英検の大学受験での使い方|優遇の種類とCSEスコアの目安【2026年最新】

英検の大学受験での使い方を、出願資格・得点換算・加点などの活用方法5つと英検CSEスコアの見方から公式情報で解説します。2級・準1級の目安、大学ごとに違う有効期限、総合型選抜・推薦での使われ方、入試から逆算した受験スケジュールも紹介します。
まとめ記事英検の塾おすすめ7選|中高生・社会人別に料金と保証を比較【2026年】英検は大学受験で、出願資格・得点換算・試験免除・加点・判定優遇などに使われ、使い方と必要な級・スコア・有効期間は大学と入試方式ごとに異なります。目安は2級以上で、CEFR B2を求める大学では準1級で英検CSEスコア2,300以上が必要です。
この記事でわかること
英検協会の活用校検索では、大学入試での英検の活用方法を「出願資格」「得点換算」「試験免除」「加点」「判定優遇・合否参考」などに分けており、一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜のいずれでも使われています。
英検CSEスコアは全級共通の尺度で、4技能の満点は2級2,600・準1級3,000です。CEFR B1は2級で1,950以上、B2は準1級以上で2,300以上のときに算出され、2級ではB2になりません。
有効期間は大学ごとに異なり、中央大学の2026年度一般選抜では「出願期間初日から遡って2年以内」でした。総合型選抜は高3の第1回、一般選抜は高3の第2回までに成績をそろえるのが編集部の目安です。
要点データ
| 大学入試での活用方法 | 5区分出願資格・得点換算・試験免除・加点・判定優遇/合否参考(英検協会の活用校検索の区分) |
|---|---|
| 一次試験の合格基準スコア | 2級1,520/準1級1,792英検CSEスコア。回によって変わらない固定の基準 |
| 4技能の合計の満点 | 2級2,600/準1級3,000技能ごとの満点(2級650・準1級750)×4技能 |
| CEFR B2の4技能総合スコア | 2,300〜準1級・1級の受験でのみ算出(2級ではB1が上限) |
| 有効期間の例(中央大学) | 出願期間初日から遡って2年以内2026年度一般選抜の英語外部試験利用方式。英検は2次試験の受験が対象 |
※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。試験・入試の情報は、日本英語検定協会・文部科学省・各大学の公式サイトで確認した情報です。
大学受験での英検の使われ方は、出願資格・得点換算・加点・合否判定での優遇など、大学や入試方式によってさまざまです。同じ英検の成績でも、ある大学では出願するための条件になり、別の大学では英語の試験の得点に置き換えられます。
活用方法の種類と英検CSEスコアの見方を先に把握すると、志望校の募集要項で「何級・何点が必要か」「いつまでの成績が使えるか」を正しく読み取れ、受験する回を逆算して決められます。
本記事では、英検協会が公式に分類している大学入試での活用方法、英検CSEスコアと級・CEFRの関係、大学受験で目安になる級とスコア、有効期限の考え方をまとめています。さらに、入試日程から逆算した受験スケジュール(編集部の目安)と、総合型選抜・学校推薦型選抜での使われ方、塾・スクールの使い方も紹介します。
※本記事の情報は2026年10月13日時点のものです。英検の活用方法・必要スコア・有効期間は大学・学部・入試方式・年度ごとに異なるため、出願前に必ず志望校の最新の募集要項で確認してください。
英検は大学受験でどう使われる?活用方法5つの早見表
英検の大学受験での使い方は、大学が募集要項で定める「活用方法」によって決まります。同じ2級合格でも、出願資格を満たすだけの大学もあれば、英語の試験を満点扱いにする大学もあるためです。
ここでは、英検協会の活用校検索で使われている5つの活用方法と、活用される入試区分を紹介します。
英検協会が分類する大学入試での活用方法
英検協会の「英検・TEAP・IELTS活用校検索」では、大学入試での活用方法を「出願資格」「得点換算」「試験免除」「加点」「判定優遇・合否参考」「その他」に分けて検索できます。どの活用方法かによって、英検の成績が合否に与える影響の大きさが変わります。
活用方法ごとの意味と、受験生が確認するポイントは以下のとおりです。
活用方法 | 英検の成績の使われ方(編集部による説明) | 募集要項で確認すること |
|---|---|---|
出願資格 | 基準の級・スコアを満たすと出願できる。成績そのものは合否に使わない方式もある | 必要な級・CSEスコア、合否を問うかどうか |
