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AIで英語学習する方法|目的別の使い方とプロンプト例・おすすめツール

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

AIで英語学習する方法を、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディング・単語・TOEICの目的別に解説。生成AIやAI英会話アプリなどツールの種類、自作のプロンプト例10個、誤りや個人情報の注意点、1日のメニュー例が分かります。

まとめ記事AI英会話アプリおすすめ11選|料金と無料範囲を比較【2026年最新】
結論

AIで英語学習するには、伸ばしたい力を決め、レベル・場面・出力の形を指定してAIに練習や添削を頼みます。話す・書く・読む・単語の練習は無料プランのある生成AIで始められますが、AIの英文には誤りが混じるため辞書で確かめ、発音の採点は専用アプリと組み合わせましょう。

この記事でわかること

  • AIで英語学習する方法は目的で変わり、会話は音声会話、英作文は添削、リスニングとリーディングはレベルに合わせた英文づくりにAIを使います。

  • ChatGPT・Gemini・Claudeには無料プランがあり、AI英会話アプリの1ヶ月プランは約600円〜6,380円です(2026年10月時点)。

  • AIの英文には誤りが混じるため、重要な表現は辞書で確かめ、個人情報や会社の情報は入力しないことが大切です。

要点データ

生成AIの無料プランChatGPT・Gemini・Claudeにあり2026年10月時点・各社公式サイトより
AI英会話アプリの料金1ヶ月プラン 約600円〜6,380円公式情報を確認できた11アプリ。2026年10月時点
ChatGPTの音声の保存期間30日間Live・Advancedの音声会話。OpenAI公式ヘルプより

※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。AIツールの料金・機能は、各ツールの公式サイトと公式ヘルプで確認しました。

AIを使った英語学習は、AIと英語で話す練習から、英作文の添削、レベルに合わせた英文づくり、TOEIC風の練習問題づくりまで幅広く存在します。ChatGPTのような生成AIなら、無料プランでも文字と音声で英語の練習を始められます。

技能ごとにAIの使い方とプロンプトの型を知っておくと、英語の勉強にAIを足しても空回りせず、目的に合う練習だけを選べます。誤りや個人情報の扱いといった注意点も先に把握しておけば、AIで足りる練習と、別の方法が必要な練習を見分けられます。

本記事では、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディング・単語・TOEICの6つの目的別に、AIの使い方と編集部が自作したプロンプト例をまとめています。さらに、英語学習に使うAIツールの種類、注意点4つ、AIで回す1日の学習メニューの例も紹介します。料金と機能は2026年10月12日に各社の公式ページで確認した情報です。

AIで英語学習する方法の早見表|目的別にできること

AIを使った英語学習は、伸ばしたい技能によって使うツールと頼み方が変わります。話す練習なら音声で会話できるAI、英作文なら文字で添削を頼めるAIというように、目的に合う使い方を選ぶことが重要です。

ここでは、6つの目的ごとのAIの使い方を早見表で示し、AIで英語学習するメリットと、AIだけでは補いにくいことを3つずつ紹介します。

AIで英語を勉強する方法を、目的・AIの使い方・向いているツールの種類で整理します。

伸ばしたい力

AIの使い方

向いているツールの種類

スピーキング

場面と役を決めて、AIと音声で会話する

生成AIの音声会話・AI英会話アプリ

ライティング

英作文・日記・メールを添削させ、直した理由を説明させる

生成AI(文字のチャット)

リスニング

レベルに合う会話文を作らせ、読み上げてもらって聞く

生成AIの音声会話

リーディング

英文の難しさを自分のレベルに合わせて書き直させる

生成AI(文字のチャット)

単語・文法

覚えたい単語の例文と小テストを作らせる

生成AI(文字のチャット)

発音

発音を採点させ、苦手な音をくり返し練習する

発音を採点するAI英会話アプリ

TOEIC

Part5風の練習問題を作らせ、解説を読む

生成AI+TOEICの公式教材

※英語の窓口編集部が、2026年10月時点の各ツールの公式情報をもとに整理

話す・書く・読む・単語の練習は生成AIだけで始められますが、発音の採点とTOEICの本番形式の確認は、専用のアプリや公式教材と組み合わせる前提で使いましょう。

AIで英語学習するメリット3つ

AIで英語学習する最大のメリットは、自分のレベルと目的に合わせた練習を、時間を選ばずに作れる点です。市販の教材は多くの学習者に向けて作られていますが、AIには「TOEIC 500点の会社員向けに」のように条件を指定して頼めるためです。

