英語の発音を良くする練習法|日本人がつまずく音と独学の手順
英語の発音を独学で良くする練習法を、発音記号・フォニックスの基本、日本人がつまずくL/R・TH・母音・リズムなど8つの音、6STEPの練習手順、録音・AIでの確認方法、1日15分・30分のメニュー例とあわせて、自作の例文つきでまとめました。
英語の発音を良くするには、「聞き分け → 1音ずつの口の形 → 単語の強勢 → 文のリズムと抑揚」の順に練習し、毎回録音して手本と聞き比べることが近道です。日本人は特にL/R・TH・V/F・母音の区別・語末の子音と、連結・弱形・強勢・イントネーションでつまずきやすいため、辞書の発音記号と音声で1語ずつ確かめながら練習しましょう。
この記事でわかること
英語の発音は、聞き分け・1音ずつの口の形・単語の強勢・文のリズムと抑揚の4段階の順に練習すると、独学でも土台から身につけられます。
日本人がつまずきやすいのは、L/R・TH・V/F・母音の区別・語末の子音・連結や弱形・強勢とリズム・イントネーションの8つで、本記事では自作の単語と例文で練習できます。
Cambridge DictionaryやOxford Learner's Dictionariesで発音記号と音声を確かめ、スマホの録音・音声入力・AI発音アプリで自分の発音を客観的に確認する方法が独学の基本です。
※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。
英語の発音は、L/R・THのような日本語にない子音、日本語より種類の多い母音、音の連結や弱形、強勢とリズム、イントネーションまで、練習する範囲が広い分野です。
日本人がつまずきやすい音と練習の順番を把握すると、やみくもに音読を繰り返すより短い時間で、通じる発音に近づけます。辞書の発音記号と音声、録音、AIの判定を組み合わせれば、独学でも自分の発音を客観的に確認できます。
本記事では、発音記号・フォニックスの基本、日本人がつまずきやすい8つのポイント、独学の練習手順6STEP、録音とAIで確認する方法をまとめています。さらに、1日15分・30分の練習メニュー例と、独学で詰まったときの選択肢も紹介します。例として挙げる単語の組み合わせと例文は、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。発音記号は、2026年10月12日にCambridge Dictionaryで確認した表記をもとにしています。
英語の発音を良くするには?独学で身につける順番の早見表
英語の発音を良くするには、「聞き分け → 1音ずつの口の形 → 単語の強勢 → 文のリズムと抑揚」の順で練習を積み上げることが近道です。聞き分けられない音は自分の発音の誤りにも気づけず、1音ずつの土台がないまま文を音読しても、崩れた音が定着しやすいからです。
ここでは、独学で発音を身につける順番を早見表で示し、練習を始める前に決めておきたい2つのことを解説します。
独学で発音を練習する順番を、練習することと確認の方法で整理します。
段階 | 練習すること | できたかの確認方法 |
|---|---|---|
1. 聞き分け | light/right、ship/sheepのような1音違いの単語を聞き分ける | 辞書の音声を聞いて、どちらの単語か当てられる |
2. 1音ずつの口の形 | L/R・TH・V/F・母音の口の形と舌の位置を覚える | 鏡で口の形を見ながら、手本と同じ音が出せる |
3. 単語の強勢 | どの音節を強く長く言うかを、発音記号の「ˈ」で確かめて言う | 録音を聞いて、強い音節が1か所にまとまっている |
4. 文の連結・弱形・リズム | 単語の音をつなげ、機能語(to・for・canなど)を弱く言う | 手本と同じくらいの長さで短い文を言える |
5. イントネーション | 文の種類に合わせて文末を上げ下げする | 録音で疑問文と平叙文の違いが聞き取れる |
※英語の窓口編集部が作成した練習の順番です。上の段ほど土台になるため、上から順に進めると下の段の練習がしやすくなります。
目指す発音のゴールを決める
発音練習のゴールは、ネイティブと区別がつかない発音ではなく、聞き手が意味を取り違えない発音に置くと続けやすくなります。英語は世界中でさまざまなアクセントで話されており、仕事や旅行で困るのは「訛り」よりも、単語の取り違えや聞き返しだからです。
たとえば、riceをliceと聞かれると意味が変わるため、L/Rの区別は優先度が高い項目です。一方、アメリカ英語とイギリス英語のどちらの母音を使うかは、どちらでも通じるため、最初にこだわる必要はありません。
ただし、通訳・俳優・英語講師など、発音そのものが評価される仕事を目指す場合は、特定のアクセントに寄せる練習が必要です。自分の目的に合わせて、ゴールを先に決めておきましょう。
手本にするアクセントを1つ選ぶ
独学の手本は、アメリカ英語かイギリス英語のどちらか1つに決めると練習がぶれません。同じ単語でも母音や r の発音が異なり、手本が混ざると「どちらの音にもなっていない発音」になりやすいからです。
たとえば、Cambridge Dictionaryでは、hotはイギリス英語で /hɒt/、アメリカ英語で /hɑːt/ と表記されています。glassもイギリス英語は /ɡlɑːs/、アメリカ英語は /ɡlæs/ と母音が異なります。
手本選びの目安は、以下のとおりです。
- 普段よく聞く映画・ドラマ・ポッドキャストのアクセント
- 使っている教材の音声のアクセント
- 仕事で話す相手が多い国のアクセント
本記事では、教材の多いアメリカ英語の発音記号を中心に示し、必要な箇所だけイギリス英語も並べます。
英語の発音が日本人に難しい4つの理由
英語の発音が日本人に難しいのは、日本語と英語で、使う音の種類と音の並べ方、リズムの単位が異なるためです。原因を知っておくと、自分の発音のどこを直せばよいかが見えやすくなります。
ここでは、日本語を母語とする学習者が英語の発音でつまずく理由を4つ紹介します。
日本語と英語の違いを、発音への影響で比較します。
違い | 日本語 | 英語 | 起きやすい発音のずれ |