得点換算 | CSEスコアや級を、英語の試験の得点に置き換える(一定以上で満点とみなす「みなし満点」もある) | 換算表、個別試験の英語と比べて高いほうを使うか |
試験免除 | 基準を満たすと、英語の試験を受けなくてよい | 免除の条件、免除された場合の得点の扱い |
加点 | 級・スコアに応じて、合計点に点数を上乗せする | 加点の段階と点数、上限 |
判定優遇・合否参考 | 同点や合否ラインの近くで、英検の成績を判断材料にする | どの段階で参考にするか |
※活用方法の区分名は英検協会「英検・TEAP・IELTS活用校検索」より(2026年10月時点)。「みなし満点」の説明は英検協会「英検成績を入試で利用される際の確認事項」より。その他の説明は英語の窓口編集部によるもの
大学によっては、1つの入試方式で出願資格と得点換算を組み合わせることもあります。志望校が決まったら、活用校検索で大学名と活用方法を確認し、最後に大学の募集要項で詳細を確かめましょう。
一般選抜・学校推薦型選抜・総合型選抜のどれでも使われる
英検は、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜と総合型選抜でも活用されています。英検協会の活用校検索には、入試区分として「一般選抜」「学校推薦型選抜」「総合型選抜」の3つがあり、区分ごとに活用校を絞り込めます。
文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」も、英検やTOEFLなど4技能を測る資格・検定試験の結果を活用することを、大学に求める方向で示しています。あわせて、資格・検定試験の結果を使う場合は、得点の換算方法などの具体的な活用方法を志願者に分かりやすく明らかにするよう求めています。
上記の要項により、英検を使う大学は活用方法を募集要項などで公表しています。換算方法が書かれていない場合は、大学の入試課に問い合わせて確認してください。
英検CSEスコアとは|級とスコアの関係と成績表の見方
英検CSEスコアは、大学受験で英検を使う際に「何点あるか」を示す数字です。級の合否だけでなく、CSEスコアやCEFRレベルを出願資格や得点換算の基準にする大学があるためです。
ここでは、英検CSEスコアの仕組み、級ごとの満点と合格基準、CEFRとの対応、成績表で確認する項目を解説します。
英検CSEスコアは全級共通の尺度
英検CSEスコアとは、ユニバーサルなスコア尺度CSE(Common Scale for English)を英検の各級で表記したものです。全級で同じ尺度を使うため、受けた級が違っても英語力を同じ物差しで比べられます。
CSEスコアは技能ごとに満点が決まっており、問題数に関係なく各技能に均等に配分されます。正答数が同じでも、回によってスコアは異なるため、正答数から自分でスコアを計算することはできません。3級〜1級の満点と合格基準スコアは、以下のとおりです。
級 | 技能ごとの満点 | 4技能の合計の満点 | 一次試験の合格基準スコア | 二次試験の合格基準スコア |
|---|---|---|---|---|
1級 | 850 | 3,400 | 2,028 | 602 |
準1級 | 750 | 3,000 | 1,792 | 512 |
2級 | 650 | 2,600 | 1,520 | 460 |
準2級プラス | 625 | 2,500 | 1,402 | 427 |
準2級 | 600 | 2,400 | 1,322 | 406 |
3級 | 550 | 2,200 | 1,103 | 353 |
※2026年10月時点・英検協会「英検CSEスコアとは」「英検CSEスコアでの合否判定方法について」より。4技能の合計の満点は、技能ごとの満点×4技能で編集部が計算
各級の合格基準スコアは固定されており、回によって変わりません。一次試験はリーディング・リスニング・ライティングの合計、二次試験はスピーキングのスコアだけで合否が決まります。
CEFRレベルとの対応|2級ではB2が出ない
英検の成績表には、4技能の合計スコアにもとづく「4技能総合CEFR」が表示されます。大学入試では、級やCSEスコアの代わりに「CEFRのB1以上」のようにCEFRレベルで基準を示す大学もあるため、CEFRとの対応を知っておく必要があります。
注意したいのは、受験した級によって、算出されるCEFRレベルに上限と下限がある点です。4技能総合スコアとCEFRの対応は、以下のとおりです。
CEFR | 4技能総合スコア | CEFRを算出できる級 |
|---|---|---|
