英語メールの書き方|ビジネスの基本構成と場面別テンプレート8選
英語メールの書き方を、件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6パーツで解説。宛名と結びの使い分け表、依頼・お礼・日程調整・催促・謝罪など8場面のテンプレート、would・couldでの丁寧さの調整、よくあるミスとAI添削のコツもまとめました。
英語メールは、件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6つのパーツで組み立てます。書き出しの1〜2文で目的を伝え、本文は結論・理由・お願いの順に書き、宛名と結語は相手との関係に合わせて選ぶのが基本です。
この記事でわかること
英語メールは件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6パーツで組み立て、日本語メールより早く用件に入ります。
宛名は「Dear+敬称+姓」、結語は「Best regards,」を基本にし、相手の書き方に合わせて「Hi+名前」などに調整します。
依頼・お礼・日程調整・催促・謝罪・断り・添付・返信の8場面は型を使い、依頼はcould・wouldで丁寧さを上げます。
要点データ
| 英語メールの基本構成 | 6パーツ件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名 |
|---|---|
| 場面別テンプレート | 8場面依頼・お礼・日程調整・催促・謝罪・断り・添付・返信(英語の窓口編集部が作成) |
| 依頼の丁寧さの段階 | 6段階命令文〜Would it be possible...?(英語の窓口編集部が作成した目安) |
英語メールは、件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6つのパーツでできています。ビジネスで使う英語メールは、パーツごとの定型表現と場面ごとの型を覚えると、毎回ゼロから英文を考えずに書けます。
型を知らずに書くと、日本語のメールを直訳した長い前置きや、相手との関係に合わない宛名・結びになりやすくなります。構成と使い分けの目安を先に押さえておけば、短く失礼のない英文メールを落ち着いて書けます。
本記事では、英語メールの基本構成、宛名と結びの使い分け、依頼・お礼・日程調整・催促・謝罪・断り・添付・返信の8場面のテンプレートをまとめています。さらに、would・couldで丁寧さを調整する方法、よくあるミス、AIで添削する方法も紹介します。テンプレートと例文は、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。
英語メールの書き方早見表|6つのパーツと日本語メールとの違い
英語メールは、6つのパーツを決まった順に並べると基本の形が整います。日本語のビジネスメールと順番は似ていますが、前置きの長さや用件の置き方が異なるため、違いを先に把握することが重要です。
ここでは、6つのパーツの早見表、日本語メールとの違い、送信前に確認する宛先の3つを解説します。
英語メールは6つのパーツで組み立てる
英語メールは、件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6つのパーツで組み立てます。東京大学の駒場アカデミック・ライティング・センターが公開している英語メールの書き方の資料でも、件名のあとに宛名・書き出しのあいさつ・本文・最後のあいさつ・結び・署名の順番が示されています。
英語メールの6つのパーツの役割と例を、表にまとめます。
パーツ | 役割 | 例(自作) |
|---|---|---|
件名(Subject) | 用件を一目で伝える | Request for the Q3 sales report |
宛名(Salutation) | 相手に呼びかける | Dear Ms. Brown, |
書き出し(Opening) | あいさつ・名乗り・メールの目的を伝える | I am writing to ask about the delivery schedule. |
本文(Body) | 用件・理由・期限・相手にしてほしいことを書く | Could you please send it by Friday? |
結び(Closing) | お礼や返信のお願いの一言と結語で締める | Thank you for your help. |
署名(Signature) | 名前・所属・連絡先を示す | Taro Yamada |
