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AIで英語の発音をチェックする方法|無料ツールの使い方と採点の見方

公開日:2026年10月13日2026年10月時点の情報

AIで英語の発音をチェックする方法|無料ツールの使い方と採点の見方

AIで英語の発音をチェックする方法を、音声入力・ChatGPTやGemini・発音採点アプリ・AI英会話アプリの4つに分けて解説。無料で使える範囲、手順とプロンプト例、点数の見方、判定が安定しないときの対処法が分かります。

まとめ記事AI英会話アプリおすすめ11選|料金と無料範囲を比較【2026年最新】
結論

AIで英語の発音をチェックするには、スマホの音声入力で意図した単語が表示されるかを試して通じない単語を見つけ、ELSA Speakなどの発音採点アプリで音ごとの判定を受けて直します。点数はアプリごとに基準が違うため、同じアプリ・同じ環境での変化と、低い判定が続く音の傾向で見ましょう。

この記事でわかること

  • AIで英語の発音をチェックする方法は、音声入力・生成AI(ChatGPT・Gemini)・発音採点アプリ・AI英会話アプリの4つで、どれも無料か無料体験で始められます。

  • 音声入力は「通じるか」、ELSA Speak・発音博士などの採点アプリは「どの音がずれているか」を確かめるのに向いており、ELSA Speakの無料プランでは発音などのレッスンを1日2回使えます(2026年10月時点)。

  • AIの点数は手本との近さを示す目安で、通じる発音の保証ではないため、同じアプリ・同じ場所・同じマイクでの変化を見ることが大切です。

要点データ

AIで発音をチェックする方法4つ音声入力・生成AI・発音採点アプリ・AI英会話アプリ
ELSA Speakの無料プラン発音などのレッスン1日2回AIを使うレッスンは合計3回まで。2026年10月時点・ELSA Speakヘルプセンターより
AI英会話アプリの無料体験Speak 7日間・スピークバディ 3日間2026年10月時点・各社公式サイトより

※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。アプリ・AIツールの料金・無料範囲・機能は、各ツールの公式サイト・公式ヘルプ・App Storeで確認しました。

AIで英語の発音をチェックする方法は、スマートフォンの音声入力で「通じるか」を試す方法から、発音採点アプリで1音ずつ判定を受ける方法まで、いくつかの種類があります。どの方法も無料か無料体験で始められ、講師がいなくても自分の発音の誤りに気づけます。

方法ごとに分かることと分かりにくいことを把握すると、目的に合ったツールを迷わず選べます。AIの点数や判定をどこまで信じてよいかも先に知っておけば、点数の上下に振り回されずに練習を続けられます。

本記事では、AIで発音をチェックする4つの方法の早見表、使えるツールの無料範囲、方法ごとの手順と自作のプロンプト例をまとめています。さらに、判定結果の見方、判定が安定しないときの対処法、1週間の練習メニューも紹介します。料金と機能は2026年10月13日に各公式ページとApp Storeで確認した情報です。

AIで英語の発音をチェックする方法の早見表|4つの方法と分かること

AIで英語の発音をチェックする方法は、使う仕組みによって分かることが変わります。音声を文字に変える「音声認識」は通じるかどうかの目安になり、手本との違いを採点する「発音評価」はどの音がずれているかまで示すためです。

ここでは、4つの方法を早見表で比較し、AIが発音を判定する仕組みと、AIの発音チェックで分かりにくいことを紹介します。

AIで発音をチェックする4つの方法を、使うツール・分かること・費用で比較します。

方法

使うツールの例

分かること

費用(2026年10月時点)

1. 音声入力で文字にする

スマホのキーボードの音声入力、Google翻訳

意図した単語として認識されるか(通じるかの目安)

無料

2. 生成AIに聞き取らせる

ChatGPT・Geminiの音声会話

文の中で意図した単語が伝わるか、会話が成り立つか

無料プランあり

3. 発音採点アプリで判定を受ける

ELSA Speak・発音博士・英語発音トレーニング・BoldVoice

音ごと・単語ごとの点数や色分け、苦手な音の傾向

無料プランか無料体験あり

4. AI英会話アプリの中で指摘を受ける

Speak・スピークバディ

会話やレッスンで話した英語の発音・抑揚への指摘

無料体験あり(3〜7日間)