C1 | 2,600〜 | 1級 |
B2 | 2,300〜 | 準1級・1級 |
B1 | 1,950〜 | 2級・準1級 |
A2 | 1,700〜 | 準2級・準2級プラス・2級 |
A1 | 1,400〜 | 3級・準2級・準2級プラス |
※2026年10月時点・英検協会「英検CSEスコアとは」より。級ごとに算出範囲が決まっており、範囲を下回るとCEFRは表示されず、上回るとその級で算出できる上限のレベルが表示される
たとえば、2級で満点の2,600を取っても、表示されるCEFRはB1が上限です。志望校の基準が「CEFR B2」なら準1級を受験する必要があります。また、4技能総合CEFRは4技能すべてを受験しないと表示されないため、一次試験だけの成績ではCEFRが分かりません。
成績表と証明書で確認する3つの項目
英検の成績を入試に使う際は、成績表や証明書に書かれた項目を出願書類に正しく転記する必要があります。英検協会は、入試出願時に提出や入力を求められる主な項目として、次の3つを挙げています。
- 受験級
- 級の合否・CSEスコア(技能別または総合スコア)
- 受験年度・受験回次・個人番号・生年月日
※英検協会「英検成績を入試で利用される際の確認事項」より
生年月日などの登録に誤りがあると、大学側が成績を照合できず、受験が認められない可能性があると英検協会は注意しています。受験者マイページで登録内容を確認し、誤りがあれば早めに英検協会へ問い合わせましょう。成績表には、合格基準スコアからの距離を25点刻みで示す「英検バンド」(例:G2 +3)も表示されるため、次の回で上積みが必要な点数の目安にも使えます。
大学受験で英検は何級・何点が目安?2級と準1級の位置づけ
大学受験で必要な英検の級・スコアは、大学と入試方式ごとに異なり、全大学に共通する基準はありません。そのため、目安は「英検協会が示す各級のレベル」と「志望校の募集要項の基準」の2つから考えます。
ここでは、英検協会の公式資料にある級の目安と入試での利用例、2級と準1級が大学受験でどう位置づけられるかを紹介します。
英検協会が示す各級の目安と入試での利用例
英検協会は、2級を「高校卒業程度」、準1級を「大学中級程度」と位置づけています。準2級(高校中級程度)から2級までを「大学入試レベル」の範囲として示しており、大学受験では2級以上が1つの区切りです。
英検協会の「英検成績を入試で利用される際の確認事項」には、大学入試での利用例が3つ掲載されています。主な内容は以下のとおりです。
利用例(英検協会の参考例) | 大学の基準 | 基準を満たす英検の成績 |
|---|---|---|
出願資格 | CEFR A1以上で出願可 | 2級なら1,728以上、準1級なら1,980以上 など(級ごとに異なる) |
みなし満点 | CEFR B2以上で英語試験を満点とみなす | 準1級で2,300以上、1級で2,304以上(2級以下は対象外) |
CEFRに応じた加点 | A2:5点、B1:10点、B2:20点、C1・C2:30点 | 2級で1,950以上ならB1、準1級で2,300以上ならB2 など |
※英検協会「英検成績を入試で利用される際の確認事項」の参考例より。実際の優遇内容は大学の募集要項で確認するよう英検協会も案内しています
上記の例から、同じ「CEFR B2」の基準でも、準1級を受けるか2級を受けるかで基準を満たせるかが変わることが分かります。志望校の基準が級・CSEスコア・CEFRのどれで書かれているかを、最初に確認しましょう。
英検2級は大学受験の優遇の出発点
英検2級は、大学受験で英検を使う際の出発点になる級です。英検協会の利用例でも、CEFR B1の加点を受けられる下限は2級の1,950で、2級以上の受験を条件にする大学もあるためです。
たとえば、中央大学の2026年度一般選抜の入学試験要項では、英語外部試験利用方式の英検の条件に「受験級は2級以上に限ります(合否は問いません)」と書かれた方式がありました。2級に合格すると、一次・二次の合格基準スコアの合計(1,520+460=1,980)以上になるため、4技能総合CEFRはB1になります。不合格でもスコアが基準に届けば使える方式があるため、2級は合否だけでなく、4技能の合計スコアも意識して受験してください。
英検2級の試験内容と合格までの勉強法は、英検2級の対策と勉強法で詳しく解説しています。
英検準1級は「みなし満点」やB2基準に届く級
英検準1級は、大学受験で大きな優遇を受けやすい級です。CEFR B2は準1級以上でしか算出されないため、B2を基準にした「みなし満点」や高い加点は、準1級以上の成績でないと受けられません。
