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英作文をAIで添削する方法|プロンプト例と注意点・使えるツール

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

英作文をAIで添削する方法を5STEPで解説。ChatGPT・Gemini・Claude・DeepL Write・Grammarlyの使いどころと料金、メール・自由英作文・英検やTOEIC S&W風の自作プロンプト、注意点が分かります。

まとめ記事AI英会話アプリおすすめ11選|料金と無料範囲を比較【2026年最新】
結論

英作文をAIで添削するには、まず自分で書き、目的・レベル・「明らかな誤りだけ直す」・出力の形を伝えて生成AIに頼み、直された理由を質問してから書き直します。ChatGPT・Gemini・Claudeは無料プランで始められますが、AIの指摘には誤りが混じるため、迷った表現は辞書で確かめましょう。

この記事でわかること

  • 英作文のAI添削は、自分で書く・条件を伝えて頼む・理由を聞く・書き直す・誤りを記録する、の5STEPで進めると力が付きやすくなります。

  • ChatGPT・Gemini・Claude・DeepL Write・Grammarlyはいずれも無料で始められ、ChatGPT Plusは月額20ドル、Google AI Plusは月額725円です(2026年10月時点)。

  • AIは誤った指摘や直しすぎをする場合があるため、「明らかな誤りだけ直して」と条件を付け、迷った表現は辞書で確かめることが大切です。

要点データ

添削の手順5STEP書く・頼む・理由を聞く・書き直す・記録する
生成AIの無料プランChatGPT・Gemini・Claudeにあり2026年10月時点・各社公式サイトより
TOEIC Writing Testの時間約60分・8問IIBC公式サイトより

※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。AIツールの料金・機能は、各ツールの公式サイトと公式ヘルプで確認しました。

英作文をAIで添削する方法は、ChatGPT・Gemini・Claudeのような生成AIに理由まで説明させる使い方から、DeepL Write・Grammarlyのような校正ツールで誤りだけを確かめる使い方まで幅広く存在します。どのツールも無料で始められ、書いた直後に直しと説明を受け取れます。

頼み方と添削結果の見方を知っておくと、AIの模範解答を写すだけで終わらず、自分の誤りの傾向をつかみながら英作文の力を伸ばせます。誤った指摘や直しすぎといったAI特有の弱点も先に把握しておけば、AIの答えをどこまで信じてよいかを判断できます。

本記事では、AI添削でできること・できないこと、使えるツール5つ、添削の5STEP、メール・自由英作文・英検とIELTS風・TOEIC S&W風の目的別プロンプトをまとめています。さらに、自作の英文をAIが直す例、注意点4つ、1週間の練習メニューも紹介します。料金と機能は2026年10月12日に各社の公式ページで確認した情報です。

AIで英作文を添削する方法の早見表|できること・できないこと

AIによる英作文の添削は、目的によって頼む内容と向いているツールが変わります。文法の誤りだけを直したいのか、構成や説得力まで見てほしいのかで、プロンプトに書く条件が異なるためです。

ここでは、目的別の頼み方を早見表で示し、AI添削でできることと、AIだけでは補いにくいことを紹介します。

英作文のAI添削を、目的・AIに頼むこと・向いているツールの種類で整理します。

目的

AIに頼むこと

向いているツールの種類

文法・スペルの誤りを直す

明らかな誤りだけを直させ、修正前後を並べさせる

生成AI・校正ツール

誤りの理由を理解する

直した理由を日本語で説明させ、分からない点を質問する

生成AI

仕事のメールを整える

相手との関係と目的を伝え、丁寧さを調整させる

生成AI・校正ツール

自由英作文・意見文を書く

主張・理由・具体例の構成と、論理のつながりを見させる

生成AI

試験形式で練習する

英検・IELTS・TOEIC S&Wに近い形式の題を出させ、改善点を聞く

生成AI+各試験の公式情報

※英語の窓口編集部が、2026年10月時点の各ツールの公式情報をもとに整理

誤りを直すだけなら校正ツールでも足りますが、理由を聞く・構成を見る・試験形式で練習する場合は、対話できる生成AIを選びましょう。

AI添削でできること4つ

AI添削の強みは、書いた英文をその場で何度でも直してもらい、理由まで質問できる点です。人に添削を頼むと返却まで待つ時間がかかりますが、AIは送った直後に修正案を返すためです。

