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英会話は何から始める?初心者が最初の1ヶ月にやることと順番

公開日:2026年10月12日2026年10月時点の情報

英会話の初心者が何から始めるか迷ったら、目的と場面を1つに絞る・中学英語を確認する・英語の音に慣れるの3つから始めます。1日目〜4週目の進め方の表、最初に覚える自作の型10、話す相手を作る時期、よくある遠回りをまとめました。

まとめ記事英会話コーチングおすすめ15選|料金・レッスン量で比較【2026年最新】
結論

英会話の初心者は、目的と話す場面を1つに絞り、中学英語の文法を確認し、英語の音に慣れる3つから始めます。最初の1ヶ月は前半で文法と音の土台を作り、後半で独り言とAI英会話を使って自分のことを1分話せる状態を目指します。

この記事でわかること

  • 英会話初心者が最初にやるのは、目的と場面を1つに絞る・中学英語の文法を確認する・英語の音に慣れるの3つです。

  • 最初の1ヶ月は、1〜2週目で文法と音の土台を作り、3〜4週目に英会話の型10個を独り言とAI英会話で使って、自己紹介を1分話せる状態を目指します。

  • 話す相手は、独り言(1日目から)→ AI英会話(3〜4週目から)→ オンライン英会話(2ヶ月目以降)の順に増やすと、緊張を小さくしながら会話に慣れられます。

要点データ

最初にやること3つ目的と場面を絞る・中学英語の確認・音に慣れる(英語の窓口編集部による整理)
中学校で学ぶ新しい単語1,600〜1,800語程度小学校で学んだ語に加える量。文部科学省 中学校学習指導要領解説より
1日の練習時間の例平日20分・休日30分英語の窓口編集部が作成した進め方の例

英会話の始め方は、文法書・単語帳・アプリ・YouTube・オンライン英会話・AI英会話まで選択肢が幅広く存在します。初心者ほど選択肢の多さに迷い、教材選びだけで最初の数週間が過ぎやすくなります。

最初の1ヶ月にやることと順番を先に決めておくと、教材を次々に変えずに「自分のことを英語で短く話せる」状態まで進められます。英会話の最初の1ヶ月は、覚える量より、話すための土台を順番どおりに作れるかで差が出ます。

本記事では、英会話初心者が最初にやる3つのこと、1日目〜4週目の進め方、最初に覚える英会話の型10、話す相手を作る時期をまとめています。さらに、初心者がやりがちな遠回りと、2ヶ月目以降の進み方も紹介します。進め方の表・例文・メニューは、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。

英会話は何から始める?初心者の最初の1ヶ月を早見表で確認

英会話の初心者が何から始めるか迷ったら、目的と場面を1つに絞る・中学英語を確認する・英語の音に慣れるの3つから始めます。話す練習は、3つの土台を作りながら独り言で少しずつ加えると、無理なく会話の練習につなげられるからです。

ここでは、最初の1ヶ月の流れを早見表で示し、1ヶ月で目指す状態と、始める順番の考え方を解説します。

英会話初心者の最初の1ヶ月を、週ごとのやることと終わりの目安で整理します。

時期

中心にやること

話す練習

次に進む目安

1日目

目的と話す場面を1つに決める

30秒の自己紹介を録音する

目的を1文で書けた

1週目

中学英語の文法を確認する

型を5つ声に出して覚える

苦手な文法が分かった

2週目

音読とまねで英語の音に慣れる

型を残り5つ覚える

例文を見ずに言える

3週目

覚えた型を自分の話に入れ替える

独り言で1日の予定を話す

1分間、独り言を続けられる

4週目

AI英会話で質問に答える

1日目の録音と聞き比べる

自己紹介を1分話せる

※英語の窓口編集部が作成した進め方の例。1日の練習時間は平日20分・休日30分を想定

表のとおり、文法と音の確認は前半の2週間に集め、後半の2週間で話す練習の比重を上げます。進み方は人によって違うため、次に進む目安を満たしてから次の週に移ってください。

最初の1ヶ月のゴールは「自分のことを1分話せる」状態

英会話初心者の最初の1ヶ月のゴールは、自己紹介と自分の日常を英語で1分話せる状態です。自分の話は内容を考えなくてよいため、英語を組み立てることだけに集中して練習できるからです。

