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英検ライティングの書き方|3級〜準1級の語数・採点基準とテンプレート

公開日:2026年10月13日2026年10月時点の情報

英検ライティングの書き方|3級〜準1級の語数・採点基準とテンプレート

英検ライティングの出題形式(意見論述・要約・Eメール)と語数、採点の4観点、配点を3級〜準1級の級別に公式情報で解説します。書き方のテンプレート、よく使う表現、減点されやすいミス、時間配分、独学での練習法と添削の受け方も紹介します。

まとめ記事英検の塾おすすめ7選|中高生・社会人別に料金と保証を比較【2026年】
結論

英検ライティングは3級〜準1級で2題が出題され、3級・準2級は「Eメール+英作文」、2級・準1級は「英文要約+英作文」です。英作文は内容・構成・語彙・文法の4観点で採点されるため、意見 → 理由2つ → まとめの型で、質問に正面から答えることが合格点への近道です。

この記事でわかること

  • 英検ライティングは2024年度のリニューアルで2題になり、3級・準2級は「Eメール+英作文」、2級・準1級は「英文要約+英作文」が出題されます。

  • 英作文の語数の目安は3級25〜35語・準2級50〜60語・2級80〜100語・準1級120〜150語で、ライティングは一次試験の英検CSEスコアの3分の1を占めます。

  • 英作文は内容・構成・語彙・文法の4観点で採点され、質問に答えていない解答は0点になることがあるため、型で書いて添削を受けて書き直す練習が有効です。

要点データ

出題数2題(3級〜準1級)3級・準2級はEメール+英作文、2級・準1級は英文要約+英作文
英作文の語数の目安25〜150語3級25〜35語・準2級50〜60語・2級80〜100語・準1級120〜150語
要約・Eメールの語数の目安15〜70語3級Eメール15〜25語・準2級Eメール40〜50語・2級要約45〜55語・準1級要約60〜70語
採点の観点(英作文)4観点内容・構成・語彙・文法(3級・準2級は各0〜4点の16点満点)
ライティングの満点(英検CSEスコア)550〜7503級550・準2級600・2級650・準1級750。各技能に均等配分

英検のライティングは、3級から1級までの一次試験で出題される記述式の問題です。2024年度の問題形式リニューアルで、3級・準2級には「Eメール」、2級・準1級には「英文要約」が加わり、どの級も2題を書く形式に変わりました。

級ごとの出題形式・語数・採点の観点を先に押さえると、何をどの順で書けば点数になるのかが分かり、限られた試験時間で解答を書き切りやすくなります。

本記事では、英検3級・準2級・2級・準1級のライティングについて、出題形式・語数・採点基準・配点を公式情報をもとにまとめています。さらに、意見論述・要約・Eメールの書き方の型、よく使う表現、減点されやすいミス、独学での練習法と添削の受け方も、編集部が作成した解答例つきで紹介します。

※本記事の試験情報は、2026年10月時点の日本英語検定協会(英検)公式サイトと、公式サイトで公開されている2026年度第2回の一次試験問題冊子で確認しています。

英検ライティングとは|級別の出題形式・語数の早見表

英検ライティングの対策は、受ける級の出題形式と語数を知ることから始まります。3級・準2級と2級・準1級では出題される問題の種類が異なり、書く量も級が上がるほど増えるためです。

ここでは、級別の出題形式と語数を1枚の表にまとめ、2024年度のリニューアルで変わった点と、ライティングの配点(英検CSEスコア)を解説します。

級別の出題形式・語数の早見表

英検ライティングは、3級〜準1級のいずれも一次試験で2題が出題され、リーディングと同じ試験時間の中で解答します。ライティングだけの試験時間は設けられていないため、リーディングとの時間配分を自分で決める必要があります。

