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IELTSの勉強法|4技能別の対策と目標バンド別の進め方

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

IELTSの勉強法を、リスニング・リーディング・ライティング(Task1/2)・スピーキング(Part1〜3)の4技能別に、自作の例題つきで解説します。目標バンド5.5〜7.0以上の進め方、公式教材の選び方、3ヶ月の勉強計画も紹介します。

まとめ記事IELTS・TOEFLスクール・コーチングおすすめ13選【2026年】
結論

IELTSの勉強法は、受けるモジュール(Academic/General Training)を決め、公式サンプル問題で4技能の現在地を測り、技能ごとの練習を並行して進めるのが基本です。リスニング・リーディングは先読み・言い換え・時間配分の演習、ライティング・スピーキングは4つの評価基準に沿った答案や録音を作り、添削や聞き返しで直します。

この記事でわかること

  • IELTSの勉強法は、モジュールを決めて公式サンプル問題で現在地を測り、4技能の練習を並行して進めるのが基本です。

  • リスニングとリーディングは40問の正答数、ライティングとスピーキングは4つの評価基準で採点され、オーバーオールは4技能の平均で決まります。

  • 目標バンドが6.5以上になるほど、ライティングとスピーキングの添削・録音の見直しに時間を多く割く必要があります。

要点データ

試験時間合計2時間45分リスニング約30分・リーディング60分・ライティング60分・スピーキング11〜14分(IELTS公式サイト)
バンドスコア1.0〜9.0(0.5刻み)0は試験放棄。オーバーオールは4技能の平均を0.5刻みに丸める
受験料(日本英語検定協会)29,700円(税込)コンピューター版。2026年10月時点
受験料(IDP IELTS)27,500円ペーパー版・コンピューター版とも。税込・税抜の記載なし。2026年10月時点
結果が出る時期コンピューター版は通常試験日から1〜5日後IDPのペーパー版は通常13日後

IELTSの勉強法は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能ごとに、問題形式に合わせた練習を組み合わせる方法が基本です。IELTSは4技能すべてにバンドスコアが付き、総合スコアは4技能の平均で決まるため、1つの技能だけを伸ばしても目標に届きにくい試験です。

試験の形式と採点の仕組みを先に把握すると、限られた時間をどの技能に配分すべきかを迷わず決められます。目標バンドから逆算して勉強の順番を決めておけば、教材や勉強法を途中で何度も変えずに済みます。

本記事では、IELTSの試験形式とバンドスコアの仕組み、4技能別の勉強法、目標バンド別の進め方、公式教材の選び方をまとめています。さらに、3ヶ月の勉強計画の例と、独学で詰まりやすい場面の対処法も紹介します。試験の情報は2026年10月時点でIELTS公式サイト・日本英語検定協会・IDP IELTSの公式ページで確認したものです。例題・例文・計画表は、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。

IELTSの勉強法は?4技能別の対策を早見表で確認

IELTSの勉強法は、受けるモジュールを決め、公式サンプル問題で現在地を測り、4技能ごとの練習を並行して進めるという流れが基本です。IELTSは技能ごとに問題形式がまったく異なり、技能ごとに効く練習も違うためです。

ここでは、4技能それぞれの形式と中心になる練習を早見表で示します。続けて、勉強を始める前に決めておく2つのことを解説します。

4技能の形式・時間と、中心になる練習を表で整理します。

技能

形式・時間

中心になる練習

練習で確かめること

リスニング

4パート・40問・約30分。音声は1回だけ

設問の先読み・言い換えの聞き取り・数字とスペルの書き取り

正答数と、言い換えで落とした問題の数

リーディング

3パッセージ・40問・60分

時間を計った演習・TRUE/FALSE/NOT GIVENの判断・見出し選択

60分で解き終えたか、問題タイプ別の正答率

ライティング

Task1(150語以上)・Task2(250語以上)・60分

型を決めた答案作り・時間内に書く練習・添削

4つの評価基準ごとの弱点

スピーキング

Part1〜3・試験官と1対1・11〜14分

パート別の回答練習・録音の聞き返し

止まった回数と、理由・例を付けて答えられたか

※形式・時間は2026年10月時点・日本英語検定協会とIDP IELTSの公式ページより。練習内容は英語の窓口編集部による整理です

リスニングとリーディングは正答数でスコアが決まり、ライティングとスピーキングは評価基準で採点されます。前者は演習量、後者は基準に沿った答え方の練習が中心になります。

受けるモジュールを先に決める

IELTSの勉強を始める前に、Academic と General Training のどちらを受けるかを決める必要があります。リーディングとライティングの出題内容がモジュールによって異なり、使う教材も変わるからです。

たとえば、海外の大学・大学院への出願では Academic を、移住や就労では General Training を求められることが多いと、IDP IELTSの公式ページで案内されています。どちらが必要かは提出先が決めるため、提出先の募集要項で確認してから教材を買いましょう。

ただし、リスニングとスピーキングは両モジュールで共通です。モジュールが決まる前でも、リスニングとスピーキングの練習は先に始められます。

公式サンプル問題で現在地を測る

勉強の最初の週に、公式サンプル問題を4技能すべて時間を計って解くことが重要です。技能ごとの差を数字で把握すると、時間を多く割く技能を決められるからです。

サンプル問題は、日本英語検定協会とIDP IELTSの公式サイトで無料公開されています。最初に確かめる項目は、以下のとおりです。

  • リスニング・リーディングの正答数(40問中)
  • リーディングを60分で解き終えたか
  • ライティングを60分で2つのタスクとも書き終えたか
  • スピーキングで2分間話し続けられたか(録音で確認)

