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英検準1級の勉強法|レベル・合格点・勉強時間と3〜6ヶ月のスケジュール

公開日:2026年10月13日2026年10月時点の情報

英検準1級の勉強法|レベル・合格点・勉強時間と3〜6ヶ月のスケジュール

英検準1級の勉強法を、レベル(大学中級程度・CEFR B2)、試験形式、合格点(英検CSEスコア)、2024年度リニューアルの変更点とあわせて公式情報で解説します。勉強時間の目安、技能別の対策、3〜6ヶ月のスケジュール、2026年度の日程も紹介します。

まとめ記事英検の塾おすすめ7選|中高生・社会人別に料金と保証を比較【2026年】
結論

英検準1級は「大学中級程度」のレベルで、合格基準スコアは一次試験1792・二次試験512です。2級に余裕を持って合格した方なら、単語帳1冊の反復、要約と英作文の添削、過去問演習、ナレーションの練習を組み合わせて、3ヶ月・200〜300時間が編集部の目安です。

この記事でわかること

  • 英検準1級は日本英語検定協会が「大学中級程度」とする級で、合格基準スコアは一次1792・二次512、合計2304はCEFRのB2(2300以上)の入り口にあたります。

  • 2024年度のリニューアルで英作文が2題(英文要約60〜70語+意見論述120〜150語)に増え、リーディングは41問から31問に減りました。試験時間は90分のままです。

  • 勉強時間は2級に余裕を持って合格した方で3ヶ月・200〜300時間が編集部の目安で、語彙とライティングに多めに時間を割き、過去問は本番と同じ時間で3回分以上解くのが効果的です。

要点データ

レベルの目安大学中級程度CEFRはB1〜B2の範囲で判定。合格基準スコアの合計2304はB2(2300以上)の入り口
合格基準スコア(英検CSEスコア)一次1792/二次512一次は3技能の合計(満点2250)、二次はスピーキング(満点750)
試験時間一次 約120分/二次 約8分リーディング・ライティング90分+リスニング約30分
検定料(2026年度・個人申込)10,400円(税込)本会場。英検S-CBTは10,500円(税込)
次回の一次試験(2026年度第3回)2027年1月24日(日)個人申込は2026年10月30日〜12月14日
勉強時間の目安(編集部)3〜6ヶ月・約200〜500時間2級合格レベルからの目安。公式の数字ではない

英検準1級は、英検の1級の手前に位置する上位級で、日本英語検定協会は「大学中級程度」のレベルとしています。2級と比べて語彙のレベルが上がり、一次試験では英文要約と120〜150語の英作文、二次試験では4コマのイラストを2分間で説明するナレーションが出題されます。

レベル・試験形式・合格点を先に押さえると、2級との差がどこにあり、何を何ヶ月かけて勉強すればよいのかを逆算して計画できます。

本記事では、英検準1級のレベル・試験形式・合格点(英検CSEスコア)と2024年度リニューアルの変更点を、公式情報をもとにまとめています。さらに、必要な勉強時間の目安、技能別の勉強法、3ヶ月・6ヶ月の勉強スケジュール、2026年度の日程と申し込み方法、大学受験や社会人の転職での活かし方、独学で詰まったときの塾・スクールの選び方も紹介します。

※本記事の試験情報は、2026年10月時点の日本英語検定協会(英検)公式サイトと、公式サイトで公開されている2026年度第2回の一次試験問題冊子で確認しています。

英検準1級の勉強法の前に知りたいレベル・試験形式・合格点の早見表

英検準1級の勉強法は、試験の形式と合格点を知ってから組み立てると無駄がありません。英検準1級は一次試験の3技能と二次試験のスピーキングで合否が決まり、技能ごとに配点が均等なため、苦手な技能を残すと合格基準に届きにくいからです。

ここでは、英検準1級の要点を1枚の表にまとめ、レベル・試験形式・合格点・2024年度のリニューアル・TOEICとの関係の5つを解説します。

英検準1級の早見表

英検準1級は、一次試験(リーディング・ライティング・リスニング)と二次試験(面接形式のスピーキング)に分かれた試験です。一次試験に合格した方だけが二次試験に進みます。

英検準1級の要点は、以下のとおりです。

項目

内容

レベルの目安

大学中級程度(CEFRはB1〜B2の範囲で判定)

一次試験の時間

リーディング・ライティング90分/リスニング約30分

二次試験の時間

英語での面接 約8分

合格基準スコア(英検CSEスコア)