3級〜準1級の出題形式と語数の目安は、以下のとおりです。

級

1題目

2題目

リーディング・ライティングの試験時間

3級

Eメール(返信を書く)15〜25語

英作文(考えと理由2つ)25〜35語

65分

準2級

Eメール(返信を書く)40〜50語

英作文(意見と理由2つ)50〜60語

80分

2級

英文要約 45〜55語

英作文(意見と理由2つ)80〜100語

85分

準1級

英文要約 60〜70語

英作文(POINTSから2つを使う)120〜150語

90分

※2026年10月時点・英検公式サイト「各級の試験内容」と2026年度第2回一次試験の問題冊子より。語数はいずれも「目安」として示されています

2025年度から始まった準2級プラスも、英文要約と英作文の2題(リーディング・ライティング85分)です。受験する級の過去問で、指示文と語数を確認してから練習を始めましょう。

2024年度のリニューアルで変わった点

2024年度の英検リニューアルでは、3級〜1級のライティングが1題から2題に増えました。従来の「意見論述(英作文)」に加えて、級によって「要約」か「Eメール」の問題が出題されています。

ライティングに関する主な変更点は、以下のとおりです。

  • 1級・準1級・2級:意見論述に加えて「英文要約」を出題
  • 準2級・3級:意見論述に加えて「Eメール」を出題
  • 試験時間:準2級は75分から80分、3級は50分から65分に延長(準1級90分・2級85分は変更なし)
  • 合格基準スコア:変更なし

※英検公式サイト「2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」より

2023年度以前の問題集は意見論述しか載っていないため、要約とEメールの練習には、2024年度第1回以降の過去問か、リニューアル対応と明記された教材を使ってください。

ライティングの配点(英検CSEスコア)

英検ライティングの配点は、リーディング・リスニングと同じです。英検CSEスコアは問題数に関係なく各技能に均等に配分されており、一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの3技能の合計で合否が決まります。

技能ごとの満点と一次試験の合格基準スコアを、級別にまとめます。

級

ライティングの満点(英検CSEスコア)

一次試験の満点(3技能)

一次試験の合格基準スコア

3級

550

1,650

1,103

準2級

600

1,800

1,322

2級

650

1,950

1,520

準1級

750

2,250

1,792

※2026年10月時点・英検公式サイト「英検CSEスコアでの合否判定方法について」「英検CSEスコアとは」より。一次試験の満点は技能ごとの満点×3技能で編集部が計算

ライティングは2題で一次試験の3分の1の配点を占めるため、リーディングの1問よりも1題あたりの重みが大きくなります。英検協会は、2016年度第1回の一次試験で「2級以下は各技能6割程度、準1級は各技能7割程度の正答率の受験者の多くが合格した」と公表しており、ライティングを捨てずに各技能をバランスよく取ることが合格の近道です。

英検ライティングの採点基準|4つの観点と0点になるケース

英検ライティングの採点基準は、英検協会が公式サイトで観点ごとに公開しています。採点の観点を知ったうえで書くと、何を書けば加点され、何を書くと減点されるのかを判断しやすくなります。

ここでは、英作文(意見論述)の4つの観点と、0点や減点になりやすいケースを紹介します。

英作文は「内容・構成・語彙・文法」の4観点で採点される

英検の英作文は、内容・構成・語彙・文法の4つの観点で採点されます。3級・準2級の公式ページでは、観点ごとに0〜4点の5段階で評価し、合計16点満点と説明されています。

4つの観点で見られる点と、書くときの対策は以下のとおりです。

観点

公式に示されている採点のポイント

書くときの対策

内容

課題で求められている内容(意見とそれに沿った理由)が含まれているか

意見を1つに絞り、理由ごとに説明か具体例を1文足す

構成

英文の構成や流れが分かりやすく論理的か

First・Second・For example・Therefore などで流れを示す

語彙

課題にふさわしい語彙を正しく使えているか

同じ単語の繰り返しを避け、つづりを見直す

文法

文法的に正しい英文か(準2級以上は文構造のバリエーションも見る)

同じ形の文を続けず、主語と動詞がそろった完全な文で書く

※英検公式サイト「ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点」(3級/準2級/1級・準1級・2級)より