|---|---|---|---|
母音の種類 | ア・イ・ウ・エ・オの5つ | 短母音・長母音・二重母音があり、5つより多い | cat/cutが同じ「キャット/カット」の区別にならない |
子音の種類 | L/Rの区別、TH、V がない | /l/ と /r/、/θ/ と /ð/、/v/ がある | right がlightに、think がsinkに聞こえる |
音の並べ方 | 子音のあとにほぼ必ず母音が付く | 子音が2〜3個続く、子音で終わる単語が多い | milk が「ミルク」と3拍になる |
リズム | 1拍ずつほぼ同じ長さで並べる | 強勢のある音節を強く長く、ほかを弱く短く言う | すべての単語を同じ強さで読んでしまう |
※英語の窓口編集部が整理した比較です。以下では、4つの違いを1つずつ解説します。
日本語にない母音と子音がある
英語には、日本語の音で置き換えられない母音と子音があります。日本語の母音はア・イ・ウ・エ・オの5つですが、英語は短母音・長母音・二重母音を区別し、子音にも /θ/ や /v/ のように日本語にない音があるからです。
たとえば、日本語の「ア」に近い英語の母音には、cat の /æ/、cut の /ʌ/、about の最初の /ə/、アメリカ英語の hot の /ɑː/ があります。カタカナで覚えると、4つの母音がすべて「ア」にまとまってしまいます。
ただし、すべての音を一度に覚える必要はありません。後半の「日本人がつまずきやすい英語の音8つ」から、意味の取り違えにつながりやすい音を優先しましょう。
子音のあとに母音を入れてしまう
日本語話者は、英語の子音のあとに余分な母音を入れやすい傾向があります。日本語の音は「ん」などを除き、子音と母音の組み合わせ(カ=k+a)でできており、子音だけを発音する習慣がないからです。
たとえば、milk /mɪlk/ は英語では1音節ですが、「ミ・ル・ク」と読むと3拍になり、聞き手には別の単語のように響きます。street /striːt/ も、英語では1音節で s・t・r の3つの子音が続きます。
ただし、単語の最後の子音を強く言いすぎる必要はありません。最後の子音は、母音を足さずに口の形だけ作って止める意識で十分です。
スペルと発音が一対一で対応していない
英語は、同じつづりでも単語によって発音が変わります。英語のつづりは、発音が変化したあとも古い書き方を残している部分が多く、文字だけでは音が決まらないからです。
たとえば、ea は leave /liːv/ では /iː/ ですが、bread /bred/ では /e/ と読みます。ough も though・through・tough で読み方がそれぞれ異なります。
ただし、つづりと音にはよく当てはまるルールもあり、フォニックスで覚えると初めて見る単語の読み方を推測しやすくなります。例外の多い単語は、辞書の発音記号と音声で1語ずつ確かめましょう。
リズムの単位が日本語と違う
英語らしく聞こえるかどうかは、個々の音よりも強弱のリズムで大きく変わります。日本語は1拍ずつをほぼ同じ長さで並べる言語ですが、英語は強勢のある音節を強く長く言い、強勢のない音節を弱く短く言うからです。
たとえば、「I want to go to the park.」を1語ずつ同じ強さで読むと、日本語のリズムのままになります。英語では want・go・park を強く言い、I・to・the は弱く短く言うのが自然です。
ただし、どの語を強く言うかは文の意味によって変わります。強勢とリズムの具体的な練習は、後半の「強勢とリズム」で例文と一緒に紹介します。
発音記号とフォニックスの基本
発音記号とフォニックスは、どちらも英語の音を目で確かめるための道具です。発音記号は「単語の正しい音」を、フォニックスは「つづりから音を推測するルール」を教えてくれるため、2つを組み合わせると辞書を引く回数を減らしながら正確な音を確認できます。
ここでは、日本人がつまずきやすい発音記号、フォニックスの代表的なルール、辞書の発音記号と音声の使い方を3つの視点で解説します。
発音記号(IPA)は「音の設計図」として使う
発音記号とは、単語の音を1つの記号に1つの音が対応する形で書き表した記号です。英語の辞書の多くは国際音声記号(IPA)をもとにしており、つづりに関係なく音を正確に確認できるからです。
たとえば、cat と cut はつづりが1文字違うだけですが、発音記号では /kæt/ と /kʌt/ となり、母音が別の音だと一目で分かります。単語の中の「ˈ」は、直後の音節に第1強勢があることを示す記号です。
日本人が特に区別したい発音記号は、以下のとおりです。
発音記号 | 例(アメリカ英語) | 音のポイント |
|---|---|---|
/æ/ | cat /kæt/ | 「エ」の口で「ア」と言う。口を横に開き、あごを下げる |
/ʌ/ | cut /kʌt/ | 口をあまり開けず、短く「ア」と言う |
/ə/ | about /əˈbaʊt/ | 力を抜いた弱く短いあいまいな母音。強勢のない音節に現れる |
/ɪ/ と /iː/ | ship /ʃɪp/、sheep /ʃiːp/ | /ɪ/ は力を抜いた短い音、/iː/ は口を横に引いた長い音 |
/ʊ/ と /uː/ | full /fʊl/、fool /fuːl/ | /ʊ/ は唇の丸めが弱い短い音、/uː/ は唇を丸めた長い音 |
/θ/ と /ð/ | think /θɪŋk/、this /ðɪs/ | 舌先を歯に軽く当てて息を出す。/θ/ は声なし、/ð/ は声あり |
/l/ と /r/ | light /laɪt/、right /raɪt/ | /l/ は舌先を上の歯ぐきに付ける。/r/ は舌先をどこにも付けない |
/f/ と /v/ | fan /fæn/、van /væn/ | 上の前歯を下唇に軽く当てる。/f/ は声なし、/v/ は声あり |
※発音記号は2026年10月時点のCambridge Dictionaryの表記より。音のポイントは英語の窓口編集部による説明です。
なお、英語の辞書では r の音を /r/ と書きますが、IPAの厳密な表記では /ɹ/ にあたる音で、日本語のラ行の音とは異なります。記号を丸暗記するより、記号と辞書の音声をセットで覚えると定着しやすくなります。
