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トビタテ留学JAPANとは?2027年度の募集・金額・倍率を解説【高校生・大学生】

公開日:2026年11月4日2026年10月時点の情報

トビタテ留学JAPANとは?2027年度の募集・金額・倍率を解説【高校生・大学生】

トビタテ留学JAPANは、高校生と大学生に返済不要の奨学金を給付する制度です。2027年度の募集は高校生等600名、大学生等250名。応募条件、もらえる金額、倍率、選考の準備までを公式の要項をもとに解説します。

まとめ記事フィリピン留学おすすめ語学学校7選|費用・ビザ・治安を比較【2026年】
結論

トビタテ留学JAPANとは、文部科学省が進める官民協働の留学促進キャンペーンで、高校生と大学生に返済不要の奨学金を給付する制度です。2027年度は高校生等600名、大学生等250名を募集し、奨学金は月額最大16万円です(2026年10月31日時点・募集要項)。

この記事でわかること

  • トビタテ留学JAPANは、返済不要の奨学金で高校生と大学生の留学を支援する制度です。

  • 2027年度は高校生等600名、大学生等250名を募集し、月額は最大16万円、留学準備金は21万円または35万円です。

  • 学業成績や語学力の要件はなく、在籍校を通して応募し、人物と計画で選考されます。

要点データ

2027年度の募集人数高校生等600名、大学生等250名第12期・第19期
奨学金の月額最大16万円地域と家計基準で変わる
留学準備金21万円または35万円渡航費の別枠はなし
大学生等の倍率5.3倍第18期・文部科学省

トビタテ留学JAPANとは、文部科学省が進める官民協働の留学促進キャンペーンで、高校生と大学生に返済不要の奨学金を給付する制度です。2027年度は高校生等600名(第12期)と大学生等250名(第19期)を募集します。

応募を考えるなら、金額より先に、校内の締切と留学計画の条件を確認することが重要です。個人では応募できず、在籍校を通す必要があるためです。また、高校生等と大学生等では、授業料の扱いや支給の時期が異なります。

本記事では、制度の仕組み、2027年度の日程、応募条件、もらえる金額、倍率、選考のポイントをまとめています。さらに、併給のルールや返納の条件、申し込みの流れも紹介します。

トビタテ留学JAPANとは?制度の要点を早見表で解説

トビタテ留学JAPANとは?制度の要点を早見表で解説

トビタテ留学JAPANとは、政府と民間企業が協力して、日本の若者の海外留学を後押しする取り組みです。2013年度に始まり、2023年度からは第2ステージの「新・日本代表プログラム」を実施しています。

ここでは、高校生等と大学生等の違いを1枚の表にまとめます。

項目

高校生等(第12期)

大学生等(第19期)

募集人数

600名

250名

留学期間

14日以上1年以内

28日以上1年以内(3か月以上を推奨)

奨学金の月額

16万円・12万円・6万円

16万円・12万円・6万円

留学準備金

21万円または35万円

21万円または35万円

授業料

月額の奨学金に含む

別枠で30万円

必須の活動

探究活動

実践活動

在籍校から機構への申請期限

第一日程2027年1月21日、第二日程2027年4月21日

2027年2月25日17時、新大学1年生は2027年4月22日17時

※2026年10月31日時点・第12期と第19期の募集要項より。奨学金の月額は地域と家計基準で決まります。

官民協働の仕組みを理解する

トビタテ留学JAPANは、**民間企業や個人の支援で実施されている**点に特徴があります。文部科学省の発表では、2026年9月1日現在の支援は110社・団体、46.8億円です。運営は日本学生支援機構(JASSO)が担当しています。

第2ステージは、2026年10月1日の発表で、実施期間が2028年度まで1年延長されました。ただし、次の募集内容は変わる可能性があるため、応募の年の要項で確認しましょう。

一般の奨学金との違いを確認する

トビタテ留学JAPANは、**留学計画そのものを審査する**点が一般の奨学金と異なります。学業成績や語学力の要件はなく、応募者の人物と計画で選考します。

一方、給付を受ける代わりに果たす活動があります。留学先で日本の魅力を伝えるアンバサダー活動と、留学中や帰国後に成果を発信するエヴァンジェリスト活動です。返済は不要ですが、条件を満たさない場合は返納を求められることがあります。