要約とEメールの問題も、問題冊子に「要約になっていない」「Eメールに対応していない」と判断された場合は0点になることがあると書かれています。2026年10月時点で、要約とEメールの観点別の解説ページは英検公式サイトで確認できなかったため、本記事では問題冊子の指示文をもとに書き方を解説します。

0点・減点になりやすい6つのケース

英検の英作文では、質問に答えていない解答は、すべての観点で0点になることがあります。英検協会の公式ページでは、実際の解答例をもとに、減点や0点につながる書き方が紹介されています。

公式ページで注意点として挙げられている主なケースは、以下のとおりです。

  1. QUESTION・TOPICの問いに答えていない:すべての観点で0点になることがある
  2. 意見と矛盾する理由がある:Yesと答えたのにNo側の理由を書くと、理由として数えられない
  3. 英語ではない単語を説明なしで使う:「omatsuri」「sado」などは、説明を添えないと減点
  4. 理由に説明や具体例がない:「楽しいから」「便利だから」だけでは説得力が足りない
  5. 個人の経験だけで理由を書く(準2級):理由は一般論で書き、個人の経験は具体例として足す
  6. 解答が極端に短い・理由が1つしかない(3級):理由2つが課題のため減点の対象

上記の6つは、書き終えたあとの見直しでも確認できます。特に「意見と逆の理由」と「理由に説明がない」は気づきにくいため、見直しの最初にチェックしましょう。

意見論述(英作文)の書き方|テンプレートと級別のポイント

英検の意見論述は、意見 → 理由1 → 理由2 → まとめの型で書くと、どの級でも内容と構成の観点を満たしやすくなります。級が上がると語数が増え、理由に添える説明の量と、使う語彙・文の形の幅が求められます。

ここでは、全級で使える基本の型と、3級・準2級・2級・準1級それぞれのポイントを、編集部が作成した解答例つきで紹介します。

全級共通の基本の型(4パート)

英検の英作文は、4つのパートに分けて組み立てると書きやすくなります。採点の「内容」は意見と理由がそろっているか、「構成」は流れが論理的かを見るため、型に沿うだけで両方の観点を押さえられるからです。

基本の型と、各パートで使える書き出しは以下のとおりです。

パート

書くこと

書き出しの例

1. 意見

質問への答えを1文で言い切る

I think (that) ~. / I do not think (that) ~.

2. 理由1

1つ目の理由+説明か具体例

First, ~. For example, ~.

3. 理由2

2つ目の理由+説明か具体例

Second, ~. Also, ~.

4. まとめ

意見をもう一度述べる

For these reasons, I think ~.

3級は語数の目安が25〜35語と少ないため、まとめの文を入れると語数を超えそうな場合は、意見と理由2つを優先してください。2級以上は、まとめの1文で意見を言い換えると、構成の観点で流れが伝わりやすくなります。

3級の英作文(25〜35語)

英検3級の英作文は、外国人の友達からの質問に「自分の考えとその理由2つ」を書く問題です。語数の目安は25〜35語で、公式ページでは理由が1つしかない解答や、極端に短い解答は減点の対象と明記されています。

3級の解答例(編集部作成)は、以下のとおりです。

QUESTION(編集部作成):Which do you like better, reading books or watching movies?

I like reading books better than watching movies. First, I can read books anywhere, such as on the train. Second, books help me learn many new words. So I enjoy reading.(31語)

「AとBのどちらが好きか」という質問では、必ず片方を選び、選んだ側の理由だけを書きます。AとBの理由を1つずつ書いても「理由2つ」とはみなされないと、公式ページで説明されています。

準2級の英作文(50〜60語)

英検準2級の英作文は、外国人の知り合いからの質問に「意見とその理由2つ」を書く問題です。語数の目安は50〜60語で、3級よりも理由ごとの説明を1文ずつ足す必要があります。

準2級の解答例(編集部作成)は、以下のとおりです。

QUESTION(編集部作成):Do you think students should study online at home more often?