※例は英語の窓口編集部が作成。パーツの順番は、東京大学 駒場アカデミック・ライティング・センター「How to Write English Emails」を参考に整理
6つのパーツを上から順に埋めていけば、内容が変わっても形の崩れない英語メールになります。
日本語のビジネスメールとの違いは用件に入る速さ
英語メールと日本語のビジネスメールの大きな違いは、用件に入るまでの速さです。日本語メールの「いつもお世話になっております」のような決まった前置きは英語メールでは必須ではなく、書き出しの1〜2文でメールの目的を伝える形がよく使われるからです。
英語メールと日本語のビジネスメールの違いを、4つの項目で比較します。
項目 | 日本語のビジネスメール | 英語メール |
|---|---|---|
前置き | 日頃のお礼や季節のあいさつを入れることが多い | あいさつは1文程度で、早めに用件に入る |
用件の位置 | 経緯を説明してから用件を書くこともある | 冒頭で目的を書き、経緯はあとに書く |
1通の内容 | 複数の用件をまとめることもある | 1通1用件にすると返信をもらいやすい |
結び | 「よろしくお願いいたします」で締める | Thank you for... や I look forward to... など、場面に合う一言を選ぶ |
ただし、好まれる書き方は相手の業界や会社の文化によって異なります。相手から届いたメールの長さや丁寧さに合わせると、印象のずれを小さくできます。
送信前に宛先(To・Cc・Bcc)を確認する
英語メールでも、宛先欄の使い分けは日本語メールと同じです。宛先の入れ方を誤ると、返信してほしい相手が自分宛てと気づかなかったり、ほかの受信者にアドレスが見えたりするためです。
宛先欄の使い分けは、以下のとおりです。
- To:返信や対応をお願いする相手
- Cc:経過を知っておいてほしい上司・同僚
- Bcc:互いに面識のない複数の相手への一斉送信
たとえば、複数の社外の相手に一斉に案内を送るときにToやCcへ全員を入れると、受信者どうしにアドレスが見えてしまいます。なお、Ccに人を加えたときは「I have copied my manager, Ken Sato, on this email.」のように本文で1文添えると、受信者が状況を理解しやすくなります。
英語ビジネスメールの基本構成【6パーツの書き方とフレーズ】
英語ビジネスメールの読みやすさは、パーツごとの表現の選び方で大きく変わります。6つのパーツにはそれぞれ役割があり、役割に合った短い表現を選ぶと、用件が伝わりやすく失礼のないメールになります。
ここでは、件名から署名までの6つのパーツについて、書き方とよく使うフレーズを順に紹介します。
件名(Subject)は用件が分かる短い言葉にする
件名は、メールを開かなくても用件が分かる短い言葉にします。受信者は件名を見て、読む順番や対応の急ぎ具合を判断するためです。
たとえば「Question」や「Hello」だけの件名では中身が分からないため、「Question about the invoice dated May 10」のように対象まで書きます。件名の例(自作)は、以下のとおりです。
- Request for meeting availability next week
- Thank you for the meeting today
- Reminder: Contract review due this Friday
- Revised quotation attached
- Apology for the delayed shipment
ただし、件名をすべて大文字にすると強い口調に見えます。大文字は文頭か各単語の頭だけにしましょう。
宛名(Salutation)は相手との関係で選ぶ
宛名は、相手との関係とやり取りの回数で選びます。初めての相手や社外の目上の相手には「Dear+敬称+姓」、何度もやり取りしている相手には「Hi+名前」のように、関係に合わせて丁寧さを変える書き方が広く使われているからです。
たとえば、初めて連絡する取引先のSarah Brownさんには「Dear Ms. Brown,」と書きます。Sarah Brownさんから「Hi Taro,」と名前で返信が来たら、次のメールから「Hi Sarah,」に切り替えます。
宛名を決めるときの確認ポイントは、以下のとおりです。
- 相手と初めてやり取りするか
- 相手が社外の方か、目上の方か
- 相手が名前(ファーストネーム)で署名・返信しているか
- 相手の敬称や肩書き(Dr.・Professor など)が分かるか