トビタテ留学JAPANの2027年度の募集日程

トビタテ留学JAPANの2027年度の募集日程

トビタテ留学JAPANの2027年度の募集要項は、2026年10月1日に公開されました。応募申請は2026年12月上旬に始まる予定です。

ここでは、大学生等と高校生等の日程を分けて紹介します。

大学生等の日程を確認する

大学生等の第19期は、在籍校から機構への申請期限が2027年2月25日17時です。応募者から在籍校への提出期限は各校が指定するため、**校内の締切はこの日より早くなります**。

2027年4月に入学する新大学1年生は、別の日程で応募します。

内容

新大学1年生以外

新大学1年生

在籍校から機構への申請

2026年12月上旬予定〜2027年2月25日17時

2027年4月1日〜4月22日17時

書面審査の結果

4月下旬予定

5月下旬予定

面接審査(東京)

5月15日・16日

5月29日

採否の通知

6月中旬予定

6月中旬予定

留学の開始

2027年8月1日〜2028年3月31日

2027年8月1日〜2028年3月31日

※第19期の募集要項より。留学の開始日は、受入れ機関で活動を始める日です。留学は2029年1月31日までに終える必要があります。

高校生等の日程を確認する

高校生等の第12期は、第一日程と第二日程に分かれています。新高校2・3年生は第一日程のみで、新高校1年生はどちらか一方に応募します。

第一日程に応募する新高校1年生は、入学予定の高校に応募できるかを確認しましょう。第二日程は募集人数が少ない点にも注意が必要です。

内容

第一日程

第二日程

募集人数

500名

100名

在籍校から機構への申請

2026年12月上旬予定〜2027年1月21日

2027年4月1日〜4月21日

審査

書面審査のあと面接審査

書面と面接の総合審査

面接の時期

2027年3月20日〜30日

2027年5月4日〜9日

採否の通知

4月下旬予定

5月下旬予定

留学の開始

2027年7月10日〜2028年3月31日

2027年7月10日〜2028年3月31日

※第12期の募集要項より。面接の日時と会場は機構が指定し、原則として変更できません。交通費は自己負担です。

トビタテ留学JAPANの対象者と応募条件

トビタテ留学JAPANの対象者と応募条件

トビタテ留学JAPANの対象者は、日本の学校に在籍する30歳以下の学生・生徒です。社会人や、海外の学校に在籍している人は応募できません。

ここでは、共通の条件を表で整理したうえで、英語力の扱いと対象外の留学を解説します。

条件

内容

国籍

日本国籍、または応募時までに日本への永住が許可されている人

年齢

2027年4月1日時点で30歳以下

在籍

卒業や学位取得を目的とする課程に在籍し、留学中も在籍を続ける

帰国後

在籍校に戻り、学業を続けて卒業を目指す

家計

第二種奨学金の家計基準を満たす(超える場合も全体の1割程度を上限に採用)

応募の方法

在籍校を通して応募する。個人での応募は不可

応募の数

留学計画とコースを1つずつ

※第12期・第19期の募集要項より。過去に採用された人は原則対象外ですが、高校生等の第8期〜第11期の採用者などは大学生等に応募できます。

英語力の条件を確認する

トビタテ留学JAPANに、**学業成績や語学力の要件はありません**。公式のFAQにも明記されており、応募の時点で英語の資格がなくても申し込めます。

ただし、留学先で活動できるだけの準備は必要です。計画の実現性を説明するために、出発までの学習の予定も整理しておきましょう。

対象にならない留学を確認する

トビタテ留学JAPANは、語学学習だけの留学を支援しません。大学生等は実践活動、高校生等は探究活動を計画に含める必要があるためです。語学学習は、準備や補助として一部に含めることはできます。

