オンライン英会話は効果ない?効果的な受け方と英語コーチングとの違い
オンライン英会話の効果は受け方で決まります。効果が出にくい5つの理由、予習・レッスン中・復習の3STEPの受け方、受講回数ごとのチェックポイント、主要3社の料金、英語コーチングとの違いの比較表、併用プランとどちらが向くかの判定表をまとめました。
オンライン英会話は、受け方しだいで効果があります。予習で話す内容を英語にし、レッスン中は自分が話す時間を増やし、レッスン後に訂正された文を言い直す3STEPで受けると、話せる表現が増えやすくなります。学習計画や自習の継続に課題がある方は、英語コーチングとの併用も選択肢です。
この記事でわかること
オンライン英会話で効果が出にくい主な理由は、予習・復習をしない、自分が話す時間が短い、訂正を記録しない、講師・教材が合わない、目的と期限がないの5つです。
オンライン英会話の効果的な受け方は、レッスン前10分の予習・25分のレッスン・レッスン後15分の復習の3STEPで、効果は受講10回・30回・60回・100回のチェックポイントで確かめます。
オンライン英会話は月7,000円前後で話す場を得る手段、英語コーチングは学習全体を設計・管理する手段で、話す場数と自習の継続の両方が課題なら併用が合います。
要点データ
| 毎日受けられるプランの月額 | 6,980円〜7,980円DMM英会話・ネイティブキャンプ・レアジョブ英会話(税込)。2026年10月時点・各社公式サイトより |
|---|---|
| 1回のレッスン時間 | 25分前後DMM英会話・レアジョブ英会話は25分、ネイティブキャンプは1〜25分 |
| 効果的な受け方の時間配分 | 予習10分+レッスン25分+復習15分英語の窓口編集部が作成した例 |
※この記事は英語コーチング・英語スクールの口コミ検索サイト「英語の窓口」編集部が作成しています。料金などは各スクールの公式サイトで確認した情報です。
オンライン英会話は、月数千円から毎日25分前後のレッスンを受けられる英語学習の手段です。手軽に始められる一方で、数ヶ月続けても話せるようになった実感がなく、「オンライン英会話は効果ない」と感じてやめる方もいます。
オンライン英会話の効果は、サービスの良し悪しより、レッスンの前後で何をするかで大きく変わります。効果が出にくい理由と受け方の手順を知っておくと、同じ料金とレッスン回数でも話せる表現を着実に増やせます。
本記事では、オンライン英会話で効果が出にくい5つの理由、予習・レッスン中・復習の3STEPの受け方、効果を確かめるチェックポイントをまとめています。さらに、英語コーチングとの違いを表で比較し、併用プランとどちらが向くかの判定表も紹介します。例文・チェックポイント・プランの例は、すべて英語の窓口編集部が作成したものです。
オンライン英会話の効果は受け方で決まる【早見表】
オンライン英会話の効果は、レッスン前後の準備と復習の有無で決まります。25分のレッスンは「覚えた表現を試す場」であり、新しい表現を身につける作業はレッスンの外でしか進まないからです。
ここでは、受け方ごとに期待できる効果を早見表で示し、オンライン英会話で伸びやすい力と伸びにくい力を2つの視点で解説します。
オンライン英会話の受け方を、期待できる効果と出にくい効果で比較します。
受け方 | 期待できる効果 | 出にくい効果 |
|---|---|---|
予習・復習なしでフリートークだけ受ける | 英語で話すことへの抵抗が減る | 使える表現・文法の正確さが増えにくい |
教材に沿って受けるが復習はしない | 教材の範囲の表現に触れられる | レッスン後に表現を自分で使える状態にならない |
予習で話す内容を用意し、レッスン後に言い直す | 自分の話したい内容を英語で言える範囲が広がる | 聞き取り・語彙の量は別の自習が必要 |
予習・復習に加え、音読や瞬間英作文を毎日続ける | 話す内容・正確さ・反応の速さがそろって伸びる | 自習の時間を確保できないと続かない |
※英語の窓口編集部による整理。効果の出方には個人差があります
表のとおり、レッスンだけで完結させず、前後に10〜15分の準備と復習を足すほど効果が出やすくなります。話せない原因の見分け方と練習の順番は、英語が話せるようになるには?大人が独学で話せるまでの5ステップで詳しく解説しています。
オンライン英会話で伸びやすいのは「話す慣れ」と「通じる経験」
オンライン英会話で伸びやすいのは、英語を口に出すことへの慣れと、相手に通じたという経験です。オンライン英会話では毎回、講師という聞き手が必ずいて、自分の英語への反応がその場で返ってくるからです。
