英語学習で挫折する5つの理由と続けるコツ|大人が習慣にする仕組み
英語学習で挫折する理由は、目的・成果・教材・時間・恥ずかしさの5つに分けると対処を決めやすくなります。原因・サイン・対処の早見表、挫折しやすいタイミング、続ける仕組み5つ、挫折後の再開5ステップ、タイプ別のコツをまとめました。
英語学習で挫折する主な理由は、目的があいまい・成果が見えない・教材が合わない・時間が取れない・間違いが恥ずかしいの5つで、意志の弱さより続ける仕組みがないことが原因です。記録・小さな目標・環境・仲間・人の伴走のうち、当てはまる理由に合う仕組みを1つから作ると続けやすくなります。
この記事でわかること
英語で挫折する理由は、目的・成果・教材・時間・恥ずかしさの5つに分けられ、理由ごとに出やすいサインと対処が異なります。
挫折しやすいのは、始めて1〜2週間・伸びを感じない時期・繁忙期や生活の変化・試験の直後の4つのタイミングです。
挫折した後は、止まった理由を1つ選び、今の生活でできる最小量(5分など)から2週間続けることを目標に再開します。
英語学習の挫折は、仕事が忙しくなったとき、伸びを感じられなくなったとき、教材が難しすぎたときなど、さまざまな場面で起こります。英語学習が止まる原因の多くは、本人の意志より、目的・記録・教材・時間・環境の決め方にあります。
挫折する理由と、理由ごとに出やすいサインを先に知っておくと、止まりかけた段階で手を打てます。一度やめてしまった英語学習も、手順を決めておけば最初からやり直さずに再開できます。
本記事では、英語学習で挫折する5つの理由を「原因・サイン・対処」の表で整理し、挫折しやすいタイミング、続ける仕組み、挫折した後の再開手順をまとめています。さらに、性格や生活に合わせたタイプ別のコツと、独学で続けるか人の伴走を使うかの判断基準も紹介します。
英語学習で挫折する5つの理由と対処の早見表
英語で挫折する理由は、目的・成果・教材・時間・気持ちの5つに分けると、自分がどこでつまずいているかを特定しやすくなります。理由ごとに必要な対処が違うため、「やる気を出す」だけでは同じ止まり方を繰り返します。
ここでは、5つの理由の原因・出やすいサイン・対処を1枚の表で示し、挫折を仕組みの問題として捉える考え方を解説します。
挫折の原因・サイン・対処の一覧
英語学習で挫折する5つの理由は、以下の表のとおりです。サインの列に当てはまる項目が多い理由から、対処を始めると効果が出やすくなります。
挫折の理由 | 原因 | 出やすいサイン | 対処 |
|---|---|---|---|
目的があいまい | 「話せるようになりたい」で止まり、使う場面と期限がない | 何を勉強するか毎回迷う/教材を見ても必要か判断できない | 英語を使う場面・期限・今月の目標を1文ずつ書く |
成果が見えない | 測る日と測る方法が決まっていない | 「続けても変わらない」と感じる/勉強の時間が少しずつ減る | 録音や模試で、同じ方法・同じ条件で定期的に測る |
教材が合わない | レベルや興味に合わない教材を我慢して使っている | 開くのが億劫/1ページ進むのに時間がかかりすぎる | 中身の7〜8割が分かる教材に替え、技能ごとに1つに絞る |
時間が取れない | 勉強の時間帯と、忙しい日の最低ラインが決まっていない | 「時間ができたらやる」が続く/週末にまとめてやろうとする | 時間帯を固定し、5分で終わる最低ラインを決める |
間違いや発音が恥ずかしい | 間違えない英語を話そうとし、使う場面を避けている | レッスンの予約を先延ばしにする/英語を声に出さない | 言えなかった表現を集める練習に切り替え、録音やAIで先に練習する |
※英語の窓口編集部が作成した整理です
表で当てはまる理由が2つ以上ある場合は、目的から順に見直すと、ほかの理由の対処も決めやすくなります。
挫折は意志の弱さより仕組みの問題