対象外になる主な例は、以下のとおりです。

  • 語学学習のみの計画
  • オンライン留学
  • 海外の大学や大学院への進学
  • 個人が受け入れる計画
  • 受入れ機関の所在地が外務省の危険情報レベル2以上の計画(留学開始時点や留学中に該当すると原則支給の対象外)

語学留学を中心に考えている人は、語学留学の費用と国の選び方も参考にしてください。

トビタテ留学JAPANのコース

トビタテ留学JAPANのコース

トビタテ留学JAPANのコースは、大学生等が3つ、高校生等が4つです。応募できるコースは1つなので、計画の内容にもっとも近いコースを選びます。

ここでは、コースごとの内容と募集人数を紹介します。

大学生等の3コースを比べる

大学生等のコースは、計画の分野と評価の重点で分かれています。イノベーターコースは実績の記載が必要で、ほかのコース以上に人物を重視します。

新大学1年生は、大学に入学する前の実績をもとに応募する別枠です。大学院や高専の学生は通常の日程で応募します。

コース

募集人数

対象の計画

イノベーター

50人

分野を問わず、ゼロをイチにする挑戦的な計画

STEAM

100人

技術革新や新産業の創出に貢献する計画(1割程度は高専生から採用)

ダイバーシティ

100人

専門領域の課題解決に取り組む計画(スポーツ、芸術、人文学、社会科学など)

※第19期の募集要項より。人数は応募状況などで変わる場合があります。

高校生等の4コースを比べる

高校生等のコースは、探究のテーマで分かれています。スポーツ・芸術探究コースは、実技の経験や実績がなくても応募できます。

募集人数がもっとも多いのは、マイ好奇心探究コースの210人です。

コース

第12期の人数

第11期の人数

探究の内容

STEAM探究

140人

160人

AIやIoT、理数の見方を使う探究

スポーツ・芸術探究

120人

140人

スポーツや芸術に関する探究

マイ好奇心探究

210人

250人

興味関心に基づく疑問の解明

社会課題探究

130人

150人

社会課題の解決や貢献

※第11期・第12期の募集要項より。留学期間が125日以上のロング留学は、全体で20人程度を採用する予定です。

地域応援枠と拠点形成支援事業を確認する

高校生等には、在籍校の所在地で判定する地域応援枠があります。**応募者が15人以上の都道府県から、上位の生徒を採用する枠**です。第一日程の応募者が15人以上なら上位5人を採用します。

また、2027年度は群馬県、富山県、京都府、和歌山県、徳島県、福岡県で拠点形成支援事業の募集があります。この6府県は地域応援枠の対象外で、詳しい条件は各県の要項で確認が必要です。

トビタテ留学JAPANでもらえる金額

トビタテ留学JAPANでもらえる金額

トビタテ留学JAPANでもらえる金額は、地域、家計基準、留学期間で決まります。月額の奨学金は最大16万円で、留学準備金は21万円または35万円です。

ここでは、奨学金の区分と期間別の受取額を、高校生等と大学生等に分けて解説します。

地域

家計基準内の月額

家計基準外の月額

留学準備金

北米、欧州(一部を除く)、中近東

16万円

6万円

35万円

シンガポール

16万円

6万円

21万円

アジア(シンガポール以外)

12万円

6万円

21万円

大洋州、中南米、アフリカ、一部の欧州諸国

12万円

6万円

35万円

※第12期・第19期の募集要項より。留学準備金は基本額に増額分を足した金額です。「アジア地域」の扱いは国・地域コードで判定するため、要項で確認しましょう。アジアとその他の地域にまたがる場合は、その他の地域の金額です。

大学生等の金額を計算する

大学生等の奨学金は、月額に留学の月数を掛けた金額です。さらに、対象となる大学等の授業料として30万円が別枠で支給されます。

ひと月の活動日数が15日未満の月は、その月の奨学金が支給されません。また、語学習得だけを目的とする科目は、授業料の対象外です。

例(家計基準内)