AI添削でできることは、以下のとおりです。

  • 文法・語法・スペルの誤りの指摘:時制・冠詞・前置詞・語順などの誤りを直す
  • 直した理由の説明:日本語で理由を説明させ、追加で質問できる
  • 言い換えと丁寧さの調整:同じ内容をくだけた言い方・丁寧な言い方で書き分ける
  • 構成への助言:意見文の主張と理由がかみ合っているか、段落の順番が自然かを見る

たとえば、5文の英語日記を送って「誤りと理由を表にして」と頼むと、修正の一覧がその場で返ってきます。ただし、AIの説明が正しいとは限らないため、後半の注意点もあわせて確認してください。

AI添削でできないこと・苦手なこと

AIだけでは補いにくいのは、添削結果の正しさの保証・試験の公式な採点・学習者ごとの誤りの管理の3つです。OpenAIは公式ヘルプで、ChatGPTが誤った内容を自信のある口調で答える場合があると説明しています。

AI添削の苦手なことと対処法を、以下の表で整理します。

苦手なこと

起こりやすいこと

対処法

正しさの保証

正しい英文を誤りと指摘する、誤った説明をする

迷った表現は辞書・文法書で確かめる

試験の公式な採点

AIの点数と本番の評価が一致しない

点数は目安にとどめ、形式と評価の観点は公式情報で確かめる

直しすぎの防止

誤りのない部分まで書き換え、自分の文が残らない

「明らかな誤りだけ直して」と条件を付ける

誤りの傾向の管理

チャットが変わると過去の誤りを踏まえない

誤りの記録を自分で付け、次の添削で貼り付ける

上記の弱点は、プロンプトの条件と自分で付ける誤りの記録で小さくできます。AIで英語を学ぶ方法の全体像は、以下の記事で紹介しています。

あわせて読みたい
AIで英語学習する方法|目的別の使い方とプロンプト例・おすすめツール

英作文の添削に使えるAIツール5つ

英作文の添削に使えるAIツールは、対話しながら理由まで聞ける生成AIと、入力した英文の誤りや言い回しを直す校正ツールの2種類に分けられます。同じ「AI添削」でも、生成AIは説明や構成への助言が得意で、校正ツールは修正箇所を画面上で確かめやすい点が特徴です。

ここでは、ChatGPT・Gemini・Claude・DeepL Write・Grammarlyの5つを、添削での使いどころと料金で比較します。

英作文の添削に使えるAIツール5つを、種類・添削での使いどころ・料金で比較します。

ツール

種類

添削での使いどころ

料金(2026年10月時点)

ChatGPT

生成AI

誤りの指摘・理由の説明・書き直し・試験形式の題づくり

無料プランあり。Plusは月額20ドル

Gemini

生成AI

ChatGPTと同じく、添削と理由の説明・追加の質問

無料プランあり。Google AI Plusは月額725円

Claude

生成AI

長めの意見文の添削・構成への助言

無料プランあり。Proは月額20ドル(年払いは月17ドル相当)

DeepL Write

校正ツール

スペル・文法の訂正、文体や語調を指定した書き換え

無料で試せる。Pro向けにカスタムルールの機能あり(料金の詳細はDeepL公式で確認)

Grammarly

校正ツール

スペル・文法の誤りのチェック、文のトーンの確認

無料プランあり。有料のProは料金ページに12ドルと表示(7日間の無料体験あり)

※2026年10月12日時点・OpenAI「ChatGPT 料金」、Google「Gemini のプラン」、Claude料金ページ、DeepL Write、Grammarly「Plans」より。Grammarly Proの12ドルが月払いか年払いの月換算かは、料金ページの表示から確認できず