英語学習の挫折は、意志の強さより、続けるための仕組みがあるかどうかで決まります。英語は成果が出るまでに時間がかかる技能のため、気分が上がっている時期の勢いだけでは、忙しい時期や伸びを感じない時期を越えにくいからです。
たとえば、「毎日1時間勉強する」と決めた方が、残業の続いた週に1時間を取れず、そのまま止まってしまうことがあります。一方、「毎朝、通勤電車で単語アプリを5分」と決めていれば、忙しい週でも学習の記録が途切れません。
ただし、仕組みを一度にたくさん作ると、仕組みを守ること自体が負担になります。最初は表の中で一番当てはまる理由に対する仕組みを1つだけ作り、慣れてから増やしましょう。
英語学習で挫折する理由5つと対処法
英語学習で挫折する理由は、早見表の5つが代表的です。理由ごとに「なぜ止まるのか」を理解しておくと、自分に合った対処を選べます。
ここでは、5つの理由を1つずつ取り上げ、起きる仕組みと具体的な対処法を解説します。
目的があいまい
目的があいまいなまま始めた英語学習は、何を優先するか決められず、途中で止まりやすくなります。目的が「英語を話せるようになりたい」だけでは、今日やるべき練習も、伸びたかどうかの判断基準も決まらないためです。
たとえば、「半年後の海外出張で、取引先と自己紹介と製品の説明ができる」まで書くと、必要な単語・表現・練習方法が絞り込めます。目的を決める際は、以下の3つを1文ずつ書き出しましょう。
- 英語を使う場面(会議・旅行・TOEICの受験など)
- 今の時点でできないこと(自己紹介が30秒で止まる、など)
- 今月できるようにしたいこと(自己紹介を1分続ける、など)
ただし、目的は途中で変わってもかまいません。仕事の状況が変わったら、3つの項目を書き直して練習の中身を合わせます。
成果が見えない
成果が見えないことは、英語学習をやめるきっかけになりやすい理由です。単語や文法を覚えた量は自分で数えにくく、聞き取りや会話の変化も日々の差が小さいため、伸びていても気付きにくいからです。
たとえば、1分間の自己紹介を録音しておき、1ヶ月後に同じ条件で録音し直すと、詰まった回数や使えた表現の違いを比べられます。TOEICや英検が目的の方は、公式サイトで日程を確認し、受験日を先に申し込んでおくと測る日が決まります。
ただし、測る方法を毎回変えると、伸びたのか条件が違うだけなのかが分かりません。同じ方法・同じ条件で測ることを決めておきましょう。
教材が合わない
教材が自分のレベルや興味に合っていないと、開くこと自体が負担になり、学習が止まります。難しすぎる教材は1ページに時間がかかり、易しすぎる教材や興味のない教材は飽きやすいためです。
たとえば、ニュース英語が難しいと感じる方は、好きな映画やドラマのワンシーン、趣味の分野の短い動画など、内容に興味がある素材から始めると続けやすくなります。教材を選ぶ目安は、中身の7〜8割が分かり、残りを調べながら進められる難しさです(編集部の目安)。
ただし、少し難しく感じるたびに教材を替えると、毎回最初の易しい部分を繰り返すことになります。技能ごとに教材を1つに絞り、明らかにレベルが合わない場合だけ替えましょう。
時間が取れない
時間が取れないことは、社会人の英語学習で挫折する理由として挙がりやすいものです。勉強の時間帯が決まっていないと、毎日「今日はいつやるか」を考える必要があり、予定が詰まった日から順に抜け落ちるからです。
たとえば、「歯を磨いたらシャドーイングを1回」「昼休みの最初の5分で単語」のように、毎日必ずする行動の直後に学習をつなげます。忙しい日用に、5分で終わる最低ラインを決めておくと、ゼロの日を作らずに済みます。
ただし、平日にできなかった分を週末にまとめて取り戻そうとすると、週末が負担になり次の週も続きません。できなかった日の分は持ち越さないと決めておきましょう。
間違いや発音が恥ずかしい