最初の結果が低くても問題はありません。弱い技能と、時間が足りないのか知識が足りないのかを分けて記録しておくと、後の計画が立てやすくなります。

IELTSの試験形式とバンドスコア【2026年10月時点】

IELTSは、4技能を1日で測る英語試験で、試験時間は合計2時間45分です。結果は合否ではなく、技能ごとのバンドスコアと総合のオーバーオール・バンド・スコアで示されます。

ここでは、勉強法を決めるうえで知っておく試験の仕組みを、4つの視点で解説します。受験料や会場は変わることがあるため、申し込み前に実施団体の公式サイトで最新の情報を確認してください。

4技能の構成と問題形式

IELTSの4技能は、時間・問題数・採点方法がそれぞれ異なります。問題形式を知らずに勉強を始めると、本番で出ない形式の練習に時間を使ってしまうためです。

4技能の構成を、時間・問題数・採点方法で比較します。

技能

時間

問題数・課題

採点方法

リスニング

約30分

4パート・全40問。選択・組み合わせ・地図や図表・穴埋め・記述など

正答1問1点の40点満点をバンドスコアに換算

リーディング

60分

3パッセージ・全40問。選択・正誤・見出し選択・要約の穴埋め・記述など

正答1問1点の40点満点をバンドスコアに換算

ライティング

60分

Task1(約150語)・Task2(約250語)の全2問

4つの評価基準(課題への回答・一貫性・語彙力・文法力)で採点

スピーキング

11〜14分

Part1 自己紹介とインタビュー・Part2 スピーチ・Part3 ディスカッション

4つの評価基準(流暢さと一貫性・語彙力・文法力・発音)で採点

※2026年10月時点・日本英語検定協会「IELTSについて」、IELTS公式サイトより

ライティングとスピーキングは、公開されている4つの評価基準を意識して練習すると、何を直せばスコアが上がるかが分かりやすくなります。

Academic と General Training の違い

Academic と General Training の違いは、リーディングとライティングの出題内容です。リスニングとスピーキングは両モジュールで同じ内容のため、勉強法の違いはリーディングとライティングに集中します。

2つのモジュールの違いを、目的と出題内容で比較します。

項目

Academic

General Training

主な目的

大学・大学院への進学、専門職の登録

英語圏への移住・就労、学位未満の教育や研修

リーディング

本・雑誌・新聞・学術的な資料からの長文

広告・通知・職場の文書など日常的な文章

ライティング Task1

グラフ・表・図などの情報を説明する

与えられた状況に基づいて手紙を書く

ライティング Task2

両モジュール共通。問題や意見についてエッセイを書く

リスニング・スピーキング

両モジュール共通

※2026年10月時点・IDP IELTS公式サイト、日本英語検定協会の公式ページより

提出先によっては、General Training の代わりに Academic の結果を受け入れる機関もありますが、判断は機関ごとに異なるとIDP IELTSは案内しています。

バンドスコアの仕組みとCEFRとの対照

IELTSの結果は、技能ごとのバンドスコアと、4技能の平均から出すオーバーオール・バンド・スコアで示されます。日本英語検定協会の公式ページでは、バンドスコアは1.0〜9.0の0.5刻み(0は試験放棄)と案内されています。

IELTS公式サイトによると、オーバーオールは4技能の平均を0.5刻みに丸めた値で、平均の端数が.25なら次の0.5に、.75なら次の整数に切り上げられます。たとえば、リスニング7.0・リーディング6.5・ライティング5.5・スピーキング6.0の場合、平均は6.25でオーバーオールは6.5です(数値は編集部が作った例)。

日本英語検定協会が公開しているCEFRとの対照は、以下のとおりです。

CEFR

IELTS

英検

C2

9.0〜8.5

ー

C1

8.0〜7.0

1級

B2

6.5〜5.5

準1級

B1

5.0〜4.0

2級

※2026年10月時点・日本英語検定協会「他の資格・検定試験とCEFRとの比較対照表」より(同協会は文部科学省・英検のウェブサイトからの抜粋としています)

平均で決まる仕組み上、ライティングだけが低いといった技能の差は、オーバーオールを直接押し下げます。目標のオーバーオールに加えて、提出先が技能ごとの最低点を定めていないかも確認しましょう。

コンピューター版・受験料・結果が出る時期

日本でIELTSを受ける方式は、日本英語検定協会では2026年8月にペーパー版が終了し、コンピューター版のみになりました。コンピューター版でも、スピーキングは試験官との1対1の対面方式で、試験の内容・採点基準・試験時間はペーパー版と同じと案内されています。

実施団体ごとの受験料と結果の時期を、公式ページの表記どおりに比較します。

実施団体

受験方式

受験料

結果が出る時期

日本英語検定協会

コンピューター版(ペーパー版は2026年8月で終了)

29,700円(税込)

通常試験日から1〜5日後

IDP IELTS

コンピューター版・ペーパー版

27,500円(ペーパー版・コンピューター版とも。税込・税抜の記載なし)

コンピューター版は通常1〜5日後、ペーパー版は通常13日後

ブリティッシュ・カウンシル

公式サイトで確認できず(2026年10月時点)

※2026年10月時点・日本英語検定協会、IDP IELTSの公式ページより。受験料は日本英語検定協会が東京(市ヶ谷)・名古屋テストセンター分を除いた表記、IDP IELTSが申し込み案内ページの表記です。IELTS for UKVI は別料金です

コンピューター版はリスニング・リーディング・ライティングをコンピューターで解答するため、ライティングはタイピングで書きます。コンピューター版で受ける方は、ライティングの練習もパソコンで打って行うと本番の条件に近づきます。