なお、相手の敬称が分からない場合は、敬称を付けずに「Dear Sarah Brown,」とフルネームで書く方法もあります。
書き出し(Opening)で名乗りと目的を伝える
書き出しは、あいさつを1文にとどめ、名乗りとメールの目的を続けます。英語メールでは、1〜2文目で何のためのメールかが分かると、読み手が本文を追いやすくなるからです。
書き出しでよく使うフレーズ(自作)は、以下のとおりです。
場面 | フレーズ | 意味 |
|---|---|---|
初めての相手に名乗る | My name is Taro Yamada, and I work in sales at ABC Trading. | ABC商事で営業を担当している山田太郎です。 |
目的を伝える | I am writing to ask about the delivery schedule. | 納品スケジュールについてお尋ねしたく、ご連絡しました。 |
紹介を受けて連絡する | Ken Sato suggested that I contact you. | 佐藤健さんのご紹介で、ご連絡しました。 |
返信する | Thank you for your email. | メールをありがとうございます。 |
返信が遅れた | I apologize for my late reply. | 返信が遅くなり申し訳ありません。 |
あいさつを添える | I hope this email finds you well. | お元気でお過ごしのことと存じます。 |
「I hope this email finds you well.」は定型のあいさつで、やり取りが続いている相手には省くこともよくあります。返信のメールでは、「Thank you for your email.」のようにお礼から入ると自然な書き出しになります。
本文(Body)は結論・理由・お願いの順に書く
本文は、結論 → 理由や詳細 → 相手にしてほしいこと、の順に書きます。用件と期限が先に分かると、読み手が返信の内容をすぐに判断できるからです。
たとえば会議の資料を依頼するなら、「資料を送ってほしい」→「来週の会議で使うため」→「金曜日までに送ってほしい」の順にします。本文を読みやすくするポイントは、以下のとおりです。
- 1段落は2〜4文にして、段落の間を1行空ける
- 期限は「soon」ではなく日付や曜日で書く
- 質問が複数あるときは番号を振る
- 1通のメールの用件は1つにする
ただし、関係ができていない相手に用件だけを書くと、そっけない印象になる場合があります。最初のメールでは、書き出しで名乗りと連絡した経緯を1文添えましょう。
結び(Closing)はお礼の一言と結語で締める
結びは、お礼や返信のお願いの一言を書いてから、「Best regards,」などの結語で締めます。日本語の「よろしくお願いいたします」とぴったり同じ意味の英語はないため、場面に合う一言を選ぶ必要があるからです。
結びの一言でよく使うフレーズ(自作)は、以下のとおりです。
場面 | フレーズ | 意味 |
|---|---|---|
依頼したあと | Thank you in advance for your help. | どうぞよろしくお願いいたします(先にお礼を伝える)。 |
返信がほしい | I look forward to hearing from you. | お返事をお待ちしております。 |
質問を受け付ける | Please let me know if you have any questions. | ご不明な点があればお知らせください。 |
時間を割いてもらった | Thank you for your time. | お時間をいただきありがとうございます。 |
検討をお願いした | Thank you for your consideration. | ご検討いただきありがとうございます。 |
ただし、「Thank you in advance」は相手が引き受ける前提に聞こえることがあります。断られる可能性がある依頼では、「Thank you for considering my request.」のほうが角が立ちません。
署名(Signature)に名前・所属・連絡先を入れる
署名には、フルネーム・役職・部署・会社名・連絡先を入れます。海外の相手は、署名を見て所属や連絡手段を確認するためです。署名の例(自作)は、以下のとおりです。
Taro Yamada
Sales Manager, Overseas Sales Department
ABC Trading Co., Ltd.