はじめての方は、無料プランのある生成AIで添削と理由の説明を受け、提出前の最終チェックに校正ツールを使う組み合わせが無駄のない使い方です。

生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude):理由まで聞ける

生成AIは、英作文の添削で「なぜ直されたのか」まで確かめたい方に向いています。添削のあとに「なぜ現在完了ではだめなのか」のように続けて質問でき、理解できるまで説明を重ねられるためです。

たとえば、ChatGPT・Gemini・Claudeはいずれも無料プランがあり、文字のチャットで英文を貼り付けて添削を頼めます(2026年10月時点・各社公式サイトより)。プロンプトで「修正前・修正後・理由を表にして」と出力の形を指定すると、直された箇所を一目で確認できます。

ただし、生成AIは頼み方しだいで、誤りのない部分まで書き換える場合があります。自分の英文をできるだけ残したいときは、プロンプトに「明らかな誤りだけ直して」と書きましょう。

校正ツール(DeepL Write・Grammarly):直す箇所を絞って確かめる

校正ツールは、書き終えた英文のスペルや文法の誤りを、画面上で1か所ずつ確かめたいときに役立ちます。修正の候補が元の文の上に示されるため、どこが変わったかを見落としにくいからです。

2つの校正ツールの特徴は、以下のとおりです。

  • DeepL Write:スペル・文法の誤りのチェックに加え、読み手に合わせて文体や語調を指定できる。編集ツールに「訂正のみ」「変更箇所を表示」がある
  • Grammarly:無料プランでスペル・文法の誤りのチェックと、文のトーンの確認ができる。文全体の書き換えやトーンの調整はProの機能

※2026年10月12日時点・DeepL Write、Grammarly「Plans」の公式ページより

ただし、校正ツールは直した理由を対話で深く聞く使い方には向いていません。理由が分からない修正は、生成AIか辞書で確かめてから覚えてください。

AIで英作文を添削する手順【5STEP】

AIで英作文を添削するときは、自分で書く・頼む・理由を聞く・書き直す・記録する、の5つの手順で進めると力が付きやすくなります。AIの修正案を読んで終わりにすると、同じ誤りを次の英作文でもくり返しやすいためです。

ここでは、生成AIを使う前提で、5つの手順を順番に解説します。

AI添削の5STEPの全体像は、以下のとおりです。

  1. 辞書やAIに頼らず、自分で最後まで書く
  2. 目的・レベル・添削のルールを伝えて添削を頼む
  3. 直された理由をAIに質問する
  4. 修正案を見ずに、自分の手で書き直す
  5. 誤りを記録し、次の添削で同じ誤りを確かめる

【STEP1】辞書やAIに頼らず、自分で最後まで書く

最初の英作文は、辞書やAIを使わずに最後まで書き切ります。自分の力だけで書いた英文でないと、添削で見つかる誤りが自分の弱点と一致しないためです。

たとえば、知らない単語があっても、知っている単語で言い換えて書き進めます。言い換えられなかった箇所は、日本語のまま( )に入れておくと、STEP2で「( )の部分の英語表現も教えて」と頼めます。

ただし、試験の練習なら制限時間と語数を本番に近づけて書きましょう。時間をかけすぎた英文を添削しても、本番の時間内で書ける力は確かめられません。

【STEP2】目的・レベル・添削のルールを伝えて添削を頼む

添削を頼むときは、英文の目的・自分のレベル・添削のルール・出力の形の4点を伝えます。条件を書かないと、AIが英文全体を書き換えたり、説明が英語だけで返ってきたりして、学習に使いにくくなるためです。

プロンプトに入れる4点と書き方の例は、以下のとおりです。

伝えること

書き方の例(自作)

英文の目的

This is an opinion essay for an English exam.

自分のレベル

My English level is around CEFR B1.

添削のルール

Only fix clear mistakes. Keep my original words as much as possible.

出力の形

Show a table with the original, the corrected version, and a short reason in Japanese.