4技能に共通するIELTSの勉強の土台3つ

IELTSの4技能の対策は、語彙・文法・時間を計った演習という共通の土台の上に成り立ちます。土台が弱いまま技能別のテクニックを覚えても、本文や音声の意味が取れなければ正答には結び付きません。

ここでは、4技能すべてに効く勉強の土台を3つ紹介します。技能別の勉強法と並行して、毎日の勉強に組み込んでください。

3つの土台と、効く技能は以下のとおりです。

  • 語彙:4技能すべて。特に言い換えの理解に必要
  • 文法:ライティングとスピーキングの評価基準に直結
  • 時間を計った演習:リーディングとライティングで時間切れを防ぐ

以下では、3つの土台を具体的に解説します。

語彙は言い換えとセットで覚える

IELTSの語彙は、単語を1対1の訳で覚えるだけでなく、同じ意味の言い換えとセットで覚えることが重要です。リスニングとリーディングの設問は、本文と別の言葉で書かれることが多いためです。

たとえば、本文の increase が設問では rise や grow に、expensive が costly に置き換わると、訳だけで覚えた方は対応に気付けません。単語帳で覚えた語に、類義語を1〜2語書き足しておくと、言い換えへの反応が速くなります。

ただし、類義語でも使える文脈が違う語があります。ライティングで使う語は、例文ごと覚えて意味のずれを防ぎましょう。

文法は書いて話すための知識として整える

IELTSの文法は、問題を解くためよりも、ライティングとスピーキングで正確に使うために整えます。文法力は、ライティングとスピーキングの評価基準の1つとして採点されるからです。

たとえば、時制・冠詞・主語と動詞の一致・関係代名詞の使い方は、答案や録音を見直すと誤りが見つかりやすい項目です。自分の答案で繰り返し出る誤りを3つほどに絞り、次の答案で同じ誤りが出ていないかを確かめると効率よく直せます。

ただし、難しい構文を無理に使うと誤りが増えます。正確に書ける文を土台に、使える構文を1つずつ増やす順番が安全です。

時間を計った演習を週1回入れる

IELTSの演習は、週に1回は本番と同じ時間を計って解くことが必要です。リーディングとライティングは、知識があっても時間内に終わらなければ得点にならないためです。

たとえば、普段は1パッセージずつ時間を気にせず精読し、週末だけリーディング60分・ライティング60分を通しで解くと、精読の力と時間配分の両方を鍛えられます。通しで解いた結果は、問題タイプ別の正答率として記録しておきましょう。

ただし、通しの演習ばかりでは復習の時間が足りなくなります。演習1回につき、解いた時間と同じくらいの時間を復習に使うのが目安です。

IELTSリスニングの勉強法

IELTSのリスニングは、日常会話から大学の講義まで4つのパートで構成され、音声は1回しか流れません。聞き取る力に加えて、設問を先に読んで聞く箇所を絞る準備が得点を左右します。

ここでは、IELTSのリスニングの勉強法を4つ紹介します。パートの特徴を知ってから、先読み・書き取り・アクセントの順に練習を広げてください。

4つのパートの特徴を知る

IELTSのリスニングは、パートごとに話者の数と話題が変わります。パートが進むほど学術的な内容になるため、パートごとに練習の重点を変えると効率が上がります。

4つのパートの内容と練習の重点は、以下のとおりです。

パート

内容

練習の重点

Part1

日常生活での2人の会話(宿泊施設の予約など)

名前・数字・日付の書き取り

Part2

日常生活でのモノローグ(施設の説明など)

地図・図表の位置関係の聞き取り

Part3

教育や研修の場での最大4人の会話

話者ごとの意見の区別

Part4

学術的なテーマのモノローグ(大学の講義など)

講義の構成を追う・専門的な語彙

※内容は2026年10月時点・IDP IELTS公式サイトより。練習の重点は英語の窓口編集部による整理です

Part1・Part2で取りこぼしを減らし、Part3・Part4は語彙と講義の構成への慣れで伸ばす、という分担で練習すると、弱いパートを狙って時間を使えます。

設問を先に読み、言い換えを追う

IELTSのリスニングでは、音声が流れる前に設問を読み、聞くべき情報を予測しておくことが重要です。音声は1回しか流れず、聞き逃した箇所を取り戻せないからです。

たとえば、次のような穴埋め問題があるとします(例題は編集部が作成)。

  • 設問:The meeting will take place in the ______ room.
  • 音声:We were going to use the library, but we've moved it to the seminar room on the second floor.
  • 正解:seminar

設問を先に読んで「部屋の名前」を待っていても、先に聞こえる library を書くと誤答になります。予定の変更や訂正のあとに正解が来る形もあるため、復習では誤答の原因が「聞き取れなかった」のか「言い換えや訂正に気付かなかった」のかを分けて記録しましょう。

数字とスペルを正確に書き取る

IELTSのリスニングでは、聞き取った語を正しいスペルで書くことまでが求められます。記述式の問題では、答えが分かっていてもスペルを誤ると得点にならないためです。

たとえば、宿泊施設の予約のような日常の会話では、名前・電話番号・日付・金額を聞き取って書く場面が想定されます。公式サンプル問題の音声を使い、聞こえた数字や語をすべて書き取るディクテーションを短い区切りで行うと、書き取りの精度が上がります。

ただし、ディクテーションは時間がかかるため、すべての音声で行う必要はありません。誤答した問題の前後だけを書き取ると、復習の時間を抑えられます。

さまざまなアクセントに慣れる

IELTSのリスニングでは、さまざまな国のネイティブスピーカーのアクセントが使われます。IDP IELTSの公式ページでも、アカデミックとジェネラル・トレーニングのどちらでも複数のアクセントが使われると案内されています。