一次試験1792(満点2250)/二次試験512(満点750)

受験会場(従来型)

本会場のみ

検定料(2026年度・個人申込)

本会場10,400円(税込)/英検S-CBT 10,500円(税込)

勉強時間の目安(編集部)

2級合格レベルから3〜6ヶ月・約200〜500時間

※2026年10月時点・英検公式サイト「準1級の過去問・試験内容」「英検CSEスコアとは」「試験日程・受験案内」、英検S-CBT公式サイト「検定料」より。勉強時間は公式の数字ではなく、試験形式と2級との差から編集部が出した目安です

上記の表のうち、合格基準スコアと試験時間は毎回同じです。日程と検定料は年度で変わるため、申し込みの前に公式サイトで最新の情報を確認しましょう。

レベルは「大学中級程度」・CEFRではB2が目安

英検準1級のレベルは、日本英語検定協会の「各級の目安」で「大学中級程度」とされています。公式の説明では、社会生活で求められる英語を十分理解し、使用できることが求められるレベルです。

英検Can-doリストでは、準1級に求められる力を「社会的な話題について、複雑な文章や話の展開および概要や要点、詳細を理解し、情報や自身の考えを展開や主張と根拠を明確にしながら詳細に伝えることができる」と示しています。たとえば、現代の問題を扱った記事やレポートを読んで主張と根拠を捉える、講義や講演を聞いて要点と詳細を区別する、といったタスクが例に挙げられています。

国際的な指標のCEFRとの関係は、以下のとおりです。

  • 準1級で判定されるCEFR:B1〜B2(4技能総合スコアが1980未満だとCEFRは表示されない)
  • B2の4技能総合スコア:2300以上
  • 準1級の合格基準スコアの合計:一次1792+二次512=2304

英検準1級の一次・二次の合格基準スコアを合計すると2304となり、CEFRのB2の下限(2300)とほぼ同じです。準1級に合格する英語力は、CEFRのB2の入り口と考えると、ほかの試験と比べるときの目安になります。

試験形式と問題数

英検準1級の一次試験は、リーディング31問・ライティング2題・リスニング29問で構成されています。リーディングとライティングは同じ90分の中で解くため、時間配分を自分で決める必要があります。

一次試験と二次試験の形式を、技能別に整理します。

技能

形式

問題数

リーディング

短文の語句空所補充

18

リーディング

長文の語句空所補充

6

リーディング

長文の内容一致選択

7

ライティング

英文要約(60〜70語)

1

ライティング

英作文(意見論述・120〜150語)

1

リスニング

会話の内容一致選択

12

リスニング

文の内容一致選択

12

リスニング

Real-Life形式の内容一致選択

5

スピーキング(二次)

4コマのイラストのナレーション(2分間)

1

スピーキング(二次)

受験者自身の意見を問う質問

4

※2026年10月時点・英検公式サイト「準1級の試験内容」と2026年度第2回一次試験の問題冊子より。リスニングの放送は1回のみ

出題される話題は、社会生活一般・文化・教育・科学・自然・環境・医療・テクノロジー・ビジネス・政治など幅広い分野です。二次試験の過去の出題例として、公式サイトには在宅勤務・チャイルドシート・住民運動などが挙げられています。

合格点(英検CSEスコア)と正答率の目安

英検準1級の合格基準スコアは、一次試験が1792、二次試験が512で、回によって変わりません。英検CSEスコアは問題数に関係なく各技能に均等に配分され、準1級の技能ごとの満点は750です。

一次試験は3技能の合計(満点2250)で判定されるため、ライティング2題がリーディング31問と同じ750点分の重みを持ちます。英検協会は、2016年度第1回の一次試験で「1級・準1級は各技能での正答率が7割程度の受験者の多くが合格した」と公表しています。

ただし、スコアは統計的な手法で算出されるため、正答数から自分でスコアを計算することはできません。各技能で7割を安定して取ることを目標にし、1つの技能が極端に低くならないように勉強しましょう。

2024年度のリニューアルで変わった点

英検準1級は、2024年度第1回検定から問題形式が変わりました。英作文が1題から2題に増え、その分リーディングの問題数が減っています。

英検準1級のリニューアルの内容は、以下のとおりです。

  • リーディング:41問から31問に削減(短文の語句空所補充で単語問題を7問、長文の内容一致選択で3問を削除)
  • ライティング:意見論述に加えて「英文要約」を出題し、1題から2題に増加
  • 二次試験:受験者自身の意見を問う質問(No.4)に話題導入文を追加
  • 試験時間・合格基準スコア:変更なし(リーディング・ライティング90分)