I think students should study online at home more often. First, they can save time because they do not need to travel to school. They can use that time to review lessons. Second, online lessons can be watched again later. This helps students understand difficult points. Therefore, studying online at home is a good idea.(55語)

準2級の公式ページでは、「私は忙しい」のような個人の経験だけで理由を書くと説得力に欠けると判断され、減点の対象になるとされています。理由は「生徒は〜できる」のように一般論で書き、個人の経験は具体例として添えてください。

2級の英作文(80〜100語)

英検2級の英作文は、社会的なTOPICについて「意見とその理由2つ」を書く問題です。問題にはPOINTS(理由を考えるための観点)が3つ示されますが、POINTS以外の観点から理由を書いてもよいと指示文に明記されています。

2級の解答例(編集部作成)は、以下のとおりです。

TOPIC(編集部作成):Some people say that more companies should let their workers work from home. Do you agree with this opinion?
POINTS:Cost/Health/Communication

I agree that more companies should let their workers work from home. First, working from home can reduce costs. Workers do not have to pay for daily transportation, and companies can rent smaller offices. Second, working from home is good for workers' health. Without long commutes, they can sleep longer and have more time to exercise. As a result, they can focus better on their work. For these reasons, I believe more companies should allow their workers to work from home.(81語)

2級では、理由ごとに「理由 → 説明 → 結果」の2〜3文を書くと、80語に届きやすくなります。POINTSの単語をそのまま理由にするのではなく、「なぜそう言えるのか」を1文で足すことが、内容の観点で評価されるポイントです。

準1級の英作文(120〜150語)

英検準1級の英作文は、TOPICについてエッセイを書く問題です。指示文は英語で、「POINTSのうち2つを使って意見を支える」「序論・本論・結論の構成で書く」「語数は120〜150語」の3点が示されています。

準1級の構成メモ(編集部作成)は、以下のとおりです。

段落

書くこと

語数の目安(編集部)

序論

立場を明示し、理由2つを予告する

20〜25語

本論1

POINTS1つ目:主張 → 根拠 → 具体例

40〜50語

本論2

POINTS2つ目:主張 → 根拠 → 具体例

40〜50語

結論

立場と理由を別の言葉でまとめ直す

20〜25語

序論の例(編集部作成):I believe that remote medical services should be expanded in Japan for two reasons: they improve access to doctors and reduce the burden on hospitals.

準1級の英作文は、2級の型を4段落に広げたものです。理由2つはPOINTSから選ぶ必要があるため、POINTSにない観点だけで書かないように注意しましょう。

英文要約の書き方(2級・準1級)|4STEPで要点をまとめる

英検の英文要約は、3段落ほどの英文を読み、指定の語数で内容をまとめる問題です。2級は45〜55語、準1級は60〜70語で、準1級の指示文には「できるだけ自分の言葉で(in your own words)」と書かれています。

ここでは、要約を書く手順と、本文を言い換えるコツを、編集部作成の例つきで紹介します。

要約を書く手順【4STEP】

英文要約は、段落ごとの要点を拾ってから英文にすると、短い時間でまとめられます。英検の要約問題の英文は、導入 → 利点 → 欠点(または賛成 → 反対)のように段落ごとに役割が分かれていることが多いためです。

要約を書く手順は、以下のとおりです。

  1. 【STEP1】段落ごとに要点を1つずつ拾う:各段落のテーマと結論に線を引く
  2. 【STEP2】具体例を削る:For example の後ろや数字・固有名詞は、多くの場合入れない
  3. 【STEP3】本文の表現を言い換える:単語を同義語に替え、2つの例をまとめて抽象的な言葉にする
  4. 【STEP4】接続語でつなぎ、語数を数える:However・Also・As a result で段落の関係を示す

要約には自分の意見を入れません。問題冊子には、英文の要約になっていないと判断された場合は0点になることがあると書かれているため、本文にない情報や感想を足さないようにしましょう。

要約の例(編集部作成)

本文の言い換え方を、編集部が作成した短い英文で示します。本番の英文はこの例より長いため、手順の確認用として使ってください。

本文(編集部作成・約100語):These days, more people are using car-sharing services instead of buying their own cars. Users can borrow a car only when they need one, for example, for shopping on weekends. Supporters say that car-sharing helps people save money because they do not have to pay for parking or insurance. It may also reduce the number of cars in cities. However, there are some problems. Cars are sometimes not available when many people want to use them, such as during holidays. In addition, some users do not return the cars clean, so the next users feel uncomfortable.