AIで英語学習するメリットは、以下のとおりです。

  • 自分専用の教材を作れる:レベル・話題・長さを指定して、英文や練習問題を作らせられる
  • その場で答えと解説が返ってくる:英作文の直しや文法の疑問に、すぐに説明が返ってくる
  • 相手の時間を気にせず何度でも聞ける:同じ質問や言い直しを頼んでも気まずくならない

たとえば、仕事の会議に出る予定がある方は、自分の業種に近い会議の会話文をAIに作らせ、聞く・読む・話す練習に使い回せます。ただし、AIが作った英文や解説が正しいとは限らないため、後半の注意点もあわせて確認してください。

AIだけでは補いにくいこと3つ

AIだけでは補いにくいのは、英語の正確さの保証・発音の細かい評価・学習を続ける仕組みの3つです。OpenAIの公式ヘルプでも、ChatGPTが誤った内容を自信のある口調で答える場合があることが説明されています。

AIだけで英語学習するときに補いにくいことは、以下のとおりです。

  • 正確さの保証:AIの英文や解説に誤りが混じる場合がある
  • 発音の細かい評価:汎用の生成AIは、発音を採点する機能を公式情報で確認できない
  • 計画と継続:何をいつ練習するかは、使う本人が決めて続ける必要がある

3つの限界への対処法は、後半の「AIで英語学習するときの注意点4つ」と「AIだけでは詰まる場面と、人のサポートを足す目安」で紹介します。AI英会話でどのくらい効果が出るのかを先に知りたい方は、以下の記事も参考にしてください。

あわせて読みたい
AI英会話は効果ある?オンライン英会話・コーチングとの違いと使い分け

英語学習に使うAIツールの種類4つ

英語学習に使えるAIツールは、生成AI・AI英会話アプリ・発音を採点するAI・翻訳AIの4種類に分けられます。同じ「AI」でも得意な練習が異なるため、目的に合わない種類を選ぶと、必要な機能が足りずに使わなくなります。

ここでは、4種類のAIツールの得意なこと・代表例・料金の目安を表で比較し、種類ごとの使いどころを紹介します。

英語学習に使うAIツールの4種類を、得意なこと・代表例・料金の目安で比較します。

種類

得意なこと

代表例

料金の目安

生成AI

添削・英文づくり・解説・音声での会話。頼み方しだいで4技能すべてに使える

ChatGPT・Gemini・Claude

無料プランあり。ChatGPT Plusは月額20ドル、Google AI Plusは月額725円

AI英会話アプリ

レベル別のレッスンや場面別の会話。会話後のフィードバックが組み込まれている

スピークバディ・Speak・スピークエルなど

1ヶ月プランで約600円〜6,380円

発音を採点するAI

発音・イントネーション・流暢さの分析と採点

ELSA Speakなど

無料プランあり(有料プランの料金は公式サイト内で表示が異なる)

翻訳AI

日本語と英語の訳を比べて、言い回しを確かめる

DeepLなど

無料版あり

※2026年10月12日時点・OpenAI公式ヘルプ、Google「Gemini のプラン」、Claude料金ページ、DeepL公式サイト、各アプリの公式サイトとApp Storeより。AI英会話アプリの料金は「AI英会話アプリおすすめ11選」で確認したアプリ11個の1ヶ月プランの幅

はじめてAIで英語を勉強する方は、無料プランのある生成AIから始め、発音や会話量に物足りなさを感じたら専用アプリを足す順番が無駄のない選び方です。

生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude)

生成AIは、英語学習に使うAIツールの中で用途が広い種類です。文章の添削・英文づくり・文法の解説・音声での会話まで、頼み方しだいで1つのツールで済ませられるからです。

たとえば、ChatGPTは無料プランでも利用上限つきで音声会話(Voice)を使え、Geminiには無料のプランと音声で会話する「Gemini Live」の機能があります。Claudeも無料プランがあり、Web・デスクトップ・スマホのアプリで使えます(2026年10月時点・各社公式サイトより)。

ただし、生成AIにはレベル判定や学習の順番は用意されていません。何をどの順番で練習するかは、後半のプロンプト例と1日のメニュー例を参考に自分で決める必要があります。