※英語の窓口編集部が、各ツールの公式サイト・公式ヘルプ・App Storeの情報をもとに整理

はじめての方は、方法1で通じない単語を見つけ、方法3の採点アプリでその単語の音を直す組み合わせが無駄のない進め方です。AI英会話アプリ全体の料金と無料範囲は、AI英会話アプリおすすめ11選で比較しています。

AIが英語の発音を判定する仕組み

AIの発音チェックは、音声認識と発音評価の2つの仕組みに分けられます。音声認識は話した音声を文字に変える技術で、発音評価は話した音声を手本の発音と比べて点数や判定を出す技術です。

2つの仕組みの違いは、以下のとおりです。

  • 音声認識:話した音声を文字に変える。意図した単語が表示されれば、聞き手にも伝わる可能性が高いと判断できる
  • 発音評価:手本の発音と比べ、音・単語ごとに点数や色を付ける。どの音がずれているかまで分かる

たとえば、発音博士はApp Storeの説明で、アメリカ英語を母語とする人の発音サンプルから統計的に作った音響モデルを「適切な発音」とし、そこからの差を指摘すると案内しています(2026年10月時点・App Storeより)。発音評価の点数は、アプリが手本とした発音との近さを示すものです。

AIの発音チェックで分かりにくいこと

AIの発音チェックでは、口の形や舌の位置そのものと、判定がずれた理由は分かりにくい傾向があります。AIが受け取るのはマイクで拾った音声だけで、口の動きを見て指導するわけではないためです。

AIの発音チェックで分かりにくいことと、補う方法を表で整理します。

分かりにくいこと

起こりやすいこと

補う方法

口の形・舌の位置

点数が低い理由が分からず、同じ言い方を繰り返す

辞書の発音記号と、アプリの口の形の解説で確かめる

判定の基準

アプリによって同じ発音の点数が違う

1つのアプリの点数の変化で、上達を見る

雑音・マイクの影響

正しく言っても低い点数になる

静かな場所で、同じマイクを使って判定する

文脈による補正

音声認識が前後の文から単語を推測し、誤りが表示されない

単語を1語ずつ言って確かめる

上記の弱点を知ったうえで、AIの判定は「苦手な音を見つける道具」として使いましょう。

AIで発音チェックに使えるツール【無料範囲を比較】

発音チェックに使えるAIツールは、音声認識で通じるかを試すツール、音ごとに採点する発音アプリ、会話の中で指摘を受けるAI英会話アプリの3種類に分かれます。同じ「発音チェック」でも、ツールによって判定の細かさと無料で使える範囲が大きく違います。

ここでは、公式サイト・公式ヘルプ・App Storeで発音に関する機能を確認できたツールを、種類ごとに紹介します。

発音チェックに使えるAIツールを、種類・発音チェックの方式・無料で使える範囲で比較します。

ツール

種類

発音チェックの方式

無料で使える範囲(2026年10月時点)

スマホの音声入力

音声認識

話した英語を文字に変える

無料(端末の標準機能)

Google翻訳

音声認識

英語を選んでマイクで話し、認識された英文を見る

無料

ChatGPT

生成AI

音声会話で話し、文字起こしと返答を見る

無料プランあり(音声会話は利用上限つき)

Gemini

生成AI

Gemini Liveで話し、返答を見る

無料プランでGemini Liveを使える

ELSA Speak

発音採点アプリ

音節単位で採点し、改善案を示す

無料プランで発音などのレッスン1日2回、AIを使うレッスン合計3回

発音博士

発音採点アプリ

どこをどう発音したかを示して採点する

アプリは無料。単語の追加は有料コンテンツ

英語発音トレーニング

発音採点アプリ

発音をアプリがその場でチェックする

無料

BoldVoice

発音採点アプリ

録音をAIが採点し、発音コーチの動画で直し方を学ぶ

最初の7日間無料(公式サイト)

Speak(スピーク)

AI英会話アプリ

レッスンで話した英語を音声認識で評価し、発音コーチで練習する

7日間の無料体験

スピークバディ

AI英会話アプリ

発音演習・抑揚トレーニング

3日間の無料体験

※2026年10月13日時点・各ツールの公式サイト・公式ヘルプ・App Storeより。発音博士とBoldVoiceの有料プランの料金は、公式サイトとApp Storeの表示から確認できず

費用をかけずに始めたい方は、音声認識のツールで通じない単語を探し、ELSA Speakの無料プランか発音博士・英語発音トレーニングで音を直すと、無料の範囲で練習を回せます。