Email: taro.yamada@example.com
Phone: +81-3-1234-5678
海外向けの署名では、電話番号に日本の国番号「+81」を付け、市外局番の先頭の0を外して書きます。なお、名前の表記の順番(Taro Yamada/YAMADA Taro)は、社内に決まりがあればそちらに従ってください。
宛名と結びの使い分け|相手との関係別の早見表
宛名と結語は、相手との距離感を示すパーツです。ビジネス英語では、関係に合わない宛名や結語を選ぶと、堅すぎる、またはなれなれしい印象を与えることがあります。
ここでは、宛名と結語の使い分けを表で整理し、敬称と記号の注意点を解説します。使い分けは業界・地域・会社によって異なり、決まったルールがあるわけではないため、表は目安として使ってください。
宛名は「Dear+敬称+姓」を基本に関係で崩す
宛名は、初めての相手には「Dear+敬称+姓」を使い、関係ができたら「Hi+名前」に移るのがよく見られる流れです。名前で呼び合うかどうかは、相手の書き方に合わせると失礼になりにくいからです。
宛名の使い分けを、相手・場面ごとに整理します。
相手・場面 | 宛名の例 | 印象の目安 |
|---|---|---|
初めての相手・社外の目上の相手 | Dear Mr. Smith, | 丁寧 |
肩書きで呼ぶ相手(教授・医師など) | Dear Professor Tanaka, | 丁寧 |
名前が分からない相手 | Dear Hiring Manager, | 丁寧 |
何度かやり取りした相手 | Hi Sarah, | やや親しい |
社内のチーム・複数の相手 | Hi team, | 場面による |
※英語の窓口編集部が、一般的な使われ方をもとに整理
名前が分からない相手には「Dear Sir or Madam,」も使えますが、古風で堅いと受け取られる場合もあります。部署名や役割名で呼べる場合は、「Dear Customer Support Team,」のように具体的に書くと、誰に宛てたメールかが伝わりやすくなります。
結語は迷ったら「Best regards,」を選ぶ
結語は、迷ったら「Best regards,」を選ぶと、社外とのやり取りの多くの場面で使えます。東京大学 駒場アカデミック・ライティング・センターの英語メールの資料でも、無難な結びとして「Sincerely,」と「Best regards,」の2つが挙げられています。
結語の使い分けを、丁寧さの目安と場面で整理します。
結語 | 丁寧さの目安 | 使う場面の例 |
|---|---|---|
Sincerely, | とても丁寧 | 初めての正式な問い合わせ、応募書類の送付、公式な通知 |
Best regards, | 丁寧 | 社外の相手との通常のやり取り |
Regards, | やや簡潔 | やり取りが続いている相手 |
Best, | くだけた | 社内の同僚や親しい相手 |
※英語の窓口編集部が、一般的な使われ方をもとに整理
ただし、相手が「Best,」で返してきたからといって、すぐに同じくらいくだけた結語に合わせる必要はありません。社外の相手には「Best regards,」を基本にし、関係が深まってから簡潔な結語に移ると無理がありません。
敬称と記号で迷いやすい点を確認する
宛名では、敬称の選び方と記号の使い方で迷う方が多くいます。小さな違いでも、名前の取り違えや敬称の誤りは相手に失礼な印象を与えるため、送信前に確認が必要です。
宛名で確認したい点は、以下のとおりです。
- 女性の敬称:結婚しているかどうかに関係なく使える Ms. が広く使われる
- 敬称の後は姓かフルネーム:名だけ(Dear Ms. Sarah,)にはせず、Dear Ms. Brown, か Hi Sarah, にする
- ピリオドの有無:アメリカ英語では Mr. のようにピリオドを付け、イギリス英語では Mr のように付けないことが多い
- 宛名の後の記号:メールではカンマ(Dear Ms. Brown,)が多く、アメリカ英語のかしこまった文書ではコロン(Dear Ms. Brown:)も使われる
- 名前のつづりと順番:相手の署名を見て確認する
敬称に迷ったときは、相手の署名やWebサイトのプロフィールに書かれた肩書きを確認すると、誤りを防げます。
場面別の英語メールテンプレート8選【自作の例文】
英語メールは、場面ごとの型を1つ持っておくと、内容を入れ替えるだけで書けます。依頼・お礼・謝罪などは使う表現がある程度決まっているため、型から書き始めると作成時間を短くできます。
ここでは、ビジネスでよく使う8つの場面のテンプレートを、英語の窓口編集部が作成した例文で紹介します。[]の部分を自分の内容に入れ替えて使ってください。
8つの場面の件名と、本文の核になるフレーズを一覧にします。
場面 | 件名の例 | 本文の核になるフレーズ |
|---|---|---|
依頼 | Request for ... | Could you please ...? |
お礼 | Thank you for ... | Thank you for taking the time to ... |
日程調整 | Scheduling a meeting ... | Would any of the following times work for you? |
催促 | Following up on ... | I am following up on my email of ... |
謝罪 | Apology for ... | I sincerely apologize for ... |
断り | Re: ... | Unfortunately, we are unable to ... |
添付 | ... attached | Please find attached ... |
返信 | Re: ... | Thank you for your email. |
※例文は英語の窓口編集部が作成
依頼のメール
依頼のメールは、「Could you please ~?」に理由と期限を添えて書きます。理由と期限が分かると、相手が依頼の優先度を判断しやすくなるからです。
Subject: Request for [your latest product catalog]
Dear Ms. Brown,
My name is Taro Yamada, and I work in sales at ABC Trading.