AI英会話アプリ

AI英会話アプリは、話す練習とフィードバックを、決まったレッスンの流れに沿って受けられる種類です。レベル判定や場面別の会話が最初から用意されているため、何から練習するかを自分で決めなくても始められます。

たとえば、スピークバディはCEFR-Jに沿ったレベル判定、Speakは会話中の不自然なフレーズの修正から復習レッスンを作る機能を備えています。ただし、アプリごとに料金・無料範囲・対応端末が異なり、Webとアプリ内で料金が違うアプリもあります。

料金と機能の違いは、以下の記事で11個のアプリを比較しています。

あわせて読みたい
AI英会話アプリおすすめ11選|料金と無料範囲を比較【2026年最新】

発音を採点するAI

発音を直したい方には、発音を分析して採点するAIが向いています。汎用の生成AIは話した内容を文字に起こして返答する仕組みで、OpenAIも音声会話の文字起こしは発言どおりの記録ではないと説明しているためです。

たとえば、ELSA Speakは発音・イントネーション・流暢さをAIが分析し、改善点を示します(2026年10月時点・ELSA Speak公式サイトより)。ただし、採点はアプリの基準での評価です。点数を上げること自体を目的にせず、聞き手に伝わる発音になったかを会話で確かめましょう。

翻訳AI(DeepLなど)

翻訳AIは、英語学習では「答え合わせ」と「言い回しの比較」に使うと役立ちます。自分で書いた英文と翻訳AIの訳を並べると、語順や単語の選び方の違いに気づけるからです。

翻訳AIの使い方は、以下のとおりです。

  1. 日本語の文を、まず自分で英訳する
  2. 同じ日本語を翻訳AIにかける
  3. 自分の英文と翻訳AIの英文の違いを書き出し、理由を生成AIや辞書で確かめる

ただし、最初から翻訳AIにかけると、自分で英文を組み立てる練習になりません。また、DeepLは有料版の特徴として「データの訓練に使用されない」と案内しているため、無料版に仕事の文章を入れるのは避けてください(2026年10月時点・DeepL公式サイトより)。

【技能別】AIを使った英語の勉強法6つ

AIを使った英語の勉強は、技能ごとに「AIに何をさせ、自分は何をするか」を決めると効果が出やすくなります。AIに答えを出させるだけでは、読む・書く・話す練習をAIが代わりにしてしまい、自分の英語力は伸びないためです。

ここでは、スピーキング・ライティング・リスニング・リーディング・単語と文法・TOEICの6つについて、AIの使い方と自分がする練習を紹介します。プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作です。

スピーキング:AIと音声で会話して話す量を増やす

スピーキングの練習では、AIと音声で会話して、自分が英語を話す時間を増やすことが中心です。人との英会話では予約や相手への遠慮が練習量を減らしますが、AIには予約も遠慮もいらないためです。

AIとの会話を始める際は、最初に以下の4点を伝えます。

  • 英語レベル:I'm a beginner. Please use simple words.
  • 場面と役:You are a hotel receptionist. I'm a guest.
  • 返答の長さ:Keep your replies under 20 words.
  • 訂正のタイミング:Correct my mistakes after the conversation.

4点を伝えないと、AIの返答が長くなり、自分が話すより聞く時間が長くなりがちです。ChatGPTの音声会話の始め方と、日常会話・ビジネス・面接などの場面別プロンプトは、ChatGPTで英会話を練習する方法で詳しく紹介しています。

ライティング:英作文・日記をAIに添削させる

ライティングでは、自分で書いた英文をAIに添削させ、直した理由まで説明させる使い方が効果的です。直された文だけを見ても、なぜ間違いなのかが分からなければ、次も同じ間違いをくり返すためです。

たとえば、3〜5文の英語の日記を書き、以下のように頼みます。

Correct the grammar of my diary below. Show the original, the corrected version, and a short reason in Japanese. Only fix clear mistakes.(自作)

ただし、「Only fix clear mistakes.」を付けないと、AIが直す必要のない部分まで書き換える場合があります。添削のあとは、直された文を見ずにもう一度書き直すと、表現が自分のものになりやすくなります。