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作

4点を毎回入力するのが手間な方は、ChatGPTのカスタム指示やプロジェクトに保存しておくと、英文を貼り付けるだけで同じ条件の添削を受けられます(2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプより)。カスタム指示とプロジェクトの設定手順は、ChatGPTで英会話を練習する方法で紹介しています。

【STEP3】直された理由をAIに質問する

添削結果を受け取ったら、理由が分からない修正をそのままにせず、AIに質問します。理由を理解した誤りは次の英作文で避けられますが、修正後の文を覚えただけでは、別の文で同じ誤りをくり返すためです。

たとえば、「visited to が誤りになる理由を、同じ型の動詞の例と一緒に説明して」と聞くと、1つの修正から同じ型の誤りまでまとめて学べます。質問の例は、後半の「添削結果の見方」で表にしています。

ただし、AIの説明に納得できない場合や、説明が質問するたびに変わる場合は、辞書や文法書で確かめてください。

【STEP4】修正案を見ずに、自分の手で書き直す

理由を確かめたら、AIの修正案を閉じて、同じ英作文を自分の手で書き直します。修正案を読んで分かったつもりになるのと、自分で正しく書けるのとは別の力であるためです。

書き直した英文は、もう一度AIに送って「誤りが残っていないか確認して」と頼みます。2回目の添削で誤りが残った箇所は、理解があいまいな文法項目と考えて、STEP5の記録に加えましょう。

【STEP5】誤りを記録し、次の添削で同じ誤りを確かめる

添削で見つかった誤りは、ノートや表計算ソフトに記録して、次の添削のときにAIへ渡します。AIはチャットが変わると過去の誤りを踏まえないため、誤りの傾向を管理する役は自分が担う必要があります。

たとえば、次の英作文を送るときに「My common mistakes are articles and tense. Check these points carefully.」と添えると、苦手な項目を重点的に見てもらえます(自作)。記録の付け方の例は、後半の「誤りの記録の付け方」で紹介します。

【目的別】英作文添削のプロンプト例4つ

英作文の添削は、英文の目的に合わせてプロンプトを変えると、受け取る指摘の質が上がります。メールなら丁寧さ、自由英作文なら論理の流れ、試験なら形式と語数というように、見るべき観点が目的ごとに異なるためです。

ここでは、英語メール・自由英作文・英検とIELTSのライティング風・TOEIC S&WのWriting風の4つについて、英語の窓口編集部が自作したプロンプト例を紹介します。

英語メールの添削

英語メールの添削では、相手との関係とメールの目的をAIに伝えることが重要です。同じ内容でも、社内の同僚と初めての取引先では、ふさわしい丁寧さが変わるためです。

英語メールの添削に使えるプロンプト例は、以下のとおりです。

目的

プロンプト例(自作)

誤りの確認

Check this email for grammar mistakes. Only fix clear errors and list each change with a reason in Japanese.

丁寧さの調整

This email is to a client I have never met. Make it polite but not too formal, and explain what you changed.

分かりやすさ

Is the main request of this email clear? If not, suggest how to move it to the first two sentences.

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作

ただし、会社名・顧客名・金額などは「Company A」「Client B」のような架空の名前に置き換えてから貼り付けてください。メールの基本の構成と場面別の例文は、英語メールの書き方|ビジネスの基本構成と場面別テンプレート8選で紹介しています。

自由英作文(受験・意見文)の添削

自由英作文の添削では、文法の誤りに加えて、主張・理由・具体例がかみ合っているかをAIに見てもらいます。自由英作文は文法が正しくても、理由が主張を支えていなければ説得力のある文章になりにくいためです。

自由英作文の添削は、以下の順番で頼むと指摘を整理しやすくなります。

  1. 題と語数の条件を伝え、「Do not rewrite the whole essay.」と添えて英文を貼る
  2. 「First, check the structure: Is my opinion clear? Do my reasons support it?」と構成だけを先に見てもらう
  3. 「Next, list grammar mistakes with reasons in Japanese.」と文法の誤りを見てもらう
  4. 「Suggest 3 expressions I can use in other essays.」と、ほかの題でも使える表現を聞く