たとえば、アメリカ英語の教材だけで勉強してきた方は、イギリス英語やオーストラリア英語の音声で聞き取れる量が落ちることがあります。公式サンプル問題や公式問題集の音声を繰り返し聞き、聞き取れなかった箇所をスクリプトで確認すると、アクセントの違いに慣れていけます。

ただし、アクセントに慣れる前に語彙が不足していると、どの音声も聞き取れません。聞き取れない原因が音なのか単語なのかを、スクリプトを見て確かめてから対策を選びましょう。

IELTSリーディングの勉強法

IELTSのリーディングは、3つの長いパッセージに40問を60分で答える試験です。英文を読む力に加えて、問題タイプごとの判断の仕方と時間配分がスコアを左右します。

ここでは、IELTSのリーディングの勉強法を4つ紹介します。Academic と General Training で文章の種類が異なる点も、最後に補足します。

60分の時間配分を決めて解く

IELTSのリーディングでは、解き始める前に1パッセージあたりの時間を決めておくことが重要です。3つのパッセージは長さと難しさが異なるため、配分を決めずに解くと最後のパッセージで時間が足りなくなるからです。

たとえば、編集部の目安としては、1つ目を17分、2つ目を20分、3つ目を23分で解く配分があります。後半ほど難しいパッセージに時間を残す考え方で、解答を書き写す時間が必要なペーパー版では、さらに数分を残しておくと安全です。

ただし、どのパッセージが難しいかは回によって変わります。1問に2分以上かかったら印を付けて先に進み、最後に戻る習慣を付けましょう。

TRUE/FALSE/NOT GIVENは本文の根拠で判断する

TRUE/FALSE/NOT GIVEN の問題は、自分の知識や常識ではなく、本文に書かれている内容だけで判断します。本文と矛盾するなら FALSE、本文に書かれていないなら NOT GIVEN と区別する問題だからです。

たとえば、次の本文と3つの文で考えます(例題は編集部が作成)。本文:The town's first public library opened in 1902, funded largely by donations from local merchants.

文

答え

理由

The library was built with money from local businesspeople.

TRUE

merchants が businesspeople に言い換えられている

The library was funded entirely by the government.

FALSE

寄付で賄われたとする本文と矛盾する

The library was the largest building in the town.

NOT GIVEN

建物の大きさは本文に書かれていない

FALSE と NOT GIVEN を迷ったら、本文に「反対の内容」が書かれているかを探しましょう。反対の内容が見つからなければ NOT GIVEN です。

見出し選択はスキミングで段落の要点をつかむ

見出しを選ぶ問題では、段落の細部ではなく要点をつかむスキミングが有効です。見出しは段落全体の主題を表すため、細部の単語に反応すると誤った見出しを選びやすいからです。

たとえば、段落の最初と最後の文を先に読み、段落が何について述べているかを一言でメモしてから見出しの選択肢と比べると、判断が速くなります。一方、日付や名前を探す問題では、本文から特定の語を探すスキャニングを使います。

ただし、段落の最初の文が主題とは限りません。最初の文が具体例で始まる段落もあるため、迷ったら段落全体に目を通しましょう。

General Training は日常の文書に慣れる

General Training のリーディングでは、広告・通知・職場の文書など日常的で実用的な文章が出題されます。Academic の学術的な長文とは文章の種類が異なるため、教材もモジュールに合わせて選ぶ必要があります。

たとえば、求人広告や施設の利用案内では、条件・日時・料金などの情報を素早く見つける力が問われます。公式サンプル問題の General Training 版を解き、どの情報が問われやすいかを確認してから演習を重ねると効率的です。

ただし、日常の文書でも、3つのパッセージ・40問を60分で解く形式は Academic と同じです。時間を計った演習は、General Training の受験者にも必要です。

IELTSライティングの勉強法【Task1・Task2】

IELTSのライティングは、60分で2つのタスクを書く試験で、公開されている4つの評価基準で採点されます。正答のある問題ではないため、評価基準に沿った書き方を身に付け、第三者に添削してもらうことが伸ばす近道です。

ここでは、評価基準の確認から、Task1とTask2の書き方、添削の受け方までを5つの視点で解説します。例文はすべて編集部が作成したものです。

4つの評価基準と時間配分を確認する

IELTSのライティングを伸ばすには、最初に4つの評価基準を確認することが重要です。採点は「課題への回答・一貫性・語彙力・文法力」の4つの観点で行われるため、観点ごとに弱点を把握すると直す箇所が明確になります。

4つの評価基準と、答案を見直すときの確認点は以下のとおりです。

  • 課題への回答:問われたことにすべて答えているか、語数を満たしているか
  • 一貫性:段落ごとに主題があり、つなぎの言葉で論理がつながっているか
  • 語彙力:同じ語の繰り返しを避け、文脈に合う語を使えているか
  • 文法力:誤りが少なく、単文だけでなく複文も使えているか

時間配分は、IDP IELTSの公式ページで Task1 に約20分、Task2 に約40分が目安と案内されています。2つのタスクは個別に採点されるため、Task1 に時間を使いすぎて Task2 が書き終わらない事態を防ぐ練習が必要です。

Academic Task1は概要文から書く

Academic の Task1 では、グラフや表の数字を順に並べるより先に、全体の傾向をまとめた概要文を書くことが重要です。Task1 は、視覚情報を論理的に整理して伝える力を評価するタスクだからです。

たとえば、2010〜2020年の通勤手段の推移を示す仮のグラフであれば、概要文は次のように書けます(例文は編集部が作成)。

  • Overall, the proportion of commuters who cycled to work rose steadily between 2010 and 2020, while car use declined.