リスニング:レベルに合う会話文を作らせて聞く

リスニングでは、自分のレベルと興味に合う会話文をAIに作らせ、音声で読み上げてもらって聞く方法が使えます。市販の音声教材より話題を選びやすく、聞き取れなかった部分をすぐに文字で確かめられるからです。

AIを使ったリスニングの練習は、以下の順番で進めます。

  1. 文字のチャットで「Write a 150-word dialogue between two coworkers about a schedule change. Use CEFR A2 level English.」と頼む(自作)
  2. 英文を見ずに、音声会話で「Please read the dialogue slowly.」と読み上げてもらう
  3. 聞き取れた内容を日本語で要約し、英文と照らし合わせる
  4. 聞き取れなかった部分を音読し、もう一度聞く

ただし、生成AIの読み上げ速度は、頼めば変えられるものの、再生速度を細かく指定する機能はありません(2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプより)。決まった速さで聞く練習や試験形式のリスニングは、公式教材の音声を使いましょう。

リーディング:英文の難しさを自分のレベルに合わせる

リーディングでは、読みたい英文の難しさを、AIに自分のレベルに合わせて書き直させる方法が役立ちます。知らない単語が多すぎる英文は辞書を引く時間ばかりかかり、内容を追う練習になりにくいためです。

リーディングで使えるAIへの頼み方は、以下のとおりです。

目的

プロンプト例(自作)

難しさを下げる

Rewrite this article in simple English for CEFR B1 learners. Keep the main points.

内容を確かめる

Give me 3 questions to check my understanding of this text. Don't show the answers yet.

文の構造を知る

Explain the structure of this sentence in Japanese: (英文を貼る)

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作。CEFRはヨーロッパ言語共通参照枠のレベル

ただし、書き直した英文は元の英文と内容が少しずれる場合があります。慣れてきたら書き直しの段階を減らし、元の英文をそのまま読む練習に移ってください。

単語・文法:例文と小テストを作らせる

単語と文法の勉強では、覚えたい単語の例文と、覚えたか確かめる小テストをAIに作らせる方法が使えます。単語帳の訳だけを覚えるより、自分が使う場面の例文で覚えたほうが、会話や英作文で使いやすくなるためです。

たとえば、「Make example sentences for these 5 words in a business setting, then give me a fill-in-the-blank quiz using them.」と頼むと、例文と穴埋め問題を一度に作れます(自作)。文法の疑問は「Explain the difference between "for" and "since" with 3 examples, in Japanese.」のように、違いと例文をセットで聞くと理解しやすくなります(自作)。

ただし、AIの文法の説明には誤りが混じる場合があります。試験に出る文法や仕事で使う表現は、文法書や辞書で確かめてから覚えましょう。

TOEIC:Part5風の練習問題を作らせる

TOEIC対策では、Part5の短文穴埋め問題に近い練習問題をAIに作らせ、解説を読む使い方ができます。TOEIC L&RのPart5は1文の空所を埋める形式で、AIでも形式をまねた問題を作りやすいためです。

TOEIC L&Rの構成は、以下のとおりです。

セクション

時間

問題数

Part

リスニング

約45分

100問

Part1写真描写(6問)・Part2応答(25問)・Part3会話(39問)・Part4説明文(30問)

リーディング

75分

100問

Part5短文穴埋め(30問)・Part6長文穴埋め(16問)・Part7読解(54問)

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「テストの形式と構成」より。マークシート方式で約2時間・200問

Part5風の練習なら、「Make 5 multiple-choice questions similar to TOEIC Part 5, focusing on parts of speech. Show the answers and reasons in Japanese after I answer.」と頼めます(自作)。ただし、AIが作る問題は公式問題とは別物で、難しさや出題の傾向が本番と一致するとは限りません。本番の形式と難しさは公式問題集で確かめ、AIは間違えた文法項目の追加練習に使ってください。

TOEICのスコア別の勉強法とPart別の対策は、以下の記事で紹介しています。

あわせて読みたい
TOEIC勉強法|スコア別の独学のやり方とPart別の対策を解説

そのまま使えるAI英語学習のプロンプト例【目的別10個】

AIを使った英語学習の質は、プロンプト(AIへの指示文)の書き方で大きく変わります。レベル・目的・出力の形を指定しないと、AIは一般的で長い答えを返し、学習に使いにくくなるためです。

ここでは、英語の窓口編集部が自作したプロンプトを目的別に10個紹介し、プロンプトを書くときの4つのコツも説明します。

AI英語学習で使えるプロンプト例を、目的とポイントで整理します。

目的

プロンプト例(自作)

ポイント

レベルの確認

Ask me 5 questions to estimate my English level. Ask one at a time, then tell me my level in CEFR.