※英検公式サイト「2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル」より

試験時間が90分のまま書く量が増えたため、リーディングを速く解いてライティングに時間を残す練習が必要です。2023年度以前の問題集には英文要約が載っていないため、2024年度第1回以降の過去問か、リニューアル対応と明記された教材を使ってください。

英検準1級とTOEICの関係

英検準1級とTOEICの点数を直接換算する公式の表は、2026年10月時点で英検協会・IIBCのどちらの公式サイトでも確認できませんでした。両者を比べる場合は、それぞれが公開しているCEFRとの対応を介して目安にします。

CEFRのB2を基準にした場合の目安は、以下のとおりです。

試験

CEFR B2の目安

出典

英検(4技能総合の英検CSEスコア)

2300以上(準1級の合格基準スコアの合計は2304)

日本英語検定協会

TOEIC L&R

リスニング400点以上・リーディング385点以上

IIBC「TOEIC Tests スコアのCEFRレベルマッピング方法について」

※2026年10月時点・各公式サイトより。試験の目的・形式が異なるため、点数の互換を示すものではありません

英検準1級はライティングとスピーキングを含む4技能の試験で、TOEIC L&Rは聞く・読むの2技能の試験です。転職などでどちらを求められているかを確認してから、受ける試験を選びましょう。

英検準1級に必要な勉強時間【今のレベル別の目安】

英検準1級に必要な勉強時間は、今の英語力が2級の合格基準からどれだけ離れているかで変わります。英検協会は勉強時間の目安を公表していないため、本記事では試験形式と2級との差をもとに、編集部の目安を示します。

ここでは、今のレベル別の勉強時間と、2級から準1級に上がるときに差が出やすい技能を解説します。

今のレベル別の勉強時間の目安

英検準1級の勉強時間は、2級に余裕を持って合格している方なら3ヶ月・200〜300時間程度が編集部の目安です。2級の合格基準スコアは一次1520・二次460で、準1級は一次1792・二次512のため、一次試験では272点分の上積みが必要になるからです。

今のレベル別の勉強時間の目安を、以下の表にまとめます。

今のレベル

勉強期間の目安

勉強時間の目安

1日あたりの目安

2級に余裕を持って合格した(一次の英検CSEスコアが合格基準を大きく上回った)

3ヶ月

約200〜300時間

2〜3時間

2級にぎりぎり合格した

4〜6ヶ月

約300〜500時間

2〜3時間

2級を持っていない・英語から数年以上離れている社会人

6〜12ヶ月

約500時間以上

1.5〜2時間

※英検協会の公式の数字ではなく、英語の窓口編集部の目安です。語彙力・ライティングの経験で大きく変わります

2級の成績表に表示される英検CSEスコアと英検バンドを見ると、2級の合格基準からどれだけ上にいるかが分かります。成績表が手元にない方は、準1級の過去問を1回分解いて、各技能の正答率から必要な期間を判断しましょう。

2級との差が大きいのは語彙とライティング

2級から準1級に上がるときに最も差が出るのは、語彙とライティングです。準1級は短文の語句空所補充が18問あり、2級よりも難しい単語・熟語が選択肢に並ぶうえ、ライティングでは2級より長い要約と英作文を書く必要があるからです。

2級と準1級の主な違いは、以下のとおりです。

項目

2級

準1級

レベルの目安

高校卒業程度

大学中級程度

リーディング・ライティングの試験時間

85分

90分

英文要約の語数

45〜55語

60〜70語

英作文の語数

80〜100語

120〜150語

二次試験の主な課題

3コマのイラスト・パッセージの音読と質問

4コマのイラストのナレーション(2分間)と意見を問う質問

合格基準スコア(一次/二次)

1520/460

1792/512

※2026年10月時点・英検公式サイト「各級の試験内容」「英検CSEスコアとは」より

リスニングと長文読解は2級の延長で伸ばせる一方、語彙とライティングは準1級用の対策を新しく始める必要があります。勉強時間の配分も、語彙とライティングに多めに割り当ててください。

英検準1級の勉強法【技能別の6つのポイント】

英検準1級の勉強法は、技能ごとに「何をどの教材で、どれだけやるか」を決めると続けやすくなります。準1級は4技能の配点が均等なため、得意な技能だけを伸ばしても合格基準に届かないことがあるからです。