たとえば、最初は「Sorry?」と聞き返されるたびに黙っていた方でも、レッスンを重ねると言い換えや身ぶりで伝え直せるようになります。人と話す場数を毎日踏める点は、1人で進める独学やアプリにはない強みです。
ただし、話す慣れだけでは表現の数は増えません。慣れが付いた段階で、話せる内容を増やす練習に移りましょう。
オンライン英会話だけでは伸びにくいのは「表現の量」と「正確さ」
オンライン英会話だけでは伸びにくいのは、使える表現の量と文法の正確さです。レッスン中は会話を続けることが優先され、新しい表現を覚え込む時間も、誤りを1つずつ直す時間も足りないためです。
たとえば、講師が言い直してくれた表現をその場で理解しても、レッスン後に見直さなければ翌週には同じ誤りをくり返します。単語・文法・聞き取りは、音読やアプリなどの自習で補う必要があります。
ただし、自習で覚えた表現を実際の会話で試す場としては、オンライン英会話が役立ちます。自習で覚え、レッスンで使う役割分担にすると、両方の効果が上がります。
オンライン英会話は効果ないと言われる理由5つ
オンライン英会話が効果ないと言われるのは、サービスそのものより、受け方に原因がある場合がほとんどです。同じサービスを同じ回数受けても、準備と復習の有無で身につく表現の量が変わるからです。
ここでは、効果が出にくい理由を5つ紹介し、それぞれの対処法を表にまとめます。
効果が出にくい理由を、レッスンで起きることと対処法で比較します。
効果が出にくい理由 | レッスンで起きること | 対処法 |
|---|---|---|
予習・復習をしていない | 毎回同じ表現しか出てこない | 前後に10〜15分の準備と言い直しを足す |
自分が話す時間が短い | 講師の話を聞いて相づちを打つだけで終わる | 質問を返す・話す内容を用意する |
訂正を記録していない | 同じ誤りを何度もくり返す | チャットに書いてもらい、ノートに残す |
講師・教材が目的とレベルに合っていない | 難しすぎて黙る、易しすぎて新しい表現がない | 目的に合う教材を選び、講師を固定する |
目的と期限が決まっていない | 何ができるようになったか分からず、やめてしまう | 話したい場面と期限を1つ決める |
※英語の窓口編集部による整理
5つのうち複数が当てはまる場合は、予習・復習を足すことから始めると、ほかの理由も改善しやすくなります。
予習・復習をせずにレッスンだけ受けている
予習・復習なしでレッスンだけ受けていると、効果は出にくくなります。レッスン中に使えるのは、すでに口から出る表現だけで、新しい表現は練習しないと次のレッスンで使えないからです。
たとえば、毎回「What did you do last weekend?」と聞かれて「I stayed home.」としか答えられない場合、表現が増えていないサインです。レッスン前の10分で話す内容を英語にしておくだけで、会話の中身が変わります。
ただし、予習に1時間かけると続きません。予習と復習は合わせて20〜30分以内に収めるのが目安です。
1回25分の中で自分が話す時間が短い
自分が話す時間が短いことも、効果が出にくい原因です。25分のレッスンでも、講師の説明や質問を聞いている時間が長いと、受講者が実際に英語を話す時間は短くなるためです。
たとえば、講師の質問に「Yes.」「I think so.」と短く答えるだけでは、文を組み立てる練習になりません。答えに理由を1文足す、講師に同じ質問を返すといった工夫で、話す時間は増やせます。
ただし、無理に長く話そうとすると、誤りが増えて講師が訂正に追われることもあります。最初は「答え+理由1文」を目標にしてください。
誤りの指摘を受けても記録していない
誤りを指摘されても記録しなければ、同じ誤りをくり返します。会話の流れの中で受けた訂正は、その場では理解できても記憶に残りにくいからです。
たとえば、「I went to shopping.」を「I went shopping.」と直されても、メモを残さなければ翌週にまた同じ言い方をしてしまいます。講師にチャット欄へ正しい文を書いてもらうよう頼むと、レッスン後に見直せる記録が残ります。
ただし、すべての誤りを記録すると見直しが負担になります。1回のレッスンで3つまでに絞りましょう。
講師・教材が目的とレベルに合っていない
講師や教材が目的とレベルに合っていないと、レッスンの時間を有効に使えません。難しすぎる教材では黙る時間が長くなり、易しすぎる教材では新しい表現に出会えないためです。
たとえば、仕事で英語を使いたい方が日常会話の教材だけを続けると、会議で使う表現を練習する機会がありません。初心者の方がフリートークから始めると、話題を自分で広げられずに会話が止まりやすくなります。