奨学金

留学準備金

授業料

合計

アメリカに6か月

96万円

35万円

30万円

161万円

オーストラリアに6か月

72万円

35万円

30万円

137万円

マレーシアに6か月

72万円

21万円

30万円

123万円

※編集部の計算です。授業料は対象となる場合の金額で、協定などで授業料が不要な場合は支給されません。

高校生等の金額を計算する

高校生等の奨学金は、**留学期間の日数を31で割り、小数点以下を切り上げた数**に月額を掛けて計算します。カレンダー上の月の数ではありません。

授業料の別枠はなく、月額の奨学金に含まれます。留学の費用に授業料が含まれる場合は、奨学金の中でまかなう計算です。

留学期間

月額16万円

月額12万円

月額6万円

14〜31日

16万円

12万円

6万円

32〜62日

32万円

24万円

12万円

63〜93日

48万円

36万円

18万円

94〜124日

64万円

48万円

24万円

125〜186日

80万〜96万円

60万〜72万円

30万〜36万円

187〜365日

112万〜192万円

84万〜144万円

42万〜72万円

※第12期の募集要項より。留学準備金は別です。たとえばイギリスに30日の場合は、奨学金16万円と留学準備金35万円で合計51万円です(家計基準内)。

渡航費と自己負担を確認する

トビタテ留学JAPANに、**渡航費の別枠はありません**。往復の渡航費、ビザの費用、研修の参加費や交通費は、留学準備金でまかないます。保険の費用も自分で準備が必要です。

留学費用の全額が支給される制度ではないため、まず実費を見積もりましょう。国別の目安は留学費用の内訳で解説しています。

支給の時期の違いを確認する

高校生等の短期留学は、奨学金が留学の終了後に支給されます。ロング以外の留学は、終了後に在籍校が申請し、総額が一括で振り込まれる仕組みです。**出発前は立て替えが必要**になる点に注意しましょう。

留学準備金は、高校生等の場合、事前研修のあとに申請し、原則として留学の開始前に支給されます。大学生等の奨学金は、在籍確認のうえ、対象の月ごとに本人の口座へ送金されます。

区分

奨学金の支給

申請の窓口

大学生等

対象の月ごとに送金

在籍校

高校生等(ロング以外)

留学の終了後に総額を一括で支給

在籍校

高校生等(ロング)

留学中に毎月申請し、翌月に支給(予定)

在籍校

※第12期・第19期の募集要項より。高校生等の支給申請は、留学終了月から1年以内かつ2029年2月までです。期限を過ぎると支給されません。

トビタテ留学JAPANの倍率

トビタテ留学JAPANの倍率

トビタテ留学JAPANの倍率は、大学生等の第18期が5.3倍です。高校生等の第11期は、公表された人数から計算すると約3.6倍になります。

ここでは、公表された応募者数と採用者数を紹介します。

区分

応募者

採用者

倍率

大学生等 第18期

1,481人

277人

5.3倍

大学生等 第18期(新大学1年生)

39人

7人

5.6倍

高校生等 第11期 第一日程

2,136人

586人

約3.6倍(計算)

高校生等 第11期 第二日程

466人

132人

約3.5倍(計算)

※文部科学省、日本学生支援機構の発表より。大学生等の倍率は公表値、高校生等は応募者を採用者で割った編集部の計算です。大学生等の合計には新大学1年生を含みます。

高校生等の第12期は、募集人数が700人から600人に減りました。応募者が第11期と同じなら、倍率は上がる計算です。コース別の倍率は、公式の発表では確認できませんでした。

トビタテ留学JAPANの選考と準備のポイント

トビタテ留学JAPANの選考と準備のポイント

トビタテ留学JAPANの選考は、「人物」と「計画」の2つの観点で行われ、人物がより重視されます。第一日程と大学生等は、書面審査のあとに面接審査があります。

ここでは、公式の審査項目をもとに、準備のポイントを整理します。

公式の審査項目を押さえる

留学計画は、目的、活動内容、成果の使い方のつながりが見られます。公式の審査項目には、目的の明確さ、計画の適切さ、将来のビジョンなどが挙げられています。

大学生等の主な審査項目は、以下のとおりです。

  • 目的と達成目標が明確か
  • 計画の内容が適切か
  • 応募するコースと合っているか
  • 成果の測定方法と活用の方法があるか
  • 将来のビジョンがあるか
  • 実現に向けた具体的な考えがあるか