概要文のあとに、最も大きな変化や比較できる点を2段落に分けて数字で示すと、Task1 の構成が安定します。ただし、グラフにない原因や自分の意見は書かないようにしましょう。

General Training Task1は目的と語調を合わせる

General Training の Task1 では、与えられた状況に合った目的と語調で手紙を書くことが求められます。IDP IELTSの公式ページでは、情報を明瞭かつ適切な語調で伝える力が評価されると案内されています。

たとえば、大家にアパートの暖房の故障を伝える手紙であれば、書き出しは次のようにできます(例文は編集部が作成)。

  • Dear Mr Smith,
  • I am writing to inform you that the heater in my flat has not been working since last Monday.

問題文に書く内容の指示が複数ある場合は、指示1つにつき1段落で答える構成にすると漏れを防げます。友人あての手紙か、会社あての手紙かで語調を変える点にも注意しましょう。

Task2は立場を決めてから書き始める

Task2 のエッセイでは、書き始める前に自分の立場と理由を決めておくことが重要です。書きながら考えると、途中で主張がぶれて一貫性の評価が下がるからです。

たとえば、「大学は就職の準備に重点を置くべきか」という仮の問題であれば、導入は次のように書けます(例文は編集部が作成)。

  • 問題:Some people believe that universities should focus on preparing students for employment. To what extent do you agree or disagree?
  • 導入:While universities play an important role in equipping students with practical skills, I believe their main purpose should be to develop independent thinking, which benefits graduates in any career.

導入で立場を示したら、本論2段落で理由と具体例を1つずつ書き、結論で立場を言い直す4段落の構成が書きやすい型です。ただし、型の文を丸暗記して当てはめると、問題に合わない内容になります。型は段落の役割として覚え、文は問題ごとに考えましょう。

添削を受けて評価基準ごとに直す

IELTSのライティングは、自分で書いた答案を第三者に添削してもらうことが伸ばす近道です。自分では気付けない誤りや、論理の飛躍を指摘してもらえるからです。

たとえば、添削を受けたら、指摘を4つの評価基準に分けて記録すると、次の答案で直す点が明確になります。AIで英作文を添削する方法は、AI英作文添削の使い方と注意点で詳しく紹介しています。

ただし、AIの添削はIELTSの公式の採点ではないため、示されたスコアの目安をそのまま信じないようにしましょう。文法や語彙の誤りの指摘には使いやすい一方、課題への回答や論理の評価は人の添削で確かめると安心です。

IELTSスピーキングの勉強法【Part1〜3】

IELTSのスピーキングは、試験官と1対1で話す11〜14分の面接で、録音されたうえで4つの評価基準で採点されます。3つのパートで求められる話し方が違うため、パートごとに答え方の型を練習することが重要です。

ここでは、パートごとの形式を確認したうえで、Part1〜3の練習方法と、録音を使った見直し方を紹介します。回答例はすべて編集部が作成したものです。

3つのパートの形式は、以下のとおりです。

パート

時間

内容

答え方の目安

Part1

4〜5分

自己紹介と、家族・仕事・趣味など身近な話題の質問

答え+理由か具体例で2〜3文

Part2

3〜4分

タスクカードのテーマについて1分準備し、1〜2分話す

カードの項目に沿って2分話し切る

Part3

4〜5分

Part2に関連した一般的な問題についての議論

意見+理由+例、反対の見方にも触れる

※時間と内容は2026年10月時点・IDP IELTS公式サイトより。答え方の目安は英語の窓口編集部による整理です

パートが進むほど、身近な話題から抽象的な議論へ移ります。Part1で答えを広げる練習が、Part2・Part3で話す量を増やす土台になります。

Part1は答えに理由を1つ足す

Part1では、質問に一言で答えず、理由か具体例を1つ足して2〜3文で答えることが重要です。一言の答えでは、流暢さや語彙力を示す材料が足りないからです。

たとえば、「料理は好きですか」という質問には、次のように答えられます(回答例は編集部が作成)。

  • 質問:Do you enjoy cooking?
  • 回答:Yes, I do, especially on weekends. I usually try a new recipe on Saturdays because I have more time, and it helps me relax after a busy week.

ただし、Part1は4〜5分の中で複数の質問が続くため、1問に長く話しすぎる必要はありません。2〜3文で区切る長さを、録音で確かめておきましょう。

Part2は1分の準備でキーワードをメモする

Part2では、1分の準備時間に文章を書かず、話す順番とキーワードだけをメモすることが重要です。文章を書こうとすると1分で終わらず、話す内容が半分しか準備できないからです。

たとえば、「最近読んだ本について話してください」という仮のタスクカードであれば、メモは次のようになります(例は編集部が作成)。

  • 何の本か:a novel about a family running a small hotel
  • いつ・どこで読んだか:last month, on the train to work
  • なぜ読んだか:a friend recommended it
  • どう感じたか:made me think about my own family

メモの4項目を1つ30秒ずつ話すと、2分間を話し切れます。練習ではタイマーを2分に設定し、時間が余る場合は項目ごとに具体例を1つ足しましょう。

Part3は意見に理由と別の見方を添える

Part3では、意見に理由と具体例を添え、反対の見方にも触れて答えることが重要です。Part3は、物事を分析・議論する力が測られるパートだからです。

たとえば、「人々は以前より本を読まなくなったと思うか」という質問には、次のように答えられます(回答例は編集部が作成)。

  • 質問:Do you think people read less than they used to?
  • 回答:In some ways, yes. Many people now get information from short online articles rather than books. However, e-books and audiobooks have made reading more accessible, so the total amount of reading may not have decreased.

