ワーホリは英語ができなくても大丈夫?必要な英語力と準備の進め方

ワーホリは英語ができなくても行けますが、英語力で選べる仕事と生活が変わります。カナダ・ニュージーランド・イギリスのビザの条件、仕事別に必要な英語力の目安、出発までの期間別の準備、仕事探しの英語フレーズの自作例を、英語力に不安がある方向けに解説します。
まとめ記事IELTS・TOEFLスクール・コーチングおすすめ13選【2026年】ワーホリは英語ができなくても行けます。カナダ・ニュージーランド・イギリスの公式ページでは、ビザの要件に英語の試験やスコアはありません(2026年10月13日確認)。ただし、英語力によって選べる仕事と生活の幅が変わるため、就きたい仕事から逆算して出発前に準備します。
この記事でわかること
ワーホリは英語ができなくても行け、カナダ・ニュージーランド・イギリスはビザの要件に英語の試験やスコアがありません(2026年10月13日確認)。
必要な英語力は仕事で変わり、日本語の通じる職場は聞き取りと聞き返す表現、接客の仕事は面接と会話の受け答えが目安です。
出発まで3ヶ月以内なら、自己紹介・聞き返す表現・仕事探しと部屋探しのフレーズに絞って準備します。
要点データ
| カナダ(IEC)の条件 | 18〜30歳・2,500カナダドル以上参加は1回のみ。英語の試験の条件は記載なし(2026年10月13日確認) |
|---|---|
| ニュージーランドの条件 | 18〜30歳・4,200ニュージーランドドル以上最長12ヶ月・就学は合計6ヶ月まで(2026年10月13日確認) |
| イギリス(Youth Mobility Scheme)の条件 | 18〜30歳・2,530ポンド以上資金は28日間連続で口座にあること(2026年10月13日確認) |
ワーキングホリデー(ワーホリ)は、英語ができない状態でも申請して渡航できる制度です。2026年10月13日に確認したカナダ・ニュージーランド・イギリスの政府の公式ページでは、要件に英語の試験やスコアは書かれていません。一方で、現地での仕事探し・部屋探し・職場の会話は英語で進むため、英語力によって選べる仕事と過ごし方が変わります。
出発前に「どの場面で英語が必要か」と「自分が今どこまでできるか」を把握すると、英語に不安があっても準備の優先順位を迷わず決められます。準備の期間が短くても、仕事探しと生活で使う表現に絞れば、到着直後に困る場面を減らせます。
本記事では、ワーホリのビザと英語力の関係、英語ができないまま行くと困る場面、仕事の種類別に必要な英語力の目安、出発までの期間別の準備をまとめています。さらに、仕事探しで使う英語フレーズの自作例と、現地の語学学校の考え方も紹介します。
ワーホリは英語ができなくても行ける?【結論と国別の条件の早見表】

ワーホリは英語ができなくても行けますが、英語力によって現地で選べる仕事と生活の幅が変わります。ビザの申請と、現地で仕事を見つけて暮らすことは、求められる英語力が別だからです。
ここでは、主な国のワーホリのビザの条件を公式ページで確認した範囲で表にまとめ、英語力との関係を2つの視点で解説します。ビザの条件は変わることがあるため、申請の前に各国の公式情報を確認してください。
主な国のワーホリのビザの条件を、年齢・資金・英語の条件で比較します。
国 | 年齢(日本国籍) | 資金の条件 | 英語の試験・スコアの条件 |
|---|---|---|---|
カナダ(International Experience Canada) | 18〜30歳 | 2,500カナダドル以上 | 要件一覧に記載なし |
ニュージーランド(Japan Working Holiday Visa) | 18〜30歳 | 4,200ニュージーランドドル以上 | 要件一覧に記載なし |
イギリス(Youth Mobility Scheme visa) | 18〜30歳 | 2,530ポンド以上(28日間連続で口座にあること) | 要件一覧に記載なし |
オーストラリア(Working Holiday visa) | 公式ページの内容を確認できなかったため、オーストラリア内務省の公式ページで確認してください | ||