結果は目安。公式の試験の代わりにはならない

学習計画

I have 30 minutes a day for English. My goal is to join English meetings in 6 months. Make a weekly study plan.

時間と目標を数字で伝える

英作文の添削

Correct my sentences. Show the original, the corrected version, and a short reason in Japanese.

修正前後を並べさせる

言い換え

Give me 3 ways to say this: casual, neutral, and formal.

相手に合う言い方を選ぶ

言えなかった表現

How do I say "(日本語)" in natural English? Give me 2 short examples.

例文は短く指定する

リスニング素材

Write a 150-word dialogue about ordering lunch, using CEFR A2 level English.

レベルと語数を指定する

リーディング

Rewrite this text for CEFR B1 learners and list 5 key words with Japanese meanings.

単語リストを一緒に作る

単語テスト

Quiz me on these words one by one. Give me the Japanese, and I will answer in English.

1問ずつ出させる

TOEIC演習

Make 5 questions similar to TOEIC Part 5. Don't show the answers until I reply.

答えを先に見ない

復習

Which mistakes did I make more than once today? Explain the pattern in Japanese.

同じ間違いの傾向を知る

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作。CEFRのレベルはAIによる目安

プロンプトを書くときのコツは、以下の4つです。

  • 自分のレベルを伝える:「TOEIC 500点程度」「CEFR A2」のように具体的に書く
  • 目的と場面を伝える:「会議で使う」「旅行で使う」など、使う場面を1つに絞る
  • 出力の形を指定する:語数・問題数・表の形式・解説の言語を決める
  • 答えを先に出させない:問題や質問は「Don't show the answers yet.」で、自分が考える時間を作る

毎回同じ条件を書くのが手間な方は、ChatGPTならカスタム指示やプロジェクトに英語レベルと学習のルールを保存しておくと、入力を省けます(2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプより)。

AIで英語学習するときの注意点4つ

AIは手軽な学習相手ですが、英語の正確さ・個人情報の扱い・頼りすぎ・評価の限界には注意が必要です。注意点を知らずに使うと、誤った表現を覚えたり、入力すべきでない情報をAIに送ったりするおそれがあるためです。

ここでは、AIで英語学習するときの注意点を4つに分けて、対処法と一緒に紹介します。

AIの英文・解説には誤りが混じる

AIが作る英文や文法の解説には、誤りや場面に合わない表現が混じる場合があります。OpenAIは公式ヘルプで、ChatGPTが誤った内容を自信のある口調で答える場合があると説明しているためです。

誤った表現を覚えないための対処法は、以下のとおりです。

  • 仕事や試験で使う表現は、英和辞典・英英辞典で用法を確かめる
  • 「Is this expression common in business emails?」のように、使う場面を指定して聞き直す
  • AIの説明と辞書・文法書の説明が違う場合は、辞書・文法書を優先する

たとえば、AIが「自然です」と答えた英文でも、取引先へのメールでは硬すぎたり、くだけすぎたりする場合があります。AIの答えは下書きとして扱い、確かめてから覚える習慣を付けましょう。

個人情報・会社の情報を入力しない

AIで英語を勉強するときは、氏名・住所・勤務先の機密情報などを入力しないようにします。入力した内容はサービスの運営会社に送信され、ChatGPTの場合はLiveとAdvancedの音声会話の音声が、チャット履歴の文字起こしと一緒に30日間保存されるためです(2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプより)。

ChatGPTで情報の扱いに関わる主な設定は、以下のとおりです。

設定・機能

内容

一時チャット(Temporary)

履歴に残らず、一時チャットのあいだはモデルの改善に使われない。安全のため最大30日保存される場合がある

Improve the model for everyone

オフにすると、新しい会話がモデルの学習に使われない

チャットの削除

削除すると、関連する音声も原則30日以内に削除される

※2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプ「ChatGPT Voice」「Temporary chat in ChatGPT」「Data controls in ChatGPT」より

ただし、どの設定を選んでも、入力した内容が送信されることは変わりません。仕事のメールを添削させる際は、会社名や顧客名を「Company A」「Client B」のような架空の名前に置き換えてください。