ただし、Part3の質問には正解がありません。自分の本心と違う意見でも、理由と例を挙げやすい立場を選ぶと話を広げやすくなります。

録音を4つの評価基準で聞き返す

IELTSのスピーキングの練習は、回答を録音し、4つの評価基準で聞き返すことで効果が上がります。話している最中は、自分の誤りや言葉に詰まった箇所に気付きにくいからです。

録音を聞き返すときの確認点は、以下のとおりです。

  • 流暢さと一貫性:長く止まった回数と、話の順番が分かりやすいか
  • 語彙力:同じ語を繰り返していないか、言いたい語が出たか
  • 文法力:時制や主語と動詞の一致の誤り
  • 発音:聞き返しても聞き取りにくい単語がないか

一人での練習方法は、英語スピーキングの勉強法で詳しく紹介しています。予想していない質問への即答は、一人では練習しにくいため、本番が近づいたら会話の相手を見つけて練習しましょう。

目標バンド別のIELTSの進め方【5.5〜7.0以上】

IELTSの勉強は、目標バンドによって重点を置く技能と練習が変わります。目標が上がるほど、リスニング・リーディングの正答数よりも、ライティング・スピーキングの質が差になりやすいためです。

ここでは、目標バンド別の進め方を、英語の窓口編集部の目安として紹介します。バンドの到達に必要な期間や勉強時間は、公式には示されていないため、本記事では扱いません。

目標バンド別の重点を表で整理します。

目標バンド

重点を置くこと

練習の中心

5.5

語彙・文法の基礎と問題形式への慣れ

単語帳・基本文法の復習・公式サンプル問題

6.0

リスニング・リーディングの取りこぼしを減らす

問題タイプ別の演習・言い換えの記録

6.5

ライティング・スピーキングの型と添削

Task1・Task2の答案作り・録音の見直し

7.0以上

評価基準の細かい項目の精度

語彙の幅・複文の正確さ・Part3の議論の深さ

※英語の窓口編集部の目安です。公式に示された基準ではありません

今のバンドと目標の差が1.0以上ある場合は、1つ上の段の重点から順に取り組むと、土台を飛ばさずに進められます。

目標5.5は基礎と形式への慣れを優先する

目標が5.5の方は、IELTS専用のテクニックより先に、語彙と文法の基礎を固めることが優先です。CEFRとの対照で5.5はB2の下限にあたり、本文や音声の意味が取れなければ、解き方の工夫が生きないからです。

たとえば、毎日の勉強を単語帳と基本文法の復習に多く割き、週末に公式サンプル問題を1技能ずつ解く進め方があります。問題形式に慣れておくと、本番で指示文を読む時間を減らせます。

ただし、ライティングとスピーキングを後回しにしすぎると、オーバーオールが平均で決まる仕組み上、目標に届きにくくなります。短い答案と短い録音から始めておきましょう。

目標6.0はリスニング・リーディングの取りこぼしを減らす

目標が6.0の方は、リスニングとリーディングの取りこぼしを減らすことで、オーバーオールを支えやすくなります。リスニングとリーディングは正答数でスコアが決まるため、演習と復習の量が結果に表れやすいからです。

たとえば、誤答を「語彙不足」「言い換えに気付かない」「時間切れ」「判断の誤り」の4つに分けて記録すると、次に練習する問題タイプが決まります。問題タイプ別の正答率を毎週比べると、伸びている部分と止まっている部分が分かります。

ただし、6.0を目指す段階でも、ライティングの型は先に身に付けておく必要があります。Task2の4段落の構成で週1本書く習慣を始めましょう。

目標6.5はライティング・スピーキングを重点にする

目標が6.5の方は、ライティングとスピーキングに勉強時間を多く割くことが必要です。リスニング・リーディングに比べて、ライティング・スピーキングのスコアが低い方は、2技能がオーバーオールを押し下げるからです。

たとえば、Task1とTask2を時間を計って書き、添削で指摘された点を評価基準ごとに直すサイクルを週1〜2回回します。スピーキングは、Part2のお題で毎日1本録音し、聞き返して止まった箇所の表現を準備しておきます。

ただし、6.5以上を求める提出先では、技能ごとの最低点を定めている場合があります。オーバーオールだけでなく、技能別の条件を募集要項で確認しましょう。

目標7.0以上は評価基準の細部の精度を上げる

目標が7.0以上の方は、評価基準の細かい項目まで精度を上げることが求められます。日本英語検定協会のバンド別の能力表記では、7は「複雑な言葉遣いにも概ね対応でき、詳細な論理を理解できる」水準と説明されています。

たとえば、ライティングでは言い換えの幅と複文の正確さ、スピーキングでは Part3 で抽象的な問いに理由と例を挙げて議論を深める力が差になります。リーディングでは、3つ目のパッセージを時間内に解き切る読む速さも必要です。

ただし、細かい誤りは自分の答案や録音では見つけにくくなります。7.0以上を目指す段階では、IELTSに詳しい講師の添削やフィードバックを取り入れることも検討しましょう。

IELTSの公式教材の選び方

IELTSの教材は、最初に公式の教材を選ぶことが基本です。公式の教材は、本番と同じ形式・難しさで作られているため、練習の結果を本番の目安として使いやすいからです。

ここでは、日本英語検定協会・IDP IELTS・IELTS公式サイトで確認できた公式教材を、無料のものと書籍に分けて紹介します。教材の内容や価格は変わることがあるため、購入前に公式サイトで確認してください。

確認できた公式教材を、種類と使い方で比較します。

教材

提供元

内容

使いどころ

サンプル問題(オンライン・PDF)