※2026年10月13日時点・カナダ移民難民市民権省、ニュージーランド移民局、英国政府(GOV.UK)の公式ページより。年齢は申請時点の条件で、ほかにも健康・保険・家族の帯同などの条件があります。協定を結んでいる国・地域の一覧は外務省のワーキング・ホリデー制度のページで確認できます。
表の3か国では、英語の試験やスコアはビザの条件に入っていません。英語の準備は「ビザを取るため」ではなく、「現地で仕事と生活を回すため」と考えて進めましょう。
ビザの要件に英語の試験スコアは書かれていない
カナダ・ニュージーランド・イギリスのワーホリは、英語の試験のスコアを提出しなくても申請できる制度です。各国の公式ページの要件は、年齢・国籍・資金・健康・保険などが中心で、英語の試験やスコアの項目がないためです。
たとえば、ニュージーランドの公式ページでは、日本国籍で18〜30歳であること、滞在中の生活費として4,200ニュージーランドドル以上を持っていることが条件として示されています。カナダのInternational Experience Canada(IEC)では、日本国籍の方の参加は1回だけと明記されています。
ただし、申請そのものは英語で進む場合があります。ニュージーランドの公式ページには「オンラインで英語で申請する」と書かれており、英語以外の書類には英訳が必要な場合があります。申請の画面や書類で分からない英語は、辞書や翻訳ツールで1つずつ確かめながら進めてください。
「行ける」と「仕事と生活が回る」は別に考える
英語ができなくてもワーホリに行けることと、現地で希望する仕事に就き、生活を自分で回せることは別の問題です。現地では、仕事の面接・部屋の契約・職場での指示の聞き取りなど、英語でやり取りする場面が到着直後から続くからです。
たとえば、日本語が通じる職場を選べば英語が苦手でも働き始められますが、英語を使う機会は増えにくくなります。英語で接客する仕事を希望する場合は、面接で受け答えができることが前提になります。
ただし、英語ができないことは渡航をあきらめる理由にはなりません。ワーホリで何をしたいかを先に決め、その目的に必要な英語から準備すれば、英語力に不安がある状態からでも計画を立てられます。
英語ができないままワーホリに行くと困る場面4つ

英語ができないままワーホリに行くと、仕事・住まい・職場・英語の上達の4つの場面で困りやすくなります。ワーホリは学校に通う留学と違い、仕事も住まいも自分で探して交渉するのが基本だからです。
ここでは、困る場面と起きやすいこと、出発前にできる準備を表で整理したうえで、特に影響が大きい2つを解説します。「ワーホリはやめとけ」と言われる理由の多くも、表の4つの場面に当てはまります。
英語ができないまま渡航した場合に困りやすい場面を、出発前の準備と合わせて比較します。
場面 | 起きやすいこと | 出発前にできる準備 |
|---|---|---|
仕事探し | 応募できる仕事が日本語の通じる職場に限られる | 英文の履歴書を作り、面接の自己紹介を声に出して練習する |
部屋探し・契約 | 条件を確認できず、内容をよく分からないまま契約する | 家賃・期間・光熱費など確認する項目を英語で書き出しておく |
職場での会話 | 指示を聞き取れず、聞き返せないまま作業を進める | 聞き返す・確認する表現を覚え、口に出す練習をする |
英語の上達 | 日本語で過ごす時間が長くなり、英語を使う機会が増えない | 現地で英語を使う目標と、毎日の学習時間を決めておく |
表の4つの場面は、出発前に場面ごとの準備をしておくと影響を小さくできます。以下では、仕事探しと英語の上達の2つを具体的に解説します。
仕事の選択肢が日本語の通じる職場に限られやすい
英語ができないままワーホリに行くと、応募できる仕事が日本語の通じる職場に限られやすい点に注意が必要です。現地の多くの求人は英語で書かれ、面接も英語で行われるため、英語で受け答えができないと応募の段階で選択肢が狭まるからです。
たとえば、日本食レストランや日系企業の職場では日本語で面接や指示が行われる場合があり、英語に不安がある方でも働き始めやすい仕事です。一方、カフェやホテルの接客など現地のお客さんと話す仕事は、面接で英語の受け答えを見られます。
