IELTSとは?試験内容・受験料・スコアの仕組みを解説【2026年最新】
IELTSとは、進学や移住で使う英語の4技能の試験です。Academic と General Training の違い、試験内容と時間、バンドの計算方法とCEFRの目安、受験料29,700円と申し込み方法、会場、TOEFL・英検との違いを公式情報で解説します。
IELTSとは、British Council・IDP IELTS・Cambridge University Press & Assessment が共同で所有する英語の4技能の試験です。スコアは0〜9のバンドで、日本ではコンピューター版のみ、受験料は29,700円(税込)です(2026年11月時点)。
この記事でわかること
IELTSは進学・移住・就労で使う4技能の試験で、大学進学は Academic、移住は General Training を選びます。
スコアは0〜9のバンドで、Overall は4技能の平均を0.5単位に丸めて決まります。
日本はコンピューター版のみで、受験料は29,700円、結果は1〜5日後に出ます。
要点データ
| 受験料(コンピューター版) | 29,700円税込 |
|---|---|
| スコア | バンド0〜90.5刻み |
| 結果が出るまで | 1〜5日コンピューター版 |
| 試験時間 | 約2時間40分+11〜14分3技能+スピーキング |
IELTSは、海外の大学への進学や、英語圏への移住・就労で使われる英語の4技能の試験です。日本では2026年にペーパー版が終わり、受験料も改定されるなど、受け方が大きく変わりました。
IELTSの種類・試験内容・スコアの仕組みを把握すると、提出先に合った試験を迷わず申し込めます。申し込み先によって会場・締切・キャンセルの条件が異なるため、事前の確認が重要です。
本記事では、IELTSの種類、4技能の試験内容、スコアの計算方法とCEFRの目安をまとめています。さらに、受験料と申し込み方法、会場、TOEFL・TOEIC・英検との違いも紹介します。
IELTSとは?試験の概要を早見表で解説

IELTS(International English Language Testing System、アイエルツ)とは、英語の4技能を測る国際的な英語試験です。British Council、IDP IELTS、Cambridge University Press & Assessment の3者が共同で所有しています。
ここでは、IELTSの概要を1枚の表にまとめます。
項目 | 内容 |
|---|---|
運営 | British Council・IDP IELTS・Cambridge University Press & Assessment |
主な用途 | 海外の大学・大学院への進学、移住、就労、英国ビザ |
種類 | Academic/General Training(ほかに UKVI・Life Skills) |
技能 | リスニング・リーディング・ライティング・スピーキング |
試験時間 | 約2時間40分+スピーキング11〜14分 |
スコア | バンド0〜9(0.5刻み) |
受験形式 | コンピューター版(日本のペーパー版は2026年に終了) |
受験料 | 29,700円(税込・コンピューター版) |
結果 | 試験日から1〜5日後 |
有効期限 | 公式は2年を推奨(提出先が判断) |
※2026年11月時点・IELTS公式サイト、日本英語検定協会、JSAF-IELTS公式サイトより。
IELTSは、1980年に始まったELTSを前身とする試験です。点数ではなくバンドで結果が出るため、提出先が求めるOverall(総合)と各技能のバンドを先に確認しましょう。
IELTSの種類|Academic と General Training の違い

IELTSの種類は、受験の目的で選びます。提出先が指定する種類と違う試験を受けると、スコアを使えない場合があるためです。
ここでは、IELTSの4つの種類と、それぞれの用途を表で比較します。
種類 | 主な用途 | 試験の内容 |
|---|---|---|
Academic | 英語圏の大学・大学院への進学、専門職の登録 | 4技能。リーディングとライティングは学術的な素材 |
General Training | 移住(豪州・カナダ・NZ・英国)、就労、職業訓練 | 4技能。リーディングとライティングは日常・職場の素材 |
IELTS for UKVI | 英国のビザ(Skilled Worker・Student など) | Academic または General Training と同じ形式 |
IELTS Life Skills | 英国の一部のビザ(A1・B1) | スピーキングとリスニングのみ |
※2026年11月時点・IELTS公式サイトより。
Academic と General Training を選ぶ
大学・大学院への出願なら Academic、移住や就労なら General Training を選ぶのが基本です。リスニングとスピーキングは共通で、リーディングとライティングの素材だけが異なります。
たとえば、Academic のライティングの Task1 は図表を説明する問題です。ただし、提出先によって指定が異なるため、募集要項の記載を最優先で確認してください。
UKVI と Life Skills を確認する
IELTS for UKVI は、英国のビザ申請に使う試験です。日本では日本英語検定協会が実施し、受験料は34,430円(税込)です。
IELTS Life Skills は、スピーキングとリスニングだけの試験で、受験料は25,300円(税込)です。JSAF の会場では、UKVI と Life Skills を実施していません。
IELTSの試験内容と時間|4技能の問題数