フォニックスで「つづりから音」を推測する
フォニックスとは、英語のつづりと音の対応ルールを覚えて、単語の読み方を推測する学習法です。英語圏の子どもの読み書き指導でも使われる方法で、大人が学ぶと、知らない単語を見たときに発音の見当を付けやすくなります。
代表的なフォニックスのルールは、以下のとおりです。
つづり | 音 | 例(アメリカ英語) |
|---|---|---|
母音字1つ+子音字(短母音) | a=/æ/、i=/ɪ/、u=/ʌ/ | cap /kæp/、sit /sɪt/、cup /kʌp/ |
母音字+子音字+e(語末の e は読まない) | a=/eɪ/、i=/aɪ/、o=/oʊ/ | cake /keɪk/、time /taɪm/、home /hoʊm/ |
sh・ch | /ʃ/・/tʃ/ | ship /ʃɪp/、chip /tʃɪp/ |
th | /θ/ または /ð/ | think /θɪŋk/、this /ðɪs/ |
ee | /iː/ | sheep /ʃiːp/、green /ɡriːn/ |
ng(語末) | /ŋ/ | sing /sɪŋ/、long /lɑːŋ/ |
※例は英語の窓口編集部が選んだ単語です。発音記号はCambridge Dictionaryのアメリカ英語の表記を参考にしています。
ただし、have /hæv/ や give /ɡɪv/ のように「母音字+子音字+e」でも短母音で読む単語もあり、フォニックスは例外を含むルールです。フォニックスで見当を付け、迷ったら辞書の発音記号で確かめる、という使い分けが現実的です。
辞書の発音記号と音声で1語ずつ確かめる
発音を確かめる際は、発音記号と音声の両方を出してくれるオンライン辞書を使うと効率的です。記号で口の形を確認し、音声で実際の響きを聞くことで、目と耳の両方から正しい音を覚えられるからです。
2026年10月12日に公式サイトで確認した、発音の確認に使えるサイトの特徴は、以下のとおりです。
サイト | 確認できること | 向いている使い方 |
|---|---|---|
Cambridge Dictionary | 単語ごとにイギリス英語(UK)とアメリカ英語(US)の発音記号と音声 | UKとUSの違いを並べて確かめる |
Oxford Learner's Dictionaries | 単語ごとにイギリス英語とアメリカ英語の発音記号と音声 | 学習者向けの辞書で、意味・例文と一緒に音を確かめる |
YouGlish | 入力した単語やフレーズが話されているYouTube動画の場面。US・UK・オーストラリアなどアクセントで絞り込める | 実際の会話の中での発音や、文の中での音の変化を聞く |
※2026年10月時点・各公式サイトより。
たとえば、water をCambridge Dictionaryで引くと、イギリス英語は /ˈwɔː.tə(r)/、アメリカ英語は /ˈwɑː.t̬ɚ/ と表示されます。/t̬/ は、アメリカ英語の t が日本語の「ラ行」に近いはじき音になることを示すために、Cambridge Dictionaryが使っている表記です。辞書で1語の音を確かめたら、YouGlishで文の中の音も聞き比べましょう。
日本人がつまずきやすい英語の音8つ【自作の例つき】
日本人がつまずきやすい英語の発音は、個々の音(L/R・TH・V/F・母音・語末の子音)と、文の中の音(連結・脱落・弱形、強勢とリズム、イントネーション)の2種類に分けられます。前者は単語の取り違えに、後者は「聞き取りにくさ」につながるため、両方を練習する必要があります。
ここでは、8つのポイントを、口の動き・練習用の単語の組み合わせ・例文と一緒に解説します。単語の組み合わせと例文は、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。
8つのポイントを、日本語で起きやすい置き換えと練習用の単語で整理します。
ポイント | 日本語で起きやすい置き換え | 練習用の単語(自作) |
|---|---|---|
L と R | どちらもラ行の音になる | light/right、fly/fry、long/wrong |
TH | /θ/ がサ行、/ð/ がザ行になる | think/sink、mouth/mouse、breathe/breeze |
V と F | /v/ がバ行、/f/ が「フ」になる | van/ban、very/berry、fan |
母音の区別 | /æ/・/ʌ/・/ə/ がすべて「ア」になる | cap/cup、ship/sheep、full/fool |
語末の子音 | 最後に母音を足す | milk、book、bed/bet |
連結・脱落・弱形 | 1語ずつ区切って読む | check it out、can(弱形 /kən/) |
強勢とリズム | すべての音節を同じ強さで読む | photograph/photographer |
イントネーション | 文末が平らになる | Where are you from? / Are you from Tokyo? |
※英語の窓口編集部が作成した練習用の単語です。以下では、8つのポイントを1つずつ解説します。
L と R:舌先を付けるか付けないか
L と R の違いは、舌先を上の歯ぐきに付けるかどうかです。日本語のラ行は舌先で歯ぐきを軽くはじく音で、英語の /l/ とも /r/ とも異なるため、ラ行で代用すると両方が同じ音に聞こえてしまいます。
/l/ は舌先を上の前歯の裏の歯ぐきにしっかり付けたまま声を出します。/r/ は舌先をどこにも付けず、舌を少し奥に引くか舌先を軽く反らせ、唇を少し丸めて「ウ」に近い口から音を出します。練習用の単語の組み合わせと例文(自作)は、以下のとおりです。
- light /laɪt/ / right /raɪt/
- fly /flaɪ/ / fry /fraɪ/
- long /lɑːŋ/ / wrong /rɑːŋ/
- 例文:Turn right at the long red light.