たとえば、名前・仕事・趣味・週末の予定を、型を使って6〜8文で話せれば十分なゴールです。自分の話を1分話せると、オンライン英会話の最初の数回で話す内容に困らない状態になります。

ただし、1ヶ月で日常会話を自由に話すことは目標にしません。1ヶ月目は、準備した内容を声に出して言える状態を作る期間と考えてください。

始める順番は「目的 → 文法 → 音 → 話す」

英会話を始める順番は、目的を決め、文法と音を確認し、そのうえで話す練習を増やす流れが基本です。目的が決まると覚える表現が絞られ、文法と音の土台があると覚えた表現を正しく口に出せるためです。

たとえば、旅行で使いたい方は注文や道案内の表現を、仕事で使いたい方は自己紹介と業務の説明を優先して覚えます。順番の全体は、以下のとおりです。

  1. 目的:誰と、どんな場面で話したいかを決める
  2. 文法:中学英語の文の形を確認する
  3. 音:英語の音を聞き、まねて声に出す
  4. 話す:独り言からAI英会話、オンライン英会話へ相手を増やす

ただし、話す練習は4番目まで待つ必要はありません。1日目から短い独り言を入れ、文法と音の練習と並行して進めると、話すことへの抵抗が小さいうちに慣れられます。

英会話初心者が最初にやる3つのこと

英会話の上達の速さは、最初の準備で大きく変わります。準備をせずにフレーズ集やアプリを始めると、使わない表現ばかり覚えたり、文の形が分からずに口に出せなかったりするからです。

ここでは、英会話初心者が最初の1〜2週間でやる3つのことを紹介します。

最初にやる3つのことは、以下のとおりです。

  • 目的と話す場面を1つに絞る
  • 中学英語の文法を確認する
  • 英語の音に慣れる

3つは順番に1つずつ終わらせるのではなく、1週目に目的を決めたら、文法と音の練習を毎日少しずつ並行して進めます。

目的と話す場面を1つに絞る

英会話初心者は、最初に「誰と、どんな場面で話したいか」を1つに絞ります。場面が決まると、覚えるべき表現と練習の内容が具体的になるためです。

たとえば、「半年後の海外旅行で、レストランの注文とホテルの受付を英語でしたい」と決めれば、最初に覚える表現は注文・質問・お礼に絞れます。目的を書くときは、以下の4点を入れます。

  • 話す相手(店員・同僚・友人など)
  • 話す場面(注文・自己紹介・会議など)
  • 期限(〇ヶ月後・〇月の出張までなど)
  • できたかを確かめる方法(1分話せる・注文を英語だけで終えるなど)

ただし、「ペラペラになる」のような測れない目的は避けてください。測れない目的は、伸びているかが分からず続ける理由を失いやすいためです。

中学英語の文法を確認する

英会話初心者は、中学英語の文法を確認してから話す練習を増やします。日常会話の多くは中学で習う文の形で組み立てられるため、文の形が分かると覚えた表現を入れ替えて使えるからです。

中学校の学習指導要領では、小学校で学んだ語に1,600〜1,800語程度の新しい語を加えて指導するとしています(文部科学省「中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編」より)。中学英語の語と文法は、英会話の最初の土台として十分な量です。確認する文法は、以下のとおりです。

  • be動詞と一般動詞の文(肯定・否定・疑問)
  • 過去形と未来の表現(will・be going to)
  • 疑問詞(What・Where・When・Why・How)の疑問文
  • can・want to・have to などの助動詞と動詞の組み合わせ
  • 現在完了形と比較の文

ただし、文法書を最初から最後まで完璧にしてから話そうとすると、話す練習を始めるまでに時間がかかります。1週目は中学3年分を1冊で通して苦手な単元に印を付け、苦手な単元は話す練習と並行して復習してください。中学英語を基礎から学び直す手順は、英語のやり直しは何から始める?社会人が中学英語から学び直す手順で詳しく解説しています。

英語の音に慣れる

英会話初心者は、文字より先に英語の音に慣れる練習を毎日入れます。英会話は耳で聞いて口で返すやり取りなので、文字で読める英語でも、音で聞くと分からない場合があるからです。