日本英語検定協会・IDP IELTS

4技能のサンプル問題と解答。無料

勉強を始める最初の週の現在地の確認

IELTS Ready

IELTS(日本英語検定協会の案内ページより)

無料版は模擬テスト22回分・50分の短縮模擬テスト・ウェビナーなど。英検協会経由で申し込むと Premium 版(模擬テスト40回分など)を利用可能

形式に慣れる段階からの演習

IDP Education IELTS公認問題集

IDP Education/イングリッシュイノベーションズ株式会社(桐原書店)

問題タイプ別の練習問題と模擬試験2回分。3,960円(税込)

日本語の解説で問題タイプを学ぶ

Cambridge IELTS シリーズ

Cambridge University Press

本番形式の模擬試験集(英文)

本番前の通しの演習

※2026年10月時点・日本英語検定協会、IDP IELTSの公式ページより。Cambridge IELTS シリーズは日本英語検定協会の「IELTS対策教材」一覧(2024年3月版)に掲載されている書籍で、価格は確認していません

公式教材の模擬試験は数に限りがあるため、最初から通しで使い切らず、本番前の時期に通しの演習用として残しておくと効果的です。

最初の1冊は日本語の解説がある公式問題集を選ぶ

IELTSを初めて受ける方は、日本語の解説がある公式問題集から始めるのが取り組みやすい選び方です。問題タイプごとの解き方を日本語で理解してから、英文の模擬試験に進めるからです。

たとえば、IDP Education IELTS公認問題集は、4技能の問題タイプ別の練習問題と、模擬試験2回分で構成されているとIDP IELTSの公式ページで紹介されています。ライティングには中級・上級のサンプルエッセイも収録されています。

ただし、1冊の模擬試験だけでは演習の量が足りない場合があります。IELTS Ready の模擬テストと組み合わせて、演習の量を確保しましょう。

技能別の問題集は弱い技能だけ追加する

技能別の問題集は、全技能分をそろえず、弱い技能の分だけ追加するのが効率的な選び方です。教材を増やしすぎると、1冊を復習しきれないまま次の教材に移ってしまうからです。

たとえば、ライティングが他の技能より1.0低い方は、ライティング専用の問題集を1冊足し、サンプル答案を参考に自分の答案を書き直す練習に使います。日本英語検定協会は、学習に役立つ参考書の一覧をPDFで公開しています。

ただし、公式以外の問題集は、本番と難しさや出題の傾向が異なることがあります。公式教材の結果と比べながら使いましょう。

IELTSの3ヶ月の勉強計画【自作例】

IELTSの勉強計画は、1ヶ月目に土台と形式への慣れ、2ヶ月目に技能別の練習、3ヶ月目に通しの演習と弱点の補強という順で組むと進めやすくなります。最初から模擬試験を解き続けるより、土台を作ってから演習量を増やすほうが、復習の効果が上がるためです。

ここでは、英語の窓口編集部が作った3ヶ月の勉強計画の例を紹介します。計画の例は、平日1時間・休日2時間程度を想定したもので、3ヶ月で特定のバンドに届くことを示すものではありません。

3ヶ月の計画を、月ごとの目的と練習内容で整理します。

時期

目的

平日の練習

週末の練習

1ヶ月目

現在地の把握と土台作り

単語帳と言い換えのメモ・基本文法の復習・Part1の回答練習

公式サンプル問題を1技能ずつ解く

2ヶ月目

技能別の練習

リスニングの先読み・リーディングの問題タイプ別演習・Part2の録音

Task1・Task2を時間を計って書き、添削を受ける

3ヶ月目

通しの演習と弱点の補強

誤答の多い問題タイプの演習・Part3の回答練習

模擬試験を4技能通しで解き、評価基準ごとに見直す

※英語の窓口編集部が作成した計画の例です

月の終わりに公式教材の模擬試験で技能別のスコアを比べ、伸びていない技能に翌月の時間を多く配分すると、計画を自分に合わせて直せます。

【STEP1/1ヶ月目】現在地を測り、土台を作る

1ヶ月目は、公式サンプル問題で4技能の現在地を測り、語彙と文法の土台を作る期間です。土台が弱いまま演習を増やしても、誤答の原因が分からないまま終わるからです。

たとえば、平日は単語帳で覚えた語に類義語を書き足し、基本文法の誤りやすい項目を復習します。Part1の質問に2〜3文で答える録音を毎日1本取ると、スピーキングにも早くから慣れられます。

ただし、1ヶ月目からライティングを書かずにいると、2ヶ月目の負担が大きくなります。週1回、短い答案でもよいのでTask2を書いておきましょう。

【STEP2/2ヶ月目】技能別の練習を回す

2ヶ月目は、技能別の勉強法を回し、問題タイプごとの解き方を身に付ける期間です。1ヶ月目に把握した弱い技能に、時間を多く配分します。

たとえば、リスニングは先読みと誤答の原因の記録、リーディングは TRUE/FALSE/NOT GIVEN や見出し選択の演習に取り組みます。週末はTask1・Task2を時間を計って書き、添削で指摘された点を評価基準ごとに記録します。

ただし、問題タイプ別の演習だけでは、本番の時間配分が身に付きません。2ヶ月目の後半には、リーディング60分の通しの演習を1回入れましょう。

【STEP3/3ヶ月目】通しの演習で仕上げる

3ヶ月目は、模擬試験を4技能通しで解き、本番と同じ条件で弱点を補強する期間です。通しで解くと、集中力の配分や時間切れなど、技能別の練習では見えない課題が分かるからです。