AIに頼りすぎて自分で考えなくなる

AIに頼りすぎると、自分で英文を組み立てる力が育ちにくくなります。英作文を最初からAIに書かせたり、問題の答えをすぐに見たりすると、考える練習をAIが代わりにしてしまうためです。

AIへの依存を防ぐルールは、以下のとおりです。

  • 先に自分で書く・答える:AIは自分の答えを直す役にする
  • 答えは自分が返事をしてから:問題は「Don't show the answers until I reply.」で出させる
  • 直された文を見ずに書き直す:添削のあとに、もう一度自分の力だけで書く

上記のルールを守ると、AIを「答えを出す道具」ではなく「自分の答えを確かめる相手」として使えます。

発音の評価と学習管理には限界がある

汎用の生成AIは、発音の細かい評価と、学習の計画・継続の管理には向いていません。OpenAIは、音声会話の文字起こしが発言どおりの記録ではなく、実際の発言と一致しない場合があると説明しているためです。

たとえば、AIが前後の文脈から意味を推測して返答した場合、発音のずれに自分で気づけないまま会話が進みます。発音を直したい方は発音を採点するアプリを組み合わせ、学習の管理は後半の「AIで英語学習する1日のメニュー例」のように、時間と内容を先に決めておきましょう。

AIで英語学習する1日のメニュー例【30分・60分】

AIで英語学習を続けるには、毎日の時間と練習の順番を先に決めておくことが重要です。AIはいつでも使える反面、何をするかを自分で決めないと、雑談や調べものだけで終わりやすいためです。

ここでは、英語の窓口編集部が作成した1日30分と60分のメニュー例を紹介します。どちらもAIの無料プランで回せる内容にしています。

1日30分のメニュー(AIで勉強を始めたばかりの方)

1日30分のメニューは、単語・リスニング・スピーキングを10分ずつ回す構成です。短い時間でも3つの技能に毎日触れると、AIでの練習の流れに慣れやすいためです。

1日30分のメニュー例は、以下のとおりです。

時間

内容

AIに頼むこと

0〜10分

単語

前日に覚えた単語の小テストを1問ずつ出させる

10〜20分

リスニング・音読

短い会話文を作らせて読み上げてもらい、聞いたあとに音読する

20〜30分

スピーキング

会話文と同じ場面のロールプレイを音声で5分し、言えなかった表現を一覧にさせる

※英語の窓口編集部が作成した例。効果や必要な期間には個人差があります

ただし、電車の中などで声を出せない日は、スピーキングを英作文の添削に置き換えてください。

1日60分のメニュー(仕事・試験の目標がある方)

1日60分のメニューは、30分のメニューにライティングとTOEIC演習を足した構成です。目標がある方は、話す練習に加えて、書く力と試験の形式に慣れる練習も必要になるためです。

1日60分のメニュー例は、以下のとおりです。

時間

内容

AIに頼むこと

0〜10分

単語

仕事の場面の例文で単語の小テストを出させる

10〜25分

リスニング・リーディング

レベルに合わせた英文を読み、内容確認の質問に答える

25〜40分

ライティング

日記かメールを5文書き、添削と直した理由を説明させる

40〜50分

スピーキング

添削で直した表現を使って、音声でロールプレイする

50〜60分

TOEIC演習・復習

Part5風の問題を5問解き、当日の間違いの傾向をまとめさせる

※英語の窓口編集部が作成した例。TOEICの本番形式の練習は公式問題集を使う

ただし、60分を毎日確保できない週は、30分のメニューに戻して続けることを優先しましょう。1週間に1回は「Which mistakes did I make more than once this week?」と聞き、翌週に重点的に練習する項目を決めると、メニューを自分に合わせて直せます。

AIだけでは詰まる場面と、人のサポートを足す目安

AIだけで英語を勉強していると、続け方と上達の確かめ方で詰まりやすくなります。AIは頼まれた練習には応じますが、目標から逆算した計画が合っているかを判断し、続かない原因を直す役は使う本人が担うためです。