音声認識で「通じるか」を試すツール

スマホの音声入力とGoogle翻訳は、発音が意図した単語として認識されるかを無料で試せるツールです。音声認識は聞き手の代わりに音声を文字に変えるため、狙った単語が表示されるかどうかが「通じる発音か」の1つの目安になります。

Google翻訳のヘルプでは、左下で音声入力の言語、右下で翻訳先の言語を選び、マイクのアイコンを押して話すと案内されています(2026年10月時点・Google翻訳ヘルプより)。英語を音声入力の言語に選べば、話した英語がどう認識されたかを画面で確かめられます。

ただし、音声認識は「どの音がどうずれているか」までは教えてくれません。誤って認識された単語は、次の発音採点アプリで音ごとに確かめましょう。

なお、Googleは2019年11月に、検索で単語の発音を練習できる機能をアメリカ英語・スマートフォン向けに試験的に始めると公式ブログで発表しています。Google翻訳の会話練習機能「Practice」も、2025年8月の公式ブログでは英語を学ぶ対象をスペイン語・フランス語・ポルトガル語の話者と案内しています。どちらも、日本語で使う方への提供状況は公式情報で確認できませんでした(2026年10月13日時点)。

音ごとに採点する発音アプリ

ELSA Speak・発音博士・英語発音トレーニング・BoldVoiceは、話した音声を手本と比べて採点する発音アプリです。音声認識のツールと違い、単語のどの部分がずれているかを色や点数で示すため、直す音を絞り込めます。

4つの発音アプリの特徴は、以下のとおりです。

  • ELSA Speak:アプリが発音を採点し、改善案を示す。無料プランでは発音などのレッスンを1日2回まで使える(24時間ごとに回復)
  • 発音博士:発音評定エンジンSeePhony®で判定し、結果をJones式発音記号か国際音声記号(IPA)で表示する。自分の発音を1フレーズにつき4つまで保存して手本と聞き比べられる
  • 英語発音トレーニング:無料の発音練習アプリ。お手本の音声と、発音が上手くなるポイントの解説がある
  • BoldVoice:録音をAIが採点し、アメリカ英語の発音コーチの動画レッスンで直し方を学ぶ。サブスクリプションなしでも最初のレッスンは無料

※2026年10月時点・ELSA Speak公式サイト・ELSA Speakヘルプセンター・App Store・BoldVoice公式サイトより

なお、App Storeでの最終更新日は、発音博士が2022年10月、英語発音トレーニングが2025年4月です(2026年10月13日確認)。上位の記事で紹介されることが多い英語発音ドリルAtoZは、最終更新が2018年11月のため、本記事では紹介を控えています。

会話の中で発音の指摘を受けるAI英会話アプリ

SpeakとスピークバディはAI英会話アプリですが、レッスンの中で発音の練習と指摘を受けられます。単語単体の採点だけでなく、会話で使う文のまま発音を確かめたい方に向いています。

2つのアプリの発音に関する機能は、以下のとおりです。

  • Speak:発音コース「伝わる発音・聞き取れる英語」と発音コーチ機能がある。ふだんのレッスンでも、声に出した英語が音声認識で評価され、発音や言い回しへのフィードバックが返る
  • スピークバディ:AIキャラクターとの会話でキーフレーズを学び、パーソナライズされた発音演習と抑揚のトレーニングもできる

※2026年10月時点・Speak公式サイト・スピークバディ公式サイトより

ただし、どちらも無料で使えるのは無料体験の期間だけです(Speakは7日間、スピークバディは3日間)。発音の機能を目当てに試す場合は、体験期間中に発音のレッスンから使いましょう。

【方法1】スマホの音声入力・Google翻訳で発音をチェックする手順

音声入力での発音チェックは、追加のアプリを入れずに今日から始められる方法です。発音が通じるかどうかを、文字が正しく出るかで判断できるため、初心者でも結果を読み違えにくい点が特徴です。

ここでは、音声入力で発音をチェックする手順と、チェックに使う単語の組み合わせを紹介します。

音声入力で発音をチェックする手順は、以下のとおりです。

  1. キーボードかGoogle翻訳で、入力する言語を英語に切り替える
  2. メモアプリかGoogle翻訳の入力欄を開き、マイクのアイコンを押す
  3. チェックしたい単語を1語ずつ、間を空けて言う
  4. 表示された単語が言いたかった単語と同じかを確かめる
  5. 違う単語が出た単語に印を付け、方法3の発音採点アプリで音を確かめる