ただし、日本語の通じる職場で働くことが悪いわけではありません。生活費を確保するために働き始め、英語力が上がってから英語を使う仕事に移るという順番も選択肢の1つです。
日本語で過ごす時間が長くなり英語が伸びにくい
ワーホリに行けば英語が自然に伸びるとは限りません。職場・住まい・友人関係がすべて日本語になると、海外にいても英語を使う時間が日本にいるときと変わらなくなるためです。
たとえば、日本語の通じる職場で働き、日本人同士のシェアハウスに住むと、英語を話すのが買い物のときだけという生活もありえます。英語を伸ばしたい方は、住まいか職場のどちらかを英語の環境にする、語学学校や地域の英会話の集まりに参加するなど、英語を使う場面を自分で作る必要があります。
ただし、渡航直後から英語の環境だけで過ごすと、手続きや仕事探しが進まずに疲れてしまう場合もあります。最初の数週間は生活を整えることを優先し、落ち着いてから英語を使う時間を増やしましょう。
ワーホリの仕事の種類と必要な英語力の目安

ワーホリで必要な英語力は、就きたい仕事でお客さんや同僚と英語で話す量によって決まります。同じワーホリでも、日本語の通じる職場と現地のお客さんを接客する職場では、面接と日々の業務で求められる会話がまったく違うためです。
ここでは、ワーホリでよく選ばれる仕事を、英語を使う場面と必要な英語力の目安で表に整理します。目安は英語の窓口編集部が仕事の内容から整理したもので、実際の条件は求人ごとに確認してください。
ワーホリの仕事を、英語を使う場面と必要な英語力の目安で比較します。
仕事の例 | 英語を使う主な場面 | 必要な英語力の目安 |
|---|---|---|
日本食レストランのキッチン・日系企業の職場 | 面接・指示は日本語の場合がある。同僚やお客さんとの短い会話 | あいさつ・数字・簡単な指示の聞き取り |
農場・工場・清掃・ハウスキーピング | 作業の指示・安全の説明・シフトの確認 | 作業の指示を聞き取り、分からないときに聞き返せる |
日本食レストランのホール | 注文の受け答え・メニューの説明 | 決まった接客表現と、料理を短く説明する会話 |
カフェ・現地のレストラン・小売店の接客 | 注文・会計・お客さんからの質問や雑談 | 相手のスピードで聞き取り、その場で答えられる会話 |
ホテル・ツアーなど観光の仕事 | 案内・説明・電話やメールの対応 | 説明や問い合わせ対応を英語でこなせる会話と読み書き |
※英語の窓口編集部が仕事の内容から整理した目安です。応募の条件や面接の言語は、職場と求人によって異なります。
表の上の仕事ほど英語を使う量が少なく、下の仕事ほど会話と読み書きの両方が必要になります。自分が就きたい仕事の行を目標にして、出発前の準備の内容を決めましょう。
英語の使用が少ない仕事でも聞き取りは必要になる
英語をあまり使わない仕事でも、作業の指示と安全に関する説明を聞き取る力は欠かせません。農場や工場、清掃の仕事では、現場の責任者や他国から来た同僚と英語で連絡を取る場面があるからです。
たとえば、シフトの時間、作業の場所、道具の使い方の説明を聞き取れないと、仕事を始める段階でつまずきます。分からないときに「もう一度言ってもらえますか」「この意味で合っていますか」と確認できれば、聞き取りが完全でなくても作業を進められます。
ただし、安全に関わる説明を聞き取れないまま作業を進めるのは危険です。分からない指示はその場で確認し、確認する表現を出発前に覚えておきましょう。
接客の仕事は面接での受け答えが分かれ目になる
カフェや現地のレストランなど英語で接客する仕事は、面接で英語の受け答えができるかどうかが採用の分かれ目になります。接客の仕事では、お客さんの注文や質問にその場で英語で答えることが業務そのものだからです。
たとえば、面接では「これまでの仕事の経験」「働ける曜日と時間」「いつから働けるか」などを聞かれることが考えられます。自分の答えを英語で用意し、声に出して30秒〜1分で話せるようにしておくと、面接で言葉に詰まりにくくなります。
ただし、用意した答えを暗記するだけでは、想定外の質問に答えられません。オンライン英会話やAI英会話アプリで、相手から質問される形の練習を重ねておくことが大切です。
ワーホリに必要な英語力のセルフチェック【5項目】