ただし、講師を毎回変えると、自分の弱点を知る講師がいなくなります。相性の良い講師を2〜3人見つけて固定すると、指摘の質が上がります。
受講の目的と期限が決まっていない
目的と期限が決まっていないと、上達を実感できずに途中でやめやすくなります。何ができればよいかが決まっていないため、成果を確かめる基準がないからです。
たとえば、「3ヶ月後の海外出張で、自己紹介と自社の説明を1分ずつ話せるようにする」と決めると、予習で用意する内容も、できたかどうかの判断も明確になります。目的は旅行・日常会話・仕事など、話したい場面を1つに絞るのが目安です。
ただし、期限を短く設定しすぎると、達成できなかったときに学習そのものをやめたくなります。最初の目標は1〜3ヶ月で届く内容にしてください。
オンライン英会話の効果的な受け方【予習・レッスン中・復習の3STEP】
オンライン英会話の効果的な受け方は、予習・レッスン中・復習の3つをセットにすることです。3つのうち1つでも欠けると、話す・直される・覚え直すの流れが途切れ、表現が定着しにくくなるからです。
ここでは、1回のレッスンを3STEPに分け、それぞれで何をするかを紹介します。最後に、講師と教材の選び方も解説します。
1回のレッスンの流れは、以下のとおりです。
STEP | 時間の目安 | やること |
|---|---|---|
STEP1 予習 | レッスン前10分 | 話す内容を3文の英語にする・前回の訂正を音読する |
STEP2 レッスン中 | 25分 | 用意した内容を話す・質問を返す・訂正をチャットに書いてもらう |
STEP3 復習 | レッスン後15分 | 訂正された文を言い直す・自分のフレーズ集に追加する |
※時間の目安は英語の窓口編集部が設定した例です
予習と復習を合わせて1日25分程度に収めると、平日でも続けやすくなります。
【STEP1/レッスン前10分】話す内容を3文の英語にしておく
予習では、レッスンで話す内容を3文程度の英語にしておきます。話す内容が先に決まっていると、レッスン中は表現を探す時間が減り、言い方の確認と言い換えの練習に時間を使えるからです。
たとえば、レッスンの最初によく聞かれる「週末の過ごし方」なら、以下のように自分の話を英語にしておきます。例文は英語の窓口編集部が作成したものです。
- I usually spend my weekends with my family.(週末はたいてい家族と過ごします)
- Last Saturday, we went to a park near our house.(先週の土曜日は、家の近くの公園に行きました)
- Next weekend, I'm going to try a new café.(来週末は、新しいカフェに行ってみるつもりです)
ただし、用意した文を読み上げるだけでは練習になりません。予習の最後に、文を見ずに言えるか確かめてからレッスンに入りましょう。
【STEP2/レッスン中25分】自分が話す時間を増やす
レッスン中は、自分が話す時間をできるだけ増やすことが重要です。話した量が多いほど、講師から訂正を受ける回数も、通じた表現を確かめる回数も増えるからです。
たとえば、以下のフレーズを手元に置いておくと、聞き取れないときや言い直しを頼みたいときに会話を止めずに済みます。例文は英語の窓口編集部が作成したものです。
- Could you say that again more slowly?(もう一度ゆっくり言ってもらえますか)
- Could you type that in the chat box?(チャット欄に書いてもらえますか)
- Is there a more natural way to say that?(もっと自然な言い方はありますか)
- Let me try again.(もう一度言わせてください)
- How about you?(あなたはどうですか)
ただし、初心者の方がフリートークを選ぶと、話題を広げられずに講師ばかりが話す展開になりがちです。慣れるまでは教材に沿ったレッスンを選び、教材の例文を自分の話に置き換えて話してください。
【STEP3/レッスン後15分】訂正された文を言い直して自分のフレーズにする
復習では、訂正された文を声に出して言い直し、自分用のフレーズ集に追加します。レッスン後すぐに言い直すと、次のレッスンで同じ場面になったときに正しい表現が口から出やすくなるためです。
英語の窓口編集部がすすめる復習の手順は、以下のとおりです。
- チャット欄やメモから、訂正された文を3つ選ぶ
- 正しい文を5回ずつ音読する
- 主語や場面を変えて、自分の話で1文ずつ作る(例:I went shopping. → My wife and I went shopping last Sunday.)