要約(編集部作成):Car-sharing is becoming popular because people can use cars only when they need them. It lowers costs for users and may mean fewer cars in cities. However, cars may be unavailable at busy times, and some users leave them dirty, which causes trouble for others.(45語)

要約の例では、「weekends」「parking or insurance」「holidays」などの具体例を削り、「save money」を「lowers costs」、「reduce the number of cars」を「mean fewer cars」、「not available」を「unavailable」に言い換えています。導入・利点・欠点の3段落から1つずつ要点を取り、2級の語数(45〜55語)に収めています。

要約で減点を避ける注意点

英文要約では、本文の文をそのまま書き写すと、言い換えができていないと判断されやすくなります。準1級の指示文が「できるだけ自分の言葉で」と求めているのは、要点をつかむ力と表現を言い換える力の両方を見ているためです。

要約で気をつけたい点は、以下のとおりです。

  • 本文の1文をまるごと写していないか
  • どれか1つの段落の内容が抜けていないか
  • 本文にない意見や情報を足していないか
  • 指定の語数に収まっているか

本文の主語や名詞をすべて言い換える必要はありません。キーワードは残し、動詞と説明の部分を言い換えると、意味を変えずにまとめられます。

Eメール問題の書き方(3級・準2級)|問われていることに全部答える

英検のEメール問題は、外国人の友達・知り合いから届いたメールに返信を書く問題です。3級と準2級で求められる内容が異なるため、指示文の「何を書くか」を最初に確認する必要があります。

ここでは、3級と準2級のEメール問題で書く内容と、返信の型を紹介します。

3級:友達からの2つの質問に答える(15〜25語)

英検3級のEメール問題は、友達からのメールにある2つの質問(下線部)に答える返信を書く問題です。語数の目安は15〜25語で、問題冊子の返信メールには、冒頭のあいさつ(Hi, Thank you for your e-mail.)と結び(Best wishes,)が示されており、語数の目安はその間に書く英文に対するものです。

3級の返信で書くことは、以下のとおりです。

  • 下線部の質問1への答え(1〜2文)
  • 下線部の質問2への答え(1〜2文)
  • 答えに添える理由や一言(語数が足りないとき)

返信の例(編集部作成。質問「What did you do last weekend?」「Who did you go with?」への答え):I went to the zoo last Sunday. I saw a baby panda there. I went with my sister, and we took many pictures.(23語)

準2級:相手の質問に答え、下線部について質問を2つする(40〜50語)

英検準2級のEメール問題では、相手の質問に答えるだけでなく、メール内の下線部について「特徴を問う具体的な質問を2つ」書く必要があります。語数の目安は40〜50語で、質問2つと答えのどちらかが抜けると、指示に対応していない解答になります。

準2級の返信の型は、以下のとおりです。

順番

書くこと

表現の例

1

下線部への反応

I'm glad to hear that you ~.

2

下線部の特徴を問う質問1

How much was it? / Where did you buy it?

3

下線部の特徴を問う質問2

How heavy is it? / What color is it?

4

相手の質問への答え+理由

As for your question, I think ~ because ~.