IELTSの試験は、リスニング・リーディング・ライティング・スピーキングの4技能で構成されます。リスニングから3技能を続けて受け、スピーキングは試験官と対面で受けます。
ここでは、4技能の時間・問題数・内容を紹介します。
技能 | 時間 | 問題数 | 内容 |
|---|---|---|---|
リスニング | 約30分 | 4パート・40問 | 会話と講義を聞く。音声は1回のみ |
リーディング | 60分 | 3セクション・40問 | Academic は本文合計2,150〜2,750語 |
ライティング | 60分 | 2タスク | Task1 は150語以上、Task2 は250語以上 |
スピーキング | 11〜14分 | 3パート | 試験官との対面式。録音される |
※2026年11月時点・IELTS公式サイトより。
ライティングの配点を確認する
ライティングは、Task2 の配点が Task1 の2倍です。Task1 は20分、Task2 は40分を目安に時間を配分します。
たとえば、Task1 に時間をかけすぎると、配点の大きい Task2 で語数が足りなくなります。Task2 から書き始めるのも1つの方法です。
スピーキングの流れを確認する
スピーキングは、Part1 の質疑(4〜5分)、Part2 のスピーチ(準備1分+最大2分)、Part3 の議論(4〜5分)の3パートです。
日本英語検定協会の会場では、スピーキングを3技能の前か後に受けるかを、申し込み時に3つのパターンから選びます。選んだ後は変更できません。
コンピューター版の注意点を確認する
日本のIELTSは、2026年のペーパー版の終了で、コンピューター版だけになりました。日本英語検定協会は東京・大阪が2026年8月、そのほかの会場が6月の実施分を最後に終了しています。
コンピューター版では、ライティングをキーボードで入力します。タイピングに慣れていない方は、英文を打つ練習もしておきましょう。
IELTSのスコアの仕組みとCEFRの目安

IELTSのスコアは、0〜9のバンドで0.5刻みに表示されます。4技能のそれぞれにバンドが付き、平均からOverall(総合)が決まります。
ここでは、Overall の計算方法と、CEFRとの対応を紹介します。
Overall の計算方法を確認する
Overall は、4技能の平均を最も近い0.5に丸めた値です。平均の端数が0.25なら次の0.5へ、0.75なら次の整数へ切り上げます。
たとえば、4技能の平均が6.25なら Overall は6.5、6.125なら6.0です。
4技能のバンド | 平均 | Overall |
|---|---|---|
6.5・6.5・5.5・6.5 | 6.25 | 6.5 |
6.5・6.0・5.5・6.5 | 6.125 | 6.0 |
7.0・7.0・6.5・6.5 | 6.75 | 7.0 |
※IELTS公式サイトの丸めのルールをもとに、英語の窓口編集部が作成した例です。
CEFRとの対応を確認する
IELTSのバンドとCEFRの対応は、文部科学省の対照表では以下のとおりです。
CEFR | IELTS | 英検(合格の級の目安) |
|---|---|---|
C2 | 8.5〜9.0 | ― |
C1 | 7.0〜8.0 | 1級 |
B2 | 5.5〜6.5 | 準1級 |
B1 | 4.0〜5.0 | 2級 |
※文部科学省「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」(平成30年3月)より。IELTS公式は、C1の下限を6.5と7.0の間としています。
バンドごとの英語力のレベルと難易度は、以下の記事で詳しく解説しています。
あわせて読みたい
IELTSの難易度は?バンド別レベルの目安とTOEFL・英検との比較
IELTSの受験料と申し込み方法