ここでは、単語・リーディング・ライティング・リスニング・二次試験・過去問の6つに分けて、勉強のやり方を紹介します。

単語は準1級用の単語帳を1冊に絞って繰り返す

英検準1級の単語対策は、準1級用の単語帳を1冊に絞り、最初の1ヶ月で1周目を終えるのが効果的です。短文の語句空所補充18問は語彙の知識で正解が決まり、長文・リスニング・ライティングの理解もすべて語彙が土台になるからです。

たとえば、旺文社の『英検準1級 でる順パス単 6訂版』(1,980円・税込)は、過去20年分の英検の過去問を分析し、単語1,600語・熟語300語を出題頻度の高い順に掲載しています。6訂版では「分野別表現編」と、要約や意見を述べるときに使える「ライティング・スピーキング表現編」が新設されました。

単語帳を使う手順は、以下のとおりです。

  1. 1日100語ずつ意味だけを確認する:書いて覚えるより、短時間で何周も回す
  2. 音声を聞きながら発音とつづりを結び付ける:リスニングでも聞き取れるようにする
  3. 覚えていない語に印を付けて3周目以降は印の語だけを回す
  4. 過去問で出た知らない単語を単語帳に書き足す

※書籍の情報は2026年10月時点・旺文社公式サイトより

ただし、単語帳を何冊も並行して使うと、1冊も定着しないまま試験日を迎えやすくなります。単語帳の選び方は英検の単語帳の選び方とおすすめで詳しく紹介しています。

リーディングは段落ごとの要点をつかむ練習をする

英検準1級のリーディングは、段落ごとの要点をつかみながら読む練習で得点が安定します。長文の空所補充と内容一致選択は、段落の主張と、逆接・因果などの論理の流れを追えれば解ける問題が多いからです。

たとえば、過去問の長文を1題解いたあと、各段落の要点を日本語で1行ずつ書き出すと、どこで論理を見失ったかが分かります。段落の要点を拾う練習は、ライティングの英文要約の練習にもそのままつながります。

ただし、リーディングに時間をかけすぎると、ライティングの時間がなくなります。編集部の目安としては、90分のうち語彙問題を10分、長文を35〜40分で解き、ライティングに40分以上を残す配分で練習しましょう。

ライティングは要約と英作文の型を決めて添削を受ける

英検準1級のライティングは、英文要約と英作文それぞれの「型」を決め、書いた答案を添削してもらって書き直す練習が近道です。ライティングは2題で一次試験の3分の1の配点を占め、型どおりに書けば内容と構成の観点を満たしやすいからです。

2026年度第2回の問題冊子の指示文から、準1級のライティングで求められていることを整理します。

問題

指示文で求められていること

書き方のポイント(編集部)

英文要約

できるだけ自分の言葉で(in your own words)60〜70語にまとめる

段落ごとの要点を1文ずつにし、具体例と数字は省く。本文の表現は言い換える

英作文

POINTSのうち2つを使い、序論・本論・結論の構成で120〜150語

序論で立場と理由2つを示し、本論は理由1つにつき1段落、結論で立場をまとめ直す

英作文の序論の例(編集部作成)は、以下のとおりです。

I believe that companies should allow more employees to work from home for two reasons: it improves productivity and it reduces costs.

ライティングは自分では誤りに気づきにくいため、学校の先生・スクール・添削サービスなどで答案を見てもらうことが大切です。採点の観点や0点になりやすいケースは、英検ライティングの書き方と採点基準で解説しています。

リスニングはスクリプトを使って聞けなかった箇所をつぶす

英検準1級のリスニングは、解いたあとにスクリプト(放送原稿)で聞けなかった箇所を確認し、音声に合わせて音読する練習で伸びます。準1級のリスニングは放送が1回だけで、聞き取れなかった理由が「単語を知らない」のか「音がつながって聞き取れない」のかを区別しないと、同じミスを繰り返すからです。

英検の公式サイトでは、過去3回分の過去問の問題冊子・リスニング原稿・音源を公開しています。たとえば、Part3のReal-Life形式は、アナウンスなどを聞いて自分の状況に合う行動を選ぶ問題で、放送の前に問題冊子の「Situation」と質問を読んでおくと、聞くべき情報を絞れます。

ただし、スクリプトを見ながら聞くだけでは、本番で聞き取れる力は伸びにくいです。スクリプトで確認した文を、音声を止めずに追いかけて話すシャドーイングまで続けましょう。