- 作った文をフレーズ集に書き、次のレッスンの予習で読み返す
ただし、フレーズ集の文が増えすぎると読み返さなくなります。1週間ごとに見直し、見ずに言える文には印を付けて外していきましょう。
講師と教材は目的に合わせて固定する
講師と教材は、受講の目的に合わせて選び、しばらく固定するのが効果的です。同じ講師に続けて習うと、自分の弱点を把握したうえで指摘してもらえ、同じ教材を進めると表現が段階的に積み上がるからです。
目的に合わせた教材と講師の選び方は、以下のとおりです。
- 初心者:日本語の説明が付く初級教材と、ゆっくり話してくれる講師
- 日常会話・旅行:場面別の会話教材と、質問を多く投げてくれる講師
- 仕事:ビジネス向けの教材と、仕事の経験がある講師
講師の経歴や得意分野は、各サービスの講師検索で確かめられます。固定する講師は2〜3人にしておくと、予約が取れない日にも困りません。
オンライン英会話の効果が出るまでの期間とチェックポイント
オンライン英会話の効果が出るまでの期間は、受講回数と予習・復習の量で変わるため、一律に「何ヶ月」とは言えません。期間を待つより、決まった受講回数ごとに自分の変化を確かめるほうが、受け方の見直しにつながります。
ここでは、受講回数ごとに確かめたいチェックポイントを表で示し、毎日受けるべきかと、効果がないと感じたときの見直し方を解説します。
英語の窓口編集部が作成したチェックポイントを、受講回数ごとにまとめます。
受講回数の目安 | 確かめたい変化 | できていないときに見直すこと |
|---|---|---|
10回 | 自己紹介を止まらずに30秒話せる | 自己紹介を予習で3文以上にしているか |
30回 | 聞き返しのフレーズを使って会話を続けられる | 聞き返しのフレーズを手元に置いているか |
60回 | 前回訂正された表現を正しく言える | 訂正を記録し、レッスン後に言い直しているか |
100回 | 話したい場面(旅行・仕事など)で1分話せる | 目的に合う教材と講師を選んでいるか |
※英語の窓口編集部が設定した目安で、公的な基準や調査データではありません。毎日1回受講した場合、100回は約3ヶ月です
チェックポイントに届いていないときは、受講回数を増やす前に、表の右の列を見直してください。
オンライン英会話は毎日受けたほうが効果は出る
オンライン英会話は、予習・復習とセットで続けられるなら、毎日受けたほうが効果を実感しやすくなります。英語を話す間隔が空かないため、前回覚えた表現を忘れる前に次のレッスンで使えるからです。
たとえば、週2回のレッスンでは次のレッスンまで3〜4日空きますが、毎日受けると前日の訂正をすぐに試せます。DMM英会話・レアジョブ英会話は毎日1レッスンの月額プラン、ネイティブキャンプは回数無制限のプランを用意しています(料金は後述)。
ただし、予習・復習の時間を取れずにレッスンだけ毎日受けるより、週3回でも前後の準備をしたほうが表現は身につきます。回数よりも、1回ごとの準備と復習を優先しましょう。
1ヶ月で効果がないと感じたら受け方を見直す
1ヶ月続けても効果がないと感じたら、サービスを変える前に受け方を見直すのが先です。受け方に原因がある場合、サービスを変えても同じ状態が続くためです。
見直すときの確認項目は、以下のとおりです。
- レッスン前に話す内容を英語にしているか
- 訂正をチャットやメモで残しているか
- レッスン後に訂正された文を言い直しているか
- 教材が目的とレベルに合っているか
4つとも実行しているのに伸びない場合は、表現の量や聞き取りなど、レッスンの外で鍛える力が足りていない可能性があります。自習の内容と量を見直してください。
オンライン英会話のメリットと主要サービスの料金
オンライン英会話のメリットは、月数千円から毎日のように人と英語で話す機会を持てることです。通学型の英会話教室と比べ、受講する時間と場所を自分で選びやすい点も特徴です。
ここでは、主要な3つのオンライン英会話の料金を表で比較し、オンライン英会話のメリットと注意点を2つの視点で解説します。