ワーホリの前に確認したい英語力は、試験の点数よりも、現地の場面で必要なことを英語でできるかどうかです。ビザの条件に英語の試験がない以上、出発前の目安は「仕事と生活の場面で困らないか」で考えるほうが準備に直結するためです。
ここでは、ワーホリの最初の1ヶ月に起きる場面から、英語の窓口編集部が作ったセルフチェックを5項目紹介します。できない項目が多いほど、出発前に準備する時間を多めに取ってください。
ワーホリに向けて確認したい英語力は、以下のとおりです。
- 自己紹介と、ワーホリに来た目的を英語で30秒話せるか
- これまでの仕事の経験と、働ける曜日を英語で説明できるか
- 聞き取れなかったときに、聞き返す表現を2つ以上言えるか
- 部屋の家賃・期間・光熱費の有無を英語で質問できるか
- 英語の求人を読み、仕事内容と勤務時間を理解できるか
※英語の窓口編集部が作成したチェック項目です。英語力を判定する公式の基準ではありません。
5項目のうちできない項目は、そのまま出発前の練習のテーマになります。次の章の期間別の準備と合わせて、どの項目から練習するかを決めましょう。
英語初心者は「聞き返す」と「自己紹介」から始める
英語初心者の方は、5項目のうち聞き返す表現と自己紹介から準備を始めるのが効率的です。2つとも到着直後から毎日使う場面があり、短い表現を覚えるだけで現地での行動のしやすさが大きく変わるからです。
たとえば、聞き返す表現を2〜3個覚えておけば、聞き取れない場面でも会話を止めずに済みます。自己紹介は、仕事の面接・シェアハウスの内見・職場の初日など、さまざまな場面で繰り返し使えます。
ただし、中学レベルの単語と文法に不安がある方は、並行して基礎の復習も必要です。基礎の単語・文法・リスニングの勉強法は、留学前の英語の勉強法の記事で期間別に解説しています。
英語力ゼロからのワーホリ準備【出発までの期間別】

英語力ゼロからワーホリの準備をする場合は、出発までの期間に合わせて目標とする仕事と準備の内容を決めることが重要です。準備に使える期間が長いほど英語で接客する仕事も目指せますが、短い場合は到着直後に困らないための準備に絞る必要があるからです。
ここでは、出発までの期間を12ヶ月以上・6ヶ月・3ヶ月以内の3つに分け、ワーホリに特化した準備の重点を紹介します。単語・文法・リスニングの一般的な勉強法は、留学前の英語の勉強|出発までの期間別プランの記事を参考にしてください。
出発までの期間ごとに、目標にしやすい仕事と準備の重点を比較します。
出発までの期間 | 目標にしやすい仕事の例 | 準備の重点 |
|---|---|---|
12ヶ月以上 | カフェ・現地のレストラン・ホテルなどの接客 | 基礎の復習 → 話す練習 → 面接と接客の練習の順に積み上げる |
6ヶ月 | 日本食レストランのホール・小売店など短い会話の多い仕事 | 基礎の復習と話す練習を並行し、面接の受け答えを準備する |
3ヶ月以内 | 日本語の通じる職場・作業中心の仕事から始める | 自己紹介・聞き返す表現・仕事探しと部屋探しのフレーズに絞る |
※英語の窓口編集部が作成した目安です。現地で採用されるかどうかは、求人の数や職場の判断によって変わります。
表の目標は出発時点のものです。期間が短い方も、現地で英語力が上がれば英語を使う仕事に移ることを目指せます。
【12ヶ月以上】基礎から接客の会話まで積み上げる
出発まで12ヶ月以上ある方は、中学レベルの基礎から接客の会話まで順番に積み上げる準備ができます。期間に余裕があるため、基礎の単語と文法を固めてから話す練習に移り、最後に面接と接客の場面練習をする流れを組めるからです。
たとえば、最初の数ヶ月で中学レベルの文法と単語を復習し、次の数ヶ月はオンライン英会話で自己紹介や日常の会話を練習します。出発前の数ヶ月は、英文の履歴書を作り、面接の質問への答えと接客のやり取りを繰り返し練習します。
ただし、期間が長いと途中で学習が止まりやすくなります。3ヶ月ごとに「自己紹介を英語で話せる」「面接の質問に答えられる」のような目標を決め、進み具合を確かめましょう。
【6ヶ月】基礎と話す練習を並行する
出発まで6ヶ月の方は、基礎の復習と話す練習を並行して進めます。基礎を固めてから話す練習を始めると、話す練習に使える期間が出発直前の数週間しか残らないためです。