聞き分けにくい単語のペアで試す

音声入力でのチェックは、1か所の音だけが違う単語のペアで試すと、苦手な音を見つけやすくなります。ペアの片方だけが正しく出る場合、違いになっている音が通じていないと分かるためです。

編集部が作った、日本人がつまずきやすい音を確かめる単語のペアは、以下のとおりです。

確かめる音

単語のペア(自作)

違う単語が出た場合に見直すこと

L と R

light / right、play / pray

Lは舌先を上の歯ぐきに付け、Rは舌先をどこにも付けない

TH と S

think / sink、thank / sank

THは舌先を歯に当てて息を出す

V と B

very / berry、vote / boat

Vは上の前歯を下唇に当てる

母音の長さ・口の形

ship / sheep、full / fool

短い母音と長い母音で、口の形を変える

語末の子音

bed / bet、cap / cab

語末に「ウ」「オ」を足さずに止める

※単語のペアは英語の窓口編集部が作成。口の形の詳しい練習法は、下の関連記事で紹介しています

ペアの両方が正しく出るまで繰り返すと、聞き手に誤解されやすい音を1つずつ減らせます。

あわせて読みたい
英語の発音を良くする練習法|日本人がつまずく音と独学の手順

文で試すときは、文脈の補正に注意する

音声入力で文を試す場合は、単語単体よりも誤りが表示されにくくなる点に注意が必要です。音声認識は前後の単語から意味を推測するため、1語の発音がずれていても正しい文として表示される場合があるからです。

たとえば、「I want to play tennis.」の play を pray に近い音で言っても、tennis との組み合わせから play と表示される場合があります。文で正しく出ても、単語単体で同じ単語を確かめましょう。

ただし、文で試すと、強勢やリズムが崩れて単語のつながりが通じていないことには気づけます。単語は単体で、リズムは文で、と目的に分けて使いましょう。

【方法2】ChatGPT・Geminiで発音をチェックする手順とプロンプト例

ChatGPTやGeminiの音声会話は、文や会話の中で自分の英語が伝わるかを確かめる方法として使えます。会話の相手として返答してくれるため、単語単体の判定では分からない「話の流れの中で通じるか」を試せます。

ただし、ChatGPTとGeminiは、発音を採点する専用の機能を公式ヘルプで確認できません(2026年10月時点)。ここでは、生成AIを発音チェックに使う手順と、編集部が作ったプロンプト例を紹介します。

生成AIで発音をチェックする手順は、以下のとおりです。

  1. ChatGPTの音声会話(Voice)かGemini Liveを起動する
  2. 最初に、聞き取った英語をそのまま書き出すよう頼む
  3. 練習したい単語や文を1つずつ読み上げる
  4. AIが書き出した英文と、言いたかった英文を見比べる
  5. 違っていた単語を記録し、方法3の発音採点アプリで音を確かめる

聞き取った英語をそのまま書き出させるプロンプト

生成AIで発音をチェックするときは、最初に「直さずに、聞こえたとおりに書いて」と伝えることが重要です。条件を付けないと、AIが意味の通る英文に整えて返し、発音のずれが見えなくなるためです。

音声会話の最初に伝えるプロンプトの例は、以下のとおりです。

目的

プロンプトの例(自作)

聞こえたとおりに書かせる

I'm practicing my pronunciation. Please write down exactly what you heard. Do not correct my words.

単語ごとに確かめる

I will say one word at a time. After each word, tell me only the word you heard.

伝わりにくい単語を聞く

Which words were hard to understand? Answer in Japanese.

会話の中で試す

Let's talk about my weekend. If you cannot understand a word, ask me to repeat it.

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作。AIの返答は聞き取りの目安で、発音の採点ではありません

上記のプロンプトを使うと、AIがどの単語を聞き取れなかったかが分かり、方法3で重点的に直す単語を決めやすくなります。

生成AIの文字起こしは発言どおりとは限らない

生成AIの音声会話で表示される文字は、自分が話した音声どおりの記録とは限りません。OpenAIは公式ヘルプで、音声会話の文字起こしは発言どおりの記録ではなく、雑音などで実際の発言と一致しない場合があると説明しています。

たとえば、AIが前後の文脈から意味を推測して返答すると、発音がずれていても会話が自然に進んでしまいます。生成AIで「伝わった」と感じても、苦手な音は単語単体の音声入力か発音採点アプリでも確かめてください。