間違いや発音を恥ずかしいと感じる気持ちは、英会話やスピーキングの練習で挫折する原因になります。恥ずかしさから話す機会を避けると、話す練習の量が減り、上達を感じられないまま止まってしまうためです。
たとえば、オンライン英会話の前に、言いたいことを録音やAI英会話で一度話しておくと、本番で詰まる回数を減らせます。言葉に詰まったときに使う表現も、以下のように先に用意しておきます(例文は編集部作成)。
- Could you say that again, please?(もう一度言っていただけますか)
- Could you speak a little more slowly?(もう少しゆっくり話していただけますか)
- How do you say "締め切り" in English?(「締め切り」は英語で何と言いますか)
- Let me think for a moment.(少し考えさせてください)
ただし、詰まらずに話すことを目標にすると、恥ずかしさはなくなりません。レッスンの目的を「言えなかった表現を3つ集める」に変えると、言えない場面も次の練習の材料になります。
英語学習で挫折しやすいタイミング4つ
英語学習の挫折は、始めてすぐ・伸びを感じない時期・生活の変化・目標の達成直後など、決まったタイミングで起こりやすくなります。タイミングを知っておくと、止まる前に計画を調整できます。
ここでは、挫折しやすい4つのタイミングを表で示し、タイミングごとに先に打っておく手を解説します。
挫折しやすいタイミングと、起きやすいこと・先に打つ手は、以下のとおりです。
タイミング | 起きやすいこと | 先に打つ手 |
|---|---|---|
始めて1〜2週間 | 張り切って量を増やしすぎ、疲れて止まる | 最初の2週間は練習を1つだけに固定する |
伸びを感じない時期 | 「やっても変わらない」と感じ、勉強の時間が減る | 1ヶ月前の録音・素材に戻って変化を確かめる |
繁忙期・生活の変化 | 残業・異動・引っ越しなどで時間帯が崩れる | 忙しい時期用の最低ラインに切り替える |
試験や目標の直後 | 目標を達成した、または結果が出なかった後に目的を見失う | 受験前に、試験後の次の目標を決めておく |
※英語の窓口編集部が作成した整理です。時期は目安で、個人差があります
始めて1〜2週間
始めて1〜2週間は、意欲が高いぶん、量を増やしすぎて止まりやすい時期です。単語・文法・リスニング・英会話を同時に始めると、1日の負担が生活に合わず、数日続かなかっただけで「やっぱり無理」と感じやすいからです。
たとえば、最初の2週間は「毎朝、単語アプリを10分」だけに固定し、2週間続いたら音読を1つ加える、という順番で増やします。
ただし、2週間で物足りなく感じても、すぐに量を倍にしないことが大切です。増やすのは1回につき1つの練習だけにしましょう。
伸びを感じない時期
練習に慣れてきたころに伸びを感じない時期が来ると、勉強の時間が少しずつ減っていきます。英語は、覚えた単語や表現が使えるようになるまで時間差があり、練習量と実感が比例しない時期があるためです。
たとえば、1ヶ月前に使っていた音声や長文に戻ると、当時より聞き取れる・速く読めるといった変化を確かめられます。最初に録音した自己紹介を聞き返すのも有効です。
ただし、前の素材でも変化がない場合は、練習の中身が目的と合っていない可能性があります。早見表の「目的があいまい」「教材が合わない」を見直しましょう。
繁忙期・生活の変化
繁忙期や異動・引っ越しなどの生活の変化は、決めていた時間帯が崩れ、英語学習が止まるきっかけになります。習慣は決まった時間帯や行動とセットで続いているため、生活の流れが変わると習慣も途切れやすいからです。
たとえば、通勤電車で単語を覚えていた方が在宅勤務になったら、「始業前のコーヒーを入れる時間」に場所を移します。忙しい月は、最低ラインだけを続ける期間と割り切ります。
ただし、最低ラインの期間が長く続くと、伸びを感じにくくなります。生活が落ち着いたら、元の時間帯と量に戻す日をカレンダーに入れておきましょう。