ただし、R の前に「ウ」を入れすぎると「ゥライト」のように不自然になります。唇の丸めは軽くし、録音で L と R の違いが聞き分けられるかを確かめましょう。
TH:舌先を歯に当てて息を出す
TH の音は、舌先を上の前歯に軽く当て、すき間から息を出して作ります。/θ/ を「サ行」、/ð/ を「ザ行」で代用すると、think が sink、mouth が mouse のように別の単語に聞こえるからです。
/θ/ は声を出さずに息だけを流す音で、/ð/ は同じ口の形で声を出す音です。舌先は歯の間から少し出しても、上の前歯の裏に当ててもかまいません。練習用の単語の組み合わせと例文(自作)は、以下のとおりです。
- think /θɪŋk/ / sink /sɪŋk/
- mouth /maʊθ/ / mouse /maʊs/
- breathe /briːð/ / breeze /briːz/
- 例文:I think this is the third one.
ただし、舌を強く噛むと息が止まり、/t/ や /d/ に近い音になります。舌先は歯に「触れる」程度にして、息が流れ続けているかを確かめてください。
V と F:上の前歯を下唇に当てる
V と F は、上の前歯を下唇に軽く当て、すき間から息を出して作る音です。日本語の「フ」は両唇の間から息を出す音で、バ行は両唇を閉じて開く音のため、どちらで代用しても英語の /f/・/v/ にはならないからです。
/f/ は声を出さずに息だけを流し、/v/ は同じ口の形で声を出します。/v/ を出す際は、下唇が少し震える感覚があれば声が出ている目安です。練習用の単語の組み合わせと例文(自作)は、以下のとおりです。
- van /væn/ / ban /bæn/
- very /ˈver.i/ / berry /ˈber.i/
- fan /fæn/(「ファン」の「フ」で唇を閉じない)
- 例文:I have five very fast vans.
ただし、下唇を強く噛む必要はありません。唇の内側に前歯を軽く乗せる程度で、息が細く長く流れる状態を目指しましょう。
母音の区別:「ア」と「イ」と「ウ」を分ける
英語の母音は、日本語の「ア」「イ」「ウ」にあたる範囲を複数の音に分けて区別します。cap と cup、ship と sheep、full と fool は、母音が違うだけで別の単語になるため、カタカナの1音で覚えると意味の取り違えが起きるからです。
/æ/ は「エ」の口のままあごを下げて「ア」と言い、/ʌ/ は口をあまり開けずに短く「ア」と言います。/ɪ/ と /ʊ/ は力を抜いた短い音で、/iː/ と /uː/ は口を横に引くか唇を丸めた長い音です。練習用の単語の組み合わせと例文(自作)は、以下のとおりです。
- cap /kæp/ / cup /kʌp/
- ship /ʃɪp/ / sheep /ʃiːp/
- full /fʊl/ / fool /fuːl/
- 例文:Put the cup on the black cap.
ただし、/ɪ/ と /iː/ の違いは長さだけではなく、口の緊張の度合いも異なります。「イー」と伸ばすだけで sheep にしようとせず、ship は力を抜いた「イ」と「エ」の中間に近い音で言いましょう。
語末の子音:母音を足さずに止める
単語の最後の子音は、母音を足さずに口の形だけ作って止めるのが基本です。日本語では子音のあとに母音が付くため、book を「ブック」、good を「グッド」と読むと最後に「ウ」や「オ」が入り、音節の数が増えてしまうからです。
たとえば、book /bʊk/ は最後の /k/ で舌の奥を上あごに付けて止めるだけで、「ク」と言い切りません。また、bed /bed/ と bet /bet/ では、声のある子音 /d/ の前の母音が、声のない /t/ の前より長く聞こえる傾向があります。練習用の単語と例文(自作)は、以下のとおりです。
- milk /mɪlk/(1音節で言う)
- book /bʊk/、good /ɡʊd/(最後に母音を足さない)
- bed /bed/ / bet /bet/(母音の長さの違いを聞く)
- 例文:Can I have a cup of hot milk?