英検協会の利用例では、準1級で4技能総合スコアが2,300以上ならCEFR B2になります。準1級の一次試験の合格基準スコアは1,792、技能ごとの満点は750で、2級よりも語彙と英作文の難度が上がります。
高校生が準1級を目指す場合は、2級合格後すぐに準備を始め、受験回数を確保することが重要です。準1級の試験内容と勉強法は、英検準1級の対策と勉強法でまとめています。準1級で求められる語彙の覚え方は英検の単語帳おすすめも参考にしてください。
英検の有効期限は大学ごとに違う|募集要項で確認する5項目
英検の成績を大学受験で使える期間は、大学が募集要項で定めます。英検協会も、提出先によっては各種証明書の有効期限を定めている場合があるとして、募集要項を事前に確認するよう案内しています。
ここでは、有効期限の考え方と、中央大学の募集要項を例に、出願前に確認する項目を紹介します。
有効期限は「受験日から○年以内」で決まることが多い
英検の級そのものについて、英検協会の公式サイトで「有効期限がある」とする記載は確認できませんでした。一方で、大学入試では大学ごとに「いつまでに受験した成績か」を条件にすることがあります。
たとえば、中央大学の2026年度入学試験要項<一般選抜>では、英語外部試験利用方式の成績について、次のように定めています。
- 出願期間初日から遡って2年以内(2024年1月5日〜2026年1月4日)に受験したもの(英検は2次試験を受験したもの)
- 1回の受験回のスコアのみ有効(複数回受験しても、各技能の最高点の合算は行わない)
- 英検S-CBT・英検S-Interviewを含む
※中央大学「2026年度 入学試験要項<一般選抜>」(参考として公開)より。2027年度入試の条件は2027年度の要項で確認してください
「2年以内」の条件では、高校1年生の早い時期に取った成績が、出願時には使えない場合があります。早く合格した方も、高校2年生以降に受け直してスコアを更新する計画を立てておきましょう。
出願前に確認する5項目
英検の成績を出願に使う前に、募集要項で確認する項目は5つです。同じ大学でも学部・方式によって条件が異なることがあるため、出願する方式のページを確認します。
確認する項目は、以下のとおりです。
- 有効期間:何年以内の受験か、二次試験の受験日で数えるか
- 受験回の扱い:1回の受験回のスコアだけか、技能ごとの最高点を合算できるか
- 受験級と合否:「2級以上の受験」など級の条件があるか、不合格の回のスコアも使えるか
- 提出する証明書:合格証明書・英検CSEスコア証明書・個人成績表のどれか、デジタル証明書を使えるか
- 受験方式:英検S-CBT・英検S-Interviewの成績を使えるか
英検協会によると、合格証明書と英検CSEスコア証明書は有料で再発行できますが、合格証書と個人成績表は再発行できません。紙の証明書の再発行は通常1週間〜10営業日ほどかかり、11〜1月は混み合うと案内されているため、個人成績表は出願が終わるまで保管し、証明書が必要な場合は早めに申し込みましょう。
中央大学の英検利用|募集要項の読み方の例
大学ごとの英検利用は、募集要項の「英語外部試験」の欄を読むと分かります。中央大学は英検を利用する入試方式を設けている大学の1つで、方式によって英検の使い方が異なる例として参考になります。
ここでは、中央大学の2026年度入学試験要項<一般選抜>(大学の公式サイトで参考として公開)に書かれている内容を紹介します。2027年度入試の条件は変わる可能性があるため、必ず最新の要項で確認してください。
中央大学の英語外部試験利用方式(2026年度入試)
中央大学の2026年度一般選抜では、学部別選抜の一部に「英語外部試験利用方式」が設けられていました。英検(英検S-CBT・英検S-Interviewを含む)は、TEAP・GTECなどと並ぶ対象試験の1つです。
要項から読み取れる英検の使われ方は、以下のとおりです。
使われ方 | 英検の条件(要項の記載例) | ポイント |
|---|---|---|
出願資格としてのみ使う方式 | CSE2.0スコア2,150以上、受験級は2級以上(合否は問わない) | スコアは合否に影響しない。外部試験の種類による有利・不利はない |
出願資格+得点換算の方式 | CSE2.0スコア1,728以上、受験級は2級以上(合否は問わない) | スコアの高低に応じて5点刻みで150点満点に換算。目安としてCSE2,000が95点(換算の詳細は非公表) |
技能別スコアを出願資格にする方式 | 受験級は準1級以上(合否は問わない)、技能ごとに基準スコアあり | 4技能それぞれで基準を満たす必要がある |