※第19期の募集要項より。大学生等の人物面は、主に支援企業の人事担当者などが評価します。応募状況によっては、早期の留学を応援する観点から年齢の若い学生を優先することがあります。

応募書類の字数を把握する

大学生等の留学計画書には、項目ごとの字数の上限があります。**限られた字数で書くため、早めに下書きを始めることが大切です**。選考中の差し替えや訂正はできません。

応募書類はすべて日本語で作成します。受入れ機関の許可書は、用意できている場合のみ提出します。

項目(大学生等)

字数の上限

留学計画のタイトル

65字以内

目的・目標・概要

1,000字以内

成果と測定方法

400字以内

成果の活用

500字以内

実現のための具体的な取り組み

500字以内

アンバサダー・エヴァンジェリスト活動

500字以内

自由記述書

PDFでA4の2枚以内

※第19期の募集要項より。詳しい入力方法は、2026年11月下旬に公開予定の「応募申請の手引き」で確認しましょう。

受入れ機関を探す

受入れ機関は、応募の時点で確定していなくても申し込めます。ただし、留学の開始前までに受入許可を得る必要があるため、候補は具体的に調べておきましょう。

高校生等の場合、機構や在外公館は受入先や業者を紹介しません。滞在先のホームステイ先や寮は受入先機関になりません。留学あっせん業者を使う場合は、要件を満たすかを自分で確認する必要があります。業者の選び方は留学エージェントおすすめで解説しています。

面接の形式を確認する

高校生等の面接は、対面の個人面接で、日本語で行われます。大学生等は東京都内で対面実施の予定です。大学生等の面接の形式や時間は、公式の要項では確認できませんでした。

面接では、計画書に書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。不採用の理由は公表されないため、提出前に先生や学校の担当者に確認してもらうことをおすすめします。

トビタテ留学JAPANの併給と返納のルール

トビタテ留学JAPANの併給と返納のルール

トビタテ留学JAPANは、他団体の給付型奨学金と併給できます。ただし、高校生等と大学生等で上限の計算が異なり、併給できない制度もあります。

ここでは、併給の条件と、返納を求められる場合を解説します。

内容

高校生等

大学生等

他団体の給付型奨学金

併給可能

併給可能

併給の上限

報酬や奨学金の総額が、本制度の奨学金の総額を超えない

報酬や奨学金の平均月額が、本制度の月額を超えない

併給できない制度

国費高校生留学促進事業の留学支援金

海外留学支援制度(協定派遣、学部学位取得型、大学院学位取得型)

貸与型の奨学金

上限なし(相手方の承認が必要)

上限なし(相手方の承認が必要)

※第12期・第19期の募集要項と公式FAQより。相手方の団体が併給を認めない場合があるため、団体にも確認しましょう。

返納を求められる場合を確認する

トビタテ留学JAPANの奨学金は返済不要ですが、**条件を満たさなくなると返納を求められることがあります**。たとえば、留学期間が最低日数に届かない場合や、計画を大幅に変更した場合です。

主な注意点は、以下のとおりです。

  • 留学期間が大学生等28日、高校生等14日に満たなくなった
  • 在籍や帰国などの要件を満たさなくなった
  • 誓約書の内容に違反した
  • 事前研修や事後研修を欠席した、または不適切な行動があった
  • 高校生等で、支給の申請が期限に間に合わなかった

計画の変更で金額が増えることはありません。高校生等は、変更で金額が減る場合があります。たとえばフランスに25日の計画をベトナムに35日へ変更すると、月額は12万円、留学準備金は21万円になります。

研修と報告の予定を押さえる

採用後は、事前研修と事後研修への参加が必須です。研修の交通費は支給されず、留学準備金に含まれる扱いです。

部活動や試験と重なる場合に備えて、日程を早めに確認しておきましょう。

内容

高校生等

大学生等

事前研修

半日(東京または大阪、6月)

2日間(7〜8月の4回から選択)

事後研修

1日間(2027年秋以降)