ただし、最後の子音を省略すると別の単語に聞こえる場合があります。音を「消す」のではなく、口の形を作ったまま息を止める意識で練習しましょう。
音の連結・脱落・弱形:単語をつなげて言う
英語の文は、単語を1語ずつ区切らず、前後の音をつなげたり弱めたりして話されます。連結・脱落・弱形を知らないと、自分で話すときに不自然になるだけでなく、聞き取りでも知っている単語が聞き取れない原因になるからです。
代表的な音の変化は、以下のとおりです。
音の変化 | 内容 | 例(自作) |
|---|---|---|
連結 | 子音で終わる単語と母音で始まる単語がつながる | check it out(check の /k/ と it、it の /t/ と out がつながる)、an apple |
脱落 | 同じか近い子音が続くと、前の子音がほぼ聞こえなくなる | good day、next time の /d/・/t/ |
弱形 | 機能語(助動詞・前置詞・冠詞など)を弱い母音 /ə/ で短く言う | can /kæn/ → /kən/、to → /tə/、for → /fɚ/ |
はじき音(アメリカ英語) | 母音にはさまれた t が、ラ行に近い音になる | water /ˈwɑː.t̬ɚ/、better /ˈbet̬.ɚ/ |
※例は英語の窓口編集部が作成。can の強形 /kæn/・弱形 /kən/ はCambridge Dictionaryの表記より。
たとえば、「I can swim.」の can は弱形の /kən/ で短く言い、「Yes, I can.」のように文末に来るときは強形の /kæn/ で言います。ただし、音の変化は話す速さや話し手によって変わるため、最初は手本の音声を聞いて、自分が真似できる変化から取り入れましょう。
強勢とリズム:強く言う音節を1つに決める
英語では、単語ごとに強く長く言う音節(強勢)が決まっており、強勢の位置を間違えると正しい母音でも通じにくくなります。英語の聞き手は強勢の位置を手がかりに単語を聞き分けており、カタカナ語の感覚で読むと強勢がずれやすいからです。
たとえば、Cambridge Dictionaryのアメリカ英語の表記では、photograph は /ˈfoʊ.t̬oʊ.ɡræf/ で最初の音節、photographer は /fəˈtɑː.ɡrə.fɚ/ で2番目の音節、photographic は /ˌfoʊ.t̬əˈɡræf.ɪk/ で3番目の音節に第1強勢があります。カタカナ語と強勢がずれやすい単語の例は、以下のとおりです。
- hotel /hoʊˈtel/(後ろの tel を強く言う)
- event /ɪˈvent/(後ろの vent を強く言う)
- career /kəˈrɪr/(後ろの reer を強く言う)
- 例文:I WANT to GO to the PARK.(大文字の語を強く言う)
文の中では、名詞・動詞・形容詞などの内容語を強く言い、代名詞・前置詞・冠詞などの機能語を弱く言うのが基本です。ただし、強調したい語や対比する語は機能語でも強く言うため、意味に合わせて強弱を変えましょう。
イントネーション:文末を上げるか下げるか
イントネーションとは、文全体の声の高さの上がり下がりのことです。英語では文末の上げ下げで質問か確認か、話が続くか終わるかを伝えるため、平らな抑揚で話すと意図が伝わりにくくなるからです。
よく使うイントネーションの型と例文(自作)は、以下のとおりです。
文の種類 | 文末の抑揚 | 例文(自作) |
|---|---|---|
平叙文 | 下がる | I'm from Tokyo.(↘) |
Wh疑問文(what・whereなど) | 下がることが多い | Where are you from?(↘) |
Yes/No疑問文 | 上がることが多い | Are you from Tokyo?(↗) |
列挙 | 途中は上がり、最後で下がる | I bought apples(↗), bananas(↗), and oranges(↘). |
※英語の窓口編集部が作成した例文です。
ただし、イントネーションの型は傾向であり、話し手の気持ちや場面で変わります。Yes/No疑問文でも、答えを確かめるだけの場面では下がる場合があるため、手本の音声で実際の抑揚を確かめましょう。
英語の発音を独学で練習する手順【6STEP】
英語の発音を独学で練習するには、聞き分けから始めて、1音 → 単語 → 文 → 文章と範囲を広げていく手順が効果的です。いきなり長い文章を音読すると、崩れた音に気づかないまま練習を重ねてしまうためです。
ここでは、独学で発音を練習する手順を6STEPで紹介します。全体の流れは、以下のとおりです。
- 聞き分けを確認する
- 1音ずつ口の形を作る
- 単語を強勢と一緒に言う
- 短い文で連結・弱形・リズムを付ける
- 録音して手本と比べる
- 音読・シャドーイングで文章に広げる
以下では、6つのSTEPを具体的に解説します。
【STEP1】聞き分けを確認する
最初のSTEPは、練習したい音を耳で聞き分けられるかを確認することです。聞き分けられない音は、自分で発音したときに正しいかどうかも判断できないからです。
たとえば、light と right の音声を辞書で交互に再生し、目を閉じてどちらの単語かを当てます。8つのポイントの表にある単語の組み合わせを使えば、L/R・TH・V/F・母音の聞き分けを確認できます。
ただし、何度聞いても違いが分からない音は、STEP2で口の形を先に覚えると聞き分けやすくなる場合があります。聞き分けと口の形の練習は、行き来しながら進めましょう。