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作

ただし、大学ごとの採点基準をAIが知っているわけではありません。志望校の出題形式と語数は大学の公表資料や過去問で確かめ、AIは構成と文法を見直す相手として使いましょう。

英検・IELTSのライティング風の添削

英検やIELTSのライティング対策では、本番に近い題をAIに出させ、時間と語数を決めて書いてから添削を頼む方法が使えます。英検2級の一次試験には、文章を英語で要約する問題と、指定されたトピックについて意見を論述する問題が1問ずつあり、IELTSのWriting Task 2では、40分で250語以上の意見を論じるエッセイを書くためです(2026年10月時点・日本英語検定協会、IELTS公式サイトより)。

英検・IELTSのライティング風の練習に使えるプロンプト例は、以下のとおりです。

目的

プロンプト例(自作)

題を出させる

Give me one opinion essay topic about technology or education. Don't show a sample answer.

英検風の添削

Check my opinion essay. Is my opinion stated clearly, and are my two reasons supported? Then list grammar mistakes in Japanese.

IELTS風の添削

This is my answer to an IELTS Writing Task 2 style question. Comment on my argument, paragraph structure, vocabulary, and grammar. Do not rewrite the whole essay.

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作

ただし、AIが付ける級の合否やバンドスコアは公式の採点ではありません。評価の観点と問題形式は各試験の公式サイトで確かめ、AIの点数は練習の目安にとどめてください。

TOEIC S&W(Writing)風の添削

TOEIC S&WのWriting対策では、3種類の問題形式に合わせて題をAIに作らせ、制限時間を計って書く練習ができます。TOEIC Writing Testは写真描写・Eメール作成・意見を記述する問題で構成され、問題ごとに解答時間が決まっているためです。

TOEIC Writing Testの問題形式は、以下のとおりです。

問題

問題数

解答時間

写真描写問題

5

5問で8分

Eメール作成問題

2

各10分

意見を記述する問題

1

30分

※2026年10月時点・IIBC公式サイト「TOEIC Speaking & Writing Tests テストの形式と構成」より。TOEIC Writing Testは約60分

Eメール作成問題の練習なら、「Write a short email request similar to the TOEIC Writing Test. I will reply in 10 minutes. Then check whether my reply answers all the requests, and list grammar mistakes in Japanese.」と頼めます(自作)。ただし、AIが作る題は公式問題とは別物です。TOEIC S&Wの内容とスコアの目安は、TOEIC Speakingテストとは?S&Wの内容・スコア目安・対策で確認してください。

【自作の例文】AIが英作文を直す例と添削結果の見方

AI添削の効果は、修正案そのものより、修正の理由を理解して次に生かせるかで決まります。修正後の英文だけを見て「直った」と安心すると、誤りの原因を知らないまま次の英作文に進むことになるためです。

ここでは、英語の窓口編集部が自作した誤りを含む英文を使って、AIが直す例・理由を聞く質問の例・誤りの記録の付け方を紹介します。

誤りを含む英文と添削の例

添削の例として、時制・語法・比較の誤りを含む3文の英文を編集部で自作しました。AIに「修正前・修正後・理由を表にして」と頼んだ場合に返ってくる形を、編集部が正しい内容に整えて示します。

元の英文(自作・誤りを含む)は、以下のとおりです。

I have visited to Kyoto last year with my family. It was very fun, and I could eat many delicious foods. Next time, I want to go there by train because it is more cheap than car.

添削の例を、修正前・修正後・理由で整理します。

修正前

修正後

理由

I have visited to Kyoto last year

I visited Kyoto last year

last year のように過去の時点を示す語があるときは過去形を使う。visit は前置詞なしで目的語をとる

It was very fun

It was a lot of fun

書き言葉では a lot of fun のほうが無難

I could eat many delicious foods

I was able to eat a lot of delicious food

過去に1回できたことを言うときは could より was able to が自然。料理全般を指す food は数えない名詞として使うのが一般的

more cheap than car

cheaper than going by car

cheap の比較級は cheaper。比べる対象を「電車で行くこと」と「車で行くこと」にそろえる

※英文・修正・理由はすべて英語の窓口編集部の自作。実際のAIの返答は、ツールや頼み方によって変わります

修正後の英文は「I visited Kyoto with my family last year. It was a lot of fun, and I was able to eat a lot of delicious food. Next time, I want to go there by train because it is cheaper than going by car.」です。一方、AIが「I want to go there」を「I would love to travel there」のように、誤りのない部分まで書き換える場合もあります。誤りの修正と言い換えの提案は分けて受け取り、言い換えは使う場面に合うときだけ取り入れましょう。