試験や目標の直後
試験や目標の直後は、達成しても届かなくても、次にやることがなくなって止まりやすい時期です。目標が1つしかないと、目標が終わった時点で学習を続ける理由がなくなるためです。
たとえば、TOEICの受験前に「受験後はスピーキングを3ヶ月練習する」と次の目標を決めておくと、試験後も学習が途切れません。
ただし、結果が出なかった直後に新しい目標を大きくすると、負担が増えます。結果を見て、伸びた技能と伸びなかった技能を1つずつ書き出すことから始めましょう。
英語学習を続ける仕組み5つ【記録・目標・環境・仲間・伴走】
英語学習を続けるには、意欲に頼らず、続く状態を先に作っておく仕組みが重要です。仕組みがあれば、意欲が下がった日や忙しい日も、学習を最低限の形で続けられます。
ここでは、記録・小さな目標・環境・仲間・人の伴走の5つの仕組みを、作り方と注意点とあわせて紹介します。
学習の記録を残す
学習の記録を残すと、続けた事実と変化が目に見えるようになり、成果が見えないことによる挫折を防げます。記録がないと、忙しい週に「最近何もしていない」と感じやすく、実際より進んでいないように思えるためです。
たとえば、手帳やスマートフォンのメモに、以下の項目を1行で書き残します。
日付 | やったこと | 時間 | 気付いたこと |
|---|---|---|---|
月曜 | 単語アプリ | 10分 | 前回間違えた単語を3つ覚えた |
火曜 | 自己紹介の録音 | 5分 | 「担当している仕事」が英語で言えない |
水曜 | 最低ラインのみ(音読1回) | 5分 | 残業の日でも記録が途切れなかった |
※記録の例は編集部作成
ただし、記録をきれいに書くことに時間をかけすぎると、学習の時間が減ります。1日1行・1分で書ける形にしましょう。
目標を小さく分ける
大きな目標は、月・週・日の小さな目標に分けると、毎日やることがはっきりし、続けやすくなります。半年後や1年後の目標だけでは、今日の練習が目標にどうつながるのか分かりにくいためです。
たとえば、目標を分ける例は、以下のとおりです(例は編集部作成)。
期間 | 目標の例 |
|---|---|
半年後 | 海外出張で、取引先に自己紹介と製品の説明ができる |
今月 | 自己紹介を英語で1分間止まらずに話せる |
今週 | 自分の仕事内容を英語で3文書き、音読する |
今日 | 仕事内容の英文を1文作り、5回音読する |
ただし、小さな目標をすべて達成しようとすると、達成できなかった週に意欲が下がります。週の目標は7割できれば合格、と基準を緩めておきましょう。
学習の環境を先に整える
学習の環境を先に整えると、始めるまでの手間が減り、意欲が低い日でも学習に取りかかれます。教材を探す・アプリを開く・場所を確保するといった準備に時間がかかると、始める前に面倒になるためです。
環境を整えるポイントは、以下のとおりです。
- 教材やアプリをすぐ開ける場所に置く(スマートフォンのホーム画面の1枚目など)
- 学習する場所と時間帯を決める(通勤電車・昼休みの会議室など)
- スマートフォンの通知を学習中だけ切る
- 生活の中に英語の音声や表示を増やす(よく見る動画を英語の字幕にする、など)
上記の準備を一度しておけば、毎日の判断が減り、学習が習慣として定着しやすくなります。
一緒に学ぶ仲間をつくる
一緒に学ぶ仲間がいると、学習の状況を見せ合うことで、1人では途切れやすい学習を続けやすくなります。自分のためだけの約束は破りやすい一方、相手との約束は守ろうとする気持ちが働くためです。
たとえば、同じ目標を持つ同僚や友人と、毎週日曜に1週間の記録を送り合います。SNSで学習用のアカウントを作り、当日の記録を投稿するのも1つの方法です。
ただし、仲間と比べて落ち込むと、かえって意欲が下がります。比べる相手は他人ではなく、1ヶ月前の自分の記録にしましょう。