ChatGPTの音声会話の始め方とプラン別の違いは、以下の記事で紹介しています。

あわせて読みたい
ChatGPTで英会話を練習する方法|音声会話の始め方とプロンプト例

【方法3】発音採点アプリで音ごとにチェックする手順【5STEP】

発音採点アプリは、方法1・2で見つけた「通じない単語」の原因になっている音を特定し、直すための方法です。単語のどの音節や音が手本とずれているかを色や点数で示すため、直す場所を1か所に絞って練習できます。

ここでは、無料プランのあるELSA Speakを例に、発音採点アプリでチェックする5つの手順を紹介します。発音博士・英語発音トレーニング・BoldVoiceでも、同じ流れで使えます。

発音採点アプリでチェックする5STEPの全体像は、以下のとおりです。

  1. 静かな場所で、いつも使うマイクを決める
  2. 手本の音声を聞いてから発音する
  3. 色や点数が低い音だけを確かめる
  4. 直し方の解説を読み、1音だけ意識して言い直す
  5. 同じ単語を翌日にもう一度チェックする
STEP1

静かな場所で、いつも使うマイクを決める

発音採点アプリを使う前に、練習する場所とマイクを固定します。周りの雑音やマイクの違いで、同じ発音でも判定が変わるためです。発音博士もApp Storeの説明で、周辺の雑音によって正しく評定されない場合があると案内しています。

たとえば、スマートフォン本体のマイクとイヤホンのマイクで1回ずつ試し、判定が安定するほうを毎回使います。テレビやエアコンの音がある部屋なら、音を止めてから始めましょう。

ただし、スピーカーから流した音声や変換した音声ファイルでは、適切な判定が出ない場合があります(2026年10月時点・発音博士のApp Storeの説明より)。判定はその場で自分の声で受けてください。

STEP2

手本の音声を聞いてから発音する

発音する前に、必ず手本の音声を1〜2回聞きます。手本の音を頭に入れずに言うと、いつものカタカナに近い発音で判定を受けることになり、直す方向が分からないためです。

たとえば、ELSA Speakの発音コーチは、単語・短いフレーズ・短い文を聞いてまねる形式で、音節単位のフィードバックを返します(2026年10月時点・ELSA Speakヘルプセンターより)。聞いてからまねる順番を守ると、判定の結果と手本の違いを結び付けやすくなります。

ただし、手本を何度も聞きすぎると、判定を受ける回数が減ります。手本は2回までと決めておきましょう。

STEP3

色や点数が低い音だけを確かめる

判定の結果は、単語全体の点数より、色や点数が低い音を先に確かめます。単語全体の点数だけを見ると、どの音を直せばよいかが分からず、同じ言い方を繰り返しやすいからです。

判定の結果で確かめる項目は、以下のとおりです。

  • どの音節・音が低い判定か
  • アプリが示す「聞こえた音」と手本の音の違い
  • 強く言う音節(強勢)の位置が合っているか

低い判定の音が2つ以上ある場合は、単語の最初に近い音から1つずつ直すと、迷わずに進められます。

STEP4

直し方の解説を読み、1音だけ意識して言い直す

言い直すときは、低い判定が出た1音だけを意識します。一度に複数の音を直そうとすると、どの直し方で判定が変わったのかが分からなくなるためです。

たとえば、world の L の判定が低い場合は、舌先を上の歯ぐきに付けることだけを意識して3回言い直します。発音博士のように判定結果を発音記号で表示するアプリでは、表示された記号を辞書の発音記号と見比べると、直す方向を確かめられます。

ただし、3回言い直しても判定が変わらない音は、その日はいったん止めましょう。同じ誤りを繰り返すと、誤った口の動きが癖になります。

STEP5

同じ単語を翌日にもう一度チェックする

判定が上がった単語は、翌日にもう一度チェックします。その日のうちに高い判定が出ても、時間をおくと元の発音に戻る場合があるためです。

たとえば、メモアプリに「直した単語・直した音・判定」の3つを書き、翌日はその単語から練習を始めます。ELSA Speakの無料プランは発音などのレッスンが1日2回までのため、翌日の1回目を復習に使うと無料の範囲で回せます。

2日続けて高い判定が出た単語は、方法1の音声入力に戻して、通じるかを確かめましょう。ELSA Speakの料金と有料プランの違いは、以下の記事で詳しく解説しています。