【STEP2】1音ずつ口の形を作る
次に、発音記号と辞書の音声を手がかりに、1音ずつ口の形と舌の位置を作ります。単語や文の中では音が速く流れるため、1音の口の形が定まっていないと、文になったときに日本語の音に戻りやすいからです。
たとえば、/θ/ を練習する際は、鏡を見ながら舌先が前歯に触れているか、息が流れているかを確かめます。1つの音を5〜10回ずつ、ゆっくり出すところから始めると、口の動きを意識しやすくなります。
ただし、1日に練習する音は2〜3個までに絞ると、1つ1つの音を丁寧に確認できます。8つのポイントのうち、STEP1で聞き分けにくかった音から始めましょう。
【STEP3】単語を強勢と一緒に言う
1音を出せるようになったら、練習した音を含む単語を、強勢の位置と一緒に練習します。正しい音でも強勢の位置がずれると通じにくいため、音と強勢は単語の段階でセットにしておく必要があるからです。
たとえば、辞書で「ˈ」の位置を確かめ、強勢のある音節だけを大きく長く言い、ほかの音節を弱く短く言います。photograph/photographer/photographic のように、強勢の位置が変わる単語の組み合わせを並べて言うと、違いを体で覚えられます。
ただし、強勢のない音節を弱くしすぎて消してしまうと、単語の形が崩れます。弱い音節は /ə/ の短い音で、聞こえる程度に残しましょう。
【STEP4】短い文で連結・弱形・リズムを付ける
単語を言えるようになったら、5〜8語程度の短い文で、連結・弱形・リズムを練習します。実際の会話は文の単位で話されるため、単語では正しい音でも、文になると強弱のない日本語のリズムに戻りやすいからです。
たとえば、「I want to check it out.」を、最初は1語ずつ区切って言い、次に want と check と out を強く言い、最後に check it out をつなげて言います。手拍子を打ちながら、強く言う語に手拍子を合わせると、英語のリズムをつかみやすくなります。
ただし、速く言おうとすると音が崩れます。最初は手本よりゆっくりでよいので、強弱のリズムを優先しましょう。
【STEP5】録音して手本と比べる
練習した単語や文は、スマートフォンで録音して手本の音声と聞き比べます。話している最中は自分の声を骨伝導でも聞いているため、他人が聞いている自分の発音とずれがあり、録音しないと誤りに気づきにくいからです。
たとえば、辞書やYouGlishで手本を1回聞き、自分で1回言って録音し、続けて手本と自分の録音を交互に再生します。比べる観点は、次の「録音・AIで自分の発音を確認する方法」で紹介します。
ただし、一度に多くの観点を確認すると、どこを直せばよいか分からなくなります。1回の録音では、「L/R」や「強勢の位置」のように観点を1つに絞りましょう。
【STEP6】音読・シャドーイングで文章に広げる
最後に、音読やシャドーイングで、練習した音を文章の中で使えるようにします。短い文では正しく言える音も、内容を考えながら話す文章では崩れやすく、まとまった量を口に出す練習が必要だからです。
たとえば、教材の音声付きの英文を、最初はスクリプトを見ながら音読し、慣れたら音声に少し遅れて同じように言うシャドーイングに進みます。シャドーイングのやり方と教材の選び方は、別の記事で詳しくまとめています。
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シャドーイングのやり方と効果、教材の選び方
ただし、シャドーイングは音声に遅れずについていくことに意識が向き、個々の音が雑になりやすい練習です。シャドーイングで崩れた音は、STEP2に戻って1音ずつ確認しましょう。
録音・AIで自分の発音を確認する方法
独学で発音を伸ばすには、自分の発音を客観的に確認する方法を持つことが欠かせません。講師がいない独学では、誤りを指摘してくれる人がいないため、録音や音声認識、AIの判定を「先生の代わり」として使う必要があるからです。
ここでは、自分の発音を確認する3つの方法と、方法ごとに分かること・分かりにくいことを比較します。
3つの確認方法を、分かることと分かりにくいことで比較します。
確認方法 | 分かること | 分かりにくいこと |
|---|---|---|
スマホの録音 | 手本との音・強勢・リズムの違い(自分の耳で判断) | 聞き分けられない音の誤り |
スマホの音声入力 | 単語が意図どおりに認識されるか(通じるかの目安) | どこがどう違うか。前後の文脈で補正されて認識される場合もある |
AI発音アプリ | 音ごと・単語ごとの判定や点数、苦手な音の傾向 | 判定の基準がアプリごとに異なり、点数が会話で通じるかと一致しない場合がある |
※英語の窓口編集部による整理です。3つの方法を組み合わせると、1つの方法の弱点を補えます。
スマホの録音で手本と聞き比べる
スマートフォンの録音は、追加の費用なしで今日から始められる確認方法です。手本の音声と自分の録音を交互に再生するだけで、自分では気づかなかった母音の足しすぎや強勢のずれが聞こえるようになるからです。
録音を聞き比べる際のチェック項目は、以下のとおりです。
- 語末の子音のあとに「ウ」「オ」が入っていないか
- 強く言う音節が手本と同じ位置にあるか
- 文の長さ(かかった時間)が手本と大きく違わないか
- 文末の上げ下げが手本と同じか