たとえば、週末に模擬試験を通しで解き、平日は誤答の多かった問題タイプとPart3の回答練習に絞ります。コンピューター版で受ける方は、ライティングをパソコンで打つ練習も3ヶ月目のうちに済ませておきましょう。

ただし、本番直前に新しい教材を始めると、復習が追いつきません。最後の1〜2週間は、使ってきた教材の誤答の見直しに時間を使いましょう。

IELTSの独学で詰まりやすい場面と対処法

IELTSは独学でも勉強できる試験ですが、ライティングとスピーキングは独学で伸び悩みやすい技能です。正答のない2技能は、自分の答案や録音の何が評価を下げているかを、自分では判断しにくいためです。

ここでは、独学で詰まりやすい場面と原因、対処法を表で整理します。独学で足りる方と、外部のサポートを検討したほうがよい方の目安も紹介します。

独学で詰まりやすい場面を、原因と対処法で整理します。

詰まる場面

原因

対処法

リスニング・リーディングの正答数が伸びない

語彙不足と言い換えへの反応の遅さ

誤答の原因を4つに分けて記録し、語彙と言い換えのメモを増やす

リーディングが最後まで終わらない

1問に時間をかけすぎる

1パッセージの時間を決め、2分以上かかる問題は飛ばす

ライティングのスコアが上がらない

評価基準のどこで減点されているか分からない

第三者の添削を受け、指摘を評価基準ごとに記録する

スピーキングで話が続かない

答えを広げる型がなく、即答の練習が足りない

パート別の型で録音し、会話の相手と即答を練習する

※英語の窓口編集部による整理です

リスニングとリーディングの課題は、記録と演習で独学でも解決しやすい一方、ライティングとスピーキングの課題は外部の評価が必要になる場面が多くあります。

独学で足りる方・サポートを検討したい方

IELTSの独学で足りるかどうかは、目標バンドと今のスコアの差、ライティング・スピーキングの評価を自分で直せるかで判断できます。独学で足りる方には、独学で十分です。

判断の目安は、以下のとおりです。

  • 独学で足りる方:目標との差が小さい、添削サービスや会話の相手を自分で確保できる、計画どおりに勉強を続けられる
  • サポートを検討したい方:出願の期限が近い、ライティング・スピーキングが目標に届かない状態が続いている、勉強の計画と管理を任せたい

添削やスピーキングの練習相手、勉強の管理まで含めてサポートを受けたい方は、IELTSスクール・IELTSコーチングのおすすめで、IELTS対策ができるスクールの選び方と比較を紹介しています。留学の出願でTOEFLも選べる場合は、TOEFLの勉強法で試験形式と勉強法の違いを確認してから、受ける試験を決めましょう。

まとめ

  • IELTSの勉強法は、受けるモジュールを決め、公式サンプル問題で現在地を測り、4技能ごとの練習を並行して進めるのが基本
  • リスニング・リーディングは正答数で決まるため、先読み・言い換え・時間配分の演習と誤答の記録が中心
  • ライティング・スピーキングは4つの評価基準で採点されるため、型を決めた答案や録音を作り、添削や聞き返しで直す
  • 目標が上がるほどライティング・スピーキングの質が差になりやすく、オーバーオールは4技能の平均で決まる
  • 教材は公式サンプル問題・IELTS Ready・公式問題集から始め、弱い技能の分だけ追加する

まずは公式サンプル問題を4技能すべて時間を計って解き、技能ごとの現在地を記録するところから始めましょう。

よくある質問

IELTSの初心者は何から勉強すればよいですか?

最初に受けるモジュールを決め、公式サンプル問題を4技能すべて時間を計って解いて現在地を測ります。測った結果をもとに、語彙と基本文法の土台を固めながら、日本語の解説がある公式問題集で問題タイプを学ぶ順番が取り組みやすい進め方です。

IELTSのリスニングはどう勉強すればよいですか?

音声が流れる前に設問を読んで聞く情報を予測し、本文と設問の言い換えを追う練習が中心です。記述式の問題ではスペルの誤りも誤答になるため、数字や名前を書き取るディクテーションを誤答した箇所の前後で行うと効果的です。

IELTSは独学でも目標スコアを取れますか?

独学でも勉強は進められ、リスニングとリーディングは演習と誤答の記録で伸ばしやすい技能です。ライティングとスピーキングは自分では減点の理由が分かりにくいため、添削サービスや会話の相手を確保できるかが独学で足りるかの分かれ目です。

IELTSのコンピューター版とペーパー版は内容が違いますか?

試験の内容・採点基準・試験時間は同じと、日本英語検定協会とIDP IELTSが案内しています。日本英語検定協会のペーパー版は2026年8月で終了しており、コンピューター版ではライティングをタイピングで解答します。

出典・参考

  1. IELTSについて(試験内容・スコアとレベルの目安・CEFRとの比較対照表)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
  2. 受験案内(受験料・コンピューター版について)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
  3. 試験結果(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
  4. 学習サポート・お役立ち情報(IELTS Ready・サンプル問題)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
  5. IELTSのお申し込み方法(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  6. 試験結果(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  7. アカデミックモジュール(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  8. IELTSジェネラルトレーニング(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  9. 試験対策 リスニング(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  10. 試験対策 リーディング(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  11. 試験対策 ライティング(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  12. 試験対策 スピーキング(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  13. IDP Education IELTS公認問題集(IDP IELTS) 2026年10月11日参照
  14. IELTS Academic test format and sections(IELTS(British Council・IDP IELTS・Cambridge University Press & Assessment)) 2026年10月11日参照
  15. IELTS scoring in detail(IELTS(British Council・IDP IELTS・Cambridge University Press & Assessment)) 2026年10月11日参照
  16. IELTS対策教材(PDF)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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