たとえば、平日は単語と文法の復習を短い時間で続け、週に数回はオンライン英会話やAI英会話アプリで話す練習をする組み合わせが考えられます。出発の2〜3ヶ月前からは、面接の答えと仕事探しのフレーズの練習を加えます。
ただし、6ヶ月で英語の接客に十分な会話力をつけるのは、出発時点の英語力によっては難しい場合があります。最初は短い会話の多い仕事を目標にし、現地で英語を伸ばす計画も合わせて立てましょう。
【3ヶ月以内】到着直後に使う表現に絞る
出発まで3ヶ月を切った方は、到着直後の仕事探しと部屋探しで使う表現に準備を絞ります。短い期間で英語力全体を上げるのは難しく、すぐに使う表現を口に慣らすほうが現地での行動に直結するからです。
優先する準備は、以下のとおりです。
- 自己紹介とワーホリの目的を30秒で話す練習
- 聞き返す・確認する表現
- 英文の履歴書と、面接でよく聞かれる質問への答え
- 部屋探しで確認する項目の英語
上記の4つを準備しておくと、英語力に不安があっても現地で仕事と住まいを探し始められます。足りない力は、現地で語学学校に通う・英語の環境で働くなどの方法で伸ばす計画に切り替えましょう。
ワーホリの仕事探しと職場で使う英語フレーズ【自作例】

ワーホリで最初に覚えるフレーズは、仕事探し・職場・部屋探しの3つの場面のものを優先します。ワーホリでは到着から数週間のうちに、仕事と住まいを英語で探す場面が集中するためです。
ここでは、3つの場面で使えるフレーズを、英語の窓口編集部が自作した例で紹介します。空港・銀行・買い物など生活全般のフレーズは、留学前の英語の勉強の記事で紹介しているため、本記事ではワーホリ特有の場面に絞っています。
ワーホリの場面ごとの英語フレーズを、日本語の意味と合わせて紹介します。
場面 | 英語フレーズ(自作例) | 意味 |
|---|---|---|
仕事探し・履歴書を渡す | Hi, I'm looking for a job. Are you hiring at the moment? | こんにちは、仕事を探しています。今、スタッフを募集していますか。 |
仕事探し・履歴書を渡す | Could I leave my resume with the manager? | 店長に履歴書を渡していただけますか。 |
面接 | I worked in a restaurant in Japan for two years, mainly in the kitchen. | 日本のレストランで2年間、主にキッチンで働いていました。 |
面接 | I'm available on weekdays and Saturdays, and I can start next week. | 平日と土曜日に働けます。来週から働き始められます。 |
職場・指示の確認 | Sorry, could you show me how to do it one more time? | すみません、やり方をもう一度見せていただけますか。 |
職場・指示の確認 | Just to check, you want me to clean the tables first, right? | 確認ですが、先にテーブルを片付ければよいですか。 |
職場・シフト | Could I swap my shift on Friday with someone? | 金曜日のシフトを誰かと交代できますか。 |
部屋探し | How much is the rent per week, and are bills included? | 家賃は1週間いくらですか。光熱費は含まれていますか。 |
部屋探し | How long is the minimum stay, and how much is the deposit? | 最低の滞在期間はどのくらいですか。保証金はいくらですか。 |
※英語の窓口編集部が作成した例文です。家賃を週単位で示すかどうかなど、契約の慣習は国や地域によって異なります。
表のフレーズは、期間・曜日・職種などの単語を入れ替えるだけで、自分の状況に合わせて使えます。以下では、場面ごとに覚えるときのポイントを解説します。
仕事探しは自己紹介と経験を短く話せるようにする