ただし、聞き分けられない音は、録音を聞いても誤りに気づけません。録音で判断しにくい音は、次の音声入力やAIアプリでの確認を組み合わせましょう。
音声入力で「通じるか」を試す
スマートフォンのキーボードの音声入力を英語に切り替えると、自分の発音が意図した単語として認識されるかを試せます。音声入力は聞き手の代わりに音声を文字に変換する仕組みのため、意図した単語として認識されるかどうかが「通じる発音か」の1つの目安になるからです。
たとえば、light と right を1語ずつ言い、意図した単語が表示されるかを確かめます。単語単体で試すと、前後の文脈による補正が入りにくく、音そのものの違いを確認しやすくなります。
ただし、音声入力は「どこがどう違うか」までは教えてくれず、文で試すと文脈から補正されて正しく表示される場合もあります。音声入力の結果は、合否の目安として使いましょう。
AI発音アプリで音ごとの判定を受ける
AI発音アプリは、話した音声を音ごと・単語ごとに判定し、苦手な音の傾向を示してくれる確認方法です。録音や音声入力では分かりにくい「どの音がずれているか」を、色分けや点数で示す機能を持つアプリがあるからです。
たとえば、ELSA Speakは、話した英語にAIがその場でフィードバックを返すと公式サイトで案内している英語スピーキングアプリです(2026年10月時点・ELSA公式サイトより)。料金や機能、評判は、別の記事でまとめています。
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ELSA Speakの評判・料金と、AI発音アプリとしての使い方
ただし、AIの判定基準はアプリごとに異なり、高い点数が会話で通じることを保証するわけではありません。点数の上下に一喜一憂せず、苦手な音を見つける道具として使いましょう。
1日15分・30分の発音練習メニュー例【自作】
発音練習は、週末に長時間まとめて取り組むより、毎日短い時間で続ける形にすると習慣にしやすくなります。発音は口や舌の動きを体で覚える練習で、1回の練習時間が短くても、毎日口を動かす回数を確保することが大切だからです。
ここでは、英語の窓口編集部が作成した1日15分と30分の練習メニュー例と、1週間で練習する音を回す例を紹介します。時間配分は目安なので、自分の生活に合わせて調整してください。
1日15分のメニュー例
1日15分のメニューは、忙しい社会人が通勤時間や就寝前に続けることを想定した構成です。短い時間でも「聞く → 言う → 録音で確認する」の流れを1回は回すことで、練習が言いっぱなしにならないからです。
1日15分のメニュー例(自作)は、以下のとおりです。
時間 | 内容 | 使うもの |
|---|---|---|
3分 | 練習する音(1〜2個)の聞き分け | 辞書の音声、単語の組み合わせ |
5分 | 1音 → 単語の順に口の形を作って言う | 鏡、辞書の発音記号 |
5分 | 練習する音を含む短い文を3つ言い、録音して聞き比べる | スマホの録音 |
2分 | 音声入力で単語が認識されるか確かめる | スマホの音声入力 |
※英語の窓口編集部が作成したメニュー例です。
ただし、15分では文章の音読やシャドーイングまで手が回りません。週末など時間を取れる日に、30分のメニューで文章の練習を足しましょう。
1日30分のメニュー例
1日30分のメニューは、個々の音に加えて、リズム・イントネーションと文章の練習まで含めた構成です。個々の音だけを練習していると、文章を読んだときに強弱のない日本語のリズムに戻りやすいため、毎回文章の練習まで進めるのが理想だからです。
1日30分のメニュー例(自作)は、以下のとおりです。
時間 | 内容 | 使うもの |
|---|---|---|
5分 | 練習する音(2〜3個)の聞き分け | 辞書の音声 |
7分 | 1音 → 単語(強勢つき)の練習 | 鏡、辞書の発音記号 |
8分 | 短い文で連結・弱形・リズム・イントネーションを付ける | 手本の音声、YouGlish |
7分 | 音声付き教材の英文を音読またはシャドーイング | 教材の音声 |
3分 | 音読を録音し、観点を1つ決めて聞き比べる | スマホの録音、AI発音アプリ |
※英語の窓口編集部が作成したメニュー例です。
ただし、30分が負担になって続かない場合は、15分のメニューに戻して毎日続けることを優先しましょう。
1週間で練習する音を回す例
練習する音は、曜日ごとにテーマを決めて回すと、8つのポイントを偏りなく練習できます。毎日同じ音ばかり練習すると、苦手なまま放置される音が出てくるからです。
1週間の練習テーマの例(自作)は、以下のとおりです。
曜日 | 練習テーマ |
|---|---|
月 | L と R |
火 | TH、V と F |
水 | 母音の区別(/æ/・/ʌ/・/ə/、/ɪ/・/iː/、/ʊ/・/uː/) |
木 | 語末の子音 |
金 | 音の連結・脱落・弱形 |
土 | 強勢とリズム、イントネーション |
日 | 1週間の音を含む英文を音読・録音して復習 |
※英語の窓口編集部が作成した例です。
ただし、すでにできている音の曜日は、苦手な音の練習に置き換えてかまいません。日曜日の録音を毎週残しておくと、自分の発音の変化を聞き比べられます。
独学の発音練習でよくある失敗と対処法
独学の発音練習では、練習の量よりも、練習の進め方の誤りで伸び悩むケースが目立ちます。間違った音を繰り返すと、間違った口の動きが定着してしまうため、早い段階で進め方を見直すことが大切です。
ここでは、独学でよくある失敗を5つ挙げ、原因と対処法を表にまとめます。