主要な3つのオンライン英会話を、料金とレッスン時間で比較します。
サービス | 毎日受けられるプランの月額(税込) | 1回のレッスン時間 | 無料体験 |
|---|---|---|---|
DMM英会話 | スタンダードプラン 毎日1レッスン 6,980円 | 25分 | あり |
レアジョブ英会話 | 日常英会話コース 毎日25分 7,980円 | 25分 | あり |
ネイティブキャンプ | プレミアムプラン 7,480円(今すぐレッスンが回数無制限) | 1〜25分 | 7日間無料トライアル |
※2026年10月時点・各社公式サイトより。DMM英会話は初月割引やビジネス英会話オプション(月3,000円)、ネイティブキャンプは予約レッスンにコインが必要など、プランごとに条件があります
3社とも毎日受けられるプランは月7,000円前後で、料金の差より教材・講師・予約のしやすさで選ぶと失敗しにくくなります。
時間と料金の負担が小さく、話す機会を毎日持てる
オンライン英会話の大きなメリットは、時間と料金の負担を抑えながら話す機会を毎日持てることです。自宅から受講でき、DMM英会話のように24時間365日レッスンを受けられるサービスもあるためです。
たとえば、DMM英会話のスタンダードプランで毎日1レッスンを受けると、月6,980円(2026年10月時点)で月に約30回話す機会を持てます。通勤前の25分や子どもが寝た後の時間など、生活の中の空き時間をレッスンに使えます。
ただし、レッスンを受けやすい分、予約を後回しにしやすい面もあります。毎日の受講時間を決めて、予約を習慣にしましょう。
学習計画と自習の管理は自分でする必要がある
オンライン英会話では、学習計画と自習の管理は基本的に受講者自身が担います。オンライン英会話のレッスンは25分前後の会話練習が中心で、レッスン外の勉強の内容や量までは管理しないサービスが一般的だからです。
たとえば、予習・復習・音読をどのくらい進めたかを講師が毎日確認することはありません。自分で計画を立て、記録を付けて続けられる方には向いています。
ただし、計画づくりや自習の継続に不安がある場合は、学習全体を管理する英語コーチングを組み合わせる方法もあります。次の章で、オンライン英会話と英語コーチングの違いを比較します。
オンライン英会話と英語コーチングの違い【比較表】
オンライン英会話と英語コーチングの違いは、「話す場を提供する」か「学習全体を設計して管理する」かです。どちらも英語力を伸ばす手段ですが、担う役割と料金の水準が大きく異なります。
ここでは、オンライン英会話と英語コーチングの違いを表で比較し、それぞれの役割と、AI英会話との違いを解説します。
オンライン英会話と英語コーチングを、役割・料金・管理の範囲で比較します。
比較項目 | オンライン英会話 | 英語コーチング |
|---|---|---|
主な役割 | 講師と英語で話す練習の場 | 学習計画の設計と、毎日の学習の管理 |
1回・1日の中身 | 25分前後の会話レッスン | 定期面談・チャットでの進捗確認・課題の指示 |
自習の管理 | 受講者自身 | コーチ・コンサルタントが確認する |
料金の目安 | 毎日受けるプランで月7,000円前後 | 掲載校では月額数万円のコースが多く、2ヶ月で40万円台のコースもある |
期間 | 月額で自由に続けられる | 2〜6ヶ月など期間を決めて受ける |
向いている課題 | 話す場数が足りない | 何をどれだけ勉強すればよいか分からない・続かない |
※2026年10月時点・各社公式サイトより。英語コーチングの料金は英語の窓口の掲載校(egnite・PROGRITなど)の例です
話す場数が足りないだけならオンライン英会話、学習の設計と継続に課題があるなら英語コーチングが合います。
オンライン英会話は「覚えた表現を試す場」
オンライン英会話は、自習で覚えた表現を実際の会話で試す場として使うと効果を発揮します。講師はレッスン中の会話を通じて誤りを直してくれますが、レッスン外の学習内容までは指示しないためです。