たとえば、「What do you」は1語ずつはっきり発音されず、音がつながって短く聞こえます。音に慣れる練習は、以下の順で進めます。

  1. 音声付きの会話文を、文字を見ずに1回聞く
  2. 文字を見ながら聞き、聞き取れなかった部分に印を付ける
  3. 音声の後について、同じ速さとリズムで音読する
  4. 文字を見ずに、音声に少し遅れてまねて言う

ただし、英語を聞き流すだけでは、聞き取れない部分が残ったままになります。聞く練習は必ず声に出す練習とセットにすると、聞き取れる音と言える音が同時に増えます。

英会話初心者の最初の1ヶ月の進め方【1日目〜4週目】

英会話の最初の1ヶ月は、1日ごと・1週ごとにやることを決めておくと迷わずに進められます。毎日「今日は何をするか」を考える時間がなくなり、練習そのものに時間を使えるからです。

ここでは、1日目から4週目までの進め方を、5つの段階に分けて紹介します。

平日と休日の1日の練習メニューの例を、時間配分で比較します。

時期

平日(20分の例)

休日(30分の例)

1週目

文法の確認10分・型の音読10分

文法の確認15分・型の音読10分・独り言5分

2週目

会話文のまね10分・型の音読10分

会話文のまね15分・型の音読10分・独り言5分

3週目

型の音読5分・独り言10分・苦手な文法の復習5分

独り言15分・録音の聞き返し10分・文法の復習5分

4週目

型の音読5分・AI英会話15分

AI英会話20分・録音の聞き比べ10分

※英語の窓口編集部が作成したメニューの例。時間は生活に合わせて増減してください

上記のメニューにより、前半は土台づくり、後半は話す練習に時間が移っていきます。

【1日目】目的を書き、30秒の自己紹介を録音する

1日目は、英会話の目的を1文で書き、今の英語で30秒の自己紹介を録音します。録音は4週目に聞き比べるための記録になり、1ヶ月の変化を自分の耳で確かめられるからです。

たとえば、スマートフォンの録音アプリで「My name is ...」から話し始め、言えなかった日本語をメモしておきます。言えなかった日本語のメモは、最初に覚える表現のリストになります。

ただし、1日目の録音で止まったり日本語が混ざったりしても問題ありません。1日目の録音の目的は、今の状態を記録することです。

【1週目】中学英語の文法を確認し、型を5つ覚える

1週目は、中学英語の文法を1冊で通して確認し、本記事の英会話の型のうち5つを声に出して覚えます。文法の確認と並行して型を覚えると、確認した文の形がすぐに口から出る形で身に付くためです。

たとえば、be動詞の文を確認した日は「I'm ...」の型を、一般動詞の文を確認した日は「I like ...」の型を音読します。

ただし、1週目に文法書の練習問題をすべて解く必要はありません。分からない単元に印を付け、3週目以降に復習する範囲を決めておいてください。

【2週目】音読とまねで英語の音に慣れる

2週目は、音声付きの会話文を使って、聞く・音読する・まねて言う練習を中心にします。1週目に文の形を確認しているため、2週目は音とリズムに集中して練習できるからです。

たとえば、1日1つの短い会話文を選び、文字を見ずに言えるまで音読を繰り返します。2週目に残りの型5つも覚え、型10個をすべて声に出せる状態にします。

ただし、毎日違う会話文に手を出すと、どの会話文も言えないまま終わります。同じ会話文を2〜3日続けて練習し、見ずに言えたら次の会話文に進んでください。

【3週目】独り言で覚えた型を使う

3週目は、覚えた型の単語を入れ替えて、自分のことを独り言で話す練習を中心にします。独り言は相手がいないため、間違いを気にせずに英語を組み立てる練習を何度でも繰り返せるからです。

たとえば、朝の準備中に「I'm going to go to work. I usually take the train.」のように、今日の予定を英語で話します。独り言で言えなかった表現を書き出し、辞書や翻訳で調べてその日のうちに言い直すと、自分に必要な表現が増えていきます。

ただし、独り言だけでは誤りに気付きにくくなります。週末に独り言を録音し、文法の誤りがないかを聞き返す時間を取ってください。

【4週目】AI英会話で質問に答え、1日目の録音と聞き比べる

4週目は、AI英会話を相手に質問に答える練習を加え、最後に1日目と同じ自己紹介を録音して聞き比べます。AI英会話は相手の質問に答える練習ができ、独り言では起きない「想定外の質問」に慣れられるためです。