仕事探しでは、自分の経験と働ける条件を短く伝えるフレーズを最初に用意します。店舗に直接履歴書を持っていく場合も面接の場合も、最初に聞かれるのは経験と働ける日時であることが多いためです。
たとえば、「I worked in a restaurant in Japan for two years」の「restaurant」を「hotel」や「shop」、「two years」を自分の年数に変えれば、自分用の答えになります。日本での仕事の経験が少ない方は、アルバイトの経験や得意な作業を英語で言えるようにしておきましょう。
ただし、履歴書の書式や仕事の探し方は国や地域によって異なります。現地の求人サイトや、利用する場合は留学エージェントの案内で最新の情報を確認してください。
職場では「確認する表現」で指示の取り違えを防ぐ
職場では、指示を聞き取れなかったときに確認する表現を準備しておくことが重要です。聞き取れないまま作業を進めると、指示と違う作業をしてしまい、仕事の評価や安全に影響するおそれがあるからです。
たとえば、「Just to check, you want me to 〜, right?」の形を覚えておけば、自分が理解した内容を相手に伝えて確かめられます。相手の言葉を一部くり返すだけでも、確認として伝わります。
ただし、確認してばかりで覚えないと、同じ指示を何度も聞くことになります。教わった作業はメモに残し、次からは自分でできるようにしましょう。
部屋探しは確認する項目を英語で書き出しておく
部屋探しでは、家賃・最低の滞在期間・保証金・光熱費の4つを英語で質問できるようにしておきます。ワーホリではシェアハウスなどを自分で探して契約することがあり、条件を確認しないまま入居するとトラブルの原因になるためです。
たとえば、内見の前に確認したい項目を英語でメモにまとめておけば、緊張していても聞き漏らしを防げます。返事を聞き取れなかった項目は、メッセージで文字にして送ってもらうよう頼むと確実です。
ただし、契約書の内容や保証金の扱いは国や地域のルールによって異なります。分からない条項がある場合は、署名する前に確認してください。
ワーホリ中に現地の語学学校へ通うべきか

英語に不安がある方にとって、ワーホリの最初の期間に現地の語学学校へ通うことは選択肢の1つです。語学学校に通うと、英語の授業を受けながら現地の生活に慣れる時間を作れ、クラスメートとの交流で英語を使う機会も増えるからです。
ここでは、語学学校に通うかどうかを判断する目安と、通う場合に確認したい点を紹介します。語学学校の費用と期間は学校によって異なるため、具体的な条件は各校の公式情報で確認してください。
語学学校に通うかどうかの目安を、向いている方と向いていない方で比較します。
語学学校に通うのが向いている方 | 語学学校に通わなくてもよい方 |
|---|---|
英語の基礎に不安があり、最初の仕事探しの前に会話に慣れたい方 | 出発前に面接と接客の練習を済ませ、到着後すぐに働きたい方 |
現地で友人や英語を使う環境を作るきっかけがほしい方 | 資金に余裕がなく、早く収入を得る必要がある方 |
英語を使う仕事に就くために、通いながら会話力を上げたい方 | 職場や住まいで英語を使う環境を自分で作れる方 |
語学学校は、通う期間と目的を決めてから申し込むと、ワーホリの期間を有効に使えます。以下では、通う場合に確認したい点を2つ解説します。
就学できる期間の上限を公式情報で確認する
ワーホリで語学学校に通う場合は、ビザで就学できる期間の上限を先に確認します。ワーホリのビザは国によって就学できる期間に上限があり、上限を超えて通うことはできないためです。
たとえば、ニュージーランドの日本向けワーホリビザでは、公式ページに「合計6ヶ月まで勉強や研修ができる」と書かれています(2026年10月13日確認)。ほかの国の就学の条件は、各国の公式情報で確認してください。
ただし、就学の上限の範囲内でも、学費と生活費が重なると資金の負担が大きくなります。通う期間は、資金と仕事を始める時期から逆算して決めましょう。
語学学校に長く通いすぎない
語学学校に通う期間は、ワーホリの目的に合わせて決め、長く通いすぎないことが重要です。ワーホリの滞在期間は限られており、学校に通う期間が長いほど、働きながら英語を使う期間と資金が減るからです。