たとえば、音読で覚えた「I'm in charge of ...(〜を担当しています)」を、自己紹介の場面で実際に使ってみると、通じるかどうかをその場で確かめられます。料金が月数千円に収まるため、長く続けやすいことも利点です。
ただし、何を覚えるかは自分で決める必要があります。自習の教材と計画を先に用意しておきましょう。
英語コーチングは「学習全体の設計と管理」
英語コーチングとは、専任のコーチが英語力の診断をもとに学習計画を作り、毎日の学習を管理するサービスです。英語コーチングでは、レッスンそのものより、レッスン外の自習を計画どおり進めさせることに重点があります。
たとえば、PROGRIT(プログリット)は専任コンサルタントが個別カリキュラムを組み、週次面談と自社アプリで日々の学習を管理し、1日約3時間の学習時間の確保を前提としています(2026年10月時点・公式サイトより)。オンライン英会話では受講者に任される予習・復習・自習の量を、コーチが一緒に決めて確認する点が違いです。
ただし、英語コーチングは月額が数万円以上になり、1日の学習時間も求められます。費用と時間を確保できるかを、無料カウンセリングで確かめてから申し込みましょう。
英会話教室・AI英会話との違い
英会話教室とAI英会話は、オンライン英会話と同じく「話す練習の場」に入りますが、料金と相手が異なります。英会話教室は通学して講師と話し、AI英会話は人の代わりにAIと話すため、手軽さと練習の性質が変わるからです。
3つの違いは、以下のとおりです。
- 英会話教室:教室に通って講師と話す。対面で話せるが、通学の時間がかかる
- オンライン英会話:自宅から講師と話す。人との会話を月数千円で毎日練習できる
- AI英会話:アプリでAIと話す。時間を選ばず何度でも練習できるが、相手は人ではない
AI英会話の効果と、オンライン英会話との使い分けは、AI英会話の効果の記事で詳しく解説しています。
オンライン英会話と英語コーチングの併用プラン
オンライン英会話と英語コーチングは、どちらか一方を選ぶだけでなく、併用することもできます。オンライン英会話で話す場数を確保し、英語コーチングで学習計画と自習を管理すると、両方の弱点を補い合えるからです。
ここでは、費用の段階に合わせた3つの併用プランと、オンライン英会話のレッスンを組み込んだ英語コーチングを紹介します。
3つの併用プランを、月の費用の目安と向いている方で比較します。
プラン | 組み合わせ | 月の費用の目安 | 向いている方 |
|---|---|---|---|
プランA セルフ管理 | オンライン英会話+自分で立てた学習計画 | 7,000円前後 | 計画を立てて記録を続けられる方 |
プランB 月額制コーチング | オンライン英会話のレッスンが付く月額制の英語コーチング | 4万円前後〜 | 費用を抑えつつ学習管理を受けたい方 |
プランC 短期集中コーチング | 2〜3ヶ月の英語コーチング+オンライン英会話 | 2ヶ月で約10万〜40万円台 | 期限までに成果が必要な方 |
※2026年10月時点・各社公式サイトをもとに英語の窓口編集部が作成。費用は入会金・教材費を含まない目安です
まずはプランAで2〜4週間続け、計画どおりに自習できないと分かった段階でプランBかCを検討すると、費用の無駄を抑えられます。
オンライン英会話のレッスンを組み込んだ英語コーチング
英語の窓口の掲載校には、オンライン英会話のレッスンが付く、またはオンライン英会話との併用を前提にした英語コーチングがあります。公式サイトでオンライン英会話との組み合わせを明記しているスクールを選び、最も短いプランの受講料が低い順に並べました。
各スクールとオンライン英会話の組み合わせ方は、以下のとおりです。
- egnite(エグナイト):月額39,800円(税込)〜で、提携先のオンライン英会話(NativeCamp)が無制限で使える。隔週または毎週30分の面談あり
- パーソナル英語COACH+(産経オンライン英会話Plus):2ヶ月99,000円(税込)〜で、日本人専任コーチが週次で伴走。オンライン英会話の申込と教材費が別途必要