二次試験はナレーションの型を作り、声に出して練習する

英検準1級の二次試験は、4コマのイラストを2分間で説明するナレーションの型を作り、時間を計って声に出す練習が効果的です。ナレーションは考える時間が1分しかなく、言い出しの文は問題カードに印刷されているため、コマごとに話す順番を決めておけば本番で迷わないからです。

二次試験の流れと練習のポイントは、以下のとおりです。

  1. ナレーション(考慮1分・説明2分):1コマにつき2〜3文で、人物の行動とせりふ・気持ちを過去形で話す
  2. No.1:イラストに関連した質問に答える(問題カードを見てよい)
  3. No.2〜No.4:カードを裏返し、社会的な話題への自分の意見を、理由と具体例を添えて答える

※英検公式サイト「準1級の試験内容」の「二次試験の受け方」より

公式のバーチャル二次試験の資料では、No.1の例として「4コマ目の絵を見て、あなたがこの女性だったら何を考えているか」という質問が示されています。4コマ目の人物の立場で、「I'd be thinking, "…"」の形で考えを述べる練習をしておくと、本番で答えやすくなります。

No.2〜No.4は、在宅勤務や環境問題のような社会的な話題が中心です。自然な聞き返しは減点されませんが、繰り返し聞き返すと減点の対象になると公式サイトで説明されているため、話題ごとに自分の意見と理由を英語で言える状態にしておきましょう。面接の答え方は英検二次試験の対策と面接の流れでも詳しく紹介しています。

過去問は本番と同じ時間で3回分以上を解く

英検準1級の過去問は、本番と同じ90分・約30分の時間を計って、3回分以上を解くのが目安です。過去問を時間どおりに解くと、各技能の正答率と時間配分の課題が同時に分かるからです。

英検の公式サイトでは、直近3回分の一次試験の問題冊子・リスニング音源・解答を無料で公開しています。さらに演習量を増やしたい方は、旺文社の『2026年度版 英検準1級 過去6回全問題集』(2,530円・税込)に、リニューアル後の2024年度第1回〜2025年度第2回の5回分と2023年度第3回の計6回分が収録されています。

過去問は、解いたあとの復習が本番です。間違えた語彙を単語帳に書き足し、ライティングは添削を受けて書き直し、リスニングはスクリプトで確認する、という流れで1回分を2〜3日かけて仕上げてください。

※書籍の情報は2026年10月時点・旺文社公式サイトより

英検準1級の勉強スケジュール【3ヶ月・6ヶ月】

英検準1級の勉強スケジュールは、試験日から逆算して「語彙 → 技能別の演習 → 過去問」の順に組むと、期間内に全技能を仕上げやすくなります。語彙が足りないまま過去問を解いても、正答率が上がらず復習に時間がかかるからです。

ここでは、2級に余裕を持って合格した方向けの3ヶ月プランと、時間をかけて準備したい方向けの6ヶ月プランを、編集部の目安として紹介します。

【3ヶ月プラン】2級に余裕を持って合格した方向け

3ヶ月プランは、1日2〜3時間を確保できる方が、一次試験までの約12週間で全技能を仕上げる計画です。語彙を最初の1ヶ月で固め、2ヶ月目からライティングと過去問の比重を上げます。

時期

中心にやること

到達の目安(編集部)

【STEP1/1ヶ月目】

単語帳を2周・過去問を1回分解いて弱点を把握・要約の型を覚える

単語帳の頻出語の8割を見て意味が分かる

【STEP2/2ヶ月目】

要約と英作文を週2題ずつ書いて添削・長文とリスニングを1日1題

英作文を120語以上、25分以内で書ける

【STEP3/3ヶ月目】

過去問を時間どおりに週1回・単語帳の総復習・ナレーションの練習を開始

各技能で7割前後を取れる

一次試験後〜二次試験

ナレーションと意見を問う質問を毎日声に出して練習

2分間のナレーションを止まらずに話せる

※英語の窓口編集部の目安です

一次試験から二次試験までは約5週間です。2026年度第2回の場合、一次試験が10月4日、二次試験が11月8日(A日程)・15日(B日程)だったため、二次試験の練習は一次試験の前から少しずつ始めておくと安心です。

【6ヶ月プラン】2級にぎりぎり合格した方・社会人向け

6ヶ月プランは、1日1.5〜2時間で、語彙と読解の土台作りから始める計画です。2級にぎりぎり合格した方や、仕事で毎日長い時間を取れない社会人は、最初の2ヶ月を語彙と精読に充てると、後半の演習が進めやすくなります。