※中央大学「2026年度 入学試験要項<一般選抜>」より。対象の学部・学科と基準スコアの詳細は要項の各学部のページで確認してください
上記のように、同じ大学の中でも、英検を出願資格だけに使う方式と、英語の得点に換算する方式があります。志望学部の方式がどちらかによって、目指すべきスコアが変わります。
中央大学の要項で必要な提出書類
中央大学の英語外部試験利用方式では、英検の場合、合格証明書(和文または英文)・英検CSEスコア証明書・個人成績表のいずれかの原本またはコピーを提出します。要項には、英検の成績表に記載された生年月日の確認方法も掲載されています。
証明書は試験の実施機関が発行したものに限られ、出願期間内に用意する必要があります。中央大学の2026年度入試の出願期間初日は2026年1月5日だったため、使いたい成績はその時点で手元にそろえておく必要がありました。
英検はいつまでに取る?大学受験から逆算した受験スケジュール
大学受験に英検を使う場合は、出願の時期から逆算して受験する回を決めます。英検(従来型)は年3回で、一次試験から二次試験の合否が出るまで約1ヶ月半〜2ヶ月かかるため、出願直前に受けても間に合わないことがあるからです。
ここでは、2026年度の英検の日程と入試の出願時期を整理し、編集部が考える受験スケジュールの目安を紹介します。
2026年度の英検(従来型)の日程と入試の出願時期
英検(従来型)は、第1回が5〜7月、第2回が10〜11月、第3回が翌年1〜3月に実施されます。2026年度の本会場の日程は、以下のとおりです。
回 | 一次試験(本会場) | 二次試験 | 二次試験の合否公開 |
|---|---|---|---|
第1回 | 2026年5月31日(日) | A日程7月5日・B日程7月12日 | A日程7月14日・B日程7月21日 |
第2回 | 2026年10月4日(日) | A日程11月8日・B日程11月15日 | A日程11月17日・B日程11月24日 |
第3回 | 2027年1月24日(日) | A日程2月28日・B日程3月7日 | A日程3月9日・B日程3月16日 |
※英検協会「2026年度 実用英語技能検定(英検 従来型)の試験日程のご案内」より。二次試験のA・B日程は受験者ごとに決まります
一方、文部科学省の「令和9年度大学入学者選抜実施要項」では、総合型選抜の出願は2026年9月1日以降、学校推薦型選抜の出願は2026年11月1日以降、一般選抜の個別試験は2027年2月1日から3月25日までと定められています。第3回の結果は2〜3月に出るため、多くの大学の出願には間に合いません。
入試区分別の受験スケジュール(編集部の目安)
英検の受験スケジュールは、使う入試区分の出願時期に合わせて決めます。出願に間に合う最後の回から逆算し、その前に2回以上の受験機会を残しておくと、1回目で基準に届かなくても挽回できます。
入試区分別の目安は、以下のとおりです。
入試区分(出願時期) | 間に合う最後の従来型の回(目安) | おすすめの受験計画 |
|---|---|---|
総合型選抜(9月以降) | 高校3年生の第1回(二次の合否公開は7月中旬〜下旬) | 高校2年生の第2回・第3回で目標の級に合格し、高3の第1回でスコアを上積み |
学校推薦型選抜(11月以降) | 高校3年生の第1回。第2回は出願締切によっては間に合わない | 高3の第1回までに基準を満たし、第2回は予備と考える |
一般選抜(1月頃出願) | 高校3年生の第2回(二次の合否公開は11月中旬〜下旬) | 高2の第3回〜高3の第1回で基準を満たし、第2回で最終の上積み |
※英語の窓口編集部の目安。出願締切と成績の提出期限は大学ごとに異なるため、志望校の募集要項で確認してください
年3回の従来型で受験回数が足りない場合は、英検S-CBTを組み合わせる方法もあります。英検S-CBTは原則毎週土日に実施され(級や地域により異なる)、英検(従来型)と同じ級・スコアとして扱われ、同じ回次に同じ級を3回まで受験できます。ただし、英検S-CBTの成績を使えるかは大学ごとに異なるため、募集要項で確認してから申し込みましょう。
総合型選抜・学校推薦型選抜での英検の使われ方
総合型選抜と学校推薦型選抜では、英検が出願資格や評価の材料として使われます。どちらも一般選抜より出願が早く、書類や面接で多面的に評価する選抜のため、出願時点で英検の成績を持っていることが前提になる場合があるからです。
ここでは、総合型選抜・学校推薦型選抜での英検の主な使われ方と、準備で注意する点を紹介します。
出願資格と活動実績の両方で使われる