- DMM英会話オンラインコーチング:12週間148,500円(税込)〜で、DMM英会話のスタンダードプラン(毎日1レッスン・月6,980円)への加入が別途必要
- Boost Coaching(ブーストコーチング):60日418,000円(税込)+入会金55,000円で、QQEnglishのカランメソッドのレッスンと専任コンサルタントの週次の伴走を組み合わせる
- RIZAP ENGLISH(ライザップイングリッシュ):2ヶ月(16回)437,800円(税込)+入会金55,000円で、週2回のマンツーマンに加え、英会話コースではオンライン英会話Camblyでネイティブと話す機会がある
※2026年10月時点・各スクールの公式サイトより。PROGRITは2ヶ月457,600円(税込・入会金込)〜で、オンライン英会話を組み込む場合は外部サービスの利用料が別途かかります
オンライン英会話の料金が受講料に含まれるか別途かは、スクールによって異なります。総額で比べる際は、別途かかるオンライン英会話の月額も足して計算してください。英語コーチング全体の料金・期間・保証は、英語コーチングおすすめ13選|料金・期間・保証を比較【2026年】で比較しています。
併用するときは役割を分けて時間を決める
オンライン英会話と英語コーチングを併用する際は、それぞれの役割を分け、1日の時間配分を先に決めることが大切です。役割があいまいなままだと、コーチの課題とレッスンの予習が重なり、どちらも中途半端になるためです。
たとえば、平日1時間30分を確保できる場合の配分例は、以下のとおりです。
- コーチから出た自習課題(音読・瞬間英作文など):45分
- オンライン英会話の予習:10分
- オンライン英会話のレッスン:25分
- レッスン後の復習:10分
配分は英語の窓口編集部が作成した例です。コーチとの面談でオンライン英会話の訂正メモを共有すると、自習の課題に反映してもらいやすくなります。
オンライン英会話と英語コーチングのどちらが向くか【判定表】
オンライン英会話と英語コーチングのどちらが向くかは、今の課題が「話す場数」か「学習の設計と継続」かで判断できます。課題に合わない手段を選ぶと、費用をかけても伸び悩みが続くからです。
ここでは、よくある状況ごとにどちらが向くかを判定表で示し、判断に迷ったときの進め方を紹介します。
状況ごとに、向いている選択を表にまとめます。
今の状況 | 向いている選択 | 理由 |
|---|---|---|
自習は続いているが、人と話す機会がない | オンライン英会話 | 足りないのは話す場数だけのため |
費用は月1万円以内に抑えたい | オンライン英会話 | 英語コーチングは月額数万円のコースが多いため |
オンライン英会話を続けているが、表現が増えない | オンライン英会話の受け方を見直す→改善しなければ英語コーチング | 原因が受け方か自習不足かで対処が変わるため |
何をどれだけ勉強すればよいか分からない | 英語コーチング | 診断をもとに学習計画を作ってもらえるため |
1人だと勉強が続かない | 英語コーチング | コーチが毎日の学習を確認するため |
3ヶ月以内に出張・転職などの期限がある | 英語コーチング+オンライン英会話 | 短期間で学習量と話す場数の両方が必要なため |
※英語の窓口編集部による整理
表で2つ以上の選択に当てはまる場合は、費用の低いオンライン英会話から始め、伸び悩んだ段階で英語コーチングを検討する順番が無理のない進め方です。
迷ったらオンライン英会話を1ヶ月、受け方を変えて試す
どちらにするか迷ったら、オンライン英会話を1ヶ月、本記事の3STEPで受けてみるのが手堅い方法です。費用が月数千円に収まり、無料体験から始められるサービスも多いため、自分が自習を続けられるかを低いリスクで確かめられるからです。
たとえば、1ヶ月で予習・復習を20日以上続けられ、訂正された表現を正しく言えるようになったなら、オンライン英会話を続ける価値があります。予習・復習が週に数回しかできなかった場合は、学習管理を受けられる英語コーチングが合っている可能性が高くなります。