時期

中心にやること

【STEP1/1〜2ヶ月目】

単語帳を3周・2級レベルの文法の復習・長文の精読(段落ごとの要点を書き出す)

【STEP2/3〜4ヶ月目】

要約と英作文を週1〜2題ずつ添削・リスニングはスクリプトで復習してシャドーイング

【STEP3/5ヶ月目】

過去問を時間どおりに2週に1回・弱い技能に時間を集中させる

【STEP4/6ヶ月目】

過去問の総仕上げ・単語帳の総復習・ナレーションと面接の質問の練習

※英語の窓口編集部の目安です

社会人が平日に勉強時間を確保する方法は、以下のとおりです。

  • 通勤時間:単語帳の音声とリスニングの復習
  • 昼休み:長文1題か語彙問題の演習
  • 帰宅後の30〜60分:ライティング1題か過去問の復習
  • 週末:過去問を時間どおりに解く・添削の書き直し

上記のように時間帯ごとにやることを固定すると、毎日何をするか迷う時間を減らせます。

英検準1級の日程と申し込み方法【2026年度】

英検準1級(従来型)は年3回実施され、一次試験はすべて本会場で行われます。申し込みの締め切りは一次試験の約1ヶ月半前のため、勉強スケジュールより先に受験する回を決めておく必要があります。

ここでは、2026年度の試験日程、申し込み方法と検定料、毎週受けられる英検S-CBTの3つを紹介します。

2026年度の試験日程

2026年10月13日時点で次に申し込めるのは、2026年度第3回検定です。第3回の個人申込の受付期間は2026年10月30日(金)〜12月14日(月)で、一次試験は2027年1月24日(日)に実施されます。

2026年度第2回・第3回の日程は、以下のとおりです。

項目

第2回

第3回

個人申込の受付期間

受付終了(2026年6月30日〜9月7日)

2026年10月30日(金)〜12月14日(月)

一次試験

2026年10月4日(日)

2027年1月24日(日)

一次試験のウェブ合否公開

2026年10月26日(月)

2027年2月15日(月)

二次試験 A日程(21歳以上)

2026年11月8日(日)

2027年2月28日(日)

二次試験 B日程(20歳以下)

2026年11月15日(日)

2027年3月7日(日)

※2026年10月時点・英検公式サイト「個人でのお申し込みを検討している方」より。二次試験のA日程・B日程は年齢で指定されます(海外など一部の会場はA日程)。ネット申込のコンビニ・郵便局支払いは、第3回は12月11日(金)が締め切りです

2027年度の日程は、2026年10月時点で公式サイトに掲載されていません。大学入試で使う方は、出願の締め切りまでに合否や成績表が届く回を選びましょう。

申し込み方法と検定料

英検準1級を個人で申し込む方法は、インターネット申込とコンビニ申込の2つです。インターネット申込は、2023年度第3回検定から「生涯学習アカウント」への登録とログインが必要になりました。

申し込みの手順は、以下のとおりです。

  1. 生涯学習アカウントを作る(インターネット申込の場合)
  2. 受験級・希望受験地を選ぶ:一次試験の会場は、締め切り後に届く一次受験票で通知される
  3. 検定料を支払う:クレジットカード・コンビニ・郵便局ATM(Pay-easy)から選ぶ

2026年度の英検準1級の検定料は、本会場の個人申込で10,400円(税込)です。1級〜3級は、試験当日に有効期限内の顔写真付き身分証明書の原本を提示する必要があります。通っている学校や塾で団体申込ができる場合もあるため、学生の方は先に先生に確認してください。

※2026年10月時点・英検公式サイト「個人でのお申し込み」「個人でのお申し込みを検討している方」「よくあるご質問」より

英検S-CBTなら毎週末に受けられる

英検S-CBTは、コンピュータで4技能を1日で受ける英検で、従来型と同じ級・英検CSEスコアとして扱われます。準1級も対象で、原則毎週土日に実施されているため、従来型の日程が合わない方や受験回数を増やしたい方に向いています。

  • 検定料:準1級10,500円(税込・2026年度)
  • 受験回数:同じ回次(第1回/第2回/第3回)で同じ級を3回まで受験できる
  • ライティング:筆記型かタイピング型を申込時に選ぶ
  • 出題内容・難易度・採点基準:従来型と変わらない

※2026年10月時点・英検S-CBT公式サイト「英検S-CBTについて」「検定料」より。級や地域により毎週実施でない場合があります

英検S-CBTはスピーキングも同じ日にヘッドセットで録音して受けるため、面接官と対面で話すより録音のほうが話しやすい方にも選択肢になります。

英検準1級は大学受験・社会人の転職でどう活かせる?