I am writing to ask if you could send us [your latest product catalog]. We would like to use it to [prepare a proposal for one of our clients].
Could you please send it by [this Friday]?
Thank you for your help.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
依頼が複数あるときは、1. 2. と番号を振って並べると、相手が漏れなく対応できます。
お礼のメール
お礼のメールは、何に感謝しているかを具体的に1つ書き、次の行動を添えます。具体的な一言があると定型文に見えにくく、次の行動を書くとやり取りが前に進むからです。
Subject: Thank you for the meeting today
Dear Mr. Smith,
Thank you for taking the time to meet with us today. Your explanation of [the new pricing plan] was very helpful.
As discussed, we will send you [our revised proposal] by [next Wednesday].
Please let me know if you have any questions in the meantime.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
打ち合わせのお礼は、記憶が新しいうちに送ると、決まった内容の確認も兼ねられます。
日程調整のメール
日程調整のメールは、候補日時を3つほど箇条書きにし、タイムゾーンを明記します。海外の相手とは時差があるため、日時だけを書くと、どの国の時間か分からなくなるからです。
Subject: Scheduling a meeting to discuss [the project timeline]
Hi Sarah,
I would like to set up a 30-minute online meeting to discuss [the project timeline].
Would any of the following times work for you? (All times are in Japan Standard Time.)
- [Tuesday, May 19], 10:00–10:30
- [Wednesday, May 20], 15:00–15:30
- [Thursday, May 21], 9:00–9:30
If none of these times work, please let me know a few times that suit you.
Best regards,
Taro
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
候補日時は、日付と曜日の組み合わせが合っているかを送信前に確認しましょう。
催促のメール
催促のメールは、相手を責める表現を避け、元のメールの日付・期限・理由を書きます。返信がない理由は相手の見落としや多忙であることが多く、事実だけを伝えるほうが関係を保てるからです。
Subject: Following up on [the quotation request]
Dear Mr. Smith,
I am following up on my email of [May 8] regarding [the quotation for 500 units].
I understand you have a busy schedule, but could you let me know when we can expect to receive it? We need the quotation by [May 22] to [finalize our budget].
I have included my original email below for your reference.
Thank you for your help.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
「You haven't replied yet.」のように相手を主語にした書き方は、責めているように読めるため避けます。
謝罪のメール
謝罪のメールは、謝罪 → 原因 → 対応 → 再発防止の順に書きます。相手が知りたいのは謝罪の言葉だけでなく、いつ解決するかと今後どう防ぐかだからです。
Subject: Apology for the delayed shipment of [Order No. 1234]
Dear Ms. Brown,
I sincerely apologize for the delay in shipping [Order No. 1234].
The delay was caused by [a system error at our warehouse]. The items were shipped today and are expected to arrive on [May 18].
To prevent this from happening again, we have [added a final check before each shipment].
We apologize again for any inconvenience this may have caused.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
謝罪の言葉は冒頭と結びの2か所にとどめ、本文では原因と対応を具体的に書くと誠意が伝わります。
断りのメール
断りのメールは、お礼 → 断り → 理由 → 今後につなげる一言の順に書きます。最初にお礼を伝え、断る理由を短く添えると、断りの内容でも関係を損ねにくいからです。
Subject: Re: Proposal for [a joint seminar]
Dear Mr. Smith,
Thank you for your proposal for [a joint seminar in July]. We appreciate you thinking of us.