直された理由を聞く質問の例

添削結果を読んだら、修正の理由を自分の言葉で説明できない箇所について、AIに質問します。理由を説明できる誤りは次から避けられますが、説明できない誤りは別の文でくり返しやすいためです。

添削のあとに使える質問の例は、以下のとおりです。

知りたいこと

質問の例(自作)

誤りの理由

Why is "have visited" wrong here? Explain in Japanese with 2 more examples.

同じ型の誤り

Are there other verbs like "visit" that don't need "to"? Give me 5 examples.

修正が必須かどうか

Is this change necessary, or is it just a style suggestion?

理解の確認

Give me 3 sentences with the same type of mistake, and let me correct them.

※質問はすべて英語の窓口編集部の自作

特に「修正が必須か、好みの提案か」を聞く質問は、直しすぎを見分けるのに役立ちます。

誤りの記録の付け方

誤りの記録は、日付・誤り・正しい形・誤りの種類の4項目で付けると、傾向をつかみやすくなります。誤りの種類(時制・冠詞・前置詞など)ごとに数を数えられれば、次に重点的に復習する文法項目を決められるためです。

誤りの記録の例は、以下のとおりです。

日付

誤り

正しい形

種類

10/12

I have visited to Kyoto last year

I visited Kyoto last year

時制・語法

10/12

more cheap

cheaper

比較

10/14

discuss about the plan

discuss the plan

語法

※英語の窓口編集部が作成した記録の例

記録がたまったら、1週間に1回、記録をAIに貼り付けて「Which types of mistakes do I make most often?」と聞くと、誤りの傾向をまとめてもらえます(自作)。

AIで英作文を添削するときの注意点4つ

AIの添削は手軽ですが、指摘の誤り・直しすぎ・個人情報・試験や課題でのAI利用のルールには注意が必要です。注意点を知らずに使うと、誤った表現を覚えたり、入力すべきでない情報を送ったりするおそれがあるためです。

ここでは、AIで英作文を添削するときの注意点を4つに分けて、対処法と一緒に紹介します。

AIの指摘や説明が誤っている場合がある

AIの添削結果には、正しい英文を誤りと指摘したり、誤った理由を説明したりする場合があります。OpenAIは公式ヘルプで、ChatGPTが誤った内容を自信のある口調で答える場合があると説明しているためです。

誤った指摘をうのみにしないための対処法は、以下のとおりです。

  • 迷った表現は、英和辞典・英英辞典で用法と例文を確かめる
  • 同じ英文を別のチャットか別のツールで添削し、指摘が一致するかを見る
  • AIの説明と辞書・文法書の説明が違う場合は、辞書・文法書を優先する

AIの添削結果は下書きとして扱い、確かめてから覚える習慣を付けましょう。

直しすぎで自分の英文が残らない

AIは、誤りのない部分まで書き換えて、元の英文とは別の文章を返す場合があります。条件を付けずに「添削して」とだけ頼むと、AIが「より良い英文」を目指して全体を書き直すためです。

直しすぎを防ぐ頼み方は、以下のとおりです。

  • 修正の範囲を決める:Only fix clear mistakes.
  • 元の言葉を残させる:Keep my original words as much as possible.
  • 修正と提案を分けさせる:Separate necessary corrections from optional suggestions.