ここでは、AIだけで勉強していて詰まりやすい場面と対処法を表で示し、人のサポートを足すかどうかの目安を紹介します。

AIだけで英語学習していて詰まりやすい場面を、原因と対処法で整理します。

詰まる場面

原因

対処法

AIを使う日と使わない日の差が大きい

練習する時間と内容が決まっていない

1日のメニューを固定し、ルールをAIの設定に保存する

毎回同じような雑談・質問になる

目的と場面を指定していない

技能別・目的別のプロンプトに切り替える

勉強している気はするが、伸びたか分からない

練習の前後で比べる基準がない

同じ題の英作文や会話を残し、1ヶ月後に比べる。TOEICなどの試験で確かめる

試験や仕事の期限に間に合うか分からない

目標から逆算した計画がない

学習計画づくりと進み具合の管理を人に任せる方法を検討する

AIで足りる方には、AIだけの英語学習で十分です。自分で計画を立てて続けられ、練習量を増やすことが目的なら、有料のサービスを使わなくても無料プランのAIで練習を積めます。

一方、昇進・転職・海外赴任などの期限があり、計画づくりや毎日の進み具合の管理まで人に任せたい方は、英語コーチングを組み合わせる方法もあります。サービスごとの料金・期間・保証は、英語コーチングおすすめ13選|料金・期間・保証を比較で確認できます。

まとめ|AIで英語学習するなら目的を決め、自分で考えてから使う

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • AIを使った英語学習は、話す・書く・聞く・読む・単語・TOEICの目的ごとに頼み方を変える
  • はじめは無料プランのある生成AIで始め、発音や会話量が足りなければAI英会話アプリを足す
  • プロンプトには、レベル・目的と場面・出力の形を書き、答えを先に出させない
  • AIの英文には誤りが混じるため辞書で確かめ、個人情報や会社の情報は入力しない
  • 期限のある目標があり一人で続かない方は、人による学習管理を組み合わせる

まずは早見表から伸ばしたい力を1つ選び、本記事のプロンプトを1つ使って、今日10分だけAIで英語を勉強してみましょう。

よくある質問

AIで英語学習は無料でできますか?

ChatGPT・Gemini・Claudeには無料プランがあり、添削や英文づくりなどの英語学習を無料で始められます(2026年10月時点)。ただし、ChatGPTの無料プランの音声会話には利用上限があります。

英語学習におすすめのAIアプリは?

添削・英文づくり・会話まで1つで済ませたい方は生成AI、レッスンの流れに沿って話したい方はスピークバディやSpeakなどのAI英会話アプリ、発音を直したい方はELSA Speakのような発音を採点するアプリが向いています。目的に合う種類から選ぶと、必要な機能が足りずに使わなくなる失敗を避けられます。

AIだけで英語は話せるようになりますか?

AIとの音声会話で話す量を増やせば、決まった場面で話す練習は積めます。ただし、AIの英語には誤りが混じり、発音の細かい評価や学習計画の管理には限界があるため、期限のある目標がある方は辞書での確認や人のサポートを組み合わせる方法もあります。

AIで英語学習するときに入力してはいけない情報は?

氏名・住所・勤務先の機密情報・顧客名などは入力しないようにします。入力した内容はサービスの運営会社に送信されるため、仕事の文章を添削させる際は会社名や顧客名を架空の名前に置き換えてください。

AIを使ったTOEIC対策はできますか?

Part5の短文穴埋め問題に近い練習問題をAIに作らせ、解説を読む使い方ができます。ただし、AIが作る問題は公式問題とは別物のため、本番の形式と難しさは公式問題集で確かめてください。

出典・参考

  1. ChatGPT Voice(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  2. ChatGPT 料金(OpenAI) 2026年10月11日参照
  3. What is ChatGPT Plus?(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  4. ChatGPT Free Tier FAQ(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  5. ChatGPT Custom Instructions(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  6. Projects in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  7. Temporary chat in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  8. Data controls in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  9. Does ChatGPT tell the truth?(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  10. Gemini のプラン(Google) 2026年10月11日参照
  11. Claude 料金(Anthropic) 2026年10月11日参照
  12. DeepL Pro(DeepL SE) 2026年10月11日参照
  13. ELSA Speak 公式サイト(日本語)(ELSA Corp.) 2026年10月11日参照
  14. スピークバディ 公式サイト(株式会社スピークバディ) 2026年10月11日参照
  15. Speak ヘルプ「価格について」(Speakeasy Labs, Inc.) 2026年10月11日参照
  16. TOEIC Listening & Reading Test テストの形式と構成(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会) 2026年10月11日参照

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