たとえば、AIに「初心者向けに、趣味について簡単な英語で3つ質問してください」と頼み、1問ずつ英語で答えます。1ヶ月目の終わりの確認項目は、以下のとおりです。

  • 自己紹介を1分話せるか
  • 英会話の型10個を見ずに言えるか
  • 1日目の録音より止まる回数が減っているか

ただし、確認項目を満たせなくても、やり方を変える必要はありません。満たせなかった項目の週に戻り、もう1週間同じメニューを続けてください。

英会話初心者が最初に覚える型10【自作のフレーズ】

英会話初心者は、単語を1つずつ覚えるより、文の型を覚えて単語を入れ替える練習から始めると効率的です。型を1つ覚えると、入れ替える単語の数だけ言える文が増えるからです。

ここでは、自己紹介と日常の会話で使いやすい型を10個と、会話を続けるための相づち・聞き返しの表現を紹介します。

最初に覚える型10個を、例文と入れ替えの例で整理します。

型

例文

入れ替えの例

使う場面

I'm ~.

I'm Ken. I'm from Osaka.

I'm a little nervous.

名前・出身・気持ち

I work as ~.

I work as a nurse.

I work as an engineer.

仕事の紹介

I like ~ing.

I like watching movies.

I like cooking.

趣味

I usually ~.

I usually get up at six.

I usually walk to work.

日常の習慣

I want to ~.

I want to travel to Canada.

I want to speak English at work.

希望・目標

I'm going to ~.

I'm going to see my friend this weekend.

I'm going to study tonight.

予定

I ~ed ….

I visited Kyoto last month.

I watched a movie yesterday.

過去の出来事

Do you ~?

Do you like coffee?

Do you play any sports?

相手への質問

Could you ~?

Could you say that again?

Could you speak more slowly?

お願い・聞き返し

I think ~ because ….

I think this café is nice because it's quiet.

I think English is fun because I can talk to more people.

意見と理由

※例文はすべて英語の窓口編集部が作成

10個の型だけでも、自己紹介・日常・予定・質問・意見まで一通り話せます。型は1日目の録音で言えなかった内容から優先して覚えてください。

型は「音読 → 入れ替え → 独り言」の順で覚える

英会話の型は、例文の音読、単語の入れ替え、独り言での使用の順で覚えると、会話で使える状態になります。音読だけでは例文をそのまま言えるだけで、自分の話に置き換える練習が足りないからです。

たとえば、「I like ~ing.」なら、例文を5回音読し、趣味を3つ入れ替えて言い、最後に独り言で「I like cooking. I usually cook on Sundays.」と別の型とつなげて話します。

ただし、1日に10個すべてを練習すると1つの型にかける時間が短くなります。1日2〜3個の型に絞り、前日の型を1回ずつ復習してください。

会話を続けるための相づち・聞き返しも覚える

英会話初心者は、型10個に加えて、相づちと聞き返しの表現を覚えておくと会話が止まりにくくなります。相手の英語が聞き取れなかったときや答えを考えるときに、黙ってしまう時間を減らせるからです。

最初に覚えたい相づち・聞き返しの表現は、以下のとおりです。

  • I see.(なるほど)
  • Really?(本当ですか)
  • Sorry?(すみません、もう一度お願いします)
  • What does ~ mean?(~はどういう意味ですか)
  • Let me think.(少し考えさせてください)

※表現はすべて英語の窓口編集部が作成

ただし、「I see.」だけを繰り返すと、話を聞いていないように受け取られる場合があります。相づちのあとに「How about you?」と質問を返す練習もしておきましょう。

英会話の相手はいつから作る?独り言 → AI英会話 → オンライン英会話の順

英会話初心者は、話す相手を独り言、AI英会話、オンライン英会話の順に増やすと、緊張を小さくしながら会話に慣れられます。いきなり人と話すと、言えない経験が続いて英会話そのものをやめてしまう原因になるからです。