2日間

事後研修の期限

留学終了月から1年以内かつ2029年3月まで

留学終了月から1年以内かつ2029年3月まで

報告書

事後研修の参加後1か月以内

事後研修の参加後1か月以内

※第12期・第19期の募集要項より。いずれも予定で、変更される場合があります。

トビタテ留学JAPANの申し込みの流れ

トビタテ留学JAPANの申し込みの流れ

トビタテ留学JAPANの申し込みは、在籍校の担当窓口に相談するところから始まります。問い合わせも在籍校を通す決まりで、事務局は学校の担当者専用です。

ここでは、高校生の第一日程と大学生の一般的な流れを5つのステップで紹介します。

  1. **校内の締切を確認する**:在籍校の担当窓口に応募の意思を伝える
  2. **留学計画を作る**:目的、受入れ機関の候補、期間、費用を整理する
  3. **在籍校へ提出する**:学校が内容を確認し、機構へ申請する
  4. **審査を受ける**:書面審査と面接審査に進む
  5. **採用後に準備する**:事前研修に参加し、受入許可を得て出発する

在籍校のアカウント申請には別の期限があります。大学生等の通常の日程は2027年2月17日正午、高校生等の第一日程は2027年1月15日です。校内の手続きには時間がかかるため、12月より前に動き始めましょう。

出発までの英語の準備は、留学前の英語の勉強で期間別に解説しています。

まとめ|トビタテ留学JAPANは校内の締切と計画の準備が重要

トビタテ留学JAPANは、高校生と大学生が返済不要の奨学金で留学に挑戦できる制度です。語学力の要件はありませんが、実践活動や探究活動を含む留学計画が求められます。

  • 2027年度の募集は高校生等600名、大学生等250名
  • 奨学金の月額は最大16万円、留学準備金は21万円または35万円
  • 高校生等の短期留学は、奨学金が留学後の一括支給
  • 大学生等の第18期の倍率は5.3倍
  • 応募は在籍校を通して行い、校内の締切が先に来る

まずは在籍校の担当窓口で校内の締切を確認し、留学の目的を1文にまとめるところから始めましょう。

よくある質問

トビタテ留学JAPANは返済が必要ですか?

給付型の奨学金で、返済は不要です。ただし、留学期間が最低日数に満たない場合や計画を大幅に変更した場合などは、返納を求められることがあります。

トビタテ留学JAPANに英語力は必要ですか?

応募に学業成績や語学力の要件はありません。ただし、語学学習だけの留学は対象外で、大学生等は実践活動、高校生等は探究活動を計画に含める必要があります。

トビタテ留学JAPANは個人で応募できますか?

個人では応募できません。在籍校を通して応募する決まりで、校内の提出期限は各校が指定します。問い合わせも在籍校を通して行います。

トビタテ留学JAPANの高校生の奨学金はいつもらえますか?

ロング以外の留学は、留学の終了後に総額が一括で支給されます。留学準備金は原則として留学の開始前に支給されますが、残りの費用は立て替えが必要です。

トビタテ留学JAPANは社会人でも応募できますか?

社会人は対象外です。応募時に日本の学校に在籍し、留学中も在籍を続ける必要があります。年齢は2027年4月1日時点で30歳以下です。

出典・参考

  1. トビタテ!留学JAPANとは(トビタテ!留学JAPAN) 2026年10月30日参照
  2. 大学生等対象 第19期 募集要項(日本学生支援機構) 2026年10月30日参照
  3. 高校生等対象 第12期 募集要項(日本学生支援機構) 2026年10月30日参照
  4. 高校生等対象 よくある質問(トビタテ!留学JAPAN) 2026年10月30日参照
  5. 大学生等対象 よくある質問(トビタテ!留学JAPAN) 2026年10月30日参照
  6. 新・日本代表プログラム 2027年度の募集について(文部科学省) 2026年10月30日参照
  7. 大学生等対象 第18期 選考結果(文部科学省) 2026年10月30日参照
  8. 高校生等対象 第11期 採用者の発表(日本学生支援機構) 2026年10月30日参照

この記事を書いた人

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英語の窓口編集部

英語の窓口/編集部

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