人の伴走を使う
人の伴走とは、講師やコーチが学習計画の作成・進み具合の確認・弱点の指摘を一緒に担う仕組みです。独学では、計画の見直しや弱点の発見を自分で判断する必要があり、判断に迷った時点で止まりやすいからです。
たとえば、英語コーチングは、目的と期限を基に学習計画を立て、毎日の学習の記録を担当者が確認する形のサービスです。英会話の練習相手と学習管理の両方がほしい方は、英会話コーチングおすすめの比較記事で、レッスン量と料金の違いを確かめられます。
ただし、人の伴走は独学より費用がかかります。まずは記録・小さな目標・環境・仲間の4つで続けられるかを試し、続かない理由が「計画の見直し」や「弱点が分からない」にある場合に検討しましょう。
挫折した後に英語学習を再開する5ステップ
挫折した後の英語学習は、前と同じ量で始め直すより、止まった理由を特定して小さく再開するほうが続きます。前と同じ計画で始めると、同じ理由で再び止まりやすいからです。
ここでは、挫折した後に英語学習を再開する手順を5つのステップで解説します。再開の流れは、以下のとおりです(編集部作成の手順)。
- 止まった理由を1つ選ぶ
- 目的を1文で書き直す
- 前の最大量ではなく、今の最小量から始める
- 2週間は記録を続けることだけを目標にする
- 測る日を決めて、練習を1つずつ戻す
【STEP1】止まった理由を1つ選ぶ
再開の最初の作業は、前回止まった理由を早見表の5つから1つ選ぶことです。理由が分からないまま再開すると、対処が決まらず、同じ場面でまた止まるためです。
たとえば、「残業が続いた週に止まった」なら時間、「テキストを開くのが嫌になった」なら教材が理由です。複数当てはまる場合も、一番大きいと感じるものを1つに絞ります。
ただし、止まったことを責める必要はありません。理由を特定する目的は、次の計画に反映するためです。
【STEP2】目的を1文で書き直す
止まった理由を選んだら、英語学習の目的を1文で書き直します。前回の目的が今の生活や仕事に合っていないと、再開しても練習の優先順位が決まらないからです。
たとえば、前回は「TOEICで高得点を取る」だった方が、今は「来年の海外旅行で困らない」を優先したいなら、目的を書き換えて練習の中身も変えます。
ただし、目的を大きくしすぎないことが大切です。3〜6ヶ月で届く範囲にしておきましょう。
【STEP3】今の最小量から始める
再開する際は、前回いちばん頑張っていた時期の量ではなく、今の生活で確実にできる最小量から始めます。久しぶりの学習で前と同じ量をこなそうとすると、負担が大きく、数日で止まりやすいためです。
たとえば、前は毎日1時間勉強していた方も、再開の1日目は「単語アプリを5分」「好きな動画を英語の字幕で1本」のように短く始めます。
ただし、中学英語の文法から自信がない方は、易しい内容に戻ること自体が再開の近道です。英語のやり直しを中学英語から始める手順も参考にしてください。
【STEP4】2週間は記録を続けることだけを目標にする
再開してから2週間は、上達より、記録が途切れないことだけを目標にします。再開直後に成果を求めると、まだ変化が出ていない時期に「やはり伸びない」と感じて止まりやすいからです。
たとえば、カレンダーに学習した日の印を付け、2週間で印が並んだら次のステップに進みます。
ただし、1日抜けても、2週間をやり直す必要はありません。翌日に最低ラインだけやれば続いていると考えましょう。
【STEP5】測る日を決めて、練習を1つずつ戻す
2週間続いたら、測る日を決め、練習を1つずつ戻していきます。測る日があると練習の目的がはっきりし、量を増やす判断もしやすくなるためです。
たとえば、1ヶ月後に自己紹介を録音し直す日を決め、録音し直す日までに音読を1つ加えます。TOEICや英検で測る方は、公式サイトで日程を確認し、受験日から逆算します。
ただし、戻す練習は1回に1つまでにします。2つ以上を同時に戻すと、STEP3の最小量の考え方が崩れてしまいます。