たとえば、最初の数週間〜数ヶ月だけ語学学校に通い、生活に慣れて会話に自信がついた段階で仕事探しを本格的に始める組み合わせが考えられます。語学学校の授業の内容は、出発前に日本で学べる基礎の文法より、会話と仕事探しに直結する内容を選ぶと効果的です。
ただし、日本で学べる基礎の内容を現地の学校で学ぶと、学費と滞在期間を基礎の学習に使うことになります。基礎の単語と文法は出発前に日本で済ませておきましょう。
ワーホリ中に英語を伸ばす過ごし方と避けたい行動

ワーホリ中に英語を伸ばせるかどうかは、英語を使う場面を自分でどれだけ作るかで変わります。海外にいても、職場・住まい・友人関係が日本語だけだと、英語を話す時間は増えないためです。
ここでは、ワーホリ中に英語を伸ばすための過ごし方と、避けたい行動を表で比較します。どちらも英語力ゼロから渡航する方が特に意識したい点です。
ワーホリ中の過ごし方を、英語を伸ばす行動と避けたい行動で比較します。
場面 | 英語を伸ばす行動 | 避けたい行動 |
|---|---|---|
仕事 | 英語力が上がったら英語を使う職場への応募に挑戦する | 日本語の職場だけで滞在期間を終える |
住まい | 英語を話す同居人がいるシェアハウスを選ぶ | 日本人だけの環境で毎日を過ごす |
会話 | 聞き取れないときは聞き返し、短い英文で話す | 聞き取れないことを理由に話すのをやめる |
学習 | その日に言えなかった表現をメモし、調べて覚える | 翻訳アプリに頼り、自分で英文を組み立てない |
表の「英語を伸ばす行動」は、すべてを一度に始める必要はありません。1つの場面から英語を使う時間を増やし、慣れてきたら次の場面に広げましょう。
言えなかった表現を毎日メモして覚える
ワーホリ中は、その日に言えなかった表現を毎日メモして覚える習慣が英語の上達につながります。現地で言えなかった表現は、次も同じ場面で必要になる可能性が高く、覚えた表現をすぐに使って定着させられるからです。
たとえば、職場で「在庫が切れています」を英語で言えなかったら、その日のうちに表現を調べ、翌日の職場で使ってみます。仕事・住まい・買い物など場面ごとにメモを分けておくと、自分専用のフレーズ集になります。
ただし、メモを増やすだけで声に出さないと、会話では使えるようになりません。覚えた表現は、通勤中などに音読して口に慣らしましょう。
翻訳アプリは確認用にとどめる
翻訳アプリは、契約書や重要な連絡を確認するときに使い、日常の会話では自分で英文を組み立てるようにします。翻訳アプリに頼り切ると、自分で英文を作る練習の機会がなくなり、滞在期間が終わっても話す力が伸びにくいからです。
たとえば、店での注文や職場での短い会話は、間違えてもよいので自分の言葉で話し、伝わらなかった表現だけを後で翻訳アプリで確かめる使い方が考えられます。
ただし、医療・契約・お金に関わる場面では、正確さを優先して翻訳アプリや日本語の支援を使ってください。英語の練習より、内容を正しく理解することが大切です。
英語の試験が必要な場合と、出発前に話す練習を増やす方法

ワーホリのビザに英語の試験は不要ですが、現地で専門学校などのコースに入る場合や、ワーホリの後に別のビザで学業や就労を考える場合は、英語の試験のスコアを求められることがあります。必要な試験と点数は学校・コース・ビザの種類ごとに違うため、検討している進路の公式情報で確認することが前提です。
ここでは、試験が必要になる場面の考え方と、英語力に不安がある方が出発前に話す練習を増やす方法を紹介します。独学で進めるか、スクールやアプリを使うかの判断にも使ってください。
ワーホリの目的別に、英語の準備で使える方法を整理すると、以下のとおりです。
- 現地で学校に入る・ワーホリ後の進路にスコアが必要:IELTS・TOEFLなどの試験対策を出発前から始める
- 接客など英語を使う仕事に就きたい:オンライン英会話やAI英会話アプリで話す練習を増やす
- まずは日本語の通じる職場から始めたい:自己紹介・聞き返す表現・仕事探しのフレーズに絞って準備する
上記のどれに当たるかを決めると、出発前に使う時間とお金の配分を決めやすくなります。
試験が必要な場合はIELTS・TOEFL対策を早めに始める