※プロンプトはすべて英語の窓口編集部の自作

DeepL Writeを使う場合は、編集ツールの「訂正のみ」を選ぶと、修正を誤りの訂正に絞れます(2026年10月時点・DeepL Write公式ページより)。

個人情報・会社の情報を入力しない

英作文やメールを添削させるときは、氏名・住所・勤務先の機密情報・顧客名などを入力しないようにします。入力した内容はサービスの運営会社に送信され、設定によってはAIの改善に使われるためです。

ChatGPTで情報の扱いに関わる主な設定は、以下のとおりです。

設定・機能

内容

一時チャット(Temporary)

履歴に残らず、一時チャットのあいだはモデルの改善に使われない。安全のため最大30日保存される場合がある

Improve the model for everyone

オフにすると、新しい会話がモデルの学習に使われない

※2026年10月時点・OpenAI公式ヘルプ「Temporary chat in ChatGPT」「Data controls in ChatGPT」より

ただし、どの設定を選んでも、入力した内容が送信されることは変わりません。仕事のメールは、会社名や人名を架空の名前に置き換えてから添削を頼んでください。

試験や学校の課題でのAI利用のルールを確かめる

AI添削は練習のための道具で、試験の本番や提出物での使い方は、各試験・学校・提出先のルールに従う必要があります。試験の本番では、受験規則で認められたもの以外は使えないためです。

AI利用のルールで確かめたいことは、以下のとおりです。

  • 試験の本番:受験規則で持ち込みや使用が認められているもの
  • 学校の課題・レポート:AIでの添削や下書きを認めているか、使った場合に申告が必要か
  • 出願書類・エッセイの提出:提出先がAIの利用について定めている条件

ルールが分からない場合は、自分で判断せず、学校や提出先に確認しましょう。

AIで英作文を練習する1週間のメニュー【自作】

AIで英作文を伸ばすには、書く日と見直す日を決めて、1週間の流れで練習することが重要です。毎日新しい英文を書いて添削を受けるだけでは、誤りを記録して復習する時間がなくなりやすいためです。

ここでは、英語の窓口編集部が作成した1日15〜30分の1週間メニューを紹介します。どの日もAIの無料プランで回せる内容にしています。

1週間のメニュー例は、以下のとおりです。

曜日

練習の内容

AIに頼むこと

時間の目安

月

3〜5文の日記を書く

明らかな誤りだけ直させ、理由を日本語で説明させる

15分

火

月曜の日記を見ずに書き直す

書き直した英文に誤りが残っていないか確認させる

15分

水

仕事か日常のメールを1通書く

相手との関係を伝え、丁寧さと分かりやすさを見させる

20分

木

意見文を100語前後で書く

構成を先に見させ、次に文法の誤りを一覧にさせる

30分

金

木曜の意見文を書き直す

修正が必須か好みの提案かを分けて説明させる

20分

土

試験形式の題で時間を計って書く

英検・IELTS・TOEIC S&Wに近い題を出させ、改善点を聞く

30分

日

1週間の誤りの記録を見直す

記録を貼り付け、多い誤りの種類と復習用の問題を作らせる

15分

※英語の窓口編集部が作成した例。効果や必要な期間には個人差があります

時間が取れない週は、月・火・日の3日だけでも続けましょう。書く・書き直す・誤りを見直すの3つがそろえば、AI添削の効果を確かめやすくなります。

AIだけでは詰まる場面と、人のサポートを足す目安

AIだけで英作文を練習していると、評価の確かさと続け方で詰まりやすくなります。AIは頼まれた添削には応じますが、試験の評価基準に合っているかを保証できず、練習の計画を立てて続ける役は使う本人が担うためです。