タイプ別の英語学習で挫折しないコツ
英語学習で挫折しやすい場面は、性格や生活によって異なります。自分のタイプに合わせて仕組みを選ぶと、同じ時間でも続けやすくなります。
ここでは、5つのタイプごとに、挫折しやすい点と続けるコツを紹介します。
タイプ別の挫折しやすい点とコツは、以下のとおりです。
タイプ | 挫折しやすい点 | 続けるコツ |
|---|---|---|
完璧主義の方 | 計画どおりにできない日があると全部やめてしまう | 「完了」を基準にし、最低ラインで合格にする |
飽きやすい方 | 同じ教材・練習の繰り返しに飽きる | 興味のある素材を使い、練習の形式を曜日で変える |
忙しい会社員の方 | 残業や出張で時間帯が崩れる | 平日は5〜10分の最低ライン、週末に確認の時間をとる |
何度も挫折している方 | 始める前から「また続かない」と感じる | 2週間続けることだけを目標に、小さく始める |
英会話で挫折した方 | 話せない経験が続き、レッスンが苦痛になる | 独り言や録音で話す材料を先に作る |
※英語の窓口編集部が作成した整理です
完璧主義の方
完璧主義の方は、「完璧にやる」より「終わらせる」を基準にすると挫折しにくくなります。計画の100%を目指すと、できない日が出た時点で計画全体が崩れたと感じ、やめてしまいやすいためです。
たとえば、1日のメニューを「通常版」と「最低ライン版」の2つ用意し、最低ライン版を終えた日も合格として記録します。
ただし、最低ライン版だけの日が続く場合は、通常版の量が多すぎます。通常版の量を見直しましょう。
飽きやすい方
飽きやすい方は、興味のある素材を使い、練習の形式に変化を付けると続けやすくなります。同じ教材を同じやり方で繰り返すと、内容に慣れて刺激がなくなるからです。
たとえば、月曜は好きな海外ドラマのセリフを音読、水曜はAI英会話で趣味の話、金曜は英語日記のように、曜日ごとに形式を変えます。
ただし、素材を替えすぎると、同じ表現に触れる回数が減ります。1つの素材は最低1週間使い続けましょう。
忙しい会社員の方
忙しい会社員の方は、平日を短い最低ラインにし、週末に振り返りの時間をとる配分が向いています。平日の時間は仕事の状況で変わりやすく、長い時間を前提にすると崩れやすいためです。
たとえば、平日は通勤時間に単語や音声を5〜10分、週末に30分だけ1週間の記録を見直して翌週の計画を直します。
ただし、出張や繁忙期が分かっている場合は、事前に最低ラインだけの期間として計画に入れておきましょう。
何度も挫折している方
何度も挫折している方は、上達の目標より先に、2週間続けることを目標にすると再開しやすくなります。過去の挫折の経験があると、大きな計画を立てた時点で「また続かない」と感じ、始めにくくなるためです。
たとえば、再開の5ステップのSTEP3から始め、5分の最低ラインを2週間続けることだけに集中します。大人が独学で進める全体像は、大人の英語の独学の勉強法で目的別に整理しています。
ただし、毎回同じ理由で止まっている場合は、独学のやり方そのものを見直す時期です。次の章の判断基準も確認しましょう。
英会話で挫折した方
英会話で挫折した方は、レッスンの前に、話す材料を1人で準備する練習を増やすと続けやすくなります。話す材料がないままレッスンを受けると、毎回言いたいことが言えず、レッスンが苦痛になるからです。
たとえば、自分の仕事・趣味・週末の予定を英語で3文ずつ書き、独り言で話せるまで練習してからレッスンで使います。1人でできる英会話の練習法は、英会話を独学で身につける方法にまとめています。
ただし、1人の練習だけでは、相手の反応に合わせて話す力は伸びにくい面があります。準備した材料は、レッスンやAI英会話で実際に使いましょう。
独学で続けるか、人の伴走を使うかの判断基準