総合型選抜・学校推薦型選抜では、英検が「出願できる条件」と「評価する活動実績」の2つの役割で使われます。文部科学省の令和9年度大学入学者選抜実施要項には、志願者が記載する活動報告書のイメージ例があり、「資格・検定等に関する活動」として名称・級・スコア・取得年月を書く欄が設けられています。
総合型選抜・学校推薦型選抜での主な使われ方は、以下のとおりです。
- 出願資格:「英検2級以上」「CEFR B1以上」など、基準を満たさないと出願できない
- 評価の材料:活動報告書や調査書の資格欄に書き、書類審査で英語力の証明として見られる
- 面接・小論文との組み合わせ:英語の資格を前提に、志望理由や学部での学びとの関係を問われる
※使われ方は英語の窓口編集部による整理。実際の評価方法は大学ごとの募集要項で確認してください
総合型選抜は出願が9月以降と早いため、英検の成績は高校3年生の夏までにそろえておく必要があります。英検の準備と並行して、志望理由書や活動報告書に何を書くかも早めに考えておきましょう。
早く準備を始めるほど選択肢が増える
総合型選抜・学校推薦型選抜で英検を使う方は、高校2年生のうちに目標の級に合格しておくと、選べる大学と入試方式が増えます。出願資格に英検の級やスコアを定める大学では、基準に届いていないと、ほかの評価がどれだけ高くても出願できないためです。
たとえば、高校2年生の第3回で2級に合格すれば、高校3年生の第1回を準1級の挑戦やスコアの上積みに使えます。ただし、有効期間を「2年以内」とする大学では、高校1年生の成績は使えない場合があるため、受験した時期と有効期間の両方を確認してください。
英検の大学受験対策で塾・スクールを使うポイント
英検の大学受験対策は、学校の授業と市販の問題集で進められます。一方で、出願までの受験回数は限られているため、決まった回までに目標スコアに届かせたい方は、塾・スクールを使うのも選択肢の1つです。
ここでは、独学で詰まりやすい場面と、塾・スクールを選ぶ際の確認ポイントを紹介します。
独学で詰まりやすい3つの場面
英検の大学受験対策で独学が詰まりやすいのは、ライティングと二次試験、そしてスコアの上積みの場面です。どれも自分で採点しにくく、何を直せば点数が上がるのかが分かりにくいためです。
独学で詰まりやすい場面と対処の例は、以下のとおりです。
詰まりやすい場面 | 原因 | 対処の例 |
|---|---|---|
ライティングの点数が伸びない | 自分の英文の誤りや論理のずれに気づきにくい | 添削を受けて書き直す |
二次試験(面接)で落ちる | 1人では本番形式の練習ができない | 面接形式の練習相手を確保する |
合格はしたが目標スコアに届かない | 技能別スコアの弱点を把握していない | 成績表の技能別スコアから弱点を絞って対策する |
英検ライティングの書き方と添削の受け方は英検ライティングの書き方、面接の流れと練習法は英検二次試験(面接)の対策で解説しています。
自分で練習を続けてもスコアが伸びない場合や、出願までの受験回数が少ない場合は、英検対策のある塾・スクールで学習計画と添削を任せる方法があります。英検対策の塾・スクールの料金と特徴は、英検対策におすすめの塾・スクールで比較しています。
大学受験向けの英検対策スクールの例
大学受験を見据えて英検対策をする中高生向けのスクールには、英検対策専門のオンライン塾と、総合型選抜対策塾の英検講座があります。選ぶ際は、対象学年・目標級・二次試験対策の有無・受講形式を確認しましょう。
英論会(英検対策専門オンライン塾)は、中学1年生〜高校3年生を対象に、担任制のプロ講師がオンラインのマンツーマン授業で目標級の英検合格を支える塾です。二次面接の直前対策講座もあります。
ホワイトアカデミー高等部(英検準1級対策コース)は、総合型選抜対策塾のホワイトアカデミー高等部による、90日間で準1級合格を目指す講座です。受講対象は英検2級取得者または同等の英語力がある中高生で、英検の成績を総合型選抜に使いたい方に向いています。
※スクールの情報は2026年10月時点・各スクールの公式サイトより。料金・保証の条件は各スクールの詳細ページと公式サイトで確認してください
社会人で準1級・1級を目指す方は、英検対策スクールの一覧から受講形式や二次試験対策の有無で絞り込めます。準2級からステップアップしたい方は、英検準2級の対策と勉強法も参考にしてください。
まとめ
英検の大学受験での使い方の要点は、以下のとおりです。
- 英検の大学入試での活用方法は、出願資格・得点換算・試験免除・加点・判定優遇/合否参考に分かれる