ここでは、3つの段階ごとに始める時期の目安と、各段階で練習できることを紹介します。

話す相手の3つの段階を、始める時期と練習できることで比較します。

段階

始める時期の目安

練習できること

次に進む目安

独り言

1日目から

英語を組み立てる・言えない表現を見つける

1分間、独り言を続けられる

AI英会話

3〜4週目から

質問に答える・誤りを直してもらう

AIの質問の半分以上に英語で答えられる

オンライン英会話

2ヶ月目以降

人とのやり取り・相手に合わせた返答

(継続して話す量を増やす)

※英語の窓口編集部による整理。時期は最初の1ヶ月の進め方どおりに進んだ場合の目安

時期はあくまで目安で、次に進む目安を満たしたら早めに次の段階へ進んでかまいません。

独り言は1日目から始める

独り言は、英会話の練習の中で最も早く、1日目から始められる練習です。相手も道具も必要なく、通勤や家事の時間にも練習できるからです。

たとえば、最初は「I'm hungry.」「I'm going to take a shower.」のように、今していることや気持ちを1文で言うだけで十分です。1文の独り言を1日10回言うことから始めると、英語を口に出すことへの抵抗が小さくなります。

ただし、独り言は誤りを直してくれる相手がいません。言い方に迷った表現は、その日のうちに調べて言い直してください。

AI英会話は3〜4週目から加える

AI英会話は、型を覚えて独り言に慣れた3〜4週目から加えると効果的です。型と独り言の練習で話す材料ができてから使うと、AIの質問に答えられる割合が高くなるためです。

たとえば、ChatGPTなどの生成AIに「英語初心者です。中学英語で、私の週末について質問してください。答えに誤りがあれば最後に直してください」と頼むと、質問への回答と添削をまとめて練習できます。無料で使えるAI英会話のアプリとツールは、AI英会話の無料アプリ19種|完全無料と無料体験を比較で紹介しています。

ただし、AIの添削が常に正しいとは限りません。直された表現に迷ったときは、辞書や文法書で確かめてから覚えてください。

オンライン英会話は2ヶ月目以降を目安にする

オンライン英会話は、自己紹介を1分話せるようになった2ヶ月目以降を目安に始めます。自分の話を準備できている状態で人と話すと、レッスンの時間を相づちや質問への返答の練習に使えるからです。

たとえば、最初のレッスンの前に、自己紹介・仕事・趣味を話す原稿を作って音読しておくと、レッスン中に沈黙する時間が減ります。オンライン英会話を始めるときの準備は、以下のとおりです。

  • 自己紹介と自分の日常を1分話す原稿
  • 聞き返しの表現(Sorry? / Could you say that again?)
  • レッスン後に言えなかった表現を書き出すメモ

ただし、話すことへの不安が大きい方は、日本人講師を選べるサービスや、初心者向けの教材があるサービスから始める選択肢もあります。サービスごとの講師の条件は、各社の公式サイトで確認してください。

英会話初心者がやりがちな遠回り5つ

英会話初心者の最初の1ヶ月は、努力の量より、遠回りを避けられるかで進み方が変わります。時間をかけても話す力につながらない練習を続けると、成果を感じられずに途中でやめる原因になるからです。

ここでは、英会話初心者がやりがちな遠回りを5つと、代わりにやることを紹介します。

よくある遠回りを、起こる理由と代わりにやることで整理します。

遠回り

起こる理由

代わりにやること

教材を何冊も買って少しずつ使う

どの教材も途中で終わり、言える表現が増えない

文法書1冊・音声付きの会話文1つに絞る

文法書と単語帳を完璧にしてから話す

話す練習を始めるまでに時間がかかる

1日目から独り言を並行する

英語を聞き流すだけにする

聞き取れない部分が分からないまま残る

聞いたら音読とまねで声に出す

いきなり人とのレッスンを詰め込む

話す材料がなく、沈黙と緊張が続く

独り言とAI英会話で話す材料を作ってから始める

試験のスコアだけを目標にする

試験の練習に偏り、声に出す時間がなくなる

話す場面を目的にし、試験は補助の目安にする

※英語の窓口編集部による整理

5つの遠回りに共通するのは、声に出す時間が足りなくなる点です。毎日の練習に、声に出す時間が入っているかを確かめましょう。

伸びを感じない時期があっても練習を続ける

英会話の練習を続けていると、上達を感じられない時期があります。語や文の形を覚える段階では、覚えた量が話す力として表に出るまでに時差があるからです。

たとえば、毎日練習しているのに独り言の長さが変わらないと感じても、録音を1日目と聞き比べると止まる回数が減っている場合があります。伸びを確かめる方法は、以下のとおりです。