英検準1級は、大学入試での優遇と、社会人の英語力の証明の両方に使える資格です。英検協会の公式サイトでは、準1級は入試活用や単位認定に加えて、教員採用試験での優遇や海外留学にも幅広く使われる資格と説明されています。

ここでは、大学受験生と社会人それぞれの活かし方を紹介します。

大学受験では出願資格・得点換算・加点に使われる

大学受験での英検準1級は、出願資格・英語試験の得点換算・加点などの形で使われます。どの級やスコアをどう扱うかは大学・学部・入試方式で異なるため、志望校の募集要項を必ず確認する必要があります。

大学受験で英検準1級を使う方が確認したい点は、以下のとおりです。

  • 志望校が求めるのは級の合格か、英検CSEスコアか
  • 使う入試方式(一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜)
  • 出願までに受けられる回数と、成績の有効期間

日本英語検定協会の「英検・TEAP・IELTS 活用校検索」では、大学ごとの活用方法を調べられます。入試での使われ方は英検の大学入試での優遇と活用方法で詳しく解説しています。

社会人は履歴書で英語力を示す資格として使える

社会人にとって英検準1級は、ライティングとスピーキングを含む4技能の英語力を履歴書で示せる資格です。成績表には英検CSEスコアと4技能総合のCEFRレベルが表示されるため、英語力を国際的な指標でも説明できます。

たとえば、英語で報告書やメールを書く仕事を志望する場合は、準1級の英作文(120〜150語の意見論述)と面接の経験を、自分の英語力の根拠として具体的に伝えられます。英検協会は、準1級を教員採用試験で優遇される資格としても紹介しています。

ただし、企業の求人ではTOEIC L&Rの点数で条件を示す例もあるため、転職先が求める試験を確認してから受験しましょう。英語を使う仕事への転職を考えている方は、英検対策のスクール・コーチング一覧で、社会人向けの講座も比較できます。

独学で詰まりやすいポイントと塾・スクールの選び方

英検準1級は独学でも合格を目指せますが、ライティングと二次試験は一人での練習に限界があります。自分の答案や話し方の誤りに自分で気づきにくく、採点基準に沿ったフィードバックがないと、同じミスを繰り返すからです。

ここでは、独学で詰まりやすいパターンと、塾・スクールを使う場合の選び方を紹介します。

独学で詰まりやすい4つのパターン

英検準1級の独学で詰まりやすいのは、語彙・ライティング・時間配分・二次試験の4つです。どのパターンも、原因が分かれば対処の仕方を決められます。

つまずき

原因

対処

語彙問題の正答率が上がらない

単語帳を何冊も使い、1冊も定着していない

単語帳を1冊に絞り、印を付けた語だけを繰り返す

ライティングの点数が伸びない

添削を受けず、自分の書き方の癖に気づけない

型を決め、添削を受けて書き直す

英作文を最後まで書けない

リーディングに時間をかけすぎている

過去問を時間どおりに解き、ライティングに40分以上残す

二次試験で言葉に詰まる

声に出す練習が足りない・社会的な話題の意見を準備していない

時間を計ってナレーションを録音し、話題ごとに意見と理由を準備する

上記の4つのうち、語彙と時間配分は独学でも改善しやすい一方、ライティングと二次試験は他の人に見てもらう練習が必要です。

ライティング・面接が伸びないときは塾・スクールを検討する

独学でライティングや面接の点数が伸びないときは、英検の採点基準に沿って添削や模擬面接をしてくれる塾・スクールが選択肢になります。中高生向けの塾から社会人向けの上位級専門の講座まで種類が分かれているため、対象と目標級が合うかを最初に確認しましょう。中高生・社会人別の候補は、英検の塾おすすめ7選で料金と保証を比較しています。

英語の窓口に掲載している英検対策の講座のうち、準1級に対応している主な講座は以下のとおりです。

  • Best Teacher(英検対策コース):1級・準1級・2級のライティング添削とSpeakingレッスンを月額16,500円(税込)で回数無制限に受けられる。仕事と両立したい社会人向け
  • TRAアカデミー(英検1級・準1級対策特化コース):準1級・1級に特化したマンツーマン。2時間×10回で177,800円(税込)から。受験日が近い社会人向け
  • LIBERTY English Academy(英検対策コース):2級・準1級・1級に対応。英文の構造から学ぶ独自メソッドで、中高生から社会人まで受講
  • ホワイトアカデミー高等部(英検準1級対策コース):英検2級レベルの中高生が90日間で準1級を目指す学習管理型の講座