あわせて読みたい
ELSA Speakの評判は?料金と無料でできること【2026年】

AIの発音チェックの結果の見方と、判定が安定しないときの対処法

AIの発音チェックの結果は、点数そのものより、同じ条件で測った点数の変化と、繰り返し低くなる音の傾向で見ることが重要です。判定の基準はアプリごとに異なり、点数が高いことが会話で通じることを保証するわけではないためです。

ここでは、点数の受け止め方と、判定が安定しないときの原因と対処法を紹介します。

点数は「手本との近さ」として受け止める

AIの発音の点数は、アプリが手本とした発音にどれだけ近いかを示す目安です。発音博士はApp Storeの説明で、100点でないことは聞き取ってもらえない発音という意味ではなく、通用する発音でも手本との差があれば指摘する場合があると案内しています(2026年10月時点)。

点数の受け止め方は、以下のとおりです。

  • アプリをまたいで点数を比べない:判定の基準が違うため、同じ発音でも点数が変わる
  • 同じアプリ・同じ場所・同じマイクでの変化を見る
  • 満点を目指すより、低い判定が続く音を減らす

音声入力で通じていて、アプリの点数だけが低い音は、優先度を下げてもかまいません。通じない音から先に直すと、限られた練習時間を有効に使えます。

判定が安定しないときの原因と対処法

正しく言っているつもりなのに判定が上下する場合は、発音より先に録音の条件を見直します。AIは受け取った音声だけで判定するため、雑音・距離・話す速さが変わると、同じ発音でも結果が変わるためです。

判定が安定しないときの原因と対処法を、表で整理します。

起こること

考えられる原因

対処法

同じ単語の点数が毎回大きく変わる

周りの雑音、マイクとの距離が毎回違う

静かな場所で、口とマイクの距離を一定にする

単語の最初か最後が判定されない

録音の開始が遅い、言い終わる前に止まる

録音が始まってから一呼吸おいて話し、言い終えてから止める

速く言うと低い判定になる

速さに合わせて音が抜けている

ゆっくり言って判定を確かめてから、速さを上げる

音声入力では通じるのにアプリでは低い

アプリの判定が手本との細かい違いまで見ている

通じる音は優先度を下げ、通じない音から直す

アプリでは高いのに会話で聞き返される

単語単体は言えても、文の強勢・リズムが崩れている

文単位の練習とシャドーイングで、リズムを確かめる

※英語の窓口編集部が、各アプリの公式説明をもとに整理

上記を試しても判定が安定しない場合は、ほかの発音採点アプリでも同じ単語を試し、自分の声と環境で安定するアプリを選びましょう。

あわせて読みたい
シャドーイングのやり方と効果|初心者向けの手順・教材・続けるコツ

AIの発音チェックを上達につなげる1週間のメニュー【自作】

AIの発音チェックを上達につなげるには、チェックする日と直す日を分けて、1週間の流れで練習することが重要です。毎日判定を受けるだけでは、低い判定の音を記録して直す時間がなくなりやすいためです。

ここでは、英語の窓口編集部が作成した、1日10〜20分で回せる1週間のメニューを紹介します。どの日も無料の範囲のツールで回せる内容にしています。

1週間のメニュー例は、以下のとおりです。

曜日

練習の内容

使う方法

時間の目安

月

単語のペア10組を音声入力で試し、通じない単語に印を付ける

方法1(音声入力)

10分

火

印を付けた単語を採点アプリで判定し、低い音を1つ決める

方法3(発音採点アプリ)

15分

水

火曜に決めた音を含む単語を、1音だけ意識して言い直す

方法3(発音採点アプリ)

15分

木

直した単語を使った短い文を5つ読み、生成AIに書き出させる

方法2(生成AI)

15分

金

直した単語を採点アプリでもう一度判定する

方法3(発音採点アプリ)

10分

土

1分ほどの自己紹介を生成AIに話し、聞き取れなかった単語を聞く

方法2(生成AI)

20分

日

1週間の記録を見直し、翌週に練習する音を決める

記録の見直し

10分

※英語の窓口編集部が作成した例。効果や必要な期間には個人差があります

時間が取れない週は、月・火・金の3日だけでも続けましょう。見つける・直す・確かめるの3つがそろえば、AIの発音チェックを練習に生かせます。

AIで発音をチェックするときの注意点4つ

AIの発音チェックは便利ですが、判定の基準・目指す発音・音声データの扱い・口の動きの4つには限界があります。限界を知らずに使うと、点数を上げることが目的になったり、気づかないうちに音声を送信したりするおそれがあるためです。