After careful consideration, we regret that we are unable to participate this time, as [our team is fully committed to another project until August].
We would be happy to discuss similar opportunities in the future.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
断りのメールでは、「We can't」より「we are unable to」のほうがやわらかく聞こえます。
添付ファイルを送るメール
添付ファイルを送るメールは、何を添付したかと、相手にしてほしいことを書きます。ファイル名だけでは中身や確認の期限が伝わらないためです。
Subject: [Minutes of yesterday's meeting] attached
Hi Sarah,
Please find attached [the minutes of yesterday's meeting].
The main action items are listed on [page 2]. Could you check them and let me know by [Friday] if anything needs to be corrected?
Best regards,
Taro
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
「Please find attached ~」はかしこまった言い方で、「I have attached ~」も広く使われます。本文を書く前にファイルを添付しておくと、添付忘れを防げます。
返信のメール
返信のメールは、お礼 → 回答 → 追加の案内の順に書き、件名の「Re:」は残します。件名を変えずに返信すると、相手がどのメールへの回答かをすぐに把握できるからです。
Subject: Re: Question about [the delivery schedule]
Dear Ms. Brown,
Thank you for your email.
Regarding your question about [the delivery schedule], [the items will be shipped on May 20 and should arrive by May 25].
Please let me know if you need any further information.
Best regards,
Taro Yamada
※例文は英語の窓口編集部が作成したものです。[]の部分は自分の内容に入れ替えてください。
回答に時間がかかるときは、「Thank you for your email. I will get back to you by [Thursday].」と受け取ったことと回答の期限を先に伝えます。
丁寧さを調整する表現|would・couldの使い方
英語メールの丁寧さは、敬語の語尾ではなく、助動詞と言い回しの選び方で調整します。同じ依頼でも、「Please ~.」と「Would it be possible for you to ~?」では、相手が受ける印象が変わります。
ここでは、依頼の丁寧さの段階、角を立てない言い換え、丁寧にしすぎるときの注意点を3つの見出しで解説します。
依頼はcould・wouldで丁寧さを上げる
依頼の丁寧さは、命令文より疑問文、canよりcould・wouldのほうが高くなります。could・wouldを使うと、相手に断る余地を残した控えめな言い方になるためです。
同じ依頼の丁寧さを、6つの段階で比較します。
丁寧さ | 表現(自作) | 使う場面の目安 |
|---|---|---|
低い | Send me the file today. | 命令に聞こえるため、ビジネスメールでは避ける |
やや低い | Please send me the file today. | 社内の同僚への簡単な依頼 |
ふつう | Can you send me the file today? | 社内や親しい相手 |
丁寧 | Could you please send me the file today? | 社外を含む通常の依頼 |
より丁寧 | Would you mind sending me the file today? | 相手に手間をかける依頼 |
とても丁寧 | Would it be possible for you to send me the file today? | 初めての相手への依頼、急な依頼 |
※英語の窓口編集部が作成。丁寧さの段階は目安で、相手との関係や文脈によって受け取り方は変わります
社外の相手への依頼は、「Could you please ~?」を基本にすると無理がありません。なお、「Would you mind ~ing?」に承諾で答えるときは「No, not at all.」のように否定の形になる点に注意が必要です。
断り・指摘は言い換えて角を立てない
断りや指摘は、相手ではなく内容を主語にし、推測や質問の形に言い換えます。直接的な言い方は、英語でも相手を責めているように読めるからです。
直接的な言い方と、やわらかい言い方を比較します。
直接的な言い方 | やわらかい言い方(自作) | ポイント |
|---|---|---|
You are wrong. | I think there may be an error in [the figures on page 3]. | 相手ではなく内容を主語にする |
We can't do that. | Unfortunately, we are unable to accommodate that request. | Unfortunately で前置きする |
You didn't attach the file. | It seems the file was not attached. Could you send it again? | 事実を推測の形で伝える |
I want a discount. | Would there be any flexibility on the price? | 要望を質問にする |
Reply soon. | I would appreciate a reply by [Thursday]. | 期限を具体的にする |
やわらかい言い方を使っても、伝える内容は変えずに具体的に書くと、誤解なく用件が伝わります。
丁寧にしすぎて用件をぼかさない
丁寧な表現は、1文に1つで十分です。控えめな表現を重ねすぎると、何をしてほしいのかが分かりにくくなるためです。
たとえば「I was just wondering if it might be possible for you to perhaps send me the report.」は、丁寧さを表す言葉が重なり、依頼の中身が見えにくくなっています。丁寧さを保ちながら短くすると、以下のようになります。
- Could you please send me the report by Friday?