- 英検CSEスコアは全級共通の尺度で、2級の4技能満点は2,600、準1級は3,000。CEFR B2は準1級以上でしか算出されない
- 大学受験の目安は2級以上。CEFR B1は2級で1,950以上、B2は準1級で2,300以上
- 有効期間・受験回の扱い・提出書類は大学ごとに異なり、中央大学の2026年度一般選抜では「出願期間初日から遡って2年以内」だった
- 総合型選抜は高3の第1回、一般選抜は高3の第2回を最後の回と考え、逆算して受験する
まずは英検協会の活用校検索で志望校の活用方法を確認し、募集要項で必要な級・スコア・有効期間を書き出してから、受験する回を決めましょう。
よくある質問
英検は大学受験で何級から有利になりますか?
英検は2級以上から大学受験の優遇の対象になることが多く、英検協会も2級を「高校卒業程度」と位置づけています。CEFR B2を基準にした「みなし満点」や高い加点は準1級以上でないと受けられないため、難関大学の優遇を狙う方は準1級が目標です。
英検の大学入試での有効期限は何年ですか?
英検の成績を大学入試で使える期間は、大学が募集要項で定めます。たとえば中央大学の2026年度一般選抜(英語外部試験利用方式)では、出願期間初日から遡って2年以内に受験(英検は2次試験を受験)した成績が対象でした。志望校ごとに最新の募集要項で確認してください。
英検に不合格でもCSEスコアは大学入試に使えますか?
英検に不合格でも、英検CSEスコアを基準にする大学では成績を使える場合があります。中央大学の2026年度一般選抜では「受験級は2級以上に限る(合否は問わない)」としてCSEスコアを基準にした方式がありました。合否を問うかどうかは大学・方式ごとに異なります。
英検2級で大学受験の優遇は受けられますか?
英検2級でも、出願資格や加点などの優遇を受けられる大学があります。2級に合格すると4技能総合スコアは1,980以上になり、CEFRはB1と表示されます。ただし、CEFR B2を基準にする優遇は2級では対象外です。
英検S-CBTの成績も大学入試に使えますか?
英検S-CBTは英検(従来型)と同じ級・スコアとして扱われ、中央大学の2026年度一般選抜のように英検S-CBTを対象に含める大学もあります。ただし、利用できるかは大学ごとに異なるため、出願前に募集要項で確認してください。
出典・参考
- 英検・TEAP・IELTS 活用校検索(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検成績を入試で利用される際の確認事項(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検CSEスコアとは(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検CSEスコアでの合否判定方法について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 各級の目安(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検について(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検CSEスコア証明書(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 英検S-CBTについて(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 2026年度 実用英語技能検定(英検 従来型)の試験日程のご案内(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月12日参照
- 令和9年度大学入学者選抜実施要項(文部科学省) 2026年10月12日参照
- 入学試験要項ダウンロード(【参考】2026年度 入学試験要項<一般選抜>)(中央大学) 2026年10月12日参照
- 2026年度 入学試験要項<一般選抜> 出願資格・出願書類(中央大学) 2026年10月12日参照
- 2026年度 入学試験要項<一般選抜> 試験詳細(中央大学) 2026年10月12日参照
この記事を書いた人
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英語の窓口編集部
英語の窓口/編集部
英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。
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