IELTSの受験料は、コンピューター版で29,700円(税込)です。日本では日本英語検定協会と JSAF の2つの窓口があり、締切やキャンセルの条件が異なります。
ここでは、窓口ごとの受験料と、申し込みの流れを紹介します。
項目 | 日本英語検定協会 | JSAF-IELTS |
|---|---|---|
コンピューター版 | 29,700円(2026年9月1日申込分から) | 29,700円(2026年11月1日申込分から) |
One Skill Retake | 19,250円 | 19,250円(2026年11月1日申込分から) |
UKVI・Life Skills | 実施(34,430円・25,300円) | 実施なし |
締切 | 試験日の3日前9:00 | 試験日の3日前23:59 |
支払い | 申し込みと同時 | クレジットカードのみ |
※2026年11月時点・日本英語検定協会、JSAF-IELTS公式サイトより。料金はすべて税込です。
申し込みの流れを確認する
IELTSの申し込みの流れは、以下のとおりです。
- 提出先の条件を確認する:種類(Academic/General Training)と必要なバンド
- 窓口と会場を選ぶ:日本英語検定協会か JSAF の会場から選ぶ
- オンラインで申し込む:パスポートの情報を入力し、受験料を支払う
- 試験を受ける:パスポートを持参し、3技能とスピーキングを受ける
- 結果を確認する:試験日から1〜5日後にオンラインで確認する
本人確認には、パスポートを使います。試験日時点で11歳未満は受験できず、16歳未満は保護者が申し込みます。
変更・キャンセルの条件を確認する
日本英語検定協会のコンピューター版は、試験日の15日前までの変更が無料です。キャンセルは15日前までなら25%の手数料で返金され、14日前以降は返金されません(2026年9月1日以降の申込分)。
予定が変わる可能性がある方は、申し込み前にキャンセルの期限を確認しましょう。
One Skill Retake を使う
One Skill Retake は、4技能のうち1技能だけを受け直せる制度です。初回の試験日から60日以内に受験し、受験料は19,250円(税込)です。
ただし、提出先によっては One Skill Retake のスコアを認めない場合があります。利用する前に、提出先の条件を確認してください。
IELTSの会場と結果が出るまでの日数

IELTSの会場は、東京・大阪・名古屋などの主要都市にあります。窓口によって会場が異なるため、通いやすい会場の窓口から申し込みます。
ここでは、窓口ごとの会場と、結果・成績証明書の扱いを紹介します。
窓口 | 会場 |
|---|---|
日本英語検定協会 | 東京(東京駅前・麹町)、横浜、大阪、福岡、広島、仙台 |
バークレーハウス(日本英語検定協会のサブセンター) | 東京(市ヶ谷)、名古屋 |
JSAF-IELTS | 東京(高田馬場・東新宿)、大阪(東梅田)、京都 |
※2026年11月時点・各窓口の公式サイトより。
結果は、試験日から1〜5日後にオンラインで確認できます。日本英語検定協会では、成績証明書(TRF)は試験日から2年間有効です。
結果に納得できない場合は、再採点を申し込めます。日本英語検定協会の再採点は15,000円(税込)で、試験日から6週間以内に申し込みます。
IELTSとTOEFL・TOEIC・英検の違い

IELTSとTOEFL・TOEIC・英検は、目的とスコアの形式が異なります。進学先や企業がどの試験を認めているかで、受ける試験を選びます。
ここでは、4つの試験を目的・技能・スコア・受験料で比較します。
試験 | 主な目的 | 技能 | スコア | 受験料(税込) |
|---|---|---|---|---|
IELTS | 英国・豪州などへの進学、移住 | 4技能 | バンド0〜9 | 29,700円 |
TOEFL iBT | 北米を中心とした大学への進学 | 4技能 | 1〜6(2026年1月から) | US$195 |
TOEIC L&R | 国内企業の採用・昇進 | 聞く・読む | 10〜990点 | 7,810円 |
英検 | 国内の進学・資格 | 4技能 | 級の合否とCSEスコア | 級により異なる |
※2026年11月時点・各試験の公式サイトより。
IELTSは、英国・豪州・NZなどの大学や移住で広く使われます。北米の大学ではTOEFLを求める例が多いため、出願先が両方を認めているなら、形式が自分に合うほうを選びましょう。
TOEFLの種類と試験内容は、TOEFLとはで解説しています。
IELTSの勉強の始め方