  • 月1回、同じ自己紹介を録音して聞き比べる
  • 言えるようになった型の数を記録する
  • 練習した日をカレンダーに印を付けて残す

ただし、2週間以上まったく練習できない状態が続く場合は、練習の量が生活に合っていません。1日の最低ラインを5分に下げ、毎日同じ時間に練習する形に組み直してください。

2ヶ月目以降の進み方と、独学で詰まったときの選択肢

英会話の2ヶ月目以降は、話す相手との会話の量を増やし、即興で返す練習の比重を上げていきます。最初の1ヶ月で作った土台を、相手とのやり取りで使える力に変える段階に入るためです。

ここでは、2ヶ月目以降に進む方向と、独学で詰まったときの選択肢を紹介します。

2ヶ月目以降に練習の比重を移す方向は、以下のとおりです。

  • 準備して話す → その場で答える
  • 自分の話 → 相手への質問と意見
  • 独り言とAI → 人との会話

話せるまでの練習の全体像と、瞬間英作文やシャドーイングなどの練習法は、英語が話せるようになるには?大人が独学で話せるまでの5ステップで解説しています。教材選びや費用別の独学プランは、英会話を独学で身につける方法|教材選び・費用別プランを参考にしてください。

英会話は、独学で足りる方には独学で十分に足ります。一方で、練習の内容を自分で決められない方や、出張・赴任など期限が決まっている方は、話す練習と学習管理をセットで受けられる英会話コーチングも選択肢の1つです。料金やレッスン量で比べたい方は、英会話コーチングおすすめ15選|料金・レッスン量で比較で確認できます。

まとめ

英会話初心者が何から始めるかの要点は、以下のとおりです。

  • 最初にやるのは、目的と場面を1つに絞る・中学英語を確認する・英語の音に慣れるの3つ
  • 最初の1ヶ月は、前半の2週間で文法と音の土台を作り、後半の2週間で話す練習を増やす
  • 英会話の型10個を音読・入れ替え・独り言の順で覚えると、自分のことを1分話せる
  • 話す相手は、独り言(1日目)→ AI英会話(3〜4週目)→ オンライン英会話(2ヶ月目以降)の順に増やす
  • 教材の買いすぎ・聞き流しだけ・完璧主義などの遠回りを避け、毎日声に出す時間を確保する

まずは今日、英会話の目的を1文で書き、30秒の自己紹介を録音するところから始めましょう。

よくある質問

英会話の初心者は何から始めればいいですか?

目的と話す場面を1つに絞り、中学英語の文法を確認し、英語の音に慣れる3つから始めます。並行して1日目から短い独り言を入れると、話す練習にも早く慣れられます。

英会話は単語と文法のどちらから始めるべきですか?

中学英語の文法を1冊で確認しながら、文の型と単語をセットで覚える方法が効率的です。単語だけを覚えても文の形が分からないと口に出せないため、型の単語を入れ替える形で語を増やします。

英会話の初心者がオンライン英会話を始めるのはいつがいいですか?

自己紹介と自分の日常を1分話せるようになってから始めると、レッスンの時間を質問への返答の練習に使えます。英語の窓口編集部の進め方の例では、2ヶ月目以降を目安にしています。

英会話の勉強は1日どれくらいの時間から始めればいいですか?

毎日続けられる時間から始めることが大切です。英語の窓口編集部の例では、平日20分・休日30分で最初の1ヶ月のメニューを組んでいます。

英会話の初心者は独学だけで話せるようになりますか?

独学でも、独り言・AI英会話・オンライン英会話を組み合わせれば話す練習を続けられます。練習内容を自分で決められない場合や期限がある場合は、英会話コーチングなどのサポートを検討する方法もあります。

出典・参考

  1. 中学校学習指導要領(平成29年告示)解説 外国語編(文部科学省) 2026年10月11日参照

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執筆

英語の窓口編集部

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