ここでは、AIで発音をチェックするときに知っておきたい注意点を4つ紹介します。

アプリごとに判定の基準が違う

AIの発音の判定は、アプリごとに手本とする発音と基準が違います。発音博士はアメリカ英語の発音サンプルから作った音響モデルを基準にしていると案内しており、BoldVoiceもアメリカ英語の発音を磨くアプリとして説明されています(2026年10月時点・App Storeより)。

たとえば、イギリス英語の発音を目指す方は、アメリカ英語を基準にしたアプリで低い判定が出ても、目指す発音とは違う基準で測られている可能性があります。アプリを選ぶ前に、どの英語を手本にしているかを説明文で確かめましょう。

ただし、基準が違うアプリを複数使うと、判定が食い違って迷いやすくなります。メインのアプリは1つに決めてください。

高い点数は「通じる発音」の保証ではない

AIの発音チェックで高い点数が出ても、会話で必ず通じるとは限りません。採点アプリの多くは単語や短い文を手本と比べるもので、会話の中の強勢・リズム・話す速さまでは同じ条件で判定されないためです。

Speakは公式サイトで、発音練習が目指すのはネイティブのような完璧な発音ではなく、相手に伝わる発音だと説明しています(2026年10月時点)。点数は苦手な音を見つける目安とし、通じるかは音声入力や会話で確かめましょう。

音声データの扱いを確かめる

AIの発音チェックでは、話した音声がツールの運営会社に送信されます。音声を文字に変えたり採点したりするために、録音した音声を使うためです。

音声データについて確かめたいことは、以下のとおりです。

  • 録音した音声が保存されるか、削除できるか
  • 音声がサービスの改善に使われる設定になっていないか
  • 練習の文に氏名・住所・勤務先の情報を入れていないか

音声の扱いは、各ツールのプライバシーポリシーと設定画面で確認できます。練習する文は、架空の名前や一般的な内容にしておくと安心です。

口の形・舌の位置はAIでは見てもらえない

AIの発音チェックは音声だけを判定するため、口の形や舌の位置が正しいかは見てもらえません。同じような音に聞こえても口の動きが違うまま点数が上がり、文の中では崩れる場合があります。

たとえば、TH を S に近い音で言い分けていると、単語単体では判定が上がっても、速く話すと元に戻りやすくなります。鏡やスマートフォンのインカメラで口の動きを見ながら練習すると、AIの判定では分からない部分を補えます。

ただし、自分で口の動きを見ても、正しいかどうかの判断は難しい場合があります。判断に迷う音が多いときは、次のH2の人のサポートも検討しましょう。

AIだけでは発音が直らないときの選択肢

AIの発音チェックだけで練習していると、直し方が分からない音と、期限までに仕上げたい場面で詰まりやすくなります。AIは低い判定の音を示せても、口の動きを見て直し方を変えたり、練習の計画を立てて管理したりする役は使う本人が担うためです。

ここでは、AIだけで発音を練習していて詰まりやすい場面と対処法を表で示し、人のサポートを足す目安を紹介します。

AIだけで発音を練習していて詰まりやすい場面を、原因と対処法で整理します。

詰まる場面

原因

対処法

何度言い直しても同じ音の判定が上がらない

口の形や舌の位置の誤りに自分で気づけない

口の動きを人に見てもらい、直し方を教わる

アプリによって判定が違い、どれを信じればよいか分からない

アプリごとに手本と基準が違う

メインのアプリを1つに決める。迷う音は人に聞いてもらう

単語は高い判定なのに、会話やプレゼンで聞き返される

文の強勢・リズム・抑揚が崩れている

文単位の練習を増やし、聞き手の反応で確かめる

面接・プレゼンなどの本番までに仕上げたい

練習の計画と進み具合を自分で管理しきれない

期限から逆算した練習の計画を、人に立ててもらう

AIで足りる方は、苦手な音がいくつか決まっていて、音声入力と採点アプリで1人で繰り返し練習できる方です。費用をかけずに毎日少しずつ続けたい方は、本記事の方法を組み合わせるだけで練習を回せます。

一方、どの音が苦手か自分では分からない方や、本番までに口の動きから見直したい方は、講師に発音を見てもらえる発音矯正スクールを組み合わせる方法もあります。受講形式や料金は、英語の発音矯正スクールの比較で確認できます。

