのサンプル問題で7つのPartの形式を確認し、公式問題集の1回分を約2時間で解いて今の実力を測るところから始めます。形式と実力を確認したあとは、TOEICに出る単語と中学文法の復習を毎日続けます。

勉強する前に、まずTOEICを受けてみてもいいですか?

今の実力を知る目的で受験することはできますが、受験料は7,810円(紙の公式認定証なしは7,700円)かかり、スコアの表示は試験日から17日後です。費用と時間をかけずに実力を確かめたい場合は、公式問題集の1回分を本番と同じ約2時間で解く方法があります。

TOEICは申し込んでから何日後に受験できますか?

2026年12月6日実施の回の申込締切は10月26日、12月19日実施の回は11月11日で、締切は試験日の5〜6週間前です。受けたい試験日がある場合は、締切日をIIBC公式サイトで確認してから早めに申し込みます。

TOEIC初心者は独学でも勉強できますか?

TOEIC初心者でも、公式問題集・単語帳・文法書を使えば独学で勉強を始められます。計画づくりや学習の継続でつまずき続ける場合は、TOEIC対策の塾・スクールやTOEICコーチングに学習管理を任せる方法もあります。

出典・参考

  1. TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  2. TOEIC Listening & Reading Test サンプル問題(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  3. TOEIC Listening & Reading Test テスト結果について(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  4. TOEIC Listening & Reading Test(受験料・テスト結果)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  5. TOEIC Listening & Reading Test 受験申込から結果までの流れ(受験料・割引制度・支払方法)(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  6. TOEIC Listening & Reading Test テスト申込(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  7. TOEIC Listening & Reading Test 年間テスト日程(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  8. TOEIC Listening & Reading Test テスト当日のご案内(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  9. TOEIC Listening & Reading Test 受験要領(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  10. TOEIC Programとは(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  11. TOEIC Bridge Listening & Reading Tests(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
  12. 公式教材・問題集(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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