英語学習を独学で続けるか、人の伴走を使うかは、続かない理由と期限によって決まります。独学で続けられる方には独学で十分で、人の伴走が役立つのは、自分では計画の見直しや弱点の発見が難しい場合です。
ここでは、独学で足りる方と、人の伴走を検討したほうがよい方の違いを表で整理します。
独学で足りる方と、人の伴走を検討したい方の違いは、以下のとおりです。
独学で足りる方 | 人の伴走を検討したい方 |
|---|---|
記録と最低ラインで、3ヶ月以上続いている | 計画が数週間で止まることを何度も繰り返している |
測った結果を見て、自分で練習の配分を直せる | 測っても結果が変わらず、何を変えればよいか分からない |
期限に余裕がある | 昇進・転職・海外赴任など、期限が決まった目標がある |
話す・書く英語を、録音やAIで確かめられている | 自分の英語のどこが間違っているか分からない |
※英語の窓口編集部が作成した整理です
左の列に当てはまる方は、本記事の仕組みを使えば独学で続けられます。右の列に当てはまる項目が多い方は、学習計画と毎日の進み具合を一緒に管理する英語コーチングが選択肢になります。料金や期間の違いは、英語コーチングおすすめの比較記事で確かめられます。
まとめ
- 英語学習で挫折する理由は、目的があいまい・成果が見えない・教材が合わない・時間が取れない・恥ずかしさの5つに分けると対処を決めやすい
- 挫折しやすいのは、始めて1〜2週間・伸びを感じない時期・繁忙期や生活の変化・試験の直後の4つのタイミング
- 続ける仕組みは、記録・小さな目標・環境・仲間・人の伴走の5つで、最初は1つから作る
- 挫折した後は、止まった理由を1つ選び、今の最小量から2週間続けることを目標に再開する
まずは早見表で自分に一番当てはまる挫折の理由を1つ選び、今日から5分でできる最低ラインを決めましょう。
よくある質問
英語学習で挫折するのはなぜですか?
英語学習で挫折する主な理由は、目的があいまい・成果が見えない・教材が合わない・時間が取れない・間違いが恥ずかしいの5つです。意志の弱さより、時間帯・最低ライン・測る日といった続ける仕組みがないことが原因になりやすいです。
英語で挫折する人の特徴はありますか?
最初から量を増やしすぎる方、計画どおりにできない日があると全部やめてしまう方、成果を短期間で求める方は挫折しやすい傾向があります。最初は練習を1つに固定し、5分で終わる最低ラインを決めておくと止まりにくくなります。
英語学習に挫折した後、どう再開すればいいですか?
前回止まった理由を1つ選び、目的を1文で書き直してから、今の生活で確実にできる最小量で再開します。再開から2週間は上達より記録を続けることだけを目標にし、続いたら測る日を決めて練習を1つずつ戻します。
英語学習を続けるコツは何ですか?
学習の記録を1日1行残す、大きな目標を月・週・日に分ける、教材を開くまでの手間を減らす、仲間と記録を見せ合うといった仕組みを作ることです。最初は一番当てはまる挫折の理由に合う仕組みを1つだけ作ります。
英語は独学で続けられますか?
記録と最低ラインで3ヶ月以上続き、測った結果から自分で練習を直せる方は独学で十分です。計画が数週間で止まることを繰り返す方や、期限が決まった目標がある方は、学習管理をしてくれる人の伴走も選択肢になります。
出典・参考
- 年間テスト日程|TOEIC Listening & Reading Test(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)) 2026年10月11日参照
- 試験日程・受験案内|英検(公益財団法人 日本英語検定協会) 2026年10月11日参照
この記事を書いた人
執筆
英語の窓口編集部
英語の窓口/編集部
英語コーチング・TOEICコーチングの口コミ・比較サイト「英語の窓口」の編集部。スクールの料金・口コミ比較と、TOEIC・英会話の勉強法やAI英会話の活用法を発信しています。