返信の例(編集部作成。友達のメール「最近、中古のカメラ(下線部)を買った。写真を趣味にする人は今後増えると思う?」への返信):I'm glad to hear that you bought a used camera. How old is it? Is it easy to carry? As for your question, I think more people will take photos as a hobby. Smartphones have made it easy to share pictures online.(42語)

質問は「下線部の特徴」を問う必要があるため、「カメラをどこで使うの?」のように使い方を聞くより、値段・大きさ・重さ・色など、下線部そのものについて聞くと指示に沿った質問になります。

英検ライティングでよく使う表現【問題タイプ別】

英検ライティングでは、問題タイプごとに使う表現をいくつか覚えておくと、書き出しで迷う時間を減らせます。採点の「構成」は接続詞などで流れが分かるか、「語彙」は同じ表現を繰り返していないかを見るため、言い換えの候補を持っておくことが重要です。

ここでは、意見論述・要約・Eメールで使える表現を表にまとめます。

意見論述で使う表現

意見論述では、意見・理由・具体例・まとめの4つの場面ごとに表現を2〜3個ずつ用意しておくと、同じ語の繰り返しを避けられます。

意見論述で使える表現は、以下のとおりです。

場面

表現

意見を述べる

I think (that) ~. / I believe (that) ~. / I agree (disagree) with the idea that ~.

理由を並べる

First, ~. Second, ~. / One reason is that ~. Another reason is that ~.

説明・具体例を足す

For example, ~. / For instance, ~. / This is because ~.

結果を述べる

As a result, ~. / This means that ~.

まとめる

For these reasons, ~. / Therefore, ~. / In conclusion, ~.(準1級のエッセイ向け)

3級・準2級は「First/Second/So」の基本の組み合わせで十分です。2級以上は、One reason is that ~ や This is because ~ を混ぜて、文の形に変化をつけましょう。

要約で使う表現

要約では、段落どうしの関係を示す接続語と、本文の単語を言い換える表現が中心になります。

要約で使える表現は、以下のとおりです。

場面

表現

話題を示す

~ is becoming popular. / More people are ~ing.

利点を述べる

~ has some advantages. / Supporters say that ~.

欠点に切り替える

However, ~. / On the other hand, ~.

情報を足す

Also, ~. / In addition, ~.

具体例をまとめる

such as A and B → 上位の名詞(costs・problems・services など)に置き換える

要約では「I think」などの意見表現は使いません。本文の立場を述べる場合は、Supporters say that ~ や Some people argue that ~ のように、誰の意見かを示します。

Eメールで使う表現

Eメール問題では、相手のメールへの反応と、質問・答えの切り替えに使う表現を覚えておくと、語数を自然に増やせます。

  • 反応:That sounds great. / I'm glad to hear that ~.
  • 質問する:How ~ is it? / What kind of ~ is it? / Where did you ~?
  • 答えに切り替える:As for your question, ~. / About your question, ~.
  • 理由を添える:~ because ~. / That's why ~.

Eメールの語数は短いため、反応の表現は1文にとどめ、質問と答えに語数を使いましょう。

英検ライティングで減点されやすいミスと見直しのポイント

英検ライティングの減点は、英語力の不足よりも、指示の読み落としや見直し不足で起こることがあります。公式の注意点にある「質問に答えていない」「意見と矛盾する理由」は、書き慣れていても試験本番で起こりやすいミスです。

ここでは、よくあるミスを原因と対処法に分けて整理し、書き終えたあとの見直しの手順を紹介します。

よくあるミスと対処法

英検ライティングで起こりやすいミスは、内容・構成のミスと、語彙・文法のミスに分けられます。

よくあるミスと原因・対処法を、以下の表にまとめます。

よくあるミス

原因

対処法

質問とずれた内容を書く

QUESTION・TOPICを最後まで読まずに書き始める

質問文の疑問詞と主語に線を引いてから書く

理由が意見と逆になる

思いついた理由をそのまま書く

書く前に、理由2つが意見を支えるか確認する

Because ~. だけの文

日本語の「〜だから」を直訳する

I think ~ because ~. のように1文につなげる

三単現のs・時制・冠詞の抜け

見直しの時間が足りない

書き終えたら動詞と名詞だけを順に確認する

語数が目安に届かない

理由に説明や具体例がない

理由ごとに For example の1文を足す

日本語のローマ字表記

英語での言い方が分からない

別の英語で言い換えるか、説明を添える

上記のミスのうち、文法の抜けは見直しで、内容のずれは書く前のメモで防げます。

書き終えたあとの見直しチェックリスト

見直しは、内容 → 構成 → 語彙・文法の順で確認すると、時間が足りなくなっても影響の大きいミスから直せます。

  • 質問・指示に答えているか(Eメールは質問2つと答えがそろっているか)
  • 理由が2つあり、意見と同じ立場か
  • 接続語で流れが分かるか
  • 主語と動詞がそろった完全な文か
  • 語数が目安の範囲に入っているか