※2026年10月時点・各スクールの公式サイトより

塾・スクールを選ぶ際は、無料体験や無料相談で、添削の回数と返ってくるまでの日数、模擬面接の有無、受験日までの総額を確認してください。

まとめ

英検準1級の勉強法の要点は、以下のとおりです。

  • 英検準1級は「大学中級程度」で、合格基準スコアは一次1792・二次512。合計2304はCEFRのB2の入り口にあたる
  • 2024年度から英作文が2題(英文要約60〜70語+意見論述120〜150語)になり、リーディングは31問に減った
  • 2級に余裕を持って合格した方なら、3ヶ月・200〜300時間が編集部の目安。語彙とライティングに多めに時間を割く
  • 単語帳は1冊に絞り、ライティングは型を決めて添削を受け、二次試験はナレーションを時間を計って声に出す
  • 2026年度第3回の申込は2026年10月30日〜12月14日、一次試験は2027年1月24日

まずは公式サイトの過去問を1回分、時間を計って解き、各技能の正答率から自分に必要な勉強期間を決めましょう。

よくある質問

英検準1級に合格するには何時間くらい勉強が必要ですか?

英検協会は勉強時間の目安を公表していません。英語の窓口編集部の目安では、2級に余裕を持って合格した方で3ヶ月・200〜300時間、2級にぎりぎり合格した方で4〜6ヶ月・300〜500時間です。過去問を1回分解いて各技能の正答率を確認すると、自分に必要な期間を判断しやすくなります。

英検準1級は独学で合格できますか?

英検準1級は、単語帳・過去問・公式のリスニング音源を使えば独学でも合格を目指せます。ただし、ライティングと二次試験は自分の誤りに気づきにくいため、学校の先生・塾・スクール・添削サービスなどで添削や模擬面接を受けると効率よく伸ばせます。

英検準1級の一次試験に合格して二次試験に落ちたら、また一次試験から受け直しですか?

英検準1級の一次試験に合格し、二次試験が不合格か欠席だった場合は、一次試験免除資格で二次試験から受けられます。一次試験免除は、二次試験のウェブ合否公開の時点から翌年度の同じ回まで申請でき、検定料は通常と同じ額がかかります。

英検準1級はTOEICで何点くらいに相当しますか?

英検準1級とTOEICの点数を直接換算する公式の表は、英検協会・IIBCの公式サイトでは確認できません。CEFRを介した目安では、英検準1級の合格基準スコアの合計2304がB2の下限2300とほぼ同じで、IIBCはTOEIC L&RのB2の最低スコアをリスニング400点・リーディング385点としています。

英検準1級は大学受験で有利になりますか?

英検準1級は、大学によって出願資格・英語試験の得点換算・加点などに使われます。扱い方は大学・学部・入試方式ごとに異なるため、志望校の募集要項と、英検協会の「英検・TEAP・IELTS 活用校検索」で確認してください。

出典・参考

  1. 準1級の過去問・試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  2. 準1級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  3. 2026年度第2回 準1級 一次試験問題冊子(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  4. 英検バーチャル二次試験 準1級(サンプル問題)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  5. 2級の試験内容(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  6. 各級の目安(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  7. 英検Can-doリスト(準1級)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  8. 英検CSEスコアとは(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  9. 英検CSEスコアでの合否判定方法について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  10. 2024年度 実用英語技能検定(英検)問題形式リニューアル(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  11. 3. 個人でのお申し込みを検討している方(受付期間・試験日程・検定料)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  12. 個人でのお申し込み(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  13. 一次試験免除について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  14. よくあるご質問(受験者向け)(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  15. 英検S-CBTについて(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  16. 英検S-CBT 検定料(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  17. 英検・TEAP・IELTS 活用校検索(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
  18. TOEIC Tests スコアのCEFRレベルマッピング方法について(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会) 2026年10月12日参照
  19. 英検準1級 でる順パス単 6訂版(株式会社 旺文社) 2026年10月12日参照
  20. 2026年度版 英検準1級 過去6回全問題集(株式会社 旺文社) 2026年10月12日参照

この記事を書いた人

執筆

英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。

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