まとめ|AIの発音チェックは「見つける・直す・確かめる」で使い分ける

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • AIで発音をチェックする方法は、音声入力・生成AI・発音採点アプリ・AI英会話アプリの4つで、どれも無料か無料体験で始められる
  • 音声入力とGoogle翻訳は「通じるか」の目安、発音採点アプリは「どの音がずれているか」を知るのに向いている
  • ChatGPT・Geminiには発音を採点する専用の機能が公式ヘルプで確認できないため、「聞こえたとおりに書いて」と頼み、聞き取りの目安として使う
  • 点数はアプリごとに基準が違うため、同じアプリ・同じ場所・同じマイクでの変化と、低い判定が続く音の傾向で見る

まずはスマートフォンの音声入力で light と right を1語ずつ言い、両方が正しく表示されるかを確かめてみましょう。

よくある質問

AIで英語の発音を無料でチェックできますか?

スマートフォンの音声入力やGoogle翻訳を使えば、話した英語が意図した単語として認識されるかを無料で確かめられます。音ごとの判定まで受けたい場合は、ELSA Speakの無料プラン(発音などのレッスン1日2回)や、無料の発音博士・英語発音トレーニングが使えます(2026年10月時点)。

ChatGPTで英語の発音をチェックできますか?

ChatGPTの音声会話で話し、聞き取った英語をそのまま書き出させると、伝わったかどうかの目安になります。ただし、発音を採点する専用の機能は公式ヘルプで確認できず、文字起こしも発言どおりとは限らないため、音ごとの確認は発音採点アプリと組み合わせてください。

AIの発音チェックで高い点数なら、ネイティブに通じますか?

高い点数は、アプリが手本とした発音に近いことを示す目安で、会話で必ず通じることの保証ではありません。採点アプリの多くは単語や短い文を判定するため、会話での強勢やリズムは音声入力や実際の会話でも確かめましょう。

AIの発音判定が毎回変わるのはなぜですか?

周りの雑音、マイクとの距離、話す速さが変わると、同じ発音でも判定が変わるためです。静かな場所で同じマイクを使い、口とマイクの距離を一定にして判定を受けると、結果が安定しやすくなります。

イギリス英語の発音もAIでチェックできますか?

アプリによって手本とする英語が違うため、選ぶ前に説明文で確かめる必要があります。たとえば、発音博士とBoldVoiceはApp Storeの説明でアメリカ英語を基準にしていると案内しているため、イギリス英語を目指す方は手本を選べるアプリかを確認しましょう。

出典・参考

  1. 音声入力で翻訳する(Google 翻訳 ヘルプ)(Google) 2026年10月12日参照
  2. How do you pronounce quokka? Practice with Search(Google公式ブログ)(Google) 2026年10月12日参照
  3. New AI-powered live translation and language learning tools in Google Translate(Google公式ブログ)(Google) 2026年10月12日参照
  4. ChatGPT Voice(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月12日参照
  5. ChatGPT Free Tier FAQ(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月12日参照
  6. Gemini のプラン(Google) 2026年10月12日参照
  7. Gemini Live で自然に会話する(Gemini アプリ ヘルプ)(Google) 2026年10月12日参照
  8. ELSA Speak 公式サイト(日本語)(ELSA Corp.) 2026年10月12日参照
  9. ELSA Speak Help Center: What is Included in the ELSA Free Plan?(ELSA Corp.) 2026年10月12日参照
  10. ELSA Speak Help Center: Choosing the Right ELSA Plan(ELSA Corp.) 2026年10月12日参照
  11. App Store「ELSA Speak」(Apple) 2026年10月12日参照
  12. App Store「発音博士」(Apple) 2026年10月12日参照
  13. App Store「英語発音トレーニング」(Apple) 2026年10月12日参照
  14. App Store「英語発音ドリルAtoZ」(Apple) 2026年10月12日参照
  15. App Store「BoldVoice」(Apple) 2026年10月12日参照
  16. BoldVoice 公式サイト(Wellocution Inc.) 2026年10月12日参照
  17. AI英会話スピーク 公式サイト(Speakeasy Labs, Inc.) 2026年10月12日参照
  18. 無料トライアルは可能ですか?(スピーク ヘルプセンター)(Speakeasy Labs, Inc.) 2026年10月12日参照
  19. 株式会社スピークバディ 公式サイト(株式会社スピークバディ) 2026年10月12日参照
  20. AI英会話スピークバディは無料で使うことはできますか?(公式FAQ)(株式会社スピークバディ) 2026年10月12日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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