英検の解答用紙は機械で処理されるため、文字ははっきり濃く書き、消しゴムの消し残しがないようにしましょう(3級・準2級の公式ページより)。

英検ライティングの時間配分の目安

英検ライティングは、リーディングと合わせた試験時間の中で、2題を書き切る時間を確保する必要があります。ライティングに時間を残せずに白紙や未完成で終わると、一次試験の3分の1を占める技能のスコアを大きく落とすためです。

ここでは、編集部が考える級別の時間配分の目安を紹介します。英検協会が示している配分ではないため、過去問を時間を計って解き、自分に合う配分に調整してください。

級別の時間配分(編集部の目安)

時間配分は、ライティング2題に先に時間を割り当て、残りをリーディングに使う考え方が基本です。ライティングは2題とも語数の目安が決まっているため、書くのに必要な時間を見積もりやすいからです。

級別の時間配分の目安は、以下のとおりです。

級(R・Wの試験時間)

1題目

2題目

リーディング

3級(65分)

Eメール 約8分

英作文 約12分

約45分

準2級(80分)

Eメール 約12分

英作文 約15分

約53分

2級(85分)

要約 約15分

英作文 約20分

約50分

準1級(90分)

要約 約18分

英作文 約25分

約47分

※試験時間は英検公式サイトより。各問題の配分は英語の窓口編集部の目安で、英検協会が定めたものではありません

ライティングを先に解くか後に解くかは、どちらでもかまいません。リーディングで時間を使いすぎる方は、ライティングから解き始めると、書く時間を確実に残せます。

英検ライティングの練習法と添削の受け方【独学4STEP】

英検ライティングは、型を覚えて書き、誰かに直してもらい、書き直す流れをくり返すことで伸びます。自分で書いた英文の誤りや論理のずれは、自分では気づきにくいためです。

ここでは、独学でライティングを練習する4つのステップと、添削の受け方を紹介します。

独学で練習する4STEP

独学のライティング練習は、型の暗記 → 時間を計って書く → 見直し → 書き直しの順で進めます。

  1. 【STEP1】型と表現を覚える:本記事の4パートの型と表現を、自分の級の語数で1〜2本書き写す
  2. 【STEP2】過去問を時間を計って書く:英検公式サイトで公開されている過去1年分(3回分)の問題で、本番と同じ時間で書く
  3. 【STEP3】チェックリストで見直す:減点されやすいミスの表と見直しチェックリストで、自分の解答を確認する
  4. 【STEP4】添削を受けて書き直す:指摘された箇所を直し、同じ問題をもう一度書く

過去問は、英検公式サイトの各級の「過去問・試験内容」ページから問題冊子と解答例をダウンロードできます。解答例はあくまで例のため、表現を丸暗記するより、構成と理由の展開を参考にしましょう。

添削の受け方と選び方

英検ライティングの添削は、学校や塾の先生・英語スクールの講師・AIツールのいずれかで受けられます。添削を受ける方法によって、直してもらえる範囲と、質問できるかどうかが異なります。

添削の受け方を、以下の表で比較します。

添削の受け方

向いている方

注意点

学校・塾の先生

中高生で、身近に英語の先生がいる方

依頼できる回数や返却までの日数が先生によって異なる

英検対策の塾・スクール

決まった期日までに合格したい方、要約や準1級のエッセイに不安がある方

費用がかかる。級別の対策コースがあるかを確認する

AIツール(ChatGPTなど)