ワーホリ中やワーホリ後の進路で英語の試験が必要な場合は、出発前からIELTSやTOEFLの対策を始めておくと安心です。試験の対策は、ワーホリの仕事と生活が始まると時間を取りにくくなるためです。
たとえば、現地の学校の入学条件にIELTSのスコアがある場合は、学校の公式ページで必要な点数と試験の種類を確認し、出発前の受験を計画します。IELTS・TOEFLの対策ができるスクールやコーチングは、IELTS・TOEFLスクール・コーチングおすすめ13選で料金や対応する試験を比較しています。
ただし、試験のスコアが必要かどうかは進路によって異なり、ワーホリだけで帰国する予定の方には必要ない場合もあります。試験の準備を始める前に、本当にスコアが必要かを公式情報で確認しましょう。
話す練習はオンライン英会話やAI英会話アプリで増やす
英語で話す機会が少ない方は、オンライン英会話やAI英会話アプリで話す練習の量を増やすことが重要です。面接や職場の会話では、相手の質問にその場で答える力が必要で、単語や文法の学習だけでは身につきにくいからです。
たとえば、AI英会話アプリで面接の質問と答えを繰り返し練習し、オンライン英会話で人と話す練習を週に数回入れる組み合わせが考えられます。アプリの料金や無料で使える範囲は、AI英会話アプリおすすめ11選で比較しています。
ただし、独学での練習が続かない方や、短い期間で話せるようになりたい方は、学習計画の管理や会話の練習を受けられる英語スクールも選択肢になります。留学やワーホリの準備に対応した英語スクールは、留学準備向けの英語スクール一覧から料金や口コミで比較できます。
まとめ
- カナダ・ニュージーランド・イギリスのワーホリは、公式ページの要件に英語の試験やスコアがない(2026年10月13日確認)
- 英語ができなくても行けるが、英語力によって選べる仕事・住まい・過ごし方が変わる
- 就きたい仕事で英語を使う量から、出発前に準備する内容を決める
- 出発まで3ヶ月以内なら、自己紹介・聞き返す表現・仕事探しと部屋探しのフレーズに絞る
- 現地では英語を使う場面を自分で作り、言えなかった表現を毎日覚える
まずは本記事のセルフチェック5項目で今の英語力を確かめ、できない項目から出発前の練習を始めましょう。
よくある質問
ワーホリのビザに英語力の条件はありますか?
カナダ・ニュージーランド・イギリスの公式ページでは、ワーホリのビザの要件に英語の試験やスコアは書かれていません(2026年10月13日確認)。ほかの国の条件は、各国の大使館や移民局の公式情報で確認してください。
英語ができないとワーホリで仕事は見つかりませんか?
英語ができなくても、日本語の通じる職場や作業中心の仕事から働き始める方法があります。ただし、英語で接客する仕事は面接で英語の受け答えを見られるため、選べる仕事の幅は英語力で変わります。
英語初心者はワーホリの前に何を準備すればいいですか?
自己紹介と聞き返す表現から準備を始め、仕事探しと部屋探しで使うフレーズを覚えるのが効率的です。中学レベルの単語と文法に不安がある方は、並行して基礎の復習も進めましょう。
ワーホリにTOEICやIELTSのスコアは必要ですか?
ワーホリのビザの申請には、英語の試験のスコアは必要ない国があります。ただし、現地で専門学校などのコースに入る場合やワーホリ後の進路によってはスコアを求められることがあるため、学校やビザの公式情報で確認してください。
出典・参考
- International Experience Canada: Eligibility by country (Japan)(Immigration, Refugees and Citizenship Canada) 2026年10月12日参照
- Japan Working Holiday Visa(Immigration New Zealand) 2026年10月12日参照
- Youth Mobility Scheme visa: Eligibility(GOV.UK(英国政府)) 2026年10月12日参照
この記事を書いた人
執筆
英語の窓口編集部
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