- I would appreciate it if you could send me the report by Friday.
丁寧さは助動詞1つで出し、期限や内容は具体的に書くと、読みやすく失礼のないメールになります。
英語メールでよくあるミス7つと直し方
英語メールのミスは、日本語の直訳と、英語の形の覚え違いから生まれるものが目立ちます。小さなミスでも、相手が意味を取り違えたり、確認のやり取りが増えたりする原因になります。
ここでは、英語メールで起こりやすいミスを7つ取り上げ、誤りの例と直し方を表で紹介します。
よくあるミス | 誤りの例(自作) | 直し方(自作) |
|---|---|---|
日本語をそのまま直訳する | Thank you for your always support. | Thank you for your continued support. |
look forward to の後を動詞の原形にする | I look forward to hear from you. | I look forward to hearing from you. |
敬称の後に名を書く | Dear Mr. Taro, | Dear Mr. Yamada, |
件名が空欄、または抽象的 | Hello | Request for the Q3 sales report |
すべて大文字で強調する | PLEASE REPLY ASAP | Could you please reply by Thursday? |
期限にタイムゾーンを書かない | Please reply by 5 p.m. tomorrow. | Please reply by 5 p.m. on May 20 (Japan Standard Time). |
添付すると書いて添付を忘れる | Please find attached the file.(添付なし) | 本文を書く前にファイルを添付する |
※例文は英語の窓口編集部が作成
7つのミスのうち、直訳と前置詞の後の形の誤りは、AIでの添削で見つけやすいミスです。一方、タイムゾーンや添付忘れは内容の確認で防ぐミスのため、送信前に宛先・件名・添付・日時を見直す習慣をつけましょう。
英語メールをAIで添削する方法
英語メールは、ChatGPTなどの生成AIに添削を頼むと、文法の誤りや不自然な表現を短時間で見直せます。ただし、AIは相手との関係や社内の事情を知らないため、頼み方と結果の確認の仕方が重要です。
ここでは、AIへの頼み方の例と、添削結果で確認すべき点を2つの見出しで解説します。
AIには相手・目的・丁寧さを伝えて添削を頼む
AIに英語メールの添削を頼むときは、相手との関係・メールの目的・求める丁寧さを伝えます。条件を伝えないと、AIが一般的な表現に書き換え、場面に合わない丁寧さになることがあるからです。
添削を頼むときの指示の例(自作)は、以下のとおりです。
以下の英語メールを添削してください。
・相手:初めて連絡する海外の取引先の担当者
・目的:見積もりの依頼
・丁寧さ:社外向けの丁寧なビジネス英語
・出力:直したメール全文と、直した箇所と理由の日本語の箇条書き
(ここに自分で書いた英語メールを貼る)
理由の説明まで出してもらうと、同じミスを次のメールで繰り返しにくくなります。
あわせて読みたい
AIで英語学習する方法|目的別の使い方とプロンプト例・おすすめツール
AIの添削結果は事実と社内ルールを自分で確認する
AIの添削結果は、そのまま送らず、自分で内容を確認してから使います。AIは文章を整えるのは得意ですが、日付・金額・名前などの事実が正しいかは判断できないためです。
AIの添削結果で確認する点は、以下のとおりです。
- 日付・曜日・金額・名前が元のメールと一致しているか
- 自分が意味を説明できない表現が入っていないか
- 相手との関係に対して丁寧すぎる、またはくだけすぎていないか
- 社外秘の情報や個人情報を入力していないか(会社のルールに従う)
なお、業務で生成AIを使ってよいかどうか、どのツールを使ってよいかは会社ごとにルールが異なるため、先に社内の決まりを確認してください。
独学で英語メールが伸び悩む場面と対処法