よくある失敗 | 原因 | 対処法 |
|---|---|---|
カタカナで読み方をメモする | カタカナは日本語の音しか表せない | 発音記号と辞書の音声で覚える |
いきなり長い文章を音読する | 崩れた1音に気づかないまま練習を重ねる | 1音 → 単語 → 文 → 文章の順に広げる |
録音せずに言いっぱなしにする | 話しているときの自分の声と録音の声がずれる | 観点を1つ決めて、手本と録音を聞き比べる |
個々の音だけを練習する | 文の強弱・抑揚が日本語のまま残る | 短い文の段階で強勢とリズムの練習を入れる |
手本のアクセントが混ざる | アメリカ英語とイギリス英語の母音が混ざる | 手本を1つに決め、辞書もUS/UKの同じ側を見る |
※英語の窓口編集部による整理です。
上記の失敗を避けるだけでも、同じ練習時間で確認できる誤りが増えます。自分の練習に当てはまる失敗があれば、対処法を1つずつ取り入れましょう。
独学で詰まる場合は発音矯正スクールも選択肢
英語の発音は、辞書・録音・AIアプリを使えば独学でも十分に伸ばせるため、独学で足りる方には独学で十分。一方、自分では聞き分けられない音の誤りや、口の形の細かいずれは、録音やAIの判定だけでは直しにくい場合があります。
ここでは、発音矯正スクールを検討してもよい場面と、英語の窓口に掲載している発音矯正スクールの比較表を紹介します。
発音矯正スクールを検討してもよい場面は、以下のとおりです。
- 録音を聞いても、手本とどこが違うのか分からない
- AIアプリの点数が上がっても、会話で聞き返される
- プレゼン・学会発表・面接など、期限のある本番が控えている
- 口の形や舌の位置を、目の前で直してほしい
英語の窓口に掲載している発音矯正スクールを、料金・期間・形式・保証で比較します。
※料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。最新の料金・条件は各スクールの公式サイトで確認してください。
発音矯正スクールは、マンツーマンの対面・オンライン、月謝制・コース制など、形式や料金の仕組みがスクールごとに異なります。各スクールの詳細や口コミは、発音矯正スクールの一覧で確認できます。
まとめ
- 英語の発音は、「聞き分け → 1音ずつの口の形 → 単語の強勢 → 文のリズムと抑揚」の順に練習すると、独学でも効率よく身につく
- 日本人がつまずきやすいのは、L/R・TH・V/F・母音の区別・語末の子音と、連結・脱落・弱形、強勢とリズム、イントネーションの8つ
- 発音記号とフォニックスを組み合わせ、Cambridge DictionaryやOxford Learner's Dictionariesの発音記号と音声で1語ずつ確かめる
- スマホの録音・音声入力・AI発音アプリを組み合わせると、独学でも自分の発音を客観的に確認できる
- 1日15分でも、「聞く → 言う → 録音で確認する」を毎日続けることが大切
まずは今日、light と right を辞書で聞き比べ、自分の発音を録音するところから始めてみてください。
よくある質問
英語の発音は独学で良くなりますか?
英語の発音は、辞書の発音記号と音声、スマホの録音、AI発音アプリを組み合わせれば独学でも良くできます。ただし、自分で聞き分けられない音の誤りは気づきにくいため、伸び悩んだ場合は発音矯正のレッスンで確認してもらう方法もあります。
発音記号とフォニックスはどちらから覚えるべきですか?
大人の独学では、辞書で単語の正確な音を確かめられる発音記号から覚えると効率的です。フォニックスはつづりから読み方を推測するルールで、発音記号と組み合わせると初めて見る単語の読み方の見当を付けやすくなります。
英語の発音を確認できるサイトはありますか?
Cambridge DictionaryとOxford Learner's Dictionariesでは、単語ごとにイギリス英語とアメリカ英語の発音記号と音声を確認できます。YouGlishでは、単語やフレーズが実際に話されているYouTube動画の場面を、アクセントで絞り込んで聞けます(2026年10月時点)。
アメリカ英語とイギリス英語のどちらの発音を練習すべきですか?
どちらの発音でも通じるため、普段よく聞く英語や使っている教材の音声に合わせて1つに決めると練習がぶれません。同じ単語でも母音やrの発音が異なるため、辞書もUS/UKの同じ側の表記と音声を見るようにしましょう。
英語の発音練習は1日何分すればよいですか?
英語の窓口編集部では、続けやすさを優先して1日15分から始めるメニュー例を紹介しています。15分でも「聞く → 言う → 録音で確認する」を1回ずつ回し、時間を取れる日に音読やシャドーイングを足す方法がおすすめです。
出典・参考
- Cambridge Dictionary(Cambridge University Press & Assessment) 2026年10月11日参照
- Oxford Learner's Dictionaries(Oxford University Press) 2026年10月11日参照
- YouGlish(YouGlish) 2026年10月11日参照
- ELSA Speak 公式サイト(ELSA) 2026年10月11日参照
この記事を書いた人
執筆
英語の窓口編集部
英語の窓口/編集部
英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。