ただし、期限が迫っている方は、1ヶ月試す時間がもったいない場合もあります。期限まで3ヶ月を切っている方は、英語コーチングの無料カウンセリングを並行して受けましょう。
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まとめ
- オンライン英会話の効果は、サービスより受け方で決まり、予習・復習なしでレッスンだけ受けると効果が出にくい
- 効果的な受け方は、予習で話す内容を3文の英語にし、レッスン中は話す時間を増やし、レッスン後に訂正された文を言い直す3STEP
- 効果は期間より受講回数ごとのチェックポイントで確かめ、届かないときはサービスを変える前に受け方を見直す
- オンライン英会話は「話す場」、英語コーチングは「学習全体の設計と管理」で、併用すると話す場数と自習の両方を確保できる
まずは次のオンライン英会話のレッスン前に10分取り、話したい内容を3文の英語にしてから受講してみてください。
よくある質問
オンライン英会話は効果ないですか?
オンライン英会話は、受け方しだいで効果があります。予習・復習をせずにレッスンだけ受けると、使える表現が増えにくく、効果を感じにくくなります。
オンライン英会話の効果的な受け方は?
レッスン前の10分で話す内容を3文の英語にし、レッスン中は質問を返すなどして自分が話す時間を増やします。レッスン後は訂正された文を音読して言い直し、自分のフレーズ集に追加すると表現が定着しやすくなります。
オンライン英会話の効果が出るまでどのくらいかかりますか?
効果が出るまでの期間は、受講回数と予習・復習の量で変わるため一律には言えません。受講10回で自己紹介を30秒話せるか、60回で前回訂正された表現を正しく言えるかなど、回数ごとのチェックポイントで確かめるのがおすすめです。
オンライン英会話は毎日受けたほうが効果がありますか?
予習・復習とセットで続けられるなら、毎日受けたほうが前回の表現を忘れる前に使えるため効果を実感しやすくなります。準備なしで毎日受けるより、週3回でも予習・復習をしたほうが表現は身につきます。
オンライン英会話と英語コーチングはどちらがいいですか?
自習は続いていて話す機会だけが足りない方はオンライン英会話、何をどれだけ勉強すればよいか分からない方や1人だと続かない方は英語コーチングが向いています。期限が近く両方の課題がある方は、併用も選択肢です。
出典・参考
- DMM英会話 料金プラン(DMM英会話) 2026年10月11日参照
- レアジョブ英会話 料金プラン(レアジョブ英会話) 2026年10月11日参照
- ネイティブキャンプ レッスンの料金・プラン(Native Camp, Inc.) 2026年10月11日参照
- ネイティブキャンプ 公式サイト(Native Camp, Inc.) 2026年10月11日参照
- egnite 公式サイト(株式会社EGNITE) 2026年10月11日参照
- パーソナル英語COACH+(産経オンライン英会話Plus)(産経ヒューマンラーニング株式会社) 2026年10月11日参照
- DMM英会話オンラインコーチング(DMM英会話) 2026年10月11日参照
- Boost Coaching(株式会社QQ English) 2026年10月11日参照
- RIZAP ENGLISH 料金プラン(RIZAP ENGLISH株式会社) 2026年10月11日参照
- PROGRIT コース・料金(株式会社プログリット) 2026年10月11日参照
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英語の窓口編集部
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英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。