ここでは、AIだけで英作文を練習していて詰まりやすい場面と対処法を表で示し、人のサポートを足すかどうかの目安を紹介します。

AIだけで英作文を練習していて詰まりやすい場面を、原因と対処法で整理します。

詰まる場面

原因

対処法

添削のたびに指摘が変わり、どれが正しいか分からない

AIの答えが一定でなく、正しさの保証がない

辞書・文法書で確かめる。迷う表現が多い場合は人に見てもらう

同じ誤りが何度も出る

誤りを記録して復習する流れがない

誤りの記録を付け、週1回見直す

試験の評価に届いているか分からない

AIの点数は公式の採点ではない

公式の問題形式で練習し、模試や本番で確かめる

書く日と書かない日の差が大きい

練習の時間と内容が決まっていない

1週間のメニューを固定する。続かない場合は進み具合の管理を人に任せる方法を検討する

AIで足りる方には、AI添削だけの練習で十分です。誤りを自分で記録して見直せて、書く量を増やすことが目的なら、無料プランのAIでも英作文の練習を積めます。

一方、昇進・転職・試験の期限があり、英文の評価や学習計画、毎日の進み具合の管理まで人に任せたい方は、英語コーチングを組み合わせる方法もあります。サービスごとの料金・期間・保証は、英語コーチングおすすめ13選|料金・期間・保証を比較で確認できます。

まとめ|AIの英作文添削は、自分で書いて理由を聞き、書き直す

本記事の要点は、以下のとおりです。

  • 英作文のAI添削には、理由まで聞ける生成AI(ChatGPT・Gemini・Claude)と、誤りを確かめる校正ツール(DeepL Write・Grammarly)が使え、どれも無料で始められる
  • 添削は、自分で書く・条件を伝えて頼む・理由を聞く・書き直す・記録する、の5STEPで進める
  • プロンプトには目的・レベル・「明らかな誤りだけ直して」・出力の形を書き、直しすぎを防ぐ
  • AIの指摘には誤りが混じるため辞書で確かめ、個人情報は入力せず、試験や課題のAI利用ルールに従う

まずは3〜5文の英語日記を書き、本記事のプロンプトで添削を頼んで、直された理由を1つ質問してみましょう。

よくある質問

英作文のAI添削は無料でできますか?

ChatGPT・Gemini・Claudeには無料プランがあり、英作文の添削と理由の説明を無料で受けられます(2026年10月時点)。DeepL WriteとGrammarlyも無料でスペルや文法の誤りを確かめられます。

英語の添削に向いているAIはどれですか?

直された理由まで質問したい方はChatGPT・Gemini・Claudeのような生成AI、書き終えた英文の誤りを画面上で確かめたい方はDeepL WriteやGrammarlyのような校正ツールが向いています。生成AIで理由を理解し、提出前に校正ツールで確かめる組み合わせも使えます。

自由英作文の添削をAIに任せても大丈夫ですか?

自由英作文の構成と文法の見直しにはAIを使えますが、大学ごとの採点基準をAIが知っているわけではありません。志望校の出題形式と語数は大学の公表資料や過去問で確かめ、AIの指摘で迷った表現は辞書で確認してください。

AIに添削させると英文を全部書き換えられてしまうのはなぜですか?

条件を付けずに添削を頼むと、AIが誤りのない部分まで書き換える場合があるためです。プロンプトに「Only fix clear mistakes.」「Keep my original words as much as possible.」と書くと、自分の英文を残したまま誤りだけを直してもらえます。

AIが付けた英検やIELTSの点数は信用できますか?

AIが付ける点数や合否は公式の採点ではないため、練習の目安にとどめてください。評価の観点と問題形式は、日本英語検定協会やIELTSの公式サイトで確かめましょう。

出典・参考

  1. ChatGPT 料金(OpenAI) 2026年10月11日参照
  2. What is ChatGPT Plus?(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  3. ChatGPT Custom Instructions(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  4. Projects in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  5. Temporary chat in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  6. Data controls in ChatGPT(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  7. Does ChatGPT tell the truth?(OpenAI Help Center)(OpenAI) 2026年10月11日参照
  8. Gemini のプラン(Google) 2026年10月11日参照
  9. Claude 料金(Anthropic) 2026年10月11日参照
  10. DeepL Write(DeepL SE) 2026年10月11日参照
  11. Grammarly Plans(Grammarly, Inc.) 2026年10月11日参照
  12. 英検2級 試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
  13. IELTS Academic format: Writing(IELTS) 2026年10月11日参照
  14. TOEIC Speaking & Writing Tests テストの形式と構成(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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