IELTSの勉強は、目標のバンドと試験日を決めてから始めるのが効率的です。不足している技能によって、時間をかける順番が変わるためです。
ここでは、IELTSの勉強を始める手順を紹介します。
- 目標のバンドを確認する:提出先が求める Overall と各技能の最低バンド
- 公式の問題で実力を測る:4技能のどれが不足しているかを確認する
- ライティングとスピーキングを練習する:添削や対面の練習で弱点を直す
- 本番形式で時間配分を練習する:コンピューター版の画面で解く
技能別の具体的な勉強法は、以下の記事で解説しています。
あわせて読みたい
IELTSの勉強法|4技能別の対策と目標バンド別の進め方
ライティングとスピーキングは、独学では採点や添削を受けにくい技能です。短期間でバンドを上げたい方は、IELTS対策のスクールやコーチングを比べると効率的です。
あわせて読みたい
IELTS・TOEFLスクール・コーチングおすすめ13選
まとめ|IELTSは種類と窓口を確認してから申し込む
IELTSの要点は、以下のとおりです。
- IELTSは、進学・移住・就労で使う4技能の試験で、バンド0〜9で評価される
- 大学進学は Academic、移住・就労は General Training を選ぶ
- 日本はコンピューター版のみで、受験料は29,700円(税込)
- 窓口によって会場・締切・キャンセルの条件が異なる
まずは提出先が求める種類とバンドを確認し、通いやすい会場の窓口から申し込みましょう。
よくある質問
IELTSとは何ですか?
IELTSは、British Council・IDP IELTS・Cambridge University Press & Assessment が共同で所有する英語の4技能の試験です。海外の大学への進学や移住・就労で使われ、0〜9のバンドで評価されます。
IELTSの受験料はいくらですか?
日本のコンピューター版は29,700円(税込)です。日本英語検定協会は2026年9月1日、JSAF は2026年11月1日の申込分からこの金額です。UKVI は34,430円です。
IELTSのスコアの有効期限は何年ですか?
IELTS公式は、受験から2年間を有効とみなすことを推奨しています。実際の扱いは提出先が決めるため、出願先の募集要項で確認してください。
IELTSのペーパー版は受けられますか?
日本ではペーパー版が2026年に終了し、現在はコンピューター版だけです。日本英語検定協会は東京・大阪が2026年8月、JSAF は8月29日の実施分が最後でした。
IELTSとTOEFLはどちらを受けるべきですか?
出願先が認める試験を選びます。英国・豪州・NZではIELTS、北米ではTOEFLを求める例が多くあります。両方を認めている場合は、形式が自分に合うほうを選びましょう。
出典・参考
- About IELTS(IELTS) 2026年11月7日参照
- IELTS test types(IELTS) 2026年11月7日参照
- Academic test format in detail(IELTS) 2026年11月7日参照
- IELTS scoring in detail(IELTS) 2026年11月7日参照
- IELTS and the CEFR(IELTS) 2026年11月7日参照
- IELTS(日本英語検定協会)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年11月7日参照
- IELTS 受験料・試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年11月7日参照
- IELTS 結果・One Skill Retake(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年11月7日参照
- ペーパー版IELTSの終了について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年11月7日参照
- JSAF-IELTS 申し込み(株式会社日本スタディ・アブロード・ファンデーション) 2026年11月7日参照
- 各資格・検定試験とCEFRとの対照表(文部科学省) 2026年11月7日参照
この記事を書いた人
執筆
英語の窓口編集部
英語の窓口/編集部
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