英語メールは、テンプレートとAIの添削を使えば、独学でも一定の水準まで書けるようになります。一方、型の外の内容を書く場面や、メール以外の英語の場面では、独学だけでは伸び悩むことがあります。
ここでは、独学で詰まりやすい場面と原因、対処法を表で整理します。
詰まる場面 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
テンプレートにない内容が書けない | 文を自分で組み立てる練習が足りない | テンプレートの一部を自分の業務の内容に書き換える練習をする |
AIの添削の理由が分からない | 文法の基礎があいまい | 分からなかった項目を文法書で確認し、自分の言葉で説明できるようにする |
メールは書けるが会議・電話で話せない | 書く練習だけをしている | 書いたメールの文を声に出し、口頭で言えるようにする |
書いた英語が自然かどうか判断できない | 人からのフィードバックがない | 英語を使う同僚に見てもらうか、添削を受けられるサービスを使う |
独学で足りる方には、テンプレートとAIの添削で十分です。書く力を体系的に伸ばしたい方や、会議・商談を含めてビジネスで使える英語を身につけたい方は、専属のコーチや講師が学習計画と添削を担当するサービスも選択肢の1つです。ビジネス英語に強いスクールは、ビジネス英語コーチングの比較ページで料金や期間を比べられます。
あわせて読みたい
英語コーチングおすすめ13選|料金・期間・保証を比較
まとめ
英語メールの書き方の要点は、以下のとおりです。
- 英語メールは件名・宛名・書き出し・本文・結び・署名の6つのパーツで組み立てる
- 書き出しの1〜2文で目的を伝え、本文は結論・理由・お願いの順に書く
- 宛名は「Dear+敬称+姓」、結語は「Best regards,」を基本に、相手の書き方に合わせて調整する
- 依頼はcould・wouldで丁寧さを上げ、断りや指摘は内容を主語にしてやわらかく伝える
- AIの添削は相手・目的・丁寧さを伝えて頼み、事実と社内ルールは自分で確認する
まずは、次に送る予定のメールを1通選び、場面別テンプレートの[]を自分の内容に入れ替えて書いてみてください。
よくある質問
英語メールの書き出しは何と書けばいいですか?
英語メールの書き出しは、あいさつを1文にとどめ、名乗りとメールの目的を続けます。初めての相手には「My name is ~, and I work in ~ at ~.」と名乗り、「I am writing to ~.」で目的を伝える形が使いやすいです。返信では「Thank you for your email.」から始めます。
英語メールの結びはBest regardsとSincerelyのどちらを使えばいいですか?
社外の相手との通常のやり取りでは「Best regards,」が使いやすく、初めての正式な問い合わせや応募書類の送付など、よりかしこまった場面では「Sincerely,」を選びます。使い分けに決まったルールはないため、相手から届いたメールの結語も参考にしてください。
英語メールで「よろしくお願いします」は何と書きますか?
英語メールには「よろしくお願いします」とぴったり同じ意味の表現はなく、場面に合う一言を選びます。依頼のあとなら「Thank you in advance for your help.」、返信がほしいなら「I look forward to hearing from you.」、質問を受け付けるなら「Please let me know if you have any questions.」が使えます。
英語メールのテンプレートはそのまま使っても大丈夫ですか?
英語メールのテンプレートは、件名・宛名・用件・期限を自分の内容に入れ替えれば、そのまま使えます。ただし、相手との関係に合わせて丁寧さを調整し、日付・曜日・金額・名前が正しいかは送信前に確認してください。
出典・参考
- How to Write English Emails(英語でのメールの書き方)(東京大学 駒場アカデミック・ライティング・センター) 2026年10月11日参照
この記事を書いた人
執筆
英語の窓口編集部
英語の窓口/編集部
英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。