書いた直後にすぐ文法の誤りを確認したい方

英検の採点基準どおりに評価されるとは限らない

AIの添削は文法やつづりの誤りを見つけるのに役立ちますが、「質問に答えているか」「理由が意見を支えているか」の判断は、英検の採点を知る講師に見てもらうほうが確実です。AIで英作文を添削する手順とプロンプトの例は、AIで英作文を添削する方法で紹介しています。

自分で書いて直す練習を続けても点数が伸びない場合や、試験日までに添削を受ける回数を確保したい場合は、英検対策のある塾・スクールを検討するのも1つの方法です。英検対策の塾・スクールの選び方と比較は、英検対策におすすめの塾・スクールで紹介しています。社会人で準1級・1級を目指す方は、英検準1級・1級の対策スクール一覧から、二次試験対策の有無や受講形式で絞り込めます。

一次試験に合格すると、次は面接形式の二次試験です。二次試験の流れと対策は、英検二次試験(面接)の対策でまとめています。

まとめ

英検ライティングの要点は、以下のとおりです。

  • 3級〜準1級のライティングは2題で、3級・準2級は「Eメール+英作文」、2級・準1級は「英文要約+英作文」
  • 語数の目安は、英作文が3級25〜35語・準2級50〜60語・2級80〜100語・準1級120〜150語
  • ライティングは一次試験の3分の1の配点で、英作文は内容・構成・語彙・文法の4観点で採点される
  • 質問に答えていない解答は0点になることがあるため、意見 → 理由2つ → まとめの型で書く
  • 練習は過去問を時間を計って書き、添削を受けて書き直す流れをくり返す

まずは受験する級の最新の過去問を1回分ダウンロードし、本記事の型で2題を時間内に書いてみましょう。

よくある質問

英検ライティングは何割取れば合格できますか?

英検は英検CSEスコアで合否を判定するため、ライティングだけの合格ラインはありません。英検協会は、2016年度第1回の一次試験で2級以下は各技能6割程度、準1級は7割程度の正答率の受験者の多くが合格したと公表しており、ライティングも他の技能と同じくらい得点することが目安です。

英検の英作文で語数が足りないと0点になりますか?

英検の英作文の語数は「目安」として示されており、語数が足りないことだけで0点になるとは公式に書かれていません。ただし、3級の公式ページでは極端に短い解答は減点の対象とされているため、目安の範囲に収めて書くことが大切です。

英検の要約問題に自分の意見を書いてもよいですか?

英検の要約問題には、自分の意見を書きません。問題冊子には、英文の要約になっていないと判断された場合は0点になることがあると書かれているため、本文の要点だけを自分の言葉で言い換えてまとめます。

英検3級の英作文で、理由は2つ必要ですか?

英検3級の英作文は「自分の考えとその理由2つ」を書く課題で、理由が1つしか書かれていない解答は減点の対象です。「AとBのどちらが好きか」という質問では、片方を選び、選んだ側の理由を2つ書きます。

英検ライティングは独学で対策できますか?

英検ライティングは、公式サイトの過去問と書き方の型を使えば独学でも練習できます。自分では気づきにくい誤りや論理のずれを直すために、学校の先生・塾・スクール・AIツールなどで添削を受け、書き直す練習を組み合わせると効果的です。

出典・参考

  1. 2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  2. 3級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  3. 準2級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  4. 準2級プラスの試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  5. 2級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  6. 準1級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  7. 3級の過去問・試験内容(2026年度第2回 一次試験問題冊子)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  8. 準2級の過去問・試験内容(2026年度第2回 一次試験問題冊子)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  9. 2級の過去問・試験内容(2026年度第2回 一次試験問題冊子)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  10. 準1級の過去問・試験内容(2026年度第2回 一次試験問題冊子)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  11. ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(3級)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  12. ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(準2級)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  13. ライティングテスト(英作文)の採点に関する観点および注意点(1級・準1級・2級)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  14. 英検CSEスコアでの合否判定方法について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  15. 